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ヘイゼル
しおりを挟む解らないことはやがて諍いを生むものさ
違う事に恐れるのは誰もがそうさ
知っているなら私を傷つけないで
神様は争いを好まない
だれもがみな平等さ
それなら私を遠ざけないで
―自分でさえも私が何者かわからない
目を覆う人もいる、こんな継ぎ接ぎの身体
私にもそれが誰の身体かなんてわかりはしない
だれかのために私が居るとして
そんな風に語るあなたは傍に居てくれたでしょうか?
笑い方もわからない私は誰かの笑顔を借りるしかない
それでも人は偽物だと小さな石を何度も投げつけた
お願い だれでもいいから私を教えてください
その温もりを教えてください
そんなふうに声を枯らしても
誰もが風の仕業だと踵を返す
生まれたまま私はずっと夜の下を歩き続ける
月の情けも結局は己の為でしかない
それでも
いつかは巡り合う事を祈って
私は厄災と呼ばれ続ける
いつか私の名を呼んでくれる事を祈って
私は誰かのの加害者を演じよう
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