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そして次の日ゼスタとリアナは海に面している王都ミルス近くの人工池へと連れて来られていました。
私とロベルトもその人工池やってきていました。
人工池の高い場所に設けられている展望エリアにたくさんの人達が集まっていました。
そしてゼスタとリアナは刑の執行のために用意された木製の檻にそれぞれ閉じ込められたのでした。
そしてゼスタが入っている木製の檻とリアナが入っている木製の檻が大きな滑車のついたクレーンによって吊るされると、クレーンに吊るされる形で二人の檻はゆっくりと人工池の上に移動していきました。
そして二人の檻は人口池の水面上に吊るされる形になっていました。
騎士団長のルーカスさんが宣言をしました。
「ではこれより水魔獣(すいまじゅう)ボルフの刑の執行を行う。」
そしてルーカスさんが笛を奏で始めたのでした。
とても心地の良い演奏が続くと、人工池の水面が急に騒がしくなったのでした。
「ブガー!!!」
大きな獣の雄たけびをあげながら水魔獣ボルフが水面に姿を現したのでした。
とても巨大な青いいかつい魚が大きく水面を飛び跳ねながらゼスタとリアナの檻へと近づいていきました。
水魔獣ボルフが飛び跳ねている光景を見たゼスタとリアナは震えあがっていました。
ゼスタが大きな声で絶叫します。
「ヒエー!!!頼む引き上げてくれ!!」
リアナも大きな声で叫んでいました。
「まだ死にたくないです!!引き上げてください!!!」
するとリアナはこう言いだしました。
「そうだいい事を思いつきました!!ゼスタだけ処刑するっていうのはどうですか?私の分の罪もゼスタに受けさせるんです。ゼスタが私の代わりにボルフに食われますから、私の檻だけは引き上げてください。」
ゼスタがリアナに大声で怒鳴りつけました。
「ふざけた事言ってるんじゃねえぞ!!リアナ!!お前が食われればいいだろうが!!」
リアナがゼスタに言いました。
「私はかわいいから死んじゃダメなんです。だからあなたが食い殺されてくださいよ。」
ゼスタがリアナに言いました。
「はん、このゼスタ様の方がリアナより価値がある人間なんだ。リアナが俺の代わりに食い殺されなければいけないんだ!!」
リアナが大声で言いました。
「そんな事を言わないでください!!このゼスタが全て悪いんです!!!殺すならこのゼスタだけを殺してください!!!」
ゼスタが大声で言いました。
「俺はこの女に騙されただけなんだ。殺すならこの女だけにしてくれ!!!」
リアナが大きな声でゼスタに言いました。
「もう!!黙ってくださいよ!!」
ゼスタも負けじと言い返しました。
「テメエこそ黙りやがれ!!!」
すると突然ガシャーンとすごい轟音と共にゼスタの姿が消えたのだった。
たくさんの水しぶきが吹き上がっていたのだった。
水魔獣ボルフが海面から現れてゼスタを檻ごと食らったのだった。
水魔獣ボルフのそしゃくによってゼスタは木製の檻ごと粉々にされて食われてしまったのだった。
水魔獣ボルフが大きく水面の上を飛び跳ねた。
そしてリアナの顔面にゼスタの赤い血しぶきがかかったのだった。
リアナはパニックに陥ったのだった。
「いやあああ!!!!いやああああ!!!出してください!!!出してください!!!」
リアナは大声でパニックになっていました。
そして次の瞬間ガシャーンとという轟音と共にリアナの姿も消えたのでした。
そしてたくさんの水しぶきが吹き上がったのでした。
今度はリアナが水魔獣ボルフに檻ごと食い殺されたのでした。
こうしてゼスタとリアナの処刑は完了したのでした。
そしてルーカスさんは別の曲の演奏を始めました。
すると水魔獣ボルフはそのまま海へと帰っていきました。
こうしてゼスタとリアナの処刑が完了したのでした。
それから半年後
私は船上の一室でその時を待ちわびていました。
