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銀の兄の花嫁
日奈子の想い
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最近気がつけばよく日吉に押し倒される。
あれは一体何がしたいのだろうか・・・。
キスをするだけなら立ったままでも座ったままでもできるはずなのに。
日吉はもっと他にしたい事があるのだろうか。
12歳ともなるとなんとなくわかるが具体的にはまだ分からない。
今度日吉に聞いてみよう。
今度の週末は何を作っていこう。
日吉は何でも食べてくれる。
でも肉系が好きみたいだ。
日奈子はいつも本を見ながら料理の練習をしている。
それは日吉に嫁ぐための花嫁修業のようなものだった。
週末、日吉はいつもの所で待っていてくれた。
「日吉!」
日奈子は日吉に飛びついた。
日吉は日奈子の頭を撫でた。
日奈子は日吉に恋心を抱き始めている。
「今日は何を作ってきたんだ?」
日吉は日奈子の料理が好きだった。
毎週楽しみにしていた。
「今週は肉系の料理を中心にしてみたよ」
「本当か?それは楽しみだ」
急に日吉の機嫌が良くなった。
「日吉はお肉好きだもんね」
「蛇だからな」
そう、日吉は蛇なのだ。
人型で接することがほとんどなので彼が蛇であることをつい忘れてしまう。
あまり蛇の姿を見せないのは私を怖がらせない為らしい。
でも、日奈子は蛇の姿の日吉も綺麗で好きだった。
日吉は自分の事をどう思っているのだろう。
ちゃんと好きでいてくれているのだろうか?
「日吉はどうして私をお嫁さんにしたいの?」
そう聞くと日吉は暫く考えた。
「よくわからんが気に入っているからかもしれん」
「それって好きって事?」
「多分これが好きという感情なのだろうな」
「日吉は今まで恋をしたことはないの?」
「さぁな、もう昔の事はあまり覚えていない」
日吉は一体いくつなのだろうか。
日奈子は日吉に興味がある。
そう考えているとまた日吉に押し倒され唇を奪われた。
「どうしていつも押し倒すの?」
「この方が色々できて都合がいい」
そう言いながら日吉は更にキスを続けた。
今度は深いキスだった。
歯列をなぞり、舌を吸い、たまに甘噛みされる。
それだけで日奈子は戸惑ってしまう。
いつもこうやって翻弄されてばかりいる。
「日吉はキスだけで満足できてる?」
「いや、全然足りないな。日奈子がもう少し大人になってからじゃないと抱けないだろう?」
「抱くってどうするの?」
「知りたいのか?」
無言で日奈子は頷いた。
はぁーっと溜息を付き日吉は頭をがしがし掻いた。
「まだ早いと思うぞ?」
「・・・そう・・・」
日奈子は教えてもらえなかったことを残念に思った。
「だが、途中までなら教えてやれるか・・・」
「え?本当?」
日奈子は嬉しそうに声を上げた。
「では、俺の社へ行こう」
日吉は日奈子を抱き上げ社へ向かった。
そうしてベッドに組み敷かれた。
日奈子が身につけている衣服を脱がせていく。
「やぁ!」
それに驚き日奈子は悲鳴を上げた。
「知りたいんだろう?」
「脱がなきゃダメなの!?」
「ああ、服を着ていたら邪魔になるからな」
日吉は日奈子から服を全て剥ぎ取った。
初めてみる日奈子の体は子供の体から大人の体へと変化していく途中のものだった。
「これはこれで色っぽいな・・・」
日奈子は丸まって体を隠した。
「あんまり見ないでぇ・・・」
