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99.私の毛布
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双子の家に5日間泊り、ミカの家に帰った。
たくさん話をして私の頭は飽和状態だ。思い出したくもないことを思い出したし、二人の子供時分の話はキツイ。
やっとできた家族を取られたくない気持ちが強いのかな?
自分が傷付いた分、相手を傷付けたいのは分かる。めちゃくちゃ分かる。クソほど殴りてーって話だよな。殴ってすっきり解決できるわけでもなし、殴らないけどね。河原で殴り合いして友達になっちゃうやつ、あれは有効なのか?
アルの求める償いがなんであれ、受け入れる。
私は償いを求めるんだろうか?よく分からない。思い出したくないってことだけは確か。
5日間ミカに会えないのは寂しかった。昼間に一人きりでミカを思い出すと、ミカに凄く会いたくなる。きっと、ミカに依存してるんだろうな。いいんだ、夫だし。
5日ごと泊まり歩くって、私が厳しいかもしれない。オリヴァの次にエーミールが入ったらずっとミカに会えない。
お昼に会えないかな。でも、ミカだっていつでも暇があるわけじゃないし。みんな一緒に暮らしてくれたらいいのか?・・・胃が痛みそう。精神的疲弊しか思い浮かばない。
ミカで休もうと思っているということは、アルとベルじゃ休まらない?オリヴァも?・・・本当だ。なんか違う。エーミールは、・・多少、休まるかな。アルとベルはあの、後遺症がまだあるからしばらくこのまま。オリヴァは?オリヴァは、えー、婚姻してから日が浅い。ごたごたがあって、あまり一緒に過ごしてないから仕方がないのかな?エーミールも不安がどうとか言ってたし。
そっかまずは関係性を深めないといけないのか。オリヴァが一番、日が浅いわけだしね。
だからどうする、という話なんですが。どうしよう。ボチボチやってくしかないか。オリヴァとはヤってばっかりだもんなぁ。
そっかそっか、せっかく新婚で楽しんだのにいきなり面倒なことになってパニック!な感じだよね。オリヴァの顔見ると全部蒸発しちゃってわかんなかったわ。顔が好み過ぎるのも問題だな。
じゃあ次の5日間はしっかりオリヴァと過ごそう。それまではミカと過ごす。
ミカに会いたいなあ。
家事労働をしてミカの帰りを待つ。早く会いたい。
外に出て夕日を眺める。日が暮れるのが早くなったな。冬は森番の家に移るんだっけ。
ミカが見えて、手を振り小走りで迎えに行って抱き付いた。
「おかえり、ミカ」
「ただいま、ユウ」
ミカを見つめると、優しいキスをくれた。嬉しくて笑い、キスのお返しをする。
会いたくて、話をしたかった。胸が弾む。
片付けが終わってテーブルにつき、食事を始めた。
「今、忙しいの?」
「うん。冬のあいだは休みだから、そのぶん多めに炭を焼いておくんだ。どうしたの?」
「ううん、お昼に会えないなと思って。」
「ふふっ、大丈夫、冬になったら一日中一緒だよ。」
「そっか。森番の家に移るんだよね?冬支度はいつするの?」
「次の月には移って、それから冬支度するんだ。忙しくなるよ」
「頑張る!」
ミカは笑って私を見てた。
体を洗ってベッドに入る。ミカに腕枕をされて、胸に顔を埋めた。暖かくて気持ちが良い。
「ミカ、あのねえ、二人にまた謝られたよ。酷いことしたって」