すると扉をノックする音が聞こえました。
「ルーテシア??準備はできたかい。」
ロベルトの声が外から聞こえてきました。
「ええ、ロベルト、もうドレスを着終わりましたから、中に入ってきてもいいですよ。」
私がそういうと扉が開いてロベルトが部屋の中に入ってきました。
私を見たロベルトが顔を赤くして私に言いました。
「ルーテシア、とっても綺麗だよ。」
私もロベルトに言います。
「ありがとう、ロベルト、あなたもとっても凛々しいですよ。」
ロベルトが私に言いました。
「俺の求婚を受けてくれて、本当にありがとう。」
私がロベルトに言いました。
「私の方こそ婚約破棄された身でしたからね。こちらこそありがとうです。」
私はロベルトの求婚の申し出を受けたのでした。
あれから国王様はミディア公国に留学中だった次男のライオネ様を呼び戻して王位継承をなさるつもりのようです。
そして私は今日晴れてロベルトと結ばれる事になったのです。
ロベルトが私に言いました。
「でもまさか船上ウェディングをしたいと言ってくるとは思わなったよ。」
私がロベルトに言いました。
「私達は船乗りですし船上ウェディングがピッタリだと思ったんです。」
するとロベルトはうなづきながら私に言いました。
「確かに俺もルーテシアも船と共に歩んできたからピッタリだね。」
「ねえロベルト?」
「なんだい?ルーテシア??」
私はロベルトに言いました。
「私を幸せにしてくださいね。」
ロベルトも笑顔で言ってくれます。
「ああルーテシア、絶対に君を幸せにするよ。」
すると船の船長さんが部屋の外からこう言ってくれました。
「船長でございます。ルーテシア様、ロベルト様!!式の準備が整いました。最上階のオープンデッキまでご案内致します。」
私とロベルトはそのまま船長さんの案内でオープンデッキまで登ってきました。
「会長に就任した時よりも緊張するな。」
「私だって緊張してますよ。」
オープンデッキまで上がってくると、潮風の心地よい風が私の横を吹き抜けていきました。
空は遥かかなたまで青く晴れ渡っており、私たちの新しい一歩を祝福してくれているようでした。
オープンデッキには式場の設備が用意されており、お父様や騎士団長のルーカスさんやマルゲイド元工房長さらには国王様などの招待客の方々が拍手をして私達を祝福してくれました。
私達は彼らに祝福されながらオープンデッキの先端へと向かいました。
先端の場所では神父様が私達を待ってくれていました。
そして私達は緊張の中で結婚式が始まりました。
そして結婚式が順調に進んでいき宣誓の時を迎えました。
「ロベルト・カースター汝はルーテシア・ハーマイルを妻とし生涯彼女を愛する事を水の女神アクレディス様に誓いますか?」
「はい、誓います。」
「ルーテシア・ハーマイル汝はロベルト・カースターを生涯に渡り支え愛する事を水の女神アクレディス様に誓えますか?」
「はい、誓います。」
「では指輪の交換を。」
そしてロベルトが私の指に指輪をはめてくれました。
私もロベルトの指に指輪をはめました。
指輪の交換を確認した神父様が私たちに言いました。
「では誓いの口づけを!!!」
ロベルトが唇を私の唇に近づけてきます。
私は目を閉じてロベルトの唇を待ちました。
心臓はドキドキしていて、かなり恥ずかしくもありました。
そしてロベルトの唇が私の唇と交わりました。
私はロベルト深い口づけを交わしました。
私はそっと目を開けると、恥ずかしそうにしているロベルトの顔を見つめました。
私も顔を赤くしている事でしょう。
私たちは口づけを終えました。
そして神父様が大きな声で言われました。
「今この船上において二人は夫婦となった。この二人の新たな門出に盛大な拍手を!!!」
オープンデッキに座っていた方々が一斉に立ち上がって大きな喝采が起こりました。
「おめでとう。」
「おめでとうございます。」
