漫画の様にスラスラ読める小説をめざしたらネームになった物語の1つ。アナザーゲートキーパーズ

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2章

アナザーゲートキーパーズ 『道化師の遊び』

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エレーゼが口角を上げる エースが一瞬姿を消してエレーゼへ攻撃を仕掛けようとする 黒いローブ姿を隠した男がエースのナイフを抑える エースが一瞬驚くが鼻を突く匂いに気付いて言う
「…っ!この匂いは てめぇ… ジョーカー!?」
エースが瞬時に間合いを取って身構える 姿を隠していた布を剥ぎ取りジョーカーがニヤリと笑んで言う
「やぁ?リーダぁー?」
エースが言う
「どういう事だ てめぇっ!?まさか寝返りやがったのかっ!?」
ジョーカーが言う
「寝返るだなんてとぉ~んでもな~い?ぼかぁ~ 最初から面白い方に付くって決めてるんだぁ~ ヴァンパイアなら当然の事だろぉ?」
エースが言う
「ああ、そうだったな?てめぇには… お似合いだぜ!」
エースがジョーカーのカードを投げ付ける ジョーカーが鋭く向かって来たカードを指先で受け取って言う
「そうだろぉリーダぁー?やっぱり分かってるねぇ~?ぼかぁ~嬉しいよぉ …じゃぁそう言う事で?」
ジョーカーが吸血衝動を表してエースへ攻撃を仕掛ける エースが舌打ちをして言う
「チッ… こっちは今おめぇと遊んでる暇はねぇんだよ!」
エースとジョーカーが戦闘を開始する ユウヤが呆気に取られて言う
「え、えっと…?」
ユウヤが思う
(今は一体… どうなっているんだっ?)
ユウヤが周囲を見渡して思う
(長官や全ての人を操っていたのは… 畏怖の象徴であったのはテールの父親と言われた この人だった…)
ユウヤがロックを見る ユウヤが思う
(だけど?そのロックさんが力を失ったら今まではその力に怯え従っていた人たちが…)
ユウヤが気付いて思う
(力を失ったから…?)
ヴィンが軽く笑う
「フフ…ッ」
ユウヤがヴィンを見る ヴィンが微笑して言う
「流石は私の獲物… 賢いユウヤにはもはや説明の必要は無さそうだ」
ユウヤが驚いて言う
「ではやはり…っ?」
テールが疑問して言う
「ん?なんだぁ?どうなったんだぁ?」
ヴィンが言う
「そして、彼には詳しく説明をしなければ理解が及ばないだろう… いや?むしろ、そこまでを話したとしても彼の頭では理解がなされない可能性も考えられるが…」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「ヴィ、ヴィン…っ いくらなんでも それは…?」
テールが疑問して言う
「んんー?なんだよユウヤー?コソコソ話すのはリーダーとして禁止しちゃうぞ?結束が乱れちゃうからな?」
ユウヤが言う
「えっと… それなら…」
ユウヤが他方を見る

ユウヤの視線の先 エースとジョーカーの戦いを前に スペードが言う
「俺らどうする?どっちかに加勢する?」
クイーンが言う
「どっちかって言ってもなー?エースに加勢したら邪魔するなって言われそうだしー?」
フォースが言う
「案外ジョーカーに加勢したら面白ぇかも?」

ユウヤが衝撃を受ける

スペードが言う
「けど、それやったら今度は俺がジョーカーのカードに降格だし?」
フォースが言う
「俺あんま意味の無い4(フォース)だから むしろ ジョーカーの方が面白ぇかも?」
クイーンが言う
「それは言えてるかもなー?」

ユウヤが呆れて言う
「結束…」
ユウヤが思う
(…確かに 必要なものなのかもしれない)
ユウヤが言う
「それじゃテール… これは俺の考察でしかないけど」
テールが言う
「コウサツ?それって …ケーサツの仲間か何かか?」
ユウヤが沈黙する
「…」
テールが周囲を見て言う
「え?あれ?違った?…ああっ!あれか!?こ… 拘束プレイとか?」
ヴィンが言う
「考察とは今までに得た知識によって導き出した考えと言う事だ」
テールが言う
「おう!?ああ…!そう言う事!良し 分かった!…んで?」
ユウヤが思う
(あぁ… もしかしたら天才ヴァンパイアのヴィンからしてみたら普段の俺たちへ話す時も こんな感覚なのかもな…?だとしたら…)
ユウヤがヴィンを見る ヴィンは微笑している ユウヤが苦笑してからテールへ向いて言う
「それじゃ話すけど… あそこに居る警察やビレーンビレーン子爵はテールのお父さんである あのロックさんのゲートを操る力を恐れて従って来た… だけど俺たちがロックさんと戦った事で彼のゲートを操る力は失われた… そうとなれば今までロックさんに従っていた彼らは もうロックさんに従う必要は無くなったんだ …だから今この場所に現れて彼らは…っ」
ユウヤが思う
(自分たちが最も力を有する者として名乗りを上げに来たっ!そして…っ!)
テールが言う
「そうか!分かったぜ!ユウヤ!」

エレーゼが微笑してジョーカーへ銃を撃つ ジョーカーが被弾して言う
「うっ!?」
エースが呆気に取られて言う
「なっ!?」

ユウヤが銃声にハッと顔を向ける ユキが言う
「どういう事?あの女ヴァンパイアは あのジョーカーって男の仲間じゃなかったの!?」
ラミが気付いて言う
「ええ、そうよユキ だからあの銃弾は…」
ヴィンが言う
「なるほど… 銃弾を用いて直接体内へ… だとしたら一体何を撃ち込んだのか」
ユウヤがヴィンを見てからジョーカーを見る

