自殺志願少女と獣の王

えりー

文字の大きさ
10 / 38

過保護なリハ

しおりを挟む
その日からリハは唯奈がどこに行くにも付いてくるようなになった。
さすがにトイレには付いてこないがお風呂には付いてくる。
そして一緒に入りたがる。
どんなに嫌がっても一緒に入りたがるので唯奈は少しでも恥ずかしさを軽減させるためにリハには狼の姿になったもらっている。
一緒のベッドに入ると人型になりいきなり覆いかぶさってくる。
そして唯奈を抱く。
唯奈には今自由がない。
しかし、それは仕方のないことなのかもしれない。
愛しい人を弟に殺され食べられてしまったのだから。
何故、ティはそんな事をしたのだろうか。
食べるのは罪人の肉ではいけなかったのだろうか。
それはティに聞いてみなくては分からないことだった。
今はとても聞ける状態ではないが。
「あぅ!」
下から思い切り突き上げられた。
繋がったままリハは腰の動きを止めた。
「考え事か?随分余裕が出てきたな。唯奈」
「余裕なんて・・・無いです・・・」
「嘘をつくな、今何を考えていた」
「・・・ティの事を・・・」
「余計なことを考えなくて良い」
そういうとまた腰を激しく動かし始めた。
「ひゃん!」
「ひぁぁぁん」
「や、もう、むりぃ・・・」
「ぁあああああん」
声を上げ唯奈は達した。
唯奈の蜜壁に締め付けられ、リハも唯奈の中で達した。
「そうして、私だけの事を考えていれば良い」
どくどくと蜜壺の中に白濁したものを流し込んでいく。
「~っ!」
まだ抱こうとするリハに、もう無理だと言うとリハは不機嫌になった。
「リハ様・・・体力がありすぎます」
「唯奈の体力がなさすぎるんだ」
そう言いリハは唯奈を抱きしめた。
「人間相手だと加減がわからん」
「もっと手加減してください・・・」
リハは少し笑いながら、ゆっくり唯奈にキスをした。
唯奈はそのキスに応えた。
キスを終えると一気に眠気が襲ってきた。
「唯奈、眠たいのか」
「はい」
「では寝ろ」
「・・・はい・・・」
そう返事をするとすぐに眠りに落ちていった。
今度こそ守りたいと思うとついやりすぎてしまう。
自覚はあるがリハはティを恐れている。
今度唯奈に何か危害を加えられたら兄弟で殺し合いかねない。
だが、何故か昔からティはリハの大切にしているものを壊すことが好きだった。
それは今も変わらない。
早く何とかして城から出て行ってもらいたいとリハは思っていた。
けれどあの様子だと出て行く気配はない。
むしろ居座り、隙を伺い唯奈に何かするだろう。
ずっと唯奈についていたいがそれも難しい。
公務もしなければならない。
今まではデスクワークだったから王の間でやっていた。
しかし今からは会議に出たり色々しなくてはいけない。
その時は唯奈を連れていくわけにはいかない。
人肉を食べる者はティだけではない。
会議に出る者も人肉を好んで食べる者もいる。
まだ公に人間である唯奈を妃にすると言っていないので人間の唯奈を会議には連れていけない。
今はまだその時ではないと判断しているが、なるべく早く公にするべきかもしれない。
リハは横で幸せそうに眠る唯奈を眺めながらそう思った。 
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

お久しぶりです旦那様。そろそろ離婚ですか?

奏千歌
恋愛
[イヌネコ] 「奥様、旦那様がお見えです」 「はい?」 ベッドの上でゴロゴロしながら猫と戯れていると、侍女が部屋を訪れて告げたことだった。

二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました

小豆缶
恋愛
「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」 二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。 第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の話のみを信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症が悪化して、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。 それから二十年。 第三王妃はとある事故で亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。 なのに王は諦めない。毎日の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。 不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。 これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。 ※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...