「そうだよ。酷いことしたんだから。もう、あの二人は分かってないんだよ」
「それで、私も、悲しくても良いんだって。私も酷いことしたけど、泣いても良いって」
静かに言ったら、抱きしめられた。
「ユウは悲しんじゃダメだと思ってたの?いいんだよ、泣いても」
優しい声でそっと頭を撫でられ、泣いた。巣の中に隠れるように、ミカの胸の中で抱きしめられて丸まる。私の毛布。ここなら泣いてもいいから。私だけでいい。それだけでいいのが嬉しくて悲しみに沈みこまずにいられる。
「ねえ、ミカ、怒ってくれてありがとう」
「俺が怒りたいから怒ったんだよ」
「うん。でも、私のこと大事にしてくれて、ありがとう」
「・・ユウ、可愛い。俺のユウ。俺の宝物」
ぎゅうぎゅう抱きしめて、頬ずりするので笑った。
「冬のあいだ、ミカと二人で眠れるの?」
「ベッドは一つだからみんなで寝るんだよ。どうしたの?」
「・・・ミカと二人の時間も欲しいと思って」
「・・ユウ、ふふっ、嬉しい。昼間はずっと二人だよ」
「そっか。そうだね」
「俺と二人になりたい?」
「うん。二人だけの時間が欲しい」
「ああ、ユウ、俺も。俺もユウと二人になりたい。今みたく。ユウ」
ミカの唇と手がふれた所から震え、肌が粟立って声が漏れた。ミカの体に縋って、ふれて撫で、ミカがいることを確かめる。ミカに触れたい。
ミカに覆い被さり、キスを落していく。ふっくらした唇に、クルリとした目の濃いまつ毛に、真っ直ぐな眉毛に、顔中に。厚い耳たぶを甘噛みして舌で舐ると、小さな声を出し、大きな手で私の腕を撫でる。舌先で首筋を舐めてから骨太な鎖骨を辿り、吸い付いて鬱血を作った。
ミカのプクリと膨らんだ小さな乳首を両方摘まんで転がすと、ミカの指が私の耳をいじって遊ぶ。爪先で先端を引っ掻くと、可愛い声が漏れた。
「乳首気持ち良い?」
「うん、気持ち良い・・」
片方を引っ掻きながら、もう片方を舌で押し潰すように舐めると、腰が動いて勃ちあがったペニスが揺れた。もっと気持ち良くなってほしくて、乳首への愛撫を続けると、私の名を呼びながら、先走りに濡れた腰を振り出す。
「ユウ、ユウ、俺もユウを食べたい」
上擦った声のミカが起き上がって私を押し倒した。乳房を掴んで乳首をチュクチュク吸いながら、足の間にあるペニスを動かしてミカと私のぬめりを擦り合わせている。ミカの先端で包皮ごとクリトリスを何度も擦られて体が捩れ、硬くしこった乳首を甘噛みされて仰け反り、絶頂した。
しなりが収まると、ヒクついた箇所を指で広げたまま、ミカが侵入してくる。ミカに見られる恥ずかしさが興奮を煽り、余計に疼いて堪らず、声をあげて悶えた。
興奮に目を潤ませて、腰をゆるく揺らしながらミカが甘い声で囁く。
「ユウ、気持ち良い。すごく。ユウ、会いたかった。ずっと待ってたんだ。ユウが帰るの」
「ミカ、私も会いたかった。お昼、待ってたの」
「ああ、ああ、ユウ、嬉しい。すごくだよ」
「ね、ミカ、ああっ、いっぱい頂戴。ミカが欲しい、ぁあ、あっ」
「ユウ、そんなこと、ああ、俺、我慢できない、ユウっ」
ミカの腰の動きが早くなり、中が擦られる痺れに背がしなり、声が止まらない。ミカの手に掴まって受け入れた快感が膨らんでゆく。
絶頂へ至る刺激が背骨を通って背中一面に広がり、ミカに思い切り吸い付いて昇りつめた。
「っあ、ミカっ、あぁぁアアアーーーッ」
「っんっく、ユウっぅう、あああっっ、ぁああっ」
仰け反ってガクガクする体をミカに縋って支える。