ジョーカーが変貌してエースへ襲い掛かる エースが驚いて言う
「ジョーカーっ!?…エレーゼ!てめぇっ!何を撃ち込みやがったっ!?」
エレーゼが軽く笑って言う
「うっふふ… どうやら普通に戦ったのでは彼は貴方より力が低いみたいだったから …その分を上げてあげたのよ?最も… 上げ過ぎはヴァンパイア細胞の限界を超える事になるけれど その一瞬で貴方を仕留められるのなら…」
エースが驚いて言う
「てめぇえ!!」
エレーゼが言う
「そのヴァンパイアの命にも価値が付くわ 彼も喜ぶでしょう?」
エースがジョーカーへ言う
「ジョーカー!目を覚ませ!」
ジョーカーがエースへ襲い掛かる エースが防戦を行うが追い込まれる

ユウヤがハッとして言う
「押されてるっ!エースを助けないと!」
ユウヤがスペードたちを見る

スペードが言う
「どうするー?助けるー?」
クイーンが言う
「うーん どうするかなぁ?つーか俺らじゃ無理じゃないかー?」
フォースが言う
「いや?エースも入れて4人掛りなら… とりあえず」
スペードが立ち上がって言う
「エースだけは助かるか」
クイーンが言う
「しょうがない」
フォースが言う
「ジョーカーのカードよりエースのカードの方が欲しかったけど… それじゃトランペスターキングの名前まで引き継がないといけなくなりそうだからな?」
スペードが言う
「そら面倒だ… あははははー!」
スペードたちが笑っている

ユウヤが怒って言う
「笑ってないで早く助けてあげて下さいっ!」
テールが言う
「まぁまぁ?それは言うなよユウヤ?」
ユウヤがテールへ向いて言う
「テールっ!?だって仲間がやられそうになっているのにっ テールだって これがゲートキーパーズの仲間同士だったらっ!?」
ユウヤがハッとする テールが言う
「ああ …だとしたら誰だってやりたくないだろ?エースを助けるって事は もう一人の仲間とは お別れって事だ」
ユウヤが驚いて思う
(そうかっ だから… だから彼らは…っ!?)
ユウヤがスペードたちの居た場所を見る そこには誰もいない ユウヤが一瞬呆気に取られてからハッとしてエースとジョーカーの2人へ顔を向けて息を飲む エースへ攻撃を仕掛けていたジョーカーの身体がユウヤの目には捕らえられない何かに次々に弾かれて仰け反る エースがナイフを振るう ユウヤが目を見開く ユウヤの視線の先で白銀に輝く刀身がジョーカーの胸に突き刺さる ユウヤが呆気にとられたまま言う
「そ… そんな…っ」
エースがナイフを引き抜く 鮮血が噴き出す ユウヤが目を見開き見詰める先で ジョーカーが倒れる間に微笑して言う
「エース… ぼかぁ… 楽しかったよ …皆とも 一緒にねぇ?」
ジョーカーが地に倒れ目を開けたまま絶命する エースが悔しそうに俯いて言う
「…ッ …俺だって楽しかったぜ?いつもいつも問題持ち込みやがって…っ ジョーカー!何時だってそんなお前のおかげでなぁ!?」
ジョーカーの手にカードが握られている スペードたちが表情を落として視線を交わしてからエースを見る エースがエレーゼを見て言う
「覚悟は出来てるだろうな?俺からカードを奪った代償は高くつくぜ?」
エースがジョーカーのカードを拾い ジョーカーとジャックのカードを見せる 一瞬の後カードがナイフに変わる エレーゼが微笑して言う
「うっふふ…っ そう?では仕方が無いわ 少し予定が変わってしまったけど この辺で…」
エレーゼが胸の谷間から取り出したスイッチを押す 皆が疑問するエレーゼが言う
「さぁ 来なさい!私の下僕たち!」
エレーゼの言葉に従う様に後方の壁が破壊され 少年ヴァンパイアたちが現れる ユウヤが反応して言う
「あれは…っ!」
ユウヤが思う
(最近ヴァンパイアになったばかりの少年少女たち?…だけど、ヴァンパイアは年齢が上回るほど力を増す そして今ここに居るヴァンパイアたちにしてみたら彼らのような若いヴァンパイアを いくら集めた所で…?)
エレーゼが言う
「彼のおかげで特製薬の効果は立証されたわ その効力であるなら ここへ集めた彼らであっても… 貴方たちを倒すには十分」
ユウヤが驚いて思う
(そうかっ ジョーカーと呼ばれた彼に施した薬を彼ら少年ヴァンパイアたちにもっ!?)
ユウヤがヴィンへ向いて言う
「ヴィン!?」
ヴィンが言う
「この場所に居る人間たちは直ちに玉座の近くへ… そしてゲートキーパーズのリーダー テール」
テールが反応して言う
「お、おう!何だ ヴィン!?」
ヴィンが言う
「君は玉座へ座りたまえ そして仲間を守るためにその周囲へゲートを… 簡易的ではあるが そちらをバリアとして発生させ給え」
テールが衝撃を受けて言う
「へっ!?周囲へゲートをって!?んな事急に言われてもっ!?さ、流石のリーダーでもそれはちょっと難しいぞ?ヴィン?」
ヴィンが言う
「案ずる事は無い君は既に2回ほど自らの意思によりゲートを展開させた 君の体はゲートの力を把握している」
テールが困って言う
「そ、そうは言われたってなっ!?正直1回目は無意識だったし2回目は…」
ユウヤが気付いて言う
「それならテール!今回も2回目の時と同じ様にやったら良いんじゃないか!?」
テールが言う
「え?けどよ?今回は犯そうとするラミはあそこに居るんだぜ!?それに何よりさっきはユウヤが突っ込んだんだから今度は俺が突っ込みたいっ!」
ユウヤが言う
「だからそうじゃなくてっ!えーとぉ…」
ユウヤが思う
(何か上手い事を言ってテールの意識をゲートの発生へ集中させないと… さっきの様に… ヴィンの様に上手くテールを誘導して…っ!?)
ユウヤが思い付いて言う
「そ、そうだ!?ならっ テール!」
テールがユウヤへ向く ユウヤが意を決して言う
「今、その玉座に座る君の股間に!沢山の美女が群がっていると思って!その美女たちを守るためにゲートを発生させるんだよ!」
ユウヤが言い終えると共に羞恥に赤面する テールが呆気に取られた後 慌てて言う
「な、何言ってるんだユウヤっ!?」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(う…っ!駄目だった!?凄く恥ずかしい…)
テールが言う
「今ここに集まってるのは俺の大切な仲間たちだろう!?その皆が俺の股間を頼ると言うのなら!俺の股間は沢山の美女たちより仲間のお前らを守るに決まってるだろっ!!」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「うえっ!?」
ユウヤが思う
(それってつまり…!?)
ヴィンが言う
「流石ユウヤだ彼の性欲と仲間を思う友情を共に利用し彼を導くとは… やはりユウヤはこの天才科学者を越える天才…っ」
ユウヤが衝撃を受ける テールが気合を入れて言う
「よーし!皆!このゲートキーパーズのリーダーの股間に集まれ!俺はリーダーとしてお前たちを必ず守ると この股間に誓う!」
ユウヤが衝撃を受ける ヴィンが顔をそらして言う
「そのようなユウヤを獲物に持てた事… もはやこの天才ヴァンパイアヴィーンリッヒの永遠の命に一片の悔いも無いっ」
ユウヤが思う
(ここまで来ると正常な考えを持っていると思っていた俺の方こそ可笑しいのかとすら思え始める… だけど今は…っ!)
ヴィンがユウヤへ言う
「さぁユウヤもゲートの中へ そして何があろうと決してこのゲートを出てはならない 現在我々の前に立ち塞がるあの戦力は… 我々を超える」
ユウヤが驚いて言う
「えっ?」

