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28話 王女の来訪
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団長室にはすでにナタリーと団長が待っていたのだった。
「団長、何か用事ですか?」
「実はのう、ジャンに会いたいという客人がおってのう。もう空いておるぞ。」
俺はそう聞いて誰だろうと考えていた。
すると団長室の扉が開いて一人の女子が入ってきた。
鮮やかな金色のロングヘアーをしており、とてもかわいい顔立ちで胸もなかなか大きくスタイルの良い女の子だった。
俺はこの子をよく知っていた。
「テリーゼ姫。」
テリーゼ姫は笑顔で言った。
「お久しぶりです。ジャンさん。」
「どうしてテリーゼ姫がこちらに?」
「ジャンさんに会いに来ました。」
俺は驚いてテリーゼ姫に聞き返した。
「おっ俺に。」
テリーゼ姫は寂しそうに俺に言った。
「あんな形でお別れになってしまってとても寂しかったんです。ずっとジャンさんに会いたいと思っていました。だから今日ジャンさんに会いに来たんです。」
「そうなんですか?」
すると団長がテリーゼ姫に言った。
「姫様、あまりジャンをからかわぬ方がよいかと。」
「あら、別にからかっているつもりはないんだけど。」
「ジャンの奴が本気にしてしいますぞ。」
「ジャンさんが本気になってくれるなら私は大歓迎ですよ。」
テリーゼ姫には悪戯っぽい所があったので、きっとテリーゼ姫にとっては冗談のつもりなんだと思った。
「姫様、冗談はそこまでにしておいてください。」
「レティシアはいつも真面目ね。」
「ジャンさん、それにナタリーさん。この度は申し訳ありませんでした。」
テリーゼ姫はそう言い終わった後で俺に大きく頭をさげたのだった。
テリーゼ姫が続けた。
「クレシーやラズバーのふざけた要求によって忠を尽くしてくれた貴方達を国外追放にしてしまって。ホルキス王家に連なる者として、ここに謝罪させてもらいます。ジャンさん本当に申し訳ありませんでした。」
「テリーゼ姫、顔を上げてください。クレシーやラズバーの奴が悪いんです。テリーゼ姫は全然悪くないです。」
「はい、姫様のせいだなんて全然考えていません。」
今回の事はどう考えたってクレシーやラズバーが悪いに決まっている。
少なくともテリーゼ姫が俺に頭をさげる必要は全くないと思った。
テリーゼ姫はそう言うと俺に笑ってくれた。
「そう言って頂けると助かります。竜騎士の皆さんには直接謝りたかったのです。」
「ありがとうございます。」
テリーゼ姫が笑顔で俺に言った。
「許してもらえて良かったです。特にジャンさんには。」
「姫様。」
「分かってますって、もうレティシアったら。」
そう言うとテリーゼ姫はかわいい顔でむくれたのだった。
そしてテリーゼ姫は真面目な様子で俺達に向き直った。
「さてそこでジャンさんにお願いがあるのですが。」
「お願いというのはなんでしょうか?」
「私を匿ってはもらえないでしょうか。」
「テリーゼ姫を匿う。」
「はい、ご存じだとは思うのですが、現在ホルキス王国は勇者クレシーが我が物顔でやりたい放題しています。王国を預かるお父様ですら25号と呼ばれ尻尾を振っている状況なのです。私はこの状況をなんとかしようと色々と動いてみたのですがダメでした。みんな勇者クレシーを恐れてをなして話すら聞いてもらえませんでした。」
「諸侯もクレシーの言いなりになっておるのか?」
「はい、ほとんどの諸侯も父上と同じです。クレシーに恐れをなして言いなりになっています。この前もクレシーのブロマイドの費用3億ティルを要求されてほとんどの諸侯が支払ったと聞いています。」
「すいませんテリーゼ姫、ブロマイドの費用3億ティルってどういう事ですか?」
「クレシーは王国にいる全ての人間が自分のファンだと勝手に思い込んでいるんです。各諸侯の屋敷にクレシーがやってきて自分のブロマイド1枚で3億ティルを要求してきたそうです。」
3億ティルとと言えばもはや国家予算レベルの金額だ。そんな金額をクレシーの奴は諸侯に恫喝して奪い取ったという事だ。
「この前は自分のポスターを持ってきて10億ティル払えとお父様に要求していました。」
「それじゃあ諸侯はボロボロなんじゃないですか?」
「ええ、もう破綻寸前と言った方がいいでしょうね。各貴族家は長年仕えてくれた騎士や使用人達にどんどん暇を与えていると聞いています。」
「ですがそんな時に、ジャンさんが大賢者ラズバーを捕まえたという知らせを耳にしたんです。それで私は決断しました。ホルキス王国を出てジャンさん達を頼ろうと。」
「それが匿ってくれという事なんですね。」
「はい、そうです。どうでしょうか?」
「もちろん俺は構いませんよ。」
テリーゼ姫が笑顔で俺に言った。
「良かった、ジャンさんありがとうございます。それじゃあこれからよろしくお願いしますね。」
「よろしいのか、姫様は一国の第一王女なのじゃぞ?」
「正直、今のホルキス王国の中にいてもできる事はほとんどないと思うのです。それだったらホルキス王国の外から色々と動いた方がいいと考えたんです。」