体の力が抜け、呼吸は乱れたままベッドに横たわった。頬を紅潮させて荒く息をしているミカを見上げると、愛しくて自然に笑みがこぼれる。目を開けたミカが微笑んで、私にキスをした。
ミカがそっと唇を食む。それだけで、鼓動が早くなり、もう一度そっと食んで、吐息を零した。繋がったままの箇所が、ズクリと疼いてヒクつく。ミカの熱を孕んだ目に吸い込まれて、目が離せない。頬に手を添えて、近付くまつ毛を見ながらミカの柔らかい唇をゆっくり啄む。
ミカ、ミカ、好き。ミカ。何度も呟きながら、唇を啄んだ。ミカの喉が鳴り、舌が入り込んでくる。ミカの腰がまた揺れ出して、息は荒いのに動きは優しく、口の中をゆっくり舌で撫で擦っていく。零れ落ちる唾液を飲み込み、ミカの温かい舌に吸い付いて、もう少し飲み込んだ。
ミカの手に掴まって、腰を振って擦りつける。名を呼び合いながら、繋がって一緒に昇ってゆく。
「ミカ、欲しい。ミカが欲しい」
「ユウ、俺も。ユウが欲しい。俺のユウ。俺の子」
「ミカっ、ミカ、奪って、全部、ミカ」
「ああ、ユウ、堪らない、もう、ダメ、ユウ、ああ」
呼吸するたび、痺れが奥から湧きあがる。ミカの腕の中で、気持ち良さに酔って揺れ続ける。ミカが喘ぎながら、体を強張らせて私の奥に熱を放ち、強く強く抱きしめた。
弛緩すると息を荒げたまま、またズリズリと擦り、突き上げる。喘ぎながら腰を振り立てるミカが愛しく、頭が痺れて腰に刺激が溜まってゆく。ミカが私の名を呼びながら熱を放つたび、ミカに吸い付いて何度も仰け反った。
ミカの熱に抱かれて安心する。毛布に包まれて眠り、暖かな朝を迎える。
5日間ミカとくっついて過ごそうと思ってたら、生理がきた。
緩慢な動作で過ごす。動けるけど、面倒で。血の洗濯ってホント面倒。使い捨てバンザイ!
たくさん話をして私の頭は飽和状態だ。思い出したくもないことを思い出したし、二人の子供時分の話はキツイ。
やっとできた家族を取られたくない気持ちが強いのかな?
自分が傷付いた分、相手を傷付けたいのは分かる。めちゃくちゃ分かる。クソほど殴りてーって話だよな。殴ってすっきり解決できるわけでもなし、殴らないけどね。河原で殴り合いして友達になっちゃうやつ、あれは有効なのか?
アルの求める償いがなんであれ、受け入れる。
私は償いを求めるんだろうか?よく分からない。思い出したくないってことだけは確か。
5日間ミカに会えないのは寂しかった。昼間に一人きりでミカを思い出すと、ミカに凄く会いたくなる。きっと、ミカに依存してるんだろうな。いいんだ、夫だし。
5日ごと泊まり歩くって、私が厳しいかもしれない。オリヴァの次にエーミールが入ったらずっとミカに会えない。
お昼に会えないかな。でも、ミカだっていつでも暇があるわけじゃないし。みんな一緒に暮らしてくれたらいいのか?・・・胃が痛みそう。精神的疲弊しか思い浮かばない。
ミカで休もうと思っているということは、アルとベルじゃ休まらない?オリヴァも?・・・本当だ。なんか違う。エーミールは、・・多少、休まるかな。アルとベルはあの、後遺症がまだあるからしばらくこのまま。オリヴァは?オリヴァは、えー、婚姻してから日が浅い。ごたごたがあって、あまり一緒に過ごしてないから仕方がないのかな?エーミールも不安がどうとか言ってたし。
そっかまずは関係性を深めないといけないのか。オリヴァが一番、日が浅いわけだしね。
