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信じていた人達の裏切り05
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私は必死に二人に言いました。
「待ってください!!ちゃんと私の話を聞いてください!!」
するとバイル様が私に言いました。
「なるほど、国王である父上が味方につくかもと期待しているんだな?それは無理だぞ。ちゃんとリゼラと婚約する事もお前から聖女の地位を取り上げ、追放する事も父上から許可をもらっているんだよ。父上も激怒しておられたぞ。よくも治癒の力も持っておらんくせに、聖女などと言って余を騙したなと言っておられた。」
私は二人にお願いしました。
「お願いします。聖女は私の心の拠り所なんです。取り上げないでください。」
バイル様が私に言いました。
「はん、お荷物のくせに聖女の地位に執着するとは見苦しい限りだな。いいかお前みたいなお荷物聖女がいなくなればみんなが助かるんだよ、お前のようなお荷物がこのリヒテル王国の足を引っ張っているんだよ!!」
お父様が私に大声で言います。
「アニア!!つべこべ言わずにパルシス伯爵家から出ていく準備を始めろ!!分かったな。」
バイル様が思い出したように私に言いました。
「そうだ、聖女として与えていたあの屋敷も没収だからな。あの屋敷には二度と近づくな。」
私はバイル様に言いました。
「待ってください、あそこには。」
バイル様が私に言いました。
「やかましい、お前の屋敷なんてもう王国のどこにもないんだよ!!ちゃんと理解しろ!!とにかくあの屋敷には2度と近づくな!!分かったな。」
お父様が私に言いました。
「見苦しい事をしておらんで、さっさと家に戻って出ていく支度を始めろ!!」
バイル様とお父様はそう言うと大広間から出ていきました。
本当にひどい仕打ちを受けて私は茫然としました。
するとリゼラが私に話しかけてきました。
「お姉様??大変な事になってしまいましたね。」
私はリゼラに言いました。
「リゼラ!!お願いです力を貸してください。」
リゼラは不思議そうな顔で私に尋ねました。
「力を貸す??」
私はリゼラに言いました。
「リゼラ??お父様とバイル様を説得してもらえませんか?」
リゼラは再び不思議そうな顔で言いました。
「説得?なぜですか?」
私はリゼラに言いました。
「なぜって、私の聖女としての地位を奪われて、追放されてしまうんですよ。リゼラあなたなら大変な事だって分かるでしょう。」
リゼラは笑顔で私に言いました。
「はい、分かります。でもお姉様をお手伝いする事はできません。」
私はリゼラに尋ねました。
「リゼラ??どうしてです??」
するとリゼラはとんでもない事を私に言ったのでした。
「分かりませんかお姉様??これはすべて私が望んだ事だからですよ。」
私はリゼラに聞き返しました。
「望んだ事?」
リゼラが私に言いました。
「はい、聖女の地位からお姉様が追放される日を心待ちにしておりました。なにせお姉様がお荷物聖女だっていう噂を流したのは他ならぬ私なんですから。」
「待ってください!!ちゃんと私の話を聞いてください!!」
するとバイル様が私に言いました。
「なるほど、国王である父上が味方につくかもと期待しているんだな?それは無理だぞ。ちゃんとリゼラと婚約する事もお前から聖女の地位を取り上げ、追放する事も父上から許可をもらっているんだよ。父上も激怒しておられたぞ。よくも治癒の力も持っておらんくせに、聖女などと言って余を騙したなと言っておられた。」
私は二人にお願いしました。
「お願いします。聖女は私の心の拠り所なんです。取り上げないでください。」
バイル様が私に言いました。
「はん、お荷物のくせに聖女の地位に執着するとは見苦しい限りだな。いいかお前みたいなお荷物聖女がいなくなればみんなが助かるんだよ、お前のようなお荷物がこのリヒテル王国の足を引っ張っているんだよ!!」
お父様が私に大声で言います。
「アニア!!つべこべ言わずにパルシス伯爵家から出ていく準備を始めろ!!分かったな。」
バイル様が思い出したように私に言いました。
「そうだ、聖女として与えていたあの屋敷も没収だからな。あの屋敷には二度と近づくな。」
私はバイル様に言いました。
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「やかましい、お前の屋敷なんてもう王国のどこにもないんだよ!!ちゃんと理解しろ!!とにかくあの屋敷には2度と近づくな!!分かったな。」
お父様が私に言いました。
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本当にひどい仕打ちを受けて私は茫然としました。
するとリゼラが私に話しかけてきました。
「お姉様??大変な事になってしまいましたね。」
私はリゼラに言いました。
「リゼラ!!お願いです力を貸してください。」
リゼラは不思議そうな顔で私に尋ねました。
「力を貸す??」
私はリゼラに言いました。
「リゼラ??お父様とバイル様を説得してもらえませんか?」
リゼラは再び不思議そうな顔で言いました。
「説得?なぜですか?」
私はリゼラに言いました。
「なぜって、私の聖女としての地位を奪われて、追放されてしまうんですよ。リゼラあなたなら大変な事だって分かるでしょう。」
リゼラは笑顔で私に言いました。
「はい、分かります。でもお姉様をお手伝いする事はできません。」
私はリゼラに尋ねました。
「リゼラ??どうしてです??」
するとリゼラはとんでもない事を私に言ったのでした。
「分かりませんかお姉様??これはすべて私が望んだ事だからですよ。」
私はリゼラに聞き返しました。
「望んだ事?」
リゼラが私に言いました。
「はい、聖女の地位からお姉様が追放される日を心待ちにしておりました。なにせお姉様がお荷物聖女だっていう噂を流したのは他ならぬ私なんですから。」
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