白蛇の花嫁

えりー

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銀の兄の花嫁

契り

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日吉はベッドまで日奈子を誘うと日奈子を抱きしめた。
日奈子はこれから起こることに少し身が竦んだ。
「大丈夫だ、なるべく痛くない様努力する」
そう言い、日奈子をベッドに押し倒した。
「どのくらい痛いのかな・・・」
「さぁ、俺は女じゃないからわからない。だが、痛みに耐えきれなくなったら言うんだぞ?」
日奈子は黙って頷いた。
日吉は日奈子の服を脱がせ始めた。
日奈子を裸にし、とりあえずシーツをかけてやった。
日奈子が恥ずかしがりなのを知っているからだ。
なるべく日奈子に負担はかけたくないが、日奈子に負担をかけてしまうだろう。
もしかすると暫く動けなくなってしまうかもしれない。
しかし日吉は止めるつもりはなかった。
日吉は自分の身につけているものを脱ぎ捨てた。
そうしてシーツを被せている日奈子の上に覆いかぶさった。
日吉の手が日奈子の体を直に触れ始めた。
「ひゃ、冷たい!」
「俺は蛇だから、体温が低いんだ。驚かせてすまない」
「ご、ごめんなさい。ちょっとびっくりしただけ」
日奈子の控えめな胸を揉みながらキスをしていく。
体中に唇を落とす。
「ふっ、あ、うぁん」
日奈子は初めはくすぐったそうにしていたが徐々甘い声を漏らし始めた。
秘部に触れてみる。
やはり硬く閉じたままだ。
全く濡れていない。
日吉は、両膝裏を持ち上げ大きく左右に開き蜜口を舐め始めた。
「や、そんなとこ汚いよ」
「日奈子の体で汚い所なんてない」
そう言い日奈子の小さな快楽の芽を見つけるとそこにも愛撫を始めた。
「やぁ、そこ、何かおかしくなっちゃう・・・」
舌先で転がしてやると日奈子は甘い声を上げた。
「あぁん、ふぅん、やぁぁぁん」
ひたすら快楽の芽を責め立てる。
すると硬く閉じたままだった蜜口から少しずつ蜜が出はじめた。
それでもまだ潤いが足りない。
「やぁぁぁぁん!!」
そう言いながら日奈子は達した。
知らない感覚に戸惑いながらも日奈子の体は日吉を受け入れる準備をしだした。
達した時にドッと蜜が溢れてきた。
日吉はその蜜を指先に取り蜜口に塗り込み始めた。
舌では快楽の芽を愛撫し、指では蜜口を愛撫していった。
「も、やぁ~!」
日奈子は恥ずかしくて思わず声を上げた。
「悪いがやめる気はない」
そうして日奈子の蜜口に指を差し込み始めた。
「いっ」
「痛いのか?」
「だ、大丈夫」
「初めての感覚だったから驚いただけ・・・」
「・・・続けるぞ」
日奈子は無言で頷いた。
徐々に蜜が溢れてくるようになってきた。
それでもまだ日吉のものを入れるのは早い。
今は指2本がやっと入った状態だ。
快楽の芽を思い切り吸い上げた。
すると日奈子は声を上げながら達した。
「ひゃぁぁぁぁんっ」
今までの倍の蜜が溢れてきた。
その蜜をさらに蜜口に塗りこめていく。
するとようやく3本指が入るようになった。
指を蜜口から蜜壺の中へ移動させた。
円を描くように蜜壺の中で動かしていく。
蜜壺の一カ所の場所に触れると日奈子の体はヒクっと動いた。
「ああ、ここが好いのか?」
「やぁ、そんなの分からない・・・」
顔を真っ赤にして日奈子はそう言った。
充分に蜜口もほぐれた。
もうそろそろいい頃だろうと判断した日吉は自身のものを取り出した。
そして日奈子に声をかけた。
「痛かったら我慢せずに泣いても叫んでもいいからな」
「・・・うん」
ゆっくり蜜口にあてがい、蜜壺目指して押し入れていく。
「くっ・・・やはり狭いな」
「いたぁ・・・」
「ひ・・・よし。痛いぃ」
「悪いがもう止めらてない」
日吉は一思いに楽にしてやろうと一気に突き入れた。
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
「ひっ、あっ、んん」
日奈子は呼吸が上手く出来なくなった。
それほど痛みは酷いものだった。
「日奈子、落ち着け。もう入ったぞ」
ズクンズクンと脈を打つような痛みが体中に走る。
日奈子は荒い呼吸を繰り返している。
日吉は日奈子が落ち着くまでじっとそのまま待った。
「日・・・吉・・・もう大丈夫」
そう言い日奈子は無理して微笑んだ。
目には涙の痕がある。
「動くぞ」
「え?」
少しずつゆさゆさと腰を振り始めた。
「ひゃんっ、やぅ」
「痛むか?」
日奈子は痛いのかどうなのかわからなくなっていた。
痛みはまだあるが少しずつ治まってきているような気がした。
「わかんない・・・」
「そうか」
「あぁん、ひぁん、あぁん」
日吉が腰を動かすたびに日奈子から甘い声が漏れ始めた。
「お腹破れそうで怖い・・・」
「大丈夫だ、破れたりしない」
日吉は思わず吹き出しそうになってしまった。
「あ、何かくるぅ、やぁ。怖いぃ」
「達していいぞ」
「やぁぁぁぁあ」
悲鳴を上げながら日奈子はまた達した。
すると蜜壁がきゅうきゅうと日吉のものを締め付け始めた。
日吉から何かを搾り取ろうとしている。
日吉は蜜壁に刺激され、限界を迎えようとしていた。
何度も日奈子の好い所を穿った後、日奈子の中で精を放った。
日奈子はその衝撃で体ががくがくした。
全てが終わった後、白濁したものと血が混ざり合ったものが秘部から流れ落ちるのを見てパニックに陥った。
そんな日奈子を抱え日吉は浴室へ連れて行った。
体を綺麗に洗ってやり、一緒に湯船につかった。
「日奈子、大丈夫か?」
「大丈夫じゃない・・・あちこち痛いぃ」
我慢していたのか日奈子は今頃泣き始めた。
そんな日奈子を抱きしめ日吉は一言日奈子に謝った。
「まだ子供なのに急がせて悪かった」
「もう子供じゃなくなったわ・・・」
大人の情事を知ってしまった今の日奈子はもう子供ではない。
「日吉の方は大丈夫なの?私の体じゃ満足できてないんじゃないの?」
「そんなことはない」
「・・・」
2人の間に妙な沈黙が落ちた。
こうして2人の初めての交わりは終わった。

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