エレーゼがドラクロアへ視線を向ける ビレがドラクロアの陰に隠れて言う
「ほ、本当に大丈夫なのだろうな!?奴らは!?人間である わ、私に襲い掛かって来るような事はっ!?」
ドラクロアが口角を上げて言う
「その時は同じ貴族である我輩が貴公をお守りして差し上げよう」
ビレが喜んで言う
「お、おお!流石は同じ貴族のドラクロア公っ やはり貴方とは馬が合う!」

エレーゼが言う
「ドラクロア伯爵?少し状況が変わってしまったわ出来れば この修正の為にも貴方のお力をお借りしたいのだけど?」
ビレが慌てて言う
「な、何を言うっ!?そもそもお前が完璧だと言うから私もこの場所に来たというのにっ!何が状況が変わっただっ!?変わったと言うのなら お前自身が戦えば良いだろう!?」
エレーゼが言う
「私は生憎戦いは得意ではないもので…」

ユキが玉座の近くに来る テールが言う
「ユキ!お前は特別にもっと近くに近付いちゃっても良いぞ?なんだったら直接リーダーのこの股間に触れちゃっても!」
ユキがため息を吐いて言う
「今だけはリーダーのその小さな股間に頼ってあげるからしっかり私たちを守って頂戴」
テールが衝撃を受けて言う
「なぁっ!?ち、小さくなんか無いぞっ!?そりゃリックのマグナムに比べればまだまだだけどっ それはっ これからもまだまだ成長するって事でっ!?」
ユウヤが言う
「テール!それよりも今は本当に集中してくれっ そうじゃないと…っ」
シャナが来て言う
「ゲートキーパーズのリーダー?」
テールが顔を向けて言う
「シャナちゃんっ!?」
シャナが言う
「お願いよグレーデンを守って頂戴 彼は貴方たちと同じ人間… その彼を守ってくれれば私は貴方に…」
シャナがテールの服の中へ手を入れて触れ回しながら言う
「いいえ?貴方を私の奥深くまで誘うわ… 何時でも何度でも…」
シャナがテールの股間を愛撫する テールが衝撃を受けてから喜んで言う
「ま、任せろシャナちゃん!シャナちゃんの獲物であるそのグレーデンはゲートキーパーズのリーダーである俺が この股間に誓って必ず守ってやる!」
シャナが言う
「頼もしい股間ね?頼りにしているわ?そして、いつかそちらを私の中にも…?」
テールが鼻息荒く興奮している ユキが呆れてそっぽを向く シャナがグレーデンの頬に触れ 首筋を舐めてから去って行く ピティがシャナへ付いて行く ユウヤが思う
(彼女があそこまでするって言う事は… 仲間のヴァンパイアたちは今回は俺たちを守っている余裕は無いと言う事か)
リックが言う
「準備は良いか?お前ら?」
リックを中心に仲間のヴァンパイアたちが構える それぞれが武器を構える中 シャナが身構える ピティがシャナを見て言う
「シャナの事は私が守るから」
シャナが言う
「何を言っているの?貴方は格闘タイプなのだから率先して向かいなさい」
ピティが言う
「だけどシャナは…」
ヴィンが言う
「シャナ」
シャナが反応する シャナへ向けて試験管が放られる シャナが受け取り試験管を見て驚いて言う
「黒い3本のライン… これはっ」
シャナがヴィンを見る ヴィンが微笑して言う
「密室であるこの場所では我々さえも巻き込みかねない… しかし今のお前ならば使いこなせるだろう」
シャナが驚き呆気に取られてから微笑して言う
「ご期待に沿います… マスター」
リックが正面を向く

