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1章 最強のウィザード様
嗚呼、私のウィザードさま 「ウィザードさまとお話」
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朝
マリアが慌てて何とか身支度を整え玄関に来ると ソニアが苦笑して言う
「相変わらず 早起きは 苦手みたいね?マリア」
マリアが苦笑して言う
「う、うん… お母さんが 羨ましいよ」
マリアとソニアが外に出ると ハイヤーが待機している
車内
マリアが言う
「お母さん ウィザードさまのお部屋まで いつもハイヤーを使っているの?」
ソニアが言う
「ええ、毎日の事だから タクシーを使うより こちらを契約してしまった方が 経費を抑えられるのよ」
マリアが言う
「え?毎日って…っ お母さん 奉者以外の仕事の時も この車を?」
ソニアが疑問した後 苦笑して言う
「何言っているの マリア?お母さん 奉者になってからは それ以外の仕事なんて やっていないわ?」
マリアが呆気にとられて言う
「え?だって… いつも 毎日 お仕事に行ってるから」
ソニアが言う
「ええ いつも 毎日 奉者のお仕事に行っているのよ?」
マリアが呆気にとられて言う
「え…?」
ウィザードの家
マリアがウィザードの家を見て言う
「お母さんのウィザード様は マンション暮らしじゃないのね?」
ソニアが言う
「そう言えば あの町は特別ね 普通はウィザード様のお部屋を マンションの1フロアにするなんて事は無いから」
マリアが言う
「そうなんだ…」
ソニアが家の鍵を開ける マリアが言う
「それで 今日は お母さんのウィザード様は?何かあるの?何処へ行くの?」
ソニアが疑問して言う
「え?何処にも行く予定は無いわよ?マリアも知っているでしょ?大灯魔台の灯魔儀式が終わるまでは 灯魔台の魔力補給も 行わないわ」
マリアが疑問して言う
「う、うん… それじゃ 今日は?」
ソニアがドアを開けてからマリアへ向いて人差し指を立てて言う
「しー… ここからは静かに」
マリアが呆気にとられて言う
「…あ、うん…」
ソニアが入って行く マリアが思う
(まだ お休み中なのかな…?それじゃ 何をしに?…もしかして 朝食でも作りに来たのかな?)
マリアが中へ入り周囲を見渡してから部屋へ上がりつつ 小声で言う
「お邪魔しま~す…」
マリアが部屋へ進み入り 周囲を見て思う
(内装や間取りは 同じみたい… あ、それで、お母さんは…?あれ?キッチンじゃない?)
マリアがキョロキョロ見渡してから ソニアを見つけてランドリーへ向かう マリアが向かうと ソニアがランドリーに干してある 法魔帯を巻いている マリアが言う
「え?包帯…?」
ソニアが一瞬呆気に取られた後苦笑して言う
「包帯じゃなくて 法魔帯… ウィザード様だけじゃなくて 魔法を使う方は 使っているでしょう?」
マリアがふと思い出して言う
「あっ そういえば ウィザード様も いつも手に…」
ソニアが疑問して言う
「手だけじゃなくて ウィザード様ほどにもなれば 手足や身体にも巻かないと 魔力が強過ぎて 皮膚を傷めてしまうから」
マリアが呆気に取られて言う
「えっ?そうなんだ…?」
ソニアが疑問して言う
「”そうなんだ”って…?」
マリアが疑問して言う
「ん?でも この…法魔帯?薄っすらと色がついてる?ウィザード様が使っていたのは 真っ白な… 本当に包帯みたいに白かったけど?」
ソニアが苦笑して言う
「法魔帯の色も 魔力の強さと同じよ… 貴方のウィザード様は 白い法魔帯を使っていたと言う事は それだけ 魔力の強い方だったって事でしょう?…その彼が どうして あの場所で 紺色の法衣を着ていたのか?お母さんは 不思議に思っていたの」
マリアが衝撃を受けて言う
