ポンコツな私と面倒な夫達 【R18】

象の居る

文字の大きさ
121 / 139
番外編

8.みんなで楽しもう3

しおりを挟む

「そろそろ順番を譲れ」
「少しくらい待て、やっかむな」
「お前にだけは言われたくない」

オリヴァに文句を言いながら、ムスッとして座ってるエーミールが可愛らしくて笑った。起き上がってエーミールの隣に座り、頬を撫でる。

「ごめんね」
「いい。これならクリームはいらないな」

押し倒されて深いキスを受けながら、溢れ出たもので肛門をほぐされる。何度も掬っては指を埋められた。

「っあ、エーミール、本当に、するの?っぅあっは、あ、ダメ、ああっ」
「炭焼き、こうするんだ」
「やっ、ああ、ダメ」

お尻と膣の両方に指が埋まって動かされているのを、エーミールに抱きかかえられて抵抗できずに晒される。酷く恥ずかしくてじっとしていたいのに、動く指の刺激で体が震えてしまう。

「ねえ、ユウ、ここも気持ち良いの?」
「ヤダ、聞かないで、ヤダ、エーミールっあああぅっああ、嫌っ」

掻き回してゆっくり出し入れされると、背骨がゾクゾクして堪らない。エーミールのせいで気持ち良くなることを覚えたお尻の奥がヒクついた。

「堪らないな。今日は随分と締め付ける。ユウナギ、体の反応は嫌がってないぞ」
「ヤダ、エーミールの、バカ」
「欲しいだろう?」
「ヤダ、エーミールの嘘つき」
「私の妻は私にだけ喜びを分け与えてくれないのか?他の夫には溢れるほど与えたのに?」
「なんでそんなふうに言うの。ズルい」
「可愛いユウナギ、私を愛してるだろう?」
「・・・うん」
「ハハッ、可愛いな」

そう言うと、いつの間にか用意していたカバーを付けて膣に挿入し、滑りを擦りつけると肛門にあてがった。私を抱きしめて少しずつ入り込む。

「っふ、ああ、ほら、ユウナギ、堪らない」
「あっ、やっ、エーミール、ぁああっ」

ミカとベルとアルに覗き込まれて恥ずかしいのに、奥がヒクついて余計に羞恥を煽る。エーミールのローブに隠れたくても足で押さえているのか引っ張れない。仕方なく腕を引っ張って隠れるように丸まった。声を押し殺しても息が零れるし、反応したくないのに体が捩れそうで、せめてもと手で顔を覆う。

「可愛いな、恥ずかしがって。ユウナギ、私の腕の中に隠れてもダメだろう?いつも、もっと可愛がられているのに。ほら」

足を閉じているのにエーミールの指が入り込み、双丘ごとクリトリスを揉み始める。揺さぶられながら揉まれると堪らなくて、声が漏れる。どうしようもなくて手を齧った。

「そんなに恥ずかしいなら、炭焼きに可愛がってもらうといい」

そう言って髪にキスすると私の上半身からエーミールが離れ、ミカが私の頭を抱きしめた。優しくキスをして頬を撫でる。

「ユウ、可愛い。気持ち良くて恥ずかしいの?」
「うん、っあ、ミカ、恥ずかしいの、ああっ」
「可愛いよ、ユウ。すごく可愛くて、俺、ユウに夢中だもの」
「ミカ、っあ、食べさせて、ミカ」

手を伸ばして、熱く硬いミカのペニスにふれる。頬を撫でられながら口元に寄せられた先端に舌を這わせ、湛えたぬめりを舐め取った。侵入してくるペニスを舌で迎え、奥まできたら吸い付いて音を立てる。
ふれて欲しくてミカの手を乳房に誘導すると、手のひらで包み柔らかく揉んでくれた。

エーミールの指がクリトリスの根元と膣口を一緒に揉み出し、ペニスを咥えた口から声と涎が零れる。ミカの腰が動いて、喘いでうまくしゃぶれなくなった私の口を出入りする。エーミールの揺さぶりが大きくなって腰が痺れ、奥がヒクつくのが分かった。
快感が膨らんで体が絶頂へ向かって行く。エーミールが私の奥を擦り、刺激が背骨を駆け抜けて弾けた。体が硬直し叫び声が出る。歯を立てないようにするのが精一杯で、しばらく震えたままだった。

エーミールは後ろでぐったりしてるし、私の震えは収まった。ミカにもイって欲しくて、口の中で吸い付き舌先で鈴口をいじくると、ミカが喘いだ。大きな手で私の顔を包み、目を潤ませるミカを飲み込みたくて舌で扱く。見つめ合いながら腰を動かしていたミカが目を瞑ったと思うと、口の中に温かなものが広がった。飲もうと思ったけど、困った顔を思い出したので止める。

布に吐き出したあと、エーミールを揺さぶってお尻から抜いてもらった。
なんか、一仕事終わったって感じ。はーやれやれ。
ミカを見ると楽しそうに笑い、頬にキスしてくれた。二人で笑ってるとベルが抱き付いて押し倒され、首にキスしながら口説かれる。

「ねえ、ユウ、俺とまたしてよ」
「え、もう疲れたよ」
「すぐ終わるからお願い。ねえ、ユウ」

反対側からアルも抱き付いて肩にキスをし始める。

「俺も。ユウが可愛くて堪らない。ユウ、俺として」
「アルもなの?」
「だって、あんな可愛いことしてるユウ見たことないよ。筆頭といつもこんなことしてるの?俺もしたい。あの袋付けたらいいの?筆頭、袋貸して」
「うん?ああ、いいが、洗わないと」
「いい。ユウの中だっていっつもアルのでぐちゃぐちゃだから」
「・・・二人で抱くなら、一人が下で寝た上にユウナギがまたがって、もう一人がユウナギの後ろからだ」
「エーミール、いらないこと教えないでよ」
「いらなくないよ。ユウはアルの上に乗って」

アルが私を自分の上に抱き上げ、切なそうに眉を下げて私に口付けた。口中全部を舐めまわし、舌に吸い付いて唾液をすする。すぐ近くで見つめる目は私しか見ていないみたいで、みんなでいるのに二人だけでいる気がした。片手で乳房を揉みながら、膣口に先端をあてがい沈めていく。

アルと抱き合ってキスしながら揺れると、本当に二人だけでいるみたい。エーミールがベルにレクチャーする声を遠くに追いやって、ゆっくり動いた。
アルが小さく私の名を囁き、私も小さくアルの名を囁く。

ベルの指がお尻にクリームを塗り出した。その行為にこれから与えられる刺激を思ってゾクゾクする。アルの上に体を横たえベルを迎える。

苦しいのに気持ち良くて圧迫されて、わけがわからない。二人から奥が押される、どうにもならない快感に動けなくてただ震えた。色んなところをさわられて何かされてるのに、全部がいっぺんに気持ち良いだけしかわからなくて、悶えるしかできない。
二人に揺らされて、何かを叫んでるのに頭がまっ白で、意識はどこかに飛んでいった。


しおりを挟む
感想 83

あなたにおすすめの小説

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

【完結】転生したら悪役継母でした

入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。 その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。 しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。 絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。 記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。 夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。 ◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆ *旧題:転生したら悪妻でした

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領

たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26) ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。 そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。 そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。   だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。 仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!? そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく…… ※お待たせしました。 ※他サイト様にも掲載中

三年の想いは小瓶の中に

月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。 ※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

処理中です...