エレーゼが微笑して合図の手を振り下ろす 少年ヴァンパイアたちが一斉に攻撃を開始する リックが言う
「いくぜ!」
リックと仲間たちが動き出す

ユウヤが呆気に取られて思う
(ヴァンパイアの戦い… 人間の俺では目で追うのがやっとだ 瞬きを一度する その瞬間で 全ての光景が一変する…っ)
ユウヤが頭を抑えて言う
「目が回りそうだ…」
ユウヤが表情をしかめる その周囲でゲートに消える物に気付く ユウヤが視線を向ける 戦いの衝撃で吹き飛ばされて来る破片が次々にゲートに吸収されている ユウヤが呆気に取られてからテールへ向き驚いて思う
(テール…)
テールが真剣なまなざしで意識を集中させている ユウヤが思う
(あんな事を言っていたけどテールは本当にゲートを使いこなしている… そして そのお陰で)
グレーデンがハッとする 彼へ向かって来た大きな破片がグレーデンの目前でゲートに消え グレーデンがホッとして視線を戻す ユウヤが思う
(無力な人間の俺たちは 救われているんだ)
ユウヤが戦場へ顔を向ける

ビレが怯えなら辺りを見渡している ビレへ向かって破片が飛んで来る ビレが気付き悲鳴を上げる
「ひぃっ!?」
ビレの前でドラクロアの拳が破片を防ぐ ビレが怯えて丸くなっていた状態からホッとする

エースが笑んで言う
「さぁーて… 遂にメインディッシュだぜぇ?」
エースがナイフをむける エレーゼが表情をしかめる 周囲に少年ヴァンパイアたちが倒れている ピティが座り込んで言う
「もう限界… ただでさえ あのエースに犯されていたと言うのに体が持たないわ…」
シャナが息を切らせて言う
「ええ でも もう大丈夫よ 後は彼らが始末してくれるわ」
シャナが視線を向ける 皆の視線の先 エースの近くにリックが居る エースの仲間たちが座り込んでいて スペードが言う
「後はもうエースに任しとこーぜ?」
クイーンが言う
「あぁ… 俺らは事前に あのシャナって女ヴァンパイアを犯すので疲れちまってるからなぁ?」
フォースが言う
「それ言ったらエースだって同じだろう?」
スペードが言う
「おまけにあっちは1対1だったんだから俺らよりハードだったんじゃねぇ?」
クイーンが言う
「いや?4Pの方が難しいだろう?」
フォースが言う
「あ?そういうもん?」

エレーゼが言う
「やはり貴方たちが加わってしまった事で本来であるなら始末出来た筈のゲートキーパーズが残ってしまったわ… とんだ誤算よ」
エースが言う
「そいつは残念だったなぁ?だが言った筈だぜ俺のカードを奪った代償は高く付くってな?あいつらへの償い… その命で支払ってもらうぜ?エレーゼ!」
エースがナイフを投げる エレーゼが目を見開く ナイフがエレーゼの目前でゲートに消える ユウヤとエースが驚き エースが言う
「ゲートだとっ!?まさかっ!?」
エースがテールへ振り返るテールは他方を向いている エースが呆気に取られる エレーゼがその隙を突いてナイフを抜く スペードが気付いて叫ぶ
「エース!」
エースがハッとして回避する エレーゼのナイフがエースの腕に刺さる エースが驚き悲鳴を上げる
「ぐあぁあっ!」
エレーゼがスイッチを押してナイフの刀身から柄を外す エースの腕に銀の刀身が柄の無い状態で刺さっている エースが腕を抑えて苦しんで言う
「う…ぐ…っ!この尼ぁあっ!」
エレーゼが微笑して言う
「うふふ…っ さぁ?早く抜かないと銀の成分が血液の循環に乗って貴方の体を蝕むわよ?」
エースが銀の刀身を掴もうとするが 手が焼かれて触れられない ユウヤが気付いて言う
「刃を抜けないのかっ!?」
エースが銀の成分に体を蝕まれ悲鳴を上げる
「あぁあああーーっ!」
エースが膝を着く ユウヤがハッとして叫ぶ
「エース!」
ユウヤがゲートを飛び出して走る ヴィンがハッとして叫ぶ
「ユウヤ!ゲートを出てはっ!」
ユウヤがエースの下へ向かう エレーゼがニヤリと笑いユウヤへ手を向ける その前にヴィンが現れエレーゼの腕を掴む エレーゼがヴィンを睨み付ける ユウヤがエースの腕に刺さっている銀の刀身を掴んで言う
「エース!今助けるっ!」
ユウヤが銀の刀身を引き抜く エースが歯を食いしばって言う
「あぁああっ!」
銀の刀身が床に落ちる ユウヤがエースを見る エースは腕を抑えて息を切らせている ユウヤが思う
(これでなんとか…)
ヴィンが振り向いて言う
「ユウヤっ!」
ユウヤがハッとする エレーゼが言う
「邪魔だっ 人間!」
エレーゼがナイフを手にユウヤへ向かう ユウヤが驚く ヴィンがエレーゼの手を押さえる エースが言う
「貰ったぁ!」
エースがエレーゼへナイフを投げるが 再びゲートに消える エースが驚いて言う
「なっ!?またかっ!?クソッ どうなってるっ!?」