「分かった。姫様がそこまで深く考えておられるのなら、これ以上はとやかくは言わぬ。では姫様を匿う事にしよう。」
「団長、何か用事ですか?」
「実はのう、ジャンに会いたいという客人がおってのう。もう空いておるぞ。」
俺はそう聞いて誰だろうと考えていた。
すると団長室の扉が開いて一人の女子が入ってきた。
鮮やかな金色のロングヘアーをしており、とてもかわいい顔立ちで胸もなかなか大きくスタイルの良い女の子だった。
俺はこの子をよく知っていた。
「テリーゼ姫。」
テリーゼ姫は笑顔で言った。
「お久しぶりです。ジャンさん。」
「どうしてテリーゼ姫がこちらに?」
「ジャンさんに会いに来ました。」
俺は驚いてテリーゼ姫に聞き返した。
「おっ俺に。」
テリーゼ姫は寂しそうに俺に言った。
「あんな形でお別れになってしまってとても寂しかったんです。ずっとジャンさんに会いたいと思っていました。だから今日ジャンさんに会いに来たんです。」
「そうなんですか?」
すると団長がテリーゼ姫に言った。
「姫様、あまりジャンをからかわぬ方がよいかと。」
「あら、別にからかっているつもりはないんだけど。」
「ジャンの奴が本気にしてしいますぞ。」
「ジャンさんが本気になってくれるなら私は大歓迎ですよ。」
テリーゼ姫には悪戯っぽい所があったので、きっとテリーゼ姫にとっては冗談のつもりなんだと思った。
「姫様、冗談はそこまでにしておいてください。」
「レティシアはいつも真面目ね。」
「ジャンさん、それにナタリーさん。この度は申し訳ありませんでした。」
テリーゼ姫はそう言い終わった後で俺に大きく頭をさげたのだった。
テリーゼ姫が続けた。
「クレシーやラズバーのふざけた要求によって忠を尽くしてくれた貴方達を国外追放にしてしまって。ホルキス王家に連なる者として、ここに謝罪させてもらいます。ジャンさん本当に申し訳ありませんでした。」
「テリーゼ姫、顔を上げてください。クレシーやラズバーの奴が悪いんです。テリーゼ姫は全然悪くないです。」
「はい、姫様のせいだなんて全然考えていません。」
今回の事はどう考えたってクレシーやラズバーが悪いに決まっている。
少なくともテリーゼ姫が俺に頭をさげる必要は全くないと思った。
テリーゼ姫はそう言うと俺に笑ってくれた。
「そう言って頂けると助かります。竜騎士の皆さんには直接謝りたかったのです。」
「ありがとうございます。」
テリーゼ姫が笑顔で俺に言った。
「許してもらえて良かったです。特にジャンさんには。」
「姫様。」
「分かってますって、もうレティシアったら。」
そう言うとテリーゼ姫はかわいい顔でむくれたのだった。
そしてテリーゼ姫は真面目な様子で俺達に向き直った。
「さてそこでジャンさんにお願いがあるのですが。」
「お願いというのはなんでしょうか?」
「私を匿ってはもらえないでしょうか。」
「テリーゼ姫を匿う。」
「はい、ご存じだとは思うのですが、現在ホルキス王国は勇者クレシーが我が物顔でやりたい放題しています。王国を預かるお父様ですら25号と呼ばれ尻尾を振っている状況なのです。私はこの状況をなんとかしようと色々と動いてみたのですがダメでした。みんな勇者クレシーを恐れてをなして話すら聞いてもらえませんでした。」
「諸侯もクレシーの言いなりになっておるのか?」
「はい、ほとんどの諸侯も父上と同じです。クレシーに恐れをなして言いなりになっています。この前もクレシーのブロマイドの費用3億ティルを要求されてほとんどの諸侯が支払ったと聞いています。」
「すいませんテリーゼ姫、ブロマイドの費用3億ティルってどういう事ですか?」
「クレシーは王国にいる全ての人間が自分のファンだと勝手に思い込んでいるんです。各諸侯の屋敷にクレシーがやってきて自分のブロマイド1枚で3億ティルを要求してきたそうです。」
3億ティルとと言えばもはや国家予算レベルの金額だ。そんな金額をクレシーの奴は諸侯に恫喝して奪い取ったという事だ。
「この前は自分のポスターを持ってきて10億ティル払えとお父様に要求していました。」
「それじゃあ諸侯はボロボロなんじゃないですか?」
「ええ、もう破綻寸前と言った方がいいでしょうね。各貴族家は長年仕えてくれた騎士や使用人達にどんどん暇を与えていると聞いています。」
「ですがそんな時に、ジャンさんが大賢者ラズバーを捕まえたという知らせを耳にしたんです。それで私は決断しました。ホルキス王国を出てジャンさん達を頼ろうと。」
「それが匿ってくれという事なんですね。」
「はい、そうです。どうでしょうか?」
「もちろん俺は構いませんよ。」
テリーゼ姫が笑顔で俺に言った。
「良かった、ジャンさんありがとうございます。それじゃあこれからよろしくお願いしますね。」
「よろしいのか、姫様は一国の第一王女なのじゃぞ?」
「正直、今のホルキス王国の中にいてもできる事はほとんどないと思うのです。それだったらホルキス王国の外から色々と動いた方がいいと考えたんです。」
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