社畜だった私は異世界転生をする 〜第一王女なんて聞いてません〜

mikadozero

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『祭』と事件。そして第一王女としての立場

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爆発の中心地に向かうと、そこは砂埃が立っており全く視界が悪かった。
やっと、砂埃が風で流れたと思ったら……砂埃の中心にいたのは長い髪の毛をしている……耳が長い……他種族の人だった。

私は、何があったのか確かめようと思ったが……

白い髪のした人は普通の目をしていなかった。目が血走っていたのだった。
私はその目を見て危機感を感じた。すると、後ろからお父さんの声が聞こえてきてお父さんは言った。

「……アリフィア……逃げろ!」

その声と共に血走った人は一瞬の隙に私の目の前まで距離をつめていた。私は何をしていいか分からず……突っ立っていると、魔法が発動しバリアを私が周りに展開し攻撃を受け止めてくれた。

私は、攻撃の受け身に全力でいると……お父さんは後ろから走ってきて血走っている人をどかそうとしたが、距離を取りお父さんは私を抱えて言った。

「何の目的だ!」

お父さんの問いかけに長い髪の人は答える。

「……アリフィア……」

「私に?」

私は思わず、声に出して言ってしまう。何でこんな人が私に用があるのだろうか。と不思議に思っていると、長い髪の日人は言う。

「……裏切った……私との約束」

「約束?何のこと?」

私の発言が火に油を注ぐように彼女の何かを刺激してしまったようだ。私とお父さんは、城の中に急いで退散した。

お父さんは私を降ろしてから言った。

「あいつは、最近城くる厄介なやつなんだよ」

「そうですか……何が目的でしょうね?私が関わっているみたいですが……」

「あぁ、お前が関わっている……昔のお前が何かあいつと約束事をしたらしい」

「約束事ですか……私にはわかりませんわ」

「そうだろうな……」

お父さんはため息をつきながら部屋を出て行った。
すると、メイドが入ってきて言った。

「アリフィア様!なぜ外に出たのですか!?」

心配そうに駆け寄ってくるメイドに私は言った。

「……ごめんなさいね、少し気になったものだから」

「そうですか……ご無事で何よりです」

安堵しているメイドに私は聞いた。

「昔の私があなたに何か言ってない?あの長い髪の毛を子について」

メイドは少し考えてから言った。

「……そうですね……何か言っていたか……わかりません……ですが……」

メイドはわからなそうにしていたが、部屋を出る際思い出したかのように言った。

「……結婚の話はされてました……」

「結婚?」

「えぇ、楽しそうに私に結婚するんだって言っておりました」

私は聞いて何も言葉が出なかった。もしかして、あの長い髪の子は男の子なのかもしれない。
だが、昔の私は嫌われ者。そんな私に好意を抱いてくれていた人なんていたはずが……

そんなことを考えているとお母さんが入ってきた。お母さんをじっと見つめていると……
お母さんの顔は呆然としており、そして涙目だった。

そんなお母さんは私のベットに近寄ってきて、そして……流れるようにベットに腰をかけた。