だからどうする、という話なんですが。どうしよう。ボチボチやってくしかないか。オリヴァとはヤってばっかりだもんなぁ。
そっかそっか、せっかく新婚で楽しんだのにいきなり面倒なことになってパニック!な感じだよね。オリヴァの顔見ると全部蒸発しちゃってわかんなかったわ。顔が好み過ぎるのも問題だな。
じゃあ次の5日間はしっかりオリヴァと過ごそう。それまではミカと過ごす。
ミカに会いたいなあ。
家事労働をしてミカの帰りを待つ。早く会いたい。
外に出て夕日を眺める。日が暮れるのが早くなったな。冬は森番の家に移るんだっけ。
ミカが見えて、手を振り小走りで迎えに行って抱き付いた。
「おかえり、ミカ」
「ただいま、ユウ」
ミカを見つめると、優しいキスをくれた。嬉しくて笑い、キスのお返しをする。
会いたくて、話をしたかった。胸が弾む。
片付けが終わってテーブルにつき、食事を始めた。
「今、忙しいの?」
「うん。冬のあいだは休みだから、そのぶん多めに炭を焼いておくんだ。どうしたの?」
「ううん、お昼に会えないなと思って。」
「ふふっ、大丈夫、冬になったら一日中一緒だよ。」
「そっか。森番の家に移るんだよね?冬支度はいつするの?」
「次の月には移って、それから冬支度するんだ。忙しくなるよ」
「頑張る!」
ミカは笑って私を見てた。
体を洗ってベッドに入る。ミカに腕枕をされて、胸に顔を埋めた。暖かくて気持ちが良い。
「ミカ、あのねえ、二人にまた謝られたよ。酷いことしたって」
「そうだよ。酷いことしたんだから。もう、あの二人は分かってないんだよ」
「それで、私も、悲しくても良いんだって。私も酷いことしたけど、泣いても良いって」
静かに言ったら、抱きしめられた。
「ユウは悲しんじゃダメだと思ってたの?いいんだよ、泣いても」
優しい声でそっと頭を撫でられ、泣いた。巣の中に隠れるように、ミカの胸の中で抱きしめられて丸まる。私の毛布。ここなら泣いてもいいから。私だけでいい。それだけでいいのが嬉しくて悲しみに沈みこまずにいられる。
「ねえ、ミカ、怒ってくれてありがとう」
「俺が怒りたいから怒ったんだよ」
「うん。でも、私のこと大事にしてくれて、ありがとう」
「・・ユウ、可愛い。俺のユウ。俺の宝物」
ぎゅうぎゅう抱きしめて、頬ずりするので笑った。
「冬のあいだ、ミカと二人で眠れるの?」
「ベッドは一つだからみんなで寝るんだよ。どうしたの?」
「・・・ミカと二人の時間も欲しいと思って」
「・・ユウ、ふふっ、嬉しい。昼間はずっと二人だよ」
「そっか。そうだね」
「俺と二人になりたい?」
「うん。二人だけの時間が欲しい」
「ああ、ユウ、俺も。俺もユウと二人になりたい。今みたく。ユウ」
ミカの唇と手がふれた所から震え、肌が粟立って声が漏れた。ミカの体に縋って、ふれて撫で、ミカがいることを確かめる。ミカに触れたい。
ミカに覆い被さり、キスを落していく。ふっくらした唇に、クルリとした目の濃いまつ毛に、真っ直ぐな眉毛に、顔中に。厚い耳たぶを甘噛みして舌で舐ると、小さな声を出し、大きな手で私の腕を撫でる。舌先で首筋を舐めてから骨太な鎖骨を辿り、吸い付いて鬱血を作った。
ミカのプクリと膨らんだ小さな乳首を両方摘まんで転がすと、ミカの指が私の耳をいじって遊ぶ。爪先で先端を引っ掻くと、可愛い声が漏れた。
「乳首気持ち良い?」
「うん、気持ち良い・・」