ユキが言う
「どう言う事?あれもテールがやっているの!?」
グレーデンが言う
「いやテール君ではなく恐らく…」
ユキがグレーデンへ向いて言う
「テールじゃないって?それじゃ誰が…?」
ユキがグレーデンの視線の先に気付いて その視線の先に居るロックを見る ロックが表情を強張らせつつ言う
「ク…ッ …例えヴァンパイアになっちまったってエレーゼは俺の…っ」
ユキが驚いてから言う
「貴方がやっているの!?馬鹿な事しないでっ!貴方この状況が分からないのっ!?」
エースがユキたちのやり取りを横目に見て言う
「なるほど… そう言う事かよ」
エレーゼが軽く笑って言う
「うふ…っ 嬉しいわロック?やっぱり貴方は私の味方…」
ロックが言う
「エレーゼ もう良いだろう?人間に戻らなくても良い血が必要なら俺が何とかする だから もうこれ以上は…」
エレーゼが言う
「ロック 心配しなくても大丈夫よ?今までは貴方が私を助けてくれた… それならこれからは 私が貴方を助けるわ… この邪魔者たちを全て始末してからね?」
エレーゼがヴィンの手を振り払う ヴィンが一瞬驚き振り払われた勢いのままに倒れる ユウヤが驚いて言う
「え…?ヴィンっ!?」
ユウヤが思う
(いつものヴィンであれば あの位は… それが何故っ!?)
ユウヤが周囲を見渡す ヴァンパイアたちは動かない ユキが近くに居るラミへ言う
「ちょっとっ ラミ!?あなたもユウヤの助けに行ったらどうなのよ!?」
ラミが言う
「無茶を言わないでユキ …これ以上動いたら あたしはユウヤを助けに行く所かユウヤを吸い殺してしまうわ」
ユキが驚いて言う
「え…っ!?」
シャナが言う
「もう本当にギリギリなのよ ヴァンパイアには人としての意識を保っていられる限界があるの」
ユキが言う
「そんな限界が…っ?」
ラミが言う
「ええ、だからヴィンも力をセーブしている それでも動けるのだから大した者よね?流石は… ドマゾのヴィーンリッヒ」
ユキが衝撃を受けて言う
「ちょっと…っ こんな時に」
ヴィンが体を起こす ユウヤが思う
(これ以上 俺のせいでヴィンに手間を掛けさせる訳には行かない だから俺は何とかして もう一度あのゲートの中に…っ)
ユウヤがゲートの発生している玉座の付近へ向く エレーゼが身構える ユウヤが気付いて思う
(俺が動いたら また俺を襲うつもりなのか?だとしたら?…どうしたらっ!?)
エースがナイフを手に言う
「…そうか 分かったぜ?」
ユウヤがエースの声に顔を向ける エースが言う
「俺がフォローするっ 行け!ユウヤ!」
ユウヤが思う
(エースっ!)
ユウヤが言う
「分かったっ!有難う!」
ユウヤが向かおうとする 瞬間 ヴィンがハッとして言う
「ユウヤ!動いてはいけないっ!」
ユウヤが思う
(え?…だけどっ!?)
ユウヤの視線の先へエレーゼが向かう ユウヤが自身の後方に居るエースを見る エースが動き出す ユウヤが思う
(大丈夫だ!エースがフォローをしてくれる!)
ユウヤが構わずに向かう エレーゼがユウヤへナイフを振るう ヴィンがエレーゼの腕を掴む ユウヤがそれに気付いて思う
(ヴィンも居る!大丈夫だ!行ける!)
エースがニヤリと笑い 手にしていたナイフを剣に変え その剣でヴィンの背を貫いてエレーゼの体までを貫く ユウヤが走り向かっていた中で何かを感じて振り返り そこに見えた情景に目を見開いて言う
「そ… そんな…っ!?」
エースが悔しがって言う
「人間の癖に… 俺のトリックに気付きやがったかっ!?」
ヴィンとエレーゼの間の僅かな隙間にゲートが発生している エレーゼが驚いていた表情から微笑して言う
「ふ… うっふふふっ 有難うロック 助かったわ?」
ロックが表情を困らせている エースが剣を引き抜く ヴィンが膝を着き倒れる ユウヤが走って来て ヴィンの横へ膝を着いて言う
「ヴィンッ!?」
ヴィンの体の下に血が広がる ユウヤが驚き エースへ振り返って言う
「エース!?何故ヴィンをっ!?」
エースが苦笑して言う
「悪いなユウヤ?俺は勝負の為ならあらゆる手段を使う… とは言えイカサマはやらねぇけどな?奴がゲートを張るタイミングを見切ってやったつもりだったが…」
エースが思う
(体力の限界のせいでスピードが出なかったか… 人間の目に追いつかれるとは)
エースが言う
「心配するな この剣の刀身は銀じゃねぇ… 死んじゃいねぇよ?血を与えてやれ それで助かる」
ユウヤが表情をゆがませて言う
「…だからと言って仲間を傷付けるだなんて!」
エースが言う
「ユウヤ?言っておくが俺にとって仲間って言うのは… 俺の手札だけだ」
ユウヤが驚く エースがカードを見せ 笑んで言う
「その他は利害の一致で一時的に組む事はあっても… 俺は仲間とは認めてねぇ お前も気を付ける事だぜ?特にお前の首は誰でも吸い付けるからなぁ?」
エースがにやりと笑んで牙を見せる ユウヤが呆気に取られる エースが横目にエレーゼを見て言う
「さーて…?」
エレーゼが微笑する エースが思う
(どうする…?こうなりゃぁ本当にユウヤの血を吸ってでも体力の回復を図るか?…いや?だがコイツは本当に最終手段だ このカードを切っちまったら…)
エースがチラッとリックを見る リックが見下している エースが視線を戻して思う
(チッ… 分かってるよ リック… だが、そうでもしねぇと)
スペードたちが見つめている エースが手に持っているカードの内のジャックとジョーカーを意識して思う
(こいつらの無念は晴らせねぇっ!…やるかっ!?)
エースがユウヤへ視線を向ける エレーゼが気付いて言う
「人間の血を得て体力の回復を図るつもりね?」
エースが言う
「ケッ… だったら何だっ!?先に掻っ攫おうとでも言うのか?お前の足に負けるほど俺の体力は落ちちゃいねぇぜ!?」
エレーゼが言う
「そう?それならちょうど良いわ?」
エースが言う
「あん?ちょうど良いだ?負け惜しみなら もう少し上手く言えよ?」
エレーゼがナイフを投げる エースが回避して言う
「ハッ!どうだ?そんな遅ぇナイフしか振るえねぇ状態のてめぇが… …?」
エレーゼがナイフの刃のなくなった柄をエースへ向けている エースがハッとして言う
「しまったっ!?」
柄から発砲された銃弾がエースに被弾する スペードたちが驚き フォースが言う
「エースッ!?」