「あっ そ… それは…」
マリアが視線を逸らして思う
(あぁ… 言えない… ウィザード様が 他の奉者の女の子たちの目を 気にしているんだと勘違いして 黒色の法衣を着させ様とした その結果だったなんて…っ)
ソニアが苦笑して言う
「でも 法魔帯は法衣の色とは違って 正しい色にしないと 使用する魔力が落ち過ぎてしまったり 怪我をさせてしまう事にもなるから ちゃんと管理しないと… それも奉者の大切なお仕事ね?」
ソニアが法魔帯を巻き終える マリアが言う
「それも 奉者の仕事…?」
ソニアが苦笑して言う
「そうよ?でも、白色より上は無いから 貴方はその分 気が楽だったんじゃない?」
マリアが衝撃を受けて思う
(う…っ そんな事 知りませんでした… なんて言えない…)
マリアが苦笑して言う
「う、うん… そう だね…?」
ソニアが微笑してから法魔帯を持って外へ向かう マリアがハッとして気を取り直して付いて行く ソニアが法魔帯を置き 掃除道具を用意してやって来る マリアが呆気にとられて言う
「お、お掃除?」
ソニアが言う
「ええ、今の内にね?」
マリアが呆気に取られながら ソニアの行く先を見て言う
「瞑想室…?」
マリアが追う マリアが部屋の中を覗くと ソニアが掃除をしている マリアが驚いて言う
「も、もしかして この部屋のお掃除を…?」
ソニアが言う
「ええ もちろんよ?ウィザード様のお部屋のお掃除は お部屋に入る事が許される奉者以外は 出来ないでしょ?」
マリアが衝撃を受け思う
(え…?私 一度もやった事無い…)
ソニアが言う
「マリアもやっていた事でしょ 何を今更言っているの?…あ、お母さんのやり方とは 違うかしら?でも やっぱり床はモップより 雑巾掛けの方が 気持ち良いと思うのよ」
マリアが思う
(うっ… 何も言えないっ)
マリアが背を向けて思う
(…って 言うか 私 こんな事 講習会で習ってないっ!?奉者は ウィザード様の灯魔儀式の 予定と手配を行って 随行するものだってっ!それ以外なんて 講習では何も …って あれ?そう言えば 講習会を受けようと思った時…)
マリアが思い出す
マリアが言う
『あの~ 私、昼間は仕事をしているので この講習会の日程ですと 講習の後半 半分しか受けられないんですが… それだけでも 受講させて頂けますか?』
講師が言う
『うーん… そうですねぇ… 確かに 後半に比べ 前半で教える事は 難しい事は無いので 一般的な料理や掃除など 家事全般が出来る女性なら 省いても 支障は無いかもしれませんが…』
マリアが喜んで言う
『あ!それなら 私っ 大丈夫ですっ!子供の頃から 料理や掃除とか 一般的な家事は 全部やっていたのでっ!』
講師が言う
『そうですか それなら 後は ウィザード様に誠心誠意 お仕えすると言う気持ちがあるのなら… うん、それに マリアさんは お母様が 現役の奉者様ですね?それなら 講習で学べない その辺りの事は お話を聞いて置いて下さい 講習で習うより その方がよっぽど 良い勉強になるでしょう』
マリアが微笑して言う
『はい!分かりましたっ 母に聞いておきます!』
講師が頷く
マリアが視線を落として思う
(そ、そうだった… すっかり忘れちゃってた… って言うか ウィザード様が 初日から あんなだったからっ)
レイが言う
『儀式の予定なんて 2,3日前に連絡すれば十分だよ それより 今はマリアの言う通り 少し休む …だから おいで マリア』
マリアが呆気に取られて言う
『え?おいでって?』
レイが言う
『マリアは俺の奉者なんだから 寝室でも何処でも 入って良いんだぜ?』
マリアが驚き頬を染める レイが微笑して言う
『だから こっち来て 2人きりで部屋に戻ったら やる事は決まってるだろ?』
マリアが思う
(そ、そうよっ ウィザード様がっ あんな事言うからっ そ、そのせいでっ!)