「触るぞ」
「ひゃぁ!!冷たい」
日奈子は日吉に胸を触られた。
その手の冷たさに驚いた。
そして日奈子の控えめな胸を揉み始めた。
首筋にも舌を這わせていく。
日奈子はぞくぞくした。
気持ちいいのかそうじゃないのか分からない。
体中を日吉の舌が這う。
「んぅ・・・あぁん」
何度もそうされていると自然と日奈子の口から甘い声が漏れだした。
その声を聞いた日吉は日奈子の秘部へと手を伸ばした。
「きゃっ」
そこは硬く閉じられたままでまだ綻ぶ気配はない。
「やっぱりやめるぅ~」
日奈子は半泣きになりながら懇願した。
しかし、日吉は行為を進めていった。
日奈子の両膝裏を持ち、左右に大きく広げた。
「ひやぁ!!も、やめてぇ」
全てを晒されて日奈子は戸惑った。
まだ濡れていないところに舌で愛撫を始めた。
ひんやりした舌が小さな蜜口を見つけ、出入りしてくる。
「んぅう!」
「痛くないだろう?」
「痛くないけど、恥ずかしいから!」
「本番はここをよくほぐして俺のものを受け入れてもらう」
きょとんとした表情で日吉を見つめた。
「日吉のもの?」
「これだ」
そう言ってすっかり立ち上がったものを取り出し日奈子に見せた。
「何・・・それ・・・?」
「そんなことも知らないのか?」
「まだ習ってない」
日奈子から見るとまるで凶器のようなものに見えた。
「むりだよ!そんなの入らない!!」
「今は無理でも、大人になれば入るようになる」
そう言い日吉は自身のものをしまった。
日奈子は急に恐ろしくなった。
慌てて脱がされた洋服と下着を身につけ、逃げるようにベッドの端へ移動した。
「そう怯えなくても今は抱く気はない。本当は抱きたいがな」
日奈子は最後の一言は聞かなかったことにした。
まさか”抱く”ということがあんなことをするなんて想像もしていなかった日奈子は驚いた。
聞かなければよかったと後悔した。
知ってしまった今ではもう知らなかった時に戻れない。
その日、日奈子は少し怯えながら過ごした。
帰る時間になり帰ろうとすると日吉が耳元で言った。
「お前は俺の花嫁だ。・・・よく覚えていろよ」
「・・・~っ」
日奈子は真っ赤になり山から走り去った。
あれは一体何がしたいのだろうか・・・。
キスをするだけなら立ったままでも座ったままでもできるはずなのに。
日吉はもっと他にしたい事があるのだろうか。
12歳ともなるとなんとなくわかるが具体的にはまだ分からない。
今度日吉に聞いてみよう。
今度の週末は何を作っていこう。
日吉は何でも食べてくれる。
でも肉系が好きみたいだ。
日奈子はいつも本を見ながら料理の練習をしている。
それは日吉に嫁ぐための花嫁修業のようなものだった。
週末、日吉はいつもの所で待っていてくれた。
「日吉!」
日奈子は日吉に飛びついた。
日吉は日奈子の頭を撫でた。
日奈子は日吉に恋心を抱き始めている。
「今日は何を作ってきたんだ?」
日吉は日奈子の料理が好きだった。
毎週楽しみにしていた。
「今週は肉系の料理を中心にしてみたよ」
「本当か?それは楽しみだ」
急に日吉の機嫌が良くなった。
「日吉はお肉好きだもんね」
「蛇だからな」
そう、日吉は蛇なのだ。
人型で接することがほとんどなので彼が蛇であることをつい忘れてしまう。
あまり蛇の姿を見せないのは私を怖がらせない為らしい。
でも、日奈子は蛇の姿の日吉も綺麗で好きだった。
日吉は自分の事をどう思っているのだろう。
ちゃんと好きでいてくれているのだろうか?