ユウヤが言う
「ヴィンっ!しっかりして下さいっ!ヴィン!」
シャナがヴィンの白衣を探りながら言う
「おかしいわね… マスターなら このような戦いを想定して回復薬を多く用意している筈なのに…」
シャナが床に試験管を置いて言う
「残っている薬は どれも抑制剤ばかり…」
ピティが言う
「抑制剤じゃ返ってヴァンパイアの吸血衝動は抑えられてしまうのでしょう?今は それを発揮させてこの獲物の血を吸わせなくちゃいけないのに」
ユウヤが言う
「吸血衝動を発揮させなくても 血さえ与えれば傷は治るんじゃないんですか!?」
シャナが言う
「それは そうだけど… 吸血衝動はヴァンパイアの能力を強めるの それを回復能力へ当てないと… このまま吸わせたのでは貴方の持つ全ての血液を与えても この傷は回復しきれないわ」
ユウヤが言う
「えっ!?そ、それじゃ…」
ユウヤが思う
(それは俺も困るし 何より…)
ユウヤがヴィンを見る ヴィンが苦しんでいる ユウヤが表情を困らせ シャナへ向いて言う
「それなら何か… ヴィンの持つ薬以外で吸血衝動を誘発する方法は無いんですか!?」
ユウヤが思う
(早くしないと このままでは本当にっ!)
シャナが言う
「それは無くは無いけれど… マスターの場合は元から自制力が強いから」
ピティが言う
「普通の男のヴァンパイアなら人間の男と同じで 性欲だけで十分だけど彼には…」
ピティがヴィンへ生乳を見せ付ける ユウヤが衝撃を受け 思わず顔を逸らす ピティが言う
「ほらやっぱり反応がまったく無い… せめて その彼の獲物と同等位の反応がないと… 私のプライドも傷付いちゃうわよ …ねぇ?シャナ?後でちゃんと慰めてね?私、あのトランペスターキングにもシャナの為に犯されたのだから…」
ユウヤが鼓動を高めて思う
(うぅ… 今はそんな時じゃないと分かっているのに俺の方が反応してしまう…っ もし俺がヴァンパイアだったら きっと今ので目の色を変えてしまって…)
ユウヤがハッとして言う
「目の色を…?そうだ!…あのっ!?」
ユウヤがシャナとピティへ向いて言う
「吸血衝動が起きると血流が高まって目の色が変わりますよね!?それって… つまりっ」
シャナが言う
「ええ、そうね?厳密に言うのなら血流が高まる事によって吸血衝動が発症するのだけど」
ユウヤが言う
「それが性欲とも結び付いているって事は つまり… い、言ってしまえば興奮させれば良いと言う事なんじゃ!?」
シャナが言う
「まぁ、そう言う事よ 同じ事だわ」
ピティが言う
「そんなの当たり前じゃない?」
ユウヤが言う
「それなら!俺1つ試したい事があるんです!もしかしたらそれで… ヴィンの血流を上げる事が!」
ユウヤが思う
(出来るかもしれない!?)
シャナとピティが不思議そうに顔を見合わせてから シャナが言う
「今は時間が無いわ 思い当たる事があるのなら試すべきよ」
ユウヤが言う
「はい!そ、それでは…っ」
ユウヤがヴィンの顔の近くへ身を屈める シャナが言う
「一応、言っておくけど体を動かして これ以上出血させては意識を失いかねないわ そして、もし そうなってしまっては吸血衝動を誘発させる所か血液を飲ませる事すら出来なくなるのだから何をするにしても慎重に」
ユウヤが言う
「大丈夫です動かしはしません …う、動くかもしれませんが もしくは… 泣いちゃうかも?」
シャナとピティが疑問する ユウヤがヴィンの耳元に顔を寄せて言う
「ヴィン 聞こえますか?」
ヴィンが苦しみながら薄く目を開き ユウヤを見て言う
「ユウ… ヤ…」
ユウヤが言う
「ヴィン?俺… 今まで一度も言った事がありませんでしたが 俺は… ヴィンの事が… …だっ …大好きですっ!」
ヴィンが驚いて目を見開く シャナとピティが呆気にとられる ユウヤが困り苦笑で言う
「だから… その… だ、大好きなヴィンに… 俺の血を吸ってもらいたいな… って?」
ヴィンが驚いて言う
「ユ、ユウヤ… ユウヤが… 私に…っ!?」
ユウヤが微笑して言う
「そ、それから もちろん?その後は ほ… 他のヴァンパイアに襲われない様にヴァンパイア除けのお呪いもしてもらって… な、なんだったら今夜は い、一緒に寝ますか?そうしたら いっぱい匂いも付きますよね?…って言っても棺のベッドは流石に怖いので だから… それなら?お、俺のベッドで…?」
ヴィンが吸血衝動を表して叫ぶ
「ユウヤーーっ!」
ヴィンがユウヤを押し倒す ユウヤが驚いて言う
「わーっ!ホントに来たーっ!?」
ヴィンが言う
「ユウヤっ ユウヤ本人にそこまでを言われては 私は…っ 私はもうこれ以上 我慢が出来ないっ!」
ユウヤが表情を引きつらせながら言う
「は、はい… ど、どうぞ… 遠慮なく?…あっ!いや!?でも一応、吸い出す量には気を付けて貰いたいと…っ!?」
ヴィンが赤い瞳で言う
「もちろん!そちらは心得ているともっ 安心し給えユウヤ!では… 頂きます!」
ユウヤが衝撃を受けて思う
(く、喰われる!?)