片方を引っ掻きながら、もう片方を舌で押し潰すように舐めると、腰が動いて勃ちあがったペニスが揺れた。もっと気持ち良くなってほしくて、乳首への愛撫を続けると、私の名を呼びながら、先走りに濡れた腰を振り出す。
「ユウ、ユウ、俺もユウを食べたい」
上擦った声のミカが起き上がって私を押し倒した。乳房を掴んで乳首をチュクチュク吸いながら、足の間にあるペニスを動かしてミカと私のぬめりを擦り合わせている。ミカの先端で包皮ごとクリトリスを何度も擦られて体が捩れ、硬くしこった乳首を甘噛みされて仰け反り、絶頂した。
しなりが収まると、ヒクついた箇所を指で広げたまま、ミカが侵入してくる。ミカに見られる恥ずかしさが興奮を煽り、余計に疼いて堪らず、声をあげて悶えた。
興奮に目を潤ませて、腰をゆるく揺らしながらミカが甘い声で囁く。
「ユウ、気持ち良い。すごく。ユウ、会いたかった。ずっと待ってたんだ。ユウが帰るの」
「ミカ、私も会いたかった。お昼、待ってたの」
「ああ、ああ、ユウ、嬉しい。すごくだよ」
「ね、ミカ、ああっ、いっぱい頂戴。ミカが欲しい、ぁあ、あっ」
「ユウ、そんなこと、ああ、俺、我慢できない、ユウっ」
ミカの腰の動きが早くなり、中が擦られる痺れに背がしなり、声が止まらない。ミカの手に掴まって受け入れた快感が膨らんでゆく。
絶頂へ至る刺激が背骨を通って背中一面に広がり、ミカに思い切り吸い付いて昇りつめた。
「っあ、ミカっ、あぁぁアアアーーーッ」
「っんっく、ユウっぅう、あああっっ、ぁああっ」
仰け反ってガクガクする体をミカに縋って支える。
体の力が抜け、呼吸は乱れたままベッドに横たわった。頬を紅潮させて荒く息をしているミカを見上げると、愛しくて自然に笑みがこぼれる。目を開けたミカが微笑んで、私にキスをした。
ミカがそっと唇を食む。それだけで、鼓動が早くなり、もう一度そっと食んで、吐息を零した。繋がったままの箇所が、ズクリと疼いてヒクつく。ミカの熱を孕んだ目に吸い込まれて、目が離せない。頬に手を添えて、近付くまつ毛を見ながらミカの柔らかい唇をゆっくり啄む。
ミカ、ミカ、好き。ミカ。何度も呟きながら、唇を啄んだ。ミカの喉が鳴り、舌が入り込んでくる。ミカの腰がまた揺れ出して、息は荒いのに動きは優しく、口の中をゆっくり舌で撫で擦っていく。零れ落ちる唾液を飲み込み、ミカの温かい舌に吸い付いて、もう少し飲み込んだ。
ミカの手に掴まって、腰を振って擦りつける。名を呼び合いながら、繋がって一緒に昇ってゆく。
「ミカ、欲しい。ミカが欲しい」
「ユウ、俺も。ユウが欲しい。俺のユウ。俺の子」
「ミカっ、ミカ、奪って、全部、ミカ」
「ああ、ユウ、堪らない、もう、ダメ、ユウ、ああ」
呼吸するたび、痺れが奥から湧きあがる。ミカの腕の中で、気持ち良さに酔って揺れ続ける。ミカが喘ぎながら、体を強張らせて私の奥に熱を放ち、強く強く抱きしめた。
弛緩すると息を荒げたまま、またズリズリと擦り、突き上げる。喘ぎながら腰を振り立てるミカが愛しく、頭が痺れて腰に刺激が溜まってゆく。ミカが私の名を呼びながら熱を放つたび、ミカに吸い付いて何度も仰け反った。
ミカの熱に抱かれて安心する。毛布に包まれて眠り、暖かな朝を迎える。
5日間ミカとくっついて過ごそうと思ってたら、生理がきた。
緩慢な動作で過ごす。動けるけど、面倒で。血の洗濯ってホント面倒。使い捨てバンザイ!
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