「日吉はどうして私をお嫁さんにしたいの?」
そう聞くと日吉は暫く考えた。
「よくわからんが気に入っているからかもしれん」
「それって好きって事?」
「多分これが好きという感情なのだろうな」
「日吉は今まで恋をしたことはないの?」
「さぁな、もう昔の事はあまり覚えていない」
日吉は一体いくつなのだろうか。
日奈子は日吉に興味がある。
そう考えているとまた日吉に押し倒され唇を奪われた。
「どうしていつも押し倒すの?」
「この方が色々できて都合がいい」
そう言いながら日吉は更にキスを続けた。
今度は深いキスだった。
歯列をなぞり、舌を吸い、たまに甘噛みされる。
それだけで日奈子は戸惑ってしまう。
いつもこうやって翻弄されてばかりいる。
「日吉はキスだけで満足できてる?」
「いや、全然足りないな。日奈子がもう少し大人になってからじゃないと抱けないだろう?」
「抱くってどうするの?」
「知りたいのか?」
無言で日奈子は頷いた。
はぁーっと溜息を付き日吉は頭をがしがし掻いた。
「まだ早いと思うぞ?」
「・・・そう・・・」
日奈子は教えてもらえなかったことを残念に思った。
「だが、途中までなら教えてやれるか・・・」
「え?本当?」
日奈子は嬉しそうに声を上げた。
「では、俺の社へ行こう」
日吉は日奈子を抱き上げ社へ向かった。
そうしてベッドに組み敷かれた。
日奈子が身につけている衣服を脱がせていく。
「やぁ!」
それに驚き日奈子は悲鳴を上げた。
「知りたいんだろう?」
「脱がなきゃダメなの!?」
「ああ、服を着ていたら邪魔になるからな」
日吉は日奈子から服を全て剥ぎ取った。
初めてみる日奈子の体は子供の体から大人の体へと変化していく途中のものだった。
「これはこれで色っぽいな・・・」
日奈子は丸まって体を隠した。
「あんまり見ないでぇ・・・」
「触るぞ」
「ひゃぁ!!冷たい」
日奈子は日吉に胸を触られた。
その手の冷たさに驚いた。
そして日奈子の控えめな胸を揉み始めた。
首筋にも舌を這わせていく。
日奈子はぞくぞくした。
気持ちいいのかそうじゃないのか分からない。
体中を日吉の舌が這う。
「んぅ・・・あぁん」
何度もそうされていると自然と日奈子の口から甘い声が漏れだした。
その声を聞いた日吉は日奈子の秘部へと手を伸ばした。
「きゃっ」
そこは硬く閉じられたままでまだ綻ぶ気配はない。
「やっぱりやめるぅ~」
日奈子は半泣きになりながら懇願した。
しかし、日吉は行為を進めていった。
日奈子の両膝裏を持ち、左右に大きく広げた。
「ひやぁ!!も、やめてぇ」
全てを晒されて日奈子は戸惑った。
まだ濡れていないところに舌で愛撫を始めた。
ひんやりした舌が小さな蜜口を見つけ、出入りしてくる。
「んぅう!」
「痛くないだろう?」
「痛くないけど、恥ずかしいから!」
「本番はここをよくほぐして俺のものを受け入れてもらう」
きょとんとした表情で日吉を見つめた。
「日吉のもの?」
「これだ」
そう言ってすっかり立ち上がったものを取り出し日奈子に見せた。
「何・・・それ・・・?」
「そんなことも知らないのか?」
「まだ習ってない」
日奈子から見るとまるで凶器のようなものに見えた。
「むりだよ!そんなの入らない!!」
「今は無理でも、大人になれば入るようになる」
そう言い日吉は自身のものをしまった。
日奈子は急に恐ろしくなった。
慌てて脱がされた洋服と下着を身につけ、逃げるようにベッドの端へ移動した。
「そう怯えなくても今は抱く気はない。本当は抱きたいがな」
日奈子は最後の一言は聞かなかったことにした。
まさか”抱く”ということがあんなことをするなんて想像もしていなかった日奈子は驚いた。
聞かなければよかったと後悔した。
知ってしまった今ではもう知らなかった時に戻れない。
その日、日奈子は少し怯えながら過ごした。
帰る時間になり帰ろうとすると日吉が耳元で言った。
「お前は俺の花嫁だ。・・・よく覚えていろよ」
「・・・~っ」
日奈子は真っ赤になり山から走り去った。
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