こうして私はロベルトとの新しい船出を始めました。
END
私とロベルトもその人工池やってきていました。
人工池の高い場所に設けられている展望エリアにたくさんの人達が集まっていました。
そしてゼスタとリアナは刑の執行のために用意された木製の檻にそれぞれ閉じ込められたのでした。
そしてゼスタが入っている木製の檻とリアナが入っている木製の檻が大きな滑車のついたクレーンによって吊るされると、クレーンに吊るされる形で二人の檻はゆっくりと人工池の上に移動していきました。
そして二人の檻は人口池の水面上に吊るされる形になっていました。
騎士団長のルーカスさんが宣言をしました。
「ではこれより水魔獣(すいまじゅう)ボルフの刑の執行を行う。」
そしてルーカスさんが笛を奏で始めたのでした。
とても心地の良い演奏が続くと、人工池の水面が急に騒がしくなったのでした。
「ブガー!!!」
大きな獣の雄たけびをあげながら水魔獣ボルフが水面に姿を現したのでした。
とても巨大な青いいかつい魚が大きく水面を飛び跳ねながらゼスタとリアナの檻へと近づいていきました。
水魔獣ボルフが飛び跳ねている光景を見たゼスタとリアナは震えあがっていました。
ゼスタが大きな声で絶叫します。
「ヒエー!!!頼む引き上げてくれ!!」
リアナも大きな声で叫んでいました。
「まだ死にたくないです!!引き上げてください!!!」
するとリアナはこう言いだしました。
「そうだいい事を思いつきました!!ゼスタだけ処刑するっていうのはどうですか?私の分の罪もゼスタに受けさせるんです。ゼスタが私の代わりにボルフに食われますから、私の檻だけは引き上げてください。」
ゼスタがリアナに大声で怒鳴りつけました。
「ふざけた事言ってるんじゃねえぞ!!リアナ!!お前が食われればいいだろうが!!」
リアナがゼスタに言いました。
「私はかわいいから死んじゃダメなんです。だからあなたが食い殺されてくださいよ。」
ゼスタがリアナに言いました。
「はん、このゼスタ様の方がリアナより価値がある人間なんだ。リアナが俺の代わりに食い殺されなければいけないんだ!!」
リアナが大声で言いました。
「そんな事を言わないでください!!このゼスタが全て悪いんです!!!殺すならこのゼスタだけを殺してください!!!」
ゼスタが大声で言いました。
「俺はこの女に騙されただけなんだ。殺すならこの女だけにしてくれ!!!」
リアナが大きな声でゼスタに言いました。
「もう!!黙ってくださいよ!!」
ゼスタも負けじと言い返しました。
「テメエこそ黙りやがれ!!!」
すると突然ガシャーンとすごい轟音と共にゼスタの姿が消えたのだった。
たくさんの水しぶきが吹き上がっていたのだった。
水魔獣ボルフが海面から現れてゼスタを檻ごと食らったのだった。
水魔獣ボルフのそしゃくによってゼスタは木製の檻ごと粉々にされて食われてしまったのだった。
水魔獣ボルフが大きく水面の上を飛び跳ねた。
そしてリアナの顔面にゼスタの赤い血しぶきがかかったのだった。
リアナはパニックに陥ったのだった。
「いやあああ!!!!いやああああ!!!出してください!!!出してください!!!」
リアナは大声でパニックになっていました。
そして次の瞬間ガシャーンとという轟音と共にリアナの姿も消えたのでした。
そしてたくさんの水しぶきが吹き上がったのでした。
今度はリアナが水魔獣ボルフに檻ごと食い殺されたのでした。
こうしてゼスタとリアナの処刑は完了したのでした。
そしてルーカスさんは別の曲の演奏を始めました。
すると水魔獣ボルフはそのまま海へと帰っていきました。
こうしてゼスタとリアナの処刑が完了したのでした。
それから半年後
私は船上の一室でその時を待ちわびていました。
すると扉をノックする音が聞こえました。
「ルーテシア??準備はできたかい。」
ロベルトの声が外から聞こえてきました。