マリアがハッとして顔を上げると ソニアが掃除を終わらせ片付けをしている マリアが視線で追うと ソニアが法魔帯を持って寝室へ向かう マリアが呆気に取られて思う
(え?お母さん 何処に?もしかして 寝室のお掃除とか?…で、でもっ 寝室には ウィザードさまが居るんじゃっ!)
マリアが戸惑っていると ソニアが寝室をノックしてから ドアを開け入って行く マリアが呆気にとられつつ思う
(え?え…?良いの?だってっ!?)
マリアが寝室のドアの前まで行き困る 室内からソニアの声が聞こえる
「今日はマリアが一緒に 来ているんです 貴方様と お話をしたいと」
マリアがハッとして慌てて向かって言う
「あっ お、お早う御座いますっ!その… こんな朝早くに すみませんっ!」
マリアが頭を下げて思う
(まさか もう 起きていたとは思わなかったっ!てっきり 眠っている周りをお掃除するのかと… でも 良く考えたら そんな筈ないよね…?)
マリアが顔を上げ思わずドキッと驚く マリアの視線の先 ソニアがウィザードの腕に法魔帯を巻いている ウィザードがマリアを見る マリアがはっとすると ウィザードが言う
「彼の票を受け 私が残ったそうだな?」
マリアが驚き視線を落として言おうとする
「あの… 私…」
ソニアが言う
「認定票に自分の名前を書かない事で 自分のウィザード様に不認定票が入ると言う事が 分からなかったそうです」
マリアが言う
「…はい」
ウィザードが言う
「それで 何故 私に?」
マリアが視線を泳がせて言う
「あ、それは…」
マリアが顔を向ける ソニアが法衣をウィザードに着せる マリアが一瞬呆気に取られる ソニアが自然に法衣を調えている マリアが気を取り直して言う
「わ、私っ… 14年前の お、お礼を言いたくて…」
ウィザードが立ち上がり マリアを見る マリアが踏み出して言う
「14年前っ あの…っ 大灯魔台での灯魔儀式の事故が起きた時っ わ、私っ ウィザードさまに お願いをしましたっ!皆を助けて欲しいと…っ 何も分からなかった私は 母と共に あの場所に居た ウィザードさまに 必死にお願いをしましたっ それでっ!」
ウィザードが言う
「暴走した魔力を収め 且つ 幼い君を押し潰そうとしていた あの瓦礫さえも吹き飛ばし 君を守った …君の願いを聞き入れたウィザード …それが 私であると?」
マリアが驚いて言う
「…え?」
ウィザードが言う
「君は14年間 勘違いをしていた様だな?」
マリアが驚いて言う
「勘違い…?で、でもっ 確かに あの時!」
ウィザードが杖を取る マリアが杖を見て言う
「その杖が 強く光っているのを 私は見ましたっ!幼い私でも それは 分かりましたっ!ウィザードさまの その杖が 魔法を放った事をっ!」
ウィザードが杖を見て言う
「確かに この杖が 魔法を放った事は事実だ …しかし それは 私が行った事ではない …本来 己の杖を他者に使われると言うのは ウィザードにとっては 屈辱的な事だが 私は あの時 彼に感謝をした… 私では ソニアの娘である 君を守る事は 出来なかった」
マリアが呆気に取られている ウィザードが言う
「君を守ったのは 14年前も 彼だ」
マリアが驚く ウィザードが言う
「14年振りの再会が まさか あの様な結果になるとは… 彼は誰よりも優秀な 君のウィザードだ」
ウィザードがマリアの横を過ぎ去る マリアが言葉を失う ソニアが表情を落としてから 部屋の掃除に取り掛かる マリアが思う
(私の… 勘違いだった…?全部…っ 14年前の事さえっ!?)
マリアが振り返ると ウィザードが瞑想室へ入ってドアを閉める マリアの脳裏に ウィザードの言葉が蘇る
ウィザードが言う
『君を守ったのは 14年前も 彼だ』
マリアが思う
(”彼”って… それはっ!?)