スペードが言う
「エースっ!しっかりしろ傷は浅いぞ!?」
フォースが言う
「いや?…って 言うか?これは もしかして…?」
スペードがフォースへ向いて言う
「もしかして?何んだ?」
クイーンが言う
「あ… こいつは… ヤバイ」

テールが息を吐いて言う
「だはぁっ!げ、限界だ いくらリーダーでも俺の股間ひとつで全員を守りきるって言うのは…っ」
ユキが言う
「もう良いんじゃない?」
テールが疑問して言う
「へ?」
グレーデンが言う
「乱戦は終わった 後は…」
テールが疑問して言う
「え?そうなの?…のおっ!?」
テールが驚き慌てて 指を差して言う
「け、けど!ユウヤが吸われてんだけどっ!?あれはどうなんだ!?ゲートキーパーズは仲間の血は吸っちゃいけないってルールで!?だからアレは…っ!?リーダーとして止めないといけないのか!?」

ユウヤが思う
(お… 終わった?あれ?何も感じなかったな?確か俺は ヴィンに血を…?)
ユウヤが目を開いて言う
「ヴィン…?…っ!?」
ユウヤが硬直する ヴィンがユウヤの首筋を舐め上げて言う
「あぁ… 何と言う幸福感と満足感… これほどの快感がヴァンパイアとしての生の中にあったとは… 今なら私は心からヴァンパイアになった事は正しかったと思えるっ!」
ユウヤがドン引きながら思う
(うぅ… 何だか物理的に吸われた事以上に 血の気が引く様な… オマケに この喜び様… そう言えば俺… さっきはヴィンを興奮させる言葉を探す事に夢中で 凄い事を口にした様な… 何言ったっけ?………あっ)
ユウヤが青ざめて思う
(い、一緒のベッドで寝ようとか…?言ったよな?俺… ヴィンの吸血衝動を誘発させる為だったとは言え 俺はとんでも無い事を口にしてしまった…っ!)
ヴィンが言う
「ユウヤ」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「はいぃっ!?」
ヴィンが微笑して言う
「フフフ… そう心配をせずとも 私はユウヤを私のベッドへ引きずり込む様な事も 逆に ユウヤのベッドへ入り込む等と言う事も誓ってしないとも?だから その様に身体を硬くしないでくれ給え 諸事情の上で口にした言葉であろうとも 私はユウヤに そうと言って貰えただけで十分に満足だ」
ユウヤが脱力して言う
「そ、それなら… 良かった…」
ユウヤが思う
(助かった…っ)
ヴィンが微笑する スペードたちの悲鳴が聞こえる
「エースっ!」
ユウヤが衝撃を受けて言う
「え!?こ、今度は 何がっ!?…わっ!?」
ヴィンがユウヤを抱えて退避する

エースが吸血衝動を表して相手かまわずに攻撃を仕掛けている 周囲にスペードたちが倒れていて クイーンが顔を上げてエレーゼへ言う
「エースに何を撃ち込みやがったっ!?」
エレーゼが微笑して言う
「うふ…っ そうね?言うならば… 精力剤かしら?」
クイーンが衝撃を受けて言う
「な、なにぃっ!?」