「ええ、ロベルト、もうドレスを着終わりましたから、中に入ってきてもいいですよ。」
私がそういうと扉が開いてロベルトが部屋の中に入ってきました。
私を見たロベルトが顔を赤くして私に言いました。
「ルーテシア、とっても綺麗だよ。」
私もロベルトに言います。
「ありがとう、ロベルト、あなたもとっても凛々しいですよ。」
ロベルトが私に言いました。
「俺の求婚を受けてくれて、本当にありがとう。」
私がロベルトに言いました。
「私の方こそ婚約破棄された身でしたからね。こちらこそありがとうです。」
私はロベルトの求婚の申し出を受けたのでした。
あれから国王様はミディア公国に留学中だった次男のライオネ様を呼び戻して王位継承をなさるつもりのようです。
そして私は今日晴れてロベルトと結ばれる事になったのです。
ロベルトが私に言いました。
「でもまさか船上ウェディングをしたいと言ってくるとは思わなったよ。」
私がロベルトに言いました。
「私達は船乗りですし船上ウェディングがピッタリだと思ったんです。」
するとロベルトはうなづきながら私に言いました。
「確かに俺もルーテシアも船と共に歩んできたからピッタリだね。」
「ねえロベルト?」
「なんだい?ルーテシア??」
私はロベルトに言いました。
「私を幸せにしてくださいね。」
ロベルトも笑顔で言ってくれます。
「ああルーテシア、絶対に君を幸せにするよ。」
すると船の船長さんが部屋の外からこう言ってくれました。
「船長でございます。ルーテシア様、ロベルト様!!式の準備が整いました。最上階のオープンデッキまでご案内致します。」
私とロベルトはそのまま船長さんの案内でオープンデッキまで登ってきました。
「会長に就任した時よりも緊張するな。」
「私だって緊張してますよ。」
オープンデッキまで上がってくると、潮風の心地よい風が私の横を吹き抜けていきました。
空は遥かかなたまで青く晴れ渡っており、私たちの新しい一歩を祝福してくれているようでした。
オープンデッキには式場の設備が用意されており、お父様や騎士団長のルーカスさんやマルゲイド元工房長さらには国王様などの招待客の方々が拍手をして私達を祝福してくれました。
私達は彼らに祝福されながらオープンデッキの先端へと向かいました。
先端の場所では神父様が私達を待ってくれていました。
そして私達は緊張の中で結婚式が始まりました。
そして結婚式が順調に進んでいき宣誓の時を迎えました。
「ロベルト・カースター汝はルーテシア・ハーマイルを妻とし生涯彼女を愛する事を水の女神アクレディス様に誓いますか?」
「はい、誓います。」
「ルーテシア・ハーマイル汝はロベルト・カースターを生涯に渡り支え愛する事を水の女神アクレディス様に誓えますか?」
「はい、誓います。」
「では指輪の交換を。」
そしてロベルトが私の指に指輪をはめてくれました。
私もロベルトの指に指輪をはめました。
指輪の交換を確認した神父様が私たちに言いました。
「では誓いの口づけを!!!」
ロベルトが唇を私の唇に近づけてきます。
私は目を閉じてロベルトの唇を待ちました。
心臓はドキドキしていて、かなり恥ずかしくもありました。
そしてロベルトの唇が私の唇と交わりました。
私はロベルト深い口づけを交わしました。
私はそっと目を開けると、恥ずかしそうにしているロベルトの顔を見つめました。
私も顔を赤くしている事でしょう。
私たちは口づけを終えました。
そして神父様が大きな声で言われました。
「今この船上において二人は夫婦となった。この二人の新たな門出に盛大な拍手を!!!」
オープンデッキに座っていた方々が一斉に立ち上がって大きな喝采が起こりました。
「おめでとう。」
「おめでとうございます。」
こうして私はロベルトとの新しい船出を始めました。
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