ウィザードが言う
『14年ぶりの再会が まさか あの様な結果になるとは… 彼は誰よりも優秀な 君のウィザードだ』
マリアが目を見開いて思う
(”私のウィザード様”っ!!)
マリアが一度強く目を瞑ってから 部屋を飛び出す ソニアが表情を悲しめる
外
マリアが泣きながら走り タクシーに飛び乗ると 一度言葉を詰まらせてから言う
「…っ イーストエンドストリートの 499へ お願いしますっ!」
タクシーの運転手が呆気に取られつつ言う
「あ、は… はい」
タクシーが発車する マリアが涙を堪えながら思う
(会いたいっ!会って… 会って 謝りたいっ!お礼を言いたい…っ …ううんっ 違うっ 会いたいのっ!ただ ”私のウィザード様”に 会いたいだけっ!!)
マンション 前
マリアがタクシーを降りると 走ってエレベータへ向かう エレベータが下りて来ると マリアが乗り 回数ボタンを押し 上昇中に思う
(鍵は返してしまった …もう あのドアは開けられない …ウィザード様は ウィザードではなくなったって 言ってたから …もう 居ないのかもしれないっ でも… それでもっ!)
マンション 最上階
エレベータが到着すると マリアが駆け出して部屋のドアの前に立ち思う
(ウィザード様に 会う方法は 私には これしか 分からないからっ!)
マリアがインターフォンを押し 一瞬待ってから ドアノブを掴もうとすると ドアノブが動きドアが開く マリアが驚いて思う
(ウィザード様っ!?)
マリアが顔を上げると同時に マキが言う
「マリア…?」
マリアが驚き言葉を失ってから言う
「マ… マキ…?どうしてっ!?」
マキが言う
「マリアこそ…」
マリアが言う
「どうして マキがここにっ!?ここは ウィザード様のっ!」
セイが言う
「マリアって… あいつか?マキ?」
マリアが驚いて思う
(…この声っ)
セイがドアから出て来てマリアを見る マキが一瞬驚いて言う
「あっ 駄目だよっ ウィザード様は 奉者以外の人と 喋っちゃ駄目だって…」
セイが言う
「そいつだって 奉者だろ?だったら 良いんじゃないか?」
マキが言う
「あ、そっか…?」
マリアが言う
「あ… 貴方は… あの魔法使いの?」
セイがムッとして言う
「もう魔法使いじゃない この姿を見れば分かるだろう?」
マリアが呆気にとられて言う
「…ウィザードに?」
セイが微笑して言う
「そう言う事だ」
マリアがマキを見て言う
「で、でもっ それなら どうして マキが…」
マリアがハッとして思う
(…まさかっ!?)
マキが苦笑して言う
「ごめん マリア… マリアには ちゃんと 言うつもりだったんだけど…」
マリアが言う
「会社を辞めたのも… この為…?」
マキが苦笑して言う
「うん… ホントはさ?私も マリアみたいに 掛け持ち… したかったんだけど 奉者協会の 講習受けてみたら 全然…?掛け持ちなんて 出来ないなって…?」
マリアが呆気に取られた後 慌てて言う
「そ、それでっ 奉者の方を選んで 急に 会社を辞めちゃったのっ!?」
マキが苦笑して言う
「うん… ごめんね?迷惑掛けちゃって… でも 私、セ… あっ えっと… ”私のウィザード様”に 誠心誠意 お仕えしたくて」
マリアが驚く マキが微笑して言う
「ずっと 傍に居て 支えてあげたいんだ… だから 会社やマリアに迷惑掛けるって 分かってたけど 辞めちゃった…」
セイが僅かに表情を苦しめた後 部屋へ戻りながら言う
「もう少し休む… 水 持って来てくれ」
マキが心配して言う
「あ、うんっ すぐ持って行く」
マリアが呆気に取られる マキが言う
「まだ 魔力の定着が終わってなくて ウィザードになったばっかりだから …だから ごめんね マリア?また 落ち着いたら連絡するから!」
