土地神との恋

えりー

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久野と美冬

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美冬は1人洞窟に残された。
洞窟の中は少し肌寒かった。
目の前にきらきらした滝が流れている。
「綺麗な場所・・・」
手を伸ばし水を触ろうとすると何かに阻まれた。
(・・・これが結界・・・)
美冬は自分の力で結界を破ることが出来ないか試してみたくなった。
しかし、力を使うという事は命を削ることにつながるらしい。
美冬は迷ったが、大人しく久野が戻ってくるのを待つことにした。
布団に横になり色々考えた。
久野は美冬に危害を加える気はないと言っていたが、土地神にはひどい怪我を負わせている。
土地神より強い神なのだろうか。
ここは逆らわず、言う事を聞いたほうがいいのではないのだろうか。
でも社にいる土地神が心配だ。
しかし、今、土地神の社に行って美冬が出来ることはない。
彼は今は眠っているだろうから。
「今、戻った。逃げなかったんだな?」
美冬は慌てて身を起こした。
そう言いながら久野は果物を美冬に差し出した。
「あ、ありがとう」
お礼を言い素直に果物を受け取った。
「・・・土地神様に大怪我を負わせたのは貴方なの?」
「ああ、俺だ」
「何故あんなことを・・・」
「俺は行き場を失くした神だ。新しい土地が欲しい。だから土地神と戦っている」
「他の土地じゃダメなの?」
「この地は美冬がいるからな」
いきなり自分の名が出てドキリとした。
「どうして、私にこだわるの?」
「俺はどうやら美冬が欲しいらしい」
そう言い久野は美冬との距離を縮めてきた。
「あっ」
簡単に押し倒されてしまった。
一生懸命抵抗しているが久野の力にはとてもじゃないが勝てない。
「何する気?」
「この状態でそれを聞くのか?」
耳元でそう囁かれぞくりとした。
「まさか・・・私を抱く気なの?」
「ああ、そのまさかだ」
涼しい顔でそう言われてしまった。
こんなことになるなら力を使って逃げ出せばよかった。
しゅるっと着物の帯をほどかれ、あっという間に着物を脱がされてしまった。
「やめて・・・」
「もう遅い。俺は欲しいと思ったものは手に入れる主義なんだ」
そう言いながら美冬に口づけをした。
「んぅ!あ、はぁ、んん」
その口づけは長く濃厚なものだった。
美冬は息が上がってしまった。
「これくらいで息が上がるのか」
そう言われ真っ赤になった。
両手を帯で縛られていて身動きが取れない。
本当は嫌なのに簡単に口づけを受け入れてしまう。
着物もはだけ、全て久野に見られている。
「綺麗な肌だ」
そっと触れられ、体がビクッと反応した。
胸を揉まれ、胸の頂を口に含まれ舌先で弄ばれ始めた。
「やぁん、あ、やぁ」
「なかなか可愛い声で鳴くな」
美冬の下腹部が疼きだした。
今まで経験したことのない疼きだった。
秘部が濡れ始めているのが自分でもわかる。
美冬は恥ずかしくなり暴れた。
しかし、久野はビクともしない。
「そろそろか?」
そう言いながら秘部に手を伸ばした。
秘部は蜜を滴らせていた。
久野はその蜜を舐めとっていく。
両膝裏を抱えられ、久野に秘部を晒す態勢を取らされた。
「やぁ、見ないでぇ・・・」
舌を蜜口に入れぐちゅぐちゅとかき回される。
「ひぁ、やめて、いやぁ」
そう言うが聞き入れてもらえない。
美冬の快楽の芽を見つけるとそこも舐め始めた。
「甘いな」
そんな事を言ってくる。
美冬の自由は奪われたままだ。
必死に今も足をばたつかせ抵抗をしているが全く久野はこたえない。
足を掴む手に力が籠められ、痛みが走った。
「~っ!」
「優しくしたいんだ。暴れないでくれ」
そう言い行為を続ける。
その言葉はとても冷たいものだった。
美冬は抵抗をやめた。
所詮人間が神に敵うはずはない。
「これだけほぐしておけば痛くはないだろう」
久野は自身のものを取り出し、美冬の蜜壺めがけて一気に入れた。
「やぁぁぁぁん!!」
「痛いのか?」
「・・・」
美冬は返事をしなかった。
硬く目を閉じ現実を拒絶した。
何も見たくない!
強くそう思った。
「動くぞ」
久野は腰を動かし始めた。
「やぁ、やめ、ひぅ」
中が擦れる感覚が快感を呼ぶ。
嫌なのに感じてしまう。
ひたすら腰を動かしていく。
「やだ、何か変な感じがするぅ・・・」
「やぁ、こわ・・・い」
その声を聞いた久野は言った。
「快楽に抗わず達せばいい」
「あ、あぁぁあぁん」
美冬は言われるまま達した。
蜜壁がきゅきゅうと久野のものを締め付け始めた。
久野は腰の動きを早めていった。
そうして久野は美冬の中で達し、果てた。
熱いものを突然注がれ美冬は驚き悲鳴を上げた。
「ひぁぁぁあぁ!!」
それと同時にまた達してしまった。
美冬は久野に犯されてしまった。
腕の拘束は解かれた。
少し手首に痣になっていた。
「美冬?」
落ち込んでいる美冬に久野の声は届かない。
犯されている最中感じてしまった自分が情けなくて仕方なかった。
久野は美冬に触れようとした。
美冬はその手を振り払った。
「や、やめて。触らないで」
「そんなに怯えなくても今日はもう何もしない」
という事は明日はするのだろうか・・・。
嫌、もう久野に抱かれたくない。
私が抱かれたいのはただ一人、土地神様だけだ。
「私を家へ帰して・・・」
「ようやく手に入れたのに何故手放さなければいけない?」
「お願い、帰して」
そう言い久野を睨み付けた。
村の状態も気になるし、何よりも土地神様の事が気になった。
久野は溜息を付き、今回は帰してやることにした。
「また迎えに行くからな」
そう言い結界を解いてくれた。
こうして美冬は村へ帰ることが出来た。
外に出るとまた暗雲が立ち込めていた。
そして作物も全く育っていなかった。
今が夜なのか昼なのか分からないほど暗い。
一体どうなっているんだろう。
美冬は急いで土地神の元へ行った。
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