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出産の時
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真紀は37週目に入った。
いよいよいつ産まれてもおかしくない時がやって来た。
少しずつお腹が痛くなってきたような気がした。
使用人に頼んでお医者さんを呼んでもらうことにした。
それまでベッドに横になっておこうと思い、広いベッドの上に転がった。
ついに陣痛が始まったのかと思うと少し怖くなった。
子供が産まれるのは嬉しい。
ただ、やっぱり初産なので怖いと思ってしまう。
そんな時ウォンが部屋に入ってきた。
「大丈夫か!?どこか痛いのか!?」
「多分陣痛が始まったんだと思うの」
「それじゃあもうすぐ産まれるのか!?」
「まだ暫くかかると思う12時間くらいかかるらしいし」
12時間と聞きウォンは驚いた。
「そんなにかかるのか」
「俺はずっとついていてやれない」
「・・・うん。わかってる。大丈夫だよ」
真紀は強がって笑ってみせた。
一緒にいれれば心強いのにと真紀は思ったが彼は王なのだ。
12時間も一緒にいれるはずがない。
そうしているとお医者さんが到着した。
「腹が痛むらしい」
「軽い陣痛が始まったようですね」
「私に任せて王は仕事へお戻りください」
医者にそう言われてしまったらそうするしかない。
今、自分が出来ることは何もないからだ。
「何かあったらすぐに呼んでくれ」
「うん。ありがとう、ウォン」
ウォンはそう言い部屋を後にした。
真紀は急に心細くなった。
しかし呼び止めることは出来ない。
「大丈夫ですよ。真紀様、私がついていますから」
「そうですね」
こういう時はプロの医者に任せた方が良い。
「子宮口を見せて頂いてもいいでしょうか」
「はい」
「まだまだですね」
「お腹の痛みの感覚は不規則ですか?」
「はい」
「これから先が長いかもしれませんが頑張ってください」
「・・・お産ってやっぱり痛いんですよね?」
「はい」
「・・・」
「初めてだから不安なのも分かりますが母になる儀式だと思って頑張ってください」
こうして真紀の初めての出産が始まった。
(どうか無事に産まれて来て・・・)
そう祈りながらお産に取り組むようにした。
10時間かかり無事出産が終わった。
可愛い男の子だった。
元気は良いいそうだ。
産まれるまですごく苦しくて痛かったが、産んでしまえば痛みはスーっと引いていった。
真紀は世継ぎを産むことが出来たのだ。
これで皆に認めてもらえるかもしれない。
そう思うと少し嬉しくなった。
その時ドアがバンっと開きウォンが入ってきた。
「真紀、大丈夫か?」
「はははは・・・何とか。でも少し疲れた」
医者が子供をウォンに見せた。
ウォンは喜んだ。
無事に産まれてくれたことが嬉しかった。
ウォンは赤ちゃんの抱き方がわからず医者に習っていた。
何とか抱くことが出来た。
「男の子ですよ」
「世継ぎか・・・名前を考えなくてはいけないな」
腕の中の小さな命に語りかけているウォンは父親の顔をしていた。
いよいよいつ産まれてもおかしくない時がやって来た。
少しずつお腹が痛くなってきたような気がした。
使用人に頼んでお医者さんを呼んでもらうことにした。
それまでベッドに横になっておこうと思い、広いベッドの上に転がった。
ついに陣痛が始まったのかと思うと少し怖くなった。
子供が産まれるのは嬉しい。
ただ、やっぱり初産なので怖いと思ってしまう。
そんな時ウォンが部屋に入ってきた。
「大丈夫か!?どこか痛いのか!?」
「多分陣痛が始まったんだと思うの」
「それじゃあもうすぐ産まれるのか!?」
「まだ暫くかかると思う12時間くらいかかるらしいし」
12時間と聞きウォンは驚いた。
「そんなにかかるのか」
「俺はずっとついていてやれない」
「・・・うん。わかってる。大丈夫だよ」
真紀は強がって笑ってみせた。
一緒にいれれば心強いのにと真紀は思ったが彼は王なのだ。
12時間も一緒にいれるはずがない。
そうしているとお医者さんが到着した。
「腹が痛むらしい」
「軽い陣痛が始まったようですね」
「私に任せて王は仕事へお戻りください」
医者にそう言われてしまったらそうするしかない。
今、自分が出来ることは何もないからだ。
「何かあったらすぐに呼んでくれ」
「うん。ありがとう、ウォン」
ウォンはそう言い部屋を後にした。
真紀は急に心細くなった。
しかし呼び止めることは出来ない。
「大丈夫ですよ。真紀様、私がついていますから」
「そうですね」
こういう時はプロの医者に任せた方が良い。
「子宮口を見せて頂いてもいいでしょうか」
「はい」
「まだまだですね」
「お腹の痛みの感覚は不規則ですか?」
「はい」
「これから先が長いかもしれませんが頑張ってください」
「・・・お産ってやっぱり痛いんですよね?」
「はい」
「・・・」
「初めてだから不安なのも分かりますが母になる儀式だと思って頑張ってください」
こうして真紀の初めての出産が始まった。
(どうか無事に産まれて来て・・・)
そう祈りながらお産に取り組むようにした。
10時間かかり無事出産が終わった。
可愛い男の子だった。
元気は良いいそうだ。
産まれるまですごく苦しくて痛かったが、産んでしまえば痛みはスーっと引いていった。
真紀は世継ぎを産むことが出来たのだ。
これで皆に認めてもらえるかもしれない。
そう思うと少し嬉しくなった。
その時ドアがバンっと開きウォンが入ってきた。
「真紀、大丈夫か?」
「はははは・・・何とか。でも少し疲れた」
医者が子供をウォンに見せた。
ウォンは喜んだ。
無事に産まれてくれたことが嬉しかった。
ウォンは赤ちゃんの抱き方がわからず医者に習っていた。
何とか抱くことが出来た。
「男の子ですよ」
「世継ぎか・・・名前を考えなくてはいけないな」
腕の中の小さな命に語りかけているウォンは父親の顔をしていた。
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