マキがドアを閉める マリアが呆気に取られたまま 閉められたドアの音が響く マリアが立ち尽くした後 ゆっくりエレベータへ戻る
マリアが慌てて何とか身支度を整え玄関に来ると ソニアが苦笑して言う
「相変わらず 早起きは 苦手みたいね?マリア」
マリアが苦笑して言う
「う、うん… お母さんが 羨ましいよ」
マリアとソニアが外に出ると ハイヤーが待機している
車内
マリアが言う
「お母さん ウィザードさまのお部屋まで いつもハイヤーを使っているの?」
ソニアが言う
「ええ、毎日の事だから タクシーを使うより こちらを契約してしまった方が 経費を抑えられるのよ」
マリアが言う
「え?毎日って…っ お母さん 奉者以外の仕事の時も この車を?」
ソニアが疑問した後 苦笑して言う
「何言っているの マリア?お母さん 奉者になってからは それ以外の仕事なんて やっていないわ?」
マリアが呆気にとられて言う
「え?だって… いつも 毎日 お仕事に行ってるから」
ソニアが言う
「ええ いつも 毎日 奉者のお仕事に行っているのよ?」
マリアが呆気にとられて言う
「え…?」
ウィザードの家
マリアがウィザードの家を見て言う
「お母さんのウィザード様は マンション暮らしじゃないのね?」
ソニアが言う
「そう言えば あの町は特別ね 普通はウィザード様のお部屋を マンションの1フロアにするなんて事は無いから」
マリアが言う
「そうなんだ…」
ソニアが家の鍵を開ける マリアが言う
「それで 今日は お母さんのウィザード様は?何かあるの?何処へ行くの?」
ソニアが疑問して言う
「え?何処にも行く予定は無いわよ?マリアも知っているでしょ?大灯魔台の灯魔儀式が終わるまでは 灯魔台の魔力補給も 行わないわ」
マリアが疑問して言う
「う、うん… それじゃ 今日は?」
ソニアがドアを開けてからマリアへ向いて人差し指を立てて言う
「しー… ここからは静かに」
マリアが呆気にとられて言う
「…あ、うん…」
ソニアが入って行く マリアが思う
(まだ お休み中なのかな…?それじゃ 何をしに?…もしかして 朝食でも作りに来たのかな?)
マリアが中へ入り周囲を見渡してから部屋へ上がりつつ 小声で言う
「お邪魔しま~す…」
マリアが部屋へ進み入り 周囲を見て思う
(内装や間取りは 同じみたい… あ、それで、お母さんは…?あれ?キッチンじゃない?)
マリアがキョロキョロ見渡してから ソニアを見つけてランドリーへ向かう マリアが向かうと ソニアがランドリーに干してある 法魔帯を巻いている マリアが言う
「え?包帯…?」
ソニアが一瞬呆気に取られた後苦笑して言う
「包帯じゃなくて 法魔帯… ウィザード様だけじゃなくて 魔法を使う方は 使っているでしょう?」
マリアがふと思い出して言う
「あっ そういえば ウィザード様も いつも手に…」
ソニアが疑問して言う
「手だけじゃなくて ウィザード様ほどにもなれば 手足や身体にも巻かないと 魔力が強過ぎて 皮膚を傷めてしまうから」
マリアが呆気に取られて言う
「えっ?そうなんだ…?」
ソニアが疑問して言う
「”そうなんだ”って…?」
マリアが疑問して言う
「ん?でも この…法魔帯?薄っすらと色がついてる?ウィザード様が使っていたのは 真っ白な… 本当に包帯みたいに白かったけど?」
ソニアが苦笑して言う
「法魔帯の色も 魔力の強さと同じよ… 貴方のウィザード様は 白い法魔帯を使っていたと言う事は それだけ 魔力の強い方だったって事でしょう?…その彼が どうして あの場所で 紺色の法衣を着ていたのか?お母さんは 不思議に思っていたの」
マリアが衝撃を受けて言う
「あっ そ… それは…」
マリアが視線を逸らして思う
(あぁ… 言えない… ウィザード様が 他の奉者の女の子たちの目を 気にしているんだと勘違いして 黒色の法衣を着させ様とした その結果だったなんて…っ)
ソニアが苦笑して言う
「でも 法魔帯は法衣の色とは違って 正しい色にしないと 使用する魔力が落ち過ぎてしまったり 怪我をさせてしまう事にもなるから ちゃんと管理しないと… それも奉者の大切なお仕事ね?」
ソニアが法魔帯を巻き終える マリアが言う
「それも 奉者の仕事…?」
ソニアが苦笑して言う
「そうよ?でも、白色より上は無いから 貴方はその分 気が楽だったんじゃない?」
マリアが衝撃を受けて思う
(う…っ そんな事 知りませんでした… なんて言えない…)
マリアが苦笑して言う
「う、うん… そう だね…?」
ソニアが微笑してから法魔帯を持って外へ向かう マリアがハッとして気を取り直して付いて行く ソニアが法魔帯を置き 掃除道具を用意してやって来る マリアが呆気にとられて言う
「お、お掃除?」
ソニアが言う
「ええ、今の内にね?」
マリアが呆気に取られながら ソニアの行く先を見て言う
「瞑想室…?」
マリアが追う マリアが部屋の中を覗くと ソニアが掃除をしている マリアが驚いて言う
「も、もしかして この部屋のお掃除を…?」
ソニアが言う
「ええ もちろんよ?ウィザード様のお部屋のお掃除は お部屋に入る事が許される奉者以外は 出来ないでしょ?」
マリアが衝撃を受け思う
(え…?私 一度もやった事無い…)
ソニアが言う
「マリアもやっていた事でしょ 何を今更言っているの?…あ、お母さんのやり方とは 違うかしら?でも やっぱり床はモップより 雑巾掛けの方が 気持ち良いと思うのよ」
マリアが思う
(うっ… 何も言えないっ)
マリアが背を向けて思う
(…って 言うか 私 こんな事 講習会で習ってないっ!?奉者は ウィザード様の灯魔儀式の 予定と手配を行って 随行するものだってっ!それ以外なんて 講習では何も …って あれ?そう言えば 講習会を受けようと思った時…)
マリアが思い出す
マリアが言う
『あの~ 私、昼間は仕事をしているので この講習会の日程ですと 講習の後半 半分しか受けられないんですが… それだけでも 受講させて頂けますか?』
講師が言う
『うーん… そうですねぇ… 確かに 後半に比べ 前半で教える事は 難しい事は無いので 一般的な料理や掃除など 家事全般が出来る女性なら 省いても 支障は無いかもしれませんが…』
マリアが喜んで言う
『あ!それなら 私っ 大丈夫ですっ!子供の頃から 料理や掃除とか 一般的な家事は 全部やっていたのでっ!』
講師が言う
『そうですか それなら 後は ウィザード様に誠心誠意 お仕えすると言う気持ちがあるのなら… うん、それに マリアさんは お母様が 現役の奉者様ですね?それなら 講習で学べない その辺りの事は お話を聞いて置いて下さい 講習で習うより その方がよっぽど 良い勉強になるでしょう』
マリアが微笑して言う
『はい!分かりましたっ 母に聞いておきます!』
講師が頷く
マリアが視線を落として思う
(そ、そうだった… すっかり忘れちゃってた… って言うか ウィザード様が 初日から あんなだったからっ)
レイが言う
『儀式の予定なんて 2,3日前に連絡すれば十分だよ それより 今はマリアの言う通り 少し休む …だから おいで マリア』
マリアが呆気に取られて言う
『え?おいでって?』
レイが言う
『マリアは俺の奉者なんだから 寝室でも何処でも 入って良いんだぜ?』
マリアが驚き頬を染める レイが微笑して言う
『だから こっち来て 2人きりで部屋に戻ったら やる事は決まってるだろ?』
マリアが思う
(そ、そうよっ ウィザード様がっ あんな事言うからっ そ、そのせいでっ!)
マリアがハッとして顔を上げると ソニアが掃除を終わらせ片付けをしている マリアが視線で追うと ソニアが法魔帯を持って寝室へ向かう マリアが呆気に取られて思う
(え?お母さん 何処に?もしかして 寝室のお掃除とか?…で、でもっ 寝室には ウィザードさまが居るんじゃっ!)
マリアが戸惑っていると ソニアが寝室をノックしてから ドアを開け入って行く マリアが呆気にとられつつ思う
(え?え…?良いの?だってっ!?)
マリアが寝室のドアの前まで行き困る 室内からソニアの声が聞こえる
「今日はマリアが一緒に 来ているんです 貴方様と お話をしたいと」
マリアがハッとして慌てて向かって言う
「あっ お、お早う御座いますっ!その… こんな朝早くに すみませんっ!」
マリアが頭を下げて思う
(まさか もう 起きていたとは思わなかったっ!てっきり 眠っている周りをお掃除するのかと… でも 良く考えたら そんな筈ないよね…?)
マリアが顔を上げ思わずドキッと驚く マリアの視線の先 ソニアがウィザードの腕に法魔帯を巻いている ウィザードがマリアを見る マリアがはっとすると ウィザードが言う
「彼の票を受け 私が残ったそうだな?」
マリアが驚き視線を落として言おうとする
「あの… 私…」
ソニアが言う
「認定票に自分の名前を書かない事で 自分のウィザード様に不認定票が入ると言う事が 分からなかったそうです」
マリアが言う
「…はい」
ウィザードが言う
「それで 何故 私に?」
マリアが視線を泳がせて言う
「あ、それは…」
マリアが顔を向ける ソニアが法衣をウィザードに着せる マリアが一瞬呆気に取られる ソニアが自然に法衣を調えている マリアが気を取り直して言う
「わ、私っ… 14年前の お、お礼を言いたくて…」
ウィザードが立ち上がり マリアを見る マリアが踏み出して言う
「14年前っ あの…っ 大灯魔台での灯魔儀式の事故が起きた時っ わ、私っ ウィザードさまに お願いをしましたっ!皆を助けて欲しいと…っ 何も分からなかった私は 母と共に あの場所に居た ウィザードさまに 必死にお願いをしましたっ それでっ!」
ウィザードが言う
「暴走した魔力を収め 且つ 幼い君を押し潰そうとしていた あの瓦礫さえも吹き飛ばし 君を守った …君の願いを聞き入れたウィザード …それが 私であると?」
マリアが驚いて言う
「…え?」
ウィザードが言う
「君は14年間 勘違いをしていた様だな?」
マリアが驚いて言う
「勘違い…?で、でもっ 確かに あの時!」
ウィザードが杖を取る マリアが杖を見て言う
「その杖が 強く光っているのを 私は見ましたっ!幼い私でも それは 分かりましたっ!ウィザードさまの その杖が 魔法を放った事をっ!」
ウィザードが杖を見て言う
「確かに この杖が 魔法を放った事は事実だ …しかし それは 私が行った事ではない …本来 己の杖を他者に使われると言うのは ウィザードにとっては 屈辱的な事だが 私は あの時 彼に感謝をした… 私では ソニアの娘である 君を守る事は 出来なかった」
マリアが呆気に取られている ウィザードが言う
「君を守ったのは 14年前も 彼だ」
マリアが驚く ウィザードが言う
「14年振りの再会が まさか あの様な結果になるとは… 彼は誰よりも優秀な 君のウィザードだ」
ウィザードがマリアの横を過ぎ去る マリアが言葉を失う ソニアが表情を落としてから 部屋の掃除に取り掛かる マリアが思う
(私の… 勘違いだった…?全部…っ 14年前の事さえっ!?)
マリアが振り返ると ウィザードが瞑想室へ入ってドアを閉める マリアの脳裏に ウィザードの言葉が蘇る
ウィザードが言う
『君を守ったのは 14年前も 彼だ』
マリアが思う
(”彼”って… それはっ!?)
ウィザードが言う
『14年ぶりの再会が まさか あの様な結果になるとは… 彼は誰よりも優秀な 君のウィザードだ』
マリアが目を見開いて思う
(”私のウィザード様”っ!!)
マリアが一度強く目を瞑ってから 部屋を飛び出す ソニアが表情を悲しめる
外
マリアが泣きながら走り タクシーに飛び乗ると 一度言葉を詰まらせてから言う
「…っ イーストエンドストリートの 499へ お願いしますっ!」
タクシーの運転手が呆気に取られつつ言う
「あ、は… はい」
タクシーが発車する マリアが涙を堪えながら思う
(会いたいっ!会って… 会って 謝りたいっ!お礼を言いたい…っ …ううんっ 違うっ 会いたいのっ!ただ ”私のウィザード様”に 会いたいだけっ!!)
マンション 前
マリアがタクシーを降りると 走ってエレベータへ向かう エレベータが下りて来ると マリアが乗り 回数ボタンを押し 上昇中に思う
(鍵は返してしまった …もう あのドアは開けられない …ウィザード様は ウィザードではなくなったって 言ってたから …もう 居ないのかもしれないっ でも… それでもっ!)
マンション 最上階
エレベータが到着すると マリアが駆け出して部屋のドアの前に立ち思う
(ウィザード様に 会う方法は 私には これしか 分からないからっ!)
マリアがインターフォンを押し 一瞬待ってから ドアノブを掴もうとすると ドアノブが動きドアが開く マリアが驚いて思う
(ウィザード様っ!?)
マリアが顔を上げると同時に マキが言う
「マリア…?」
マリアが驚き言葉を失ってから言う
「マ… マキ…?どうしてっ!?」
マキが言う
「マリアこそ…」
マリアが言う
「どうして マキがここにっ!?ここは ウィザード様のっ!」
セイが言う
「マリアって… あいつか?マキ?」
マリアが驚いて思う
(…この声っ)
セイがドアから出て来てマリアを見る マキが一瞬驚いて言う
「あっ 駄目だよっ ウィザード様は 奉者以外の人と 喋っちゃ駄目だって…」
セイが言う
「そいつだって 奉者だろ?だったら 良いんじゃないか?」
マキが言う
「あ、そっか…?」
マリアが言う
「あ… 貴方は… あの魔法使いの?」
セイがムッとして言う
「もう魔法使いじゃない この姿を見れば分かるだろう?」
マリアが呆気にとられて言う
「…ウィザードに?」
セイが微笑して言う
「そう言う事だ」
マリアがマキを見て言う
「で、でもっ それなら どうして マキが…」
マリアがハッとして思う
(…まさかっ!?)
マキが苦笑して言う
「ごめん マリア… マリアには ちゃんと 言うつもりだったんだけど…」
マリアが言う
「会社を辞めたのも… この為…?」
マキが苦笑して言う
「うん… ホントはさ?私も マリアみたいに 掛け持ち… したかったんだけど 奉者協会の 講習受けてみたら 全然…?掛け持ちなんて 出来ないなって…?」
マリアが呆気に取られた後 慌てて言う
「そ、それでっ 奉者の方を選んで 急に 会社を辞めちゃったのっ!?」
マキが苦笑して言う
「うん… ごめんね?迷惑掛けちゃって… でも 私、セ… あっ えっと… ”私のウィザード様”に 誠心誠意 お仕えしたくて」
マリアが驚く マキが微笑して言う
「ずっと 傍に居て 支えてあげたいんだ… だから 会社やマリアに迷惑掛けるって 分かってたけど 辞めちゃった…」
セイが僅かに表情を苦しめた後 部屋へ戻りながら言う
「もう少し休む… 水 持って来てくれ」
マキが心配して言う
「あ、うんっ すぐ持って行く」
マリアが呆気に取られる マキが言う
「まだ 魔力の定着が終わってなくて ウィザードになったばっかりだから …だから ごめんね マリア?また 落ち着いたら連絡するから!」
マキがドアを閉める マリアが呆気に取られたまま 閉められたドアの音が響く マリアが立ち尽くした後 ゆっくりエレベータへ戻る
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