ヴィンがユウヤを連れて玉座の前に現れる リックが言う
「ヴィン、お前はここで人間どもを守れ いざとなったら… 分かってんな?」
ヴィンが言う
「ああ、分かっているとも あの暴走しているエースはもちろん諸君の牙からも 私と諸君の獲物をお守りしよう」
ピティがヴィンへ言う
「一応言っておくけどシャナの獲物に手は出さないで頂戴ね?もちろん牙もよ?」
ヴィンが疑問して言う
「うん?そちらは不要な心配なのだが?むしろ私としては何故君が そのような心配をしたのか そちらの理由の方を確認したいのだが?」
ユウヤが思う
(俺には彼女の心配が分かるような気がするんだけど… ここは黙って置いた方が良いよな?)
リックがテールへ言う
「テール」
テールがリックへ向いて言う
「ん?何だ?リック?」
リックが言う
「お前はもう一度でもゲートを操れるように励んで置け …なんならユキに手淫してもらってでも …イテッ」
ユキがリックの頭を叩いた姿で居る ラミが言う
「手淫くらい良いじゃない ユキ?なんなら口でだって …あんっ」
ユキがラミの胸を掴んで言う
「私を貴女たちヴァンパイアと一緒にしないでくれる?」
ヴィンがゾクゾクしながら言う
「あぁ… 相変わらずユキは素敵な女性だ…」
ユウヤが苦笑して言う
「ヴィンも相変わらずですね…」
ユウヤが思う
(そして、そんなこの人が俺の… 相棒のヴァンパイア…)
ユウヤが溜め息を吐く シャナが言う
「女から男へのおねだりは体でするものよ?それに… 今は命が掛かっているのだから?」
ユキが言う
「そんな事するくらいなら死んだ方がマシ」
ピティが言う
「分かるわ」
ユキが言う
「あら意外?」
シャナが言う
「ピティはまだまだ未熟なのよ」
ユキが言う
「未熟じゃなくて普通だと思うけど?」

フォースが壁に殴り付けられて悲鳴を上げる
「がはぁっ!エ… エース…」
フォースが倒れる エースが周囲を見渡し 遠くに居るゲートキーパーズへ向く リックが言う
「ならレディーファーストだぜ?イッて来い お前ら」
ラミ、シャナ、ピティが構える テールが言う
「さすがリックっ!」
ユキが怒って言う
「どこがよっ!?」
テールがユキへ向いて言う
「所でユキ?れでぃーふぁーすとって?」
ユキが言う
「もう良いからアンタはゲートに集中して!」
テールが言う
「ならやっぱユキがさぁ?…イテッ!?」
ユキがテールの頭を叩いた姿で居る ユウヤが苦笑して思う
(だ、大丈夫かな…?)

ラミ、シャナ、ピティが全裸でエースを誘惑する ユウヤが驚き頬を染める テールが喜んで言う
「おおおーーっ!!」
ユキがテールの頭を叩いているが意味を成さない テールが言う
「す、すげぇっ!1人でもすげぇのに それが3人もっ!!」
ユウヤが苦笑して言う
「う、うん… 流石にちょっと凄い…」
ユキが怒って言う
「もうっ アンタまでっ!」
リックが言う
「片っ端から突っ込んでやりてぇな?」
ユキが怒って言う
「リックっ!」
エースが攻撃を仕掛ける ラミが言う
「駄目だわっ 誘惑が効かない!」
シャナが言う
「と言う事は 撃ち込まれた薬は あの女ヴァンパイアの血や体液ではないと言う事ね?それらであったのなら私たち3人の誘惑で打ち消される筈だもの」
リックがヴィンへ向いて言う
「だとしたら お前の薬みたいなもんじゃねぇのか?」
ヴィンが言う
「いや 薬による作用ではないと言う事は先の少年ヴァンパイアらとの戦いの折に確認を済ませてある」
リックが言う
「なら 一体何だって言うんだよ?それが確認出来ねぇんじゃ本当に…」
ラミたち3人がエースに倒される リックが言う
「ぶっ殺してやるしか無くなるぜ?俺にとってもトランペスターキングってぇカードは出来れば失いたか無かったんだがなぁ?」
リックが歩みを開始する ヴィンが言う
「可能な限り情報を集め手段を考案してみる」
リックが言う
「頼んだぜヴィーンリッヒ 俺も余り余裕はねぇんだ」
ユウヤが表情を困らせて思う
(リックが時間稼ぎを行って その間にヴィンが方法を考える… そして、それが間に合わなければ)
ユウヤがエースを見る エースが息を切らせながらも赤い瞳を見開き吸血衝動に駆られている ユウヤが思う
(エースは殺されるっ!?)
リックとエースが戦っている ユウヤが思う
(エースはゲートキーパーズではない… それに、ついさっきは命を奪わなかったとは言えヴィンを傷付けてまで攻撃を行った… それはとても許されない事だ だけど、それでも…)
ユウヤがエースを見る リックがエースの攻撃をギリギリに避けて言う
「チィ…!こっちは疲れてるってぇのによ?てめぇは体の疲れを感じてねぇのか めい一杯戦いやがってっ」
エースが声を上げてリックへ攻撃を繰り出す
「あぁああーーっ!」
エースの攻撃をリックが避ける エースの拳がリックの後方にあった壁を大破させる リックが回避した先でそれを見て言う
「…ヴィン!まだかっ!?」
ヴィンが言う
「残念ながら」
リックがエースへ向いて言う
「使えねぇぞヴィーンリッヒ!…とは言え 手段がねぇとあってはエース… そろそろ終わりにしてやんぜ?」
ユウヤがハッとして言う
「ヴィン!?」
ヴィンが言う
「薬剤でもなくヴァンパイアの生体成分でもないとなると 彼女は一体何からその成分を抽出したのか… それが分からないとあっては解除薬も作り様がない 残念だがエースの事は…」
ユウヤが言う
「それならっ!?…エースではなく 彼女を攻撃して聞き出せば良いのでは!?」
ヴィンが苦笑して言う
「その彼女を攻撃しようにもエースが防衛を行うのでは やはりエースを先に始末せざるを得ない 更に私が ここを離れる事が出来ないとあっては エースをリックへ任せて 彼女へ向かうと言う事も出来ず そして、また彼女を詰問したとしても口を割るとは思えない」
リックが言う
「今、楽にしてやるぜ エース!」
リックがエースへ攻撃を仕掛ける ユウヤが叫ぶ
「エース!!」


続く
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