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八代とお嬢
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八代(やつしろ)はみくるの為に昔作られた妖刀だ。
古びた刀で柄の色は緑、銀に煌く美しい刀だ。
1つ普通の刀と違う事はある女児の為だけに作られた刀で人型になれるという事だ。
八代の容姿は黒髪、黒い瞳。黒い着物に緑色の衣を纏っている。
当時の橋野家の当主は預言者にこう告げられた。
”橋野家の八代目の当主は強い霊力を持ち、妖魔に狙われることになる。そうならない為に妖刀を作る必要がある”
当時の橋野家の当主は急いで刀を造らせた。
預言者に術をかけてもらい妖刀になった。
そうして、八代目のみくるが生まれるとベビーベッドの横に刀を置いた。
八代は小さな結界を張りみくるを妖魔たちから隠した。
みくるが成長していく姿を見るのが好きだった八代はいつしかみくるに惹かれていった。
みくるも八代によく懐いていた。
しかしみくるが年頃になると八代を少し避けるようになった。
それでも八代はみくるの世話をかいがいしくやいていた。
「あー!!それには触らないでぇ!!」
「最近の下着はよくできてるなー」
「見ないで!!」
「俺は洗濯物を干しているだけなんだが・・・?」
「下着は自分で干すしたたみます!!」
下着を八代から奪い取り、両手で隠した。
みくるの顔は羞恥で赤く染まっている。
「今更、何を恥ずかしがる必要がある?小さい頃はあんなに懐いていたのに」
「今と昔は違うの!もう私は年頃なんだし」
みくるは16歳になっていた。
「いつになったらこの屋敷から出られるのかしら・・・」
みくるは溜息をついた。
強いみくるの霊力を我が物にしようという妖魔は沢山いた。
その為、八代は屋敷の敷地全体に結界を張っていた。
邪な者が入ってこれないようになっていた。
みくるは学校に通ったことがない。
友人もいない。
唯一の友人は八代唯一人だけだった。
「お嬢、それは無理だ。全ての妖魔からお嬢を護りきれる自信がない」
「・・・随分弱気な事を言うのね。あなたは私の妖刀なんでしょう?」
「そうだけど保証が出来ない以上下手に動かないほうがいいんだ」
「・・・わかっているわよ」
少し拗ねたようにみくるは答えた。
八代はいつかはみくるに屋敷の世界を見せてやりたいと思っていた。
しかし・・・大勢の妖魔が攻撃してきて戦いながら、護るのは難しい。
それも知っている。
「・・・いつか外の世界を見に行こうな」
「・・・そうね・・・」
みくるには家庭教師が付けられており、そろそろ家庭教師が来る時間だった。
「それじゃ、私もう行くから・・・勉強があるの」
「もうそんな時間か」
そう言い2人は別れた。
古びた刀で柄の色は緑、銀に煌く美しい刀だ。
1つ普通の刀と違う事はある女児の為だけに作られた刀で人型になれるという事だ。
八代の容姿は黒髪、黒い瞳。黒い着物に緑色の衣を纏っている。
当時の橋野家の当主は預言者にこう告げられた。
”橋野家の八代目の当主は強い霊力を持ち、妖魔に狙われることになる。そうならない為に妖刀を作る必要がある”
当時の橋野家の当主は急いで刀を造らせた。
預言者に術をかけてもらい妖刀になった。
そうして、八代目のみくるが生まれるとベビーベッドの横に刀を置いた。
八代は小さな結界を張りみくるを妖魔たちから隠した。
みくるが成長していく姿を見るのが好きだった八代はいつしかみくるに惹かれていった。
みくるも八代によく懐いていた。
しかしみくるが年頃になると八代を少し避けるようになった。
それでも八代はみくるの世話をかいがいしくやいていた。
「あー!!それには触らないでぇ!!」
「最近の下着はよくできてるなー」
「見ないで!!」
「俺は洗濯物を干しているだけなんだが・・・?」
「下着は自分で干すしたたみます!!」
下着を八代から奪い取り、両手で隠した。
みくるの顔は羞恥で赤く染まっている。
「今更、何を恥ずかしがる必要がある?小さい頃はあんなに懐いていたのに」
「今と昔は違うの!もう私は年頃なんだし」
みくるは16歳になっていた。
「いつになったらこの屋敷から出られるのかしら・・・」
みくるは溜息をついた。
強いみくるの霊力を我が物にしようという妖魔は沢山いた。
その為、八代は屋敷の敷地全体に結界を張っていた。
邪な者が入ってこれないようになっていた。
みくるは学校に通ったことがない。
友人もいない。
唯一の友人は八代唯一人だけだった。
「お嬢、それは無理だ。全ての妖魔からお嬢を護りきれる自信がない」
「・・・随分弱気な事を言うのね。あなたは私の妖刀なんでしょう?」
「そうだけど保証が出来ない以上下手に動かないほうがいいんだ」
「・・・わかっているわよ」
少し拗ねたようにみくるは答えた。
八代はいつかはみくるに屋敷の世界を見せてやりたいと思っていた。
しかし・・・大勢の妖魔が攻撃してきて戦いながら、護るのは難しい。
それも知っている。
「・・・いつか外の世界を見に行こうな」
「・・・そうね・・・」
みくるには家庭教師が付けられており、そろそろ家庭教師が来る時間だった。
「それじゃ、私もう行くから・・・勉強があるの」
「もうそんな時間か」
そう言い2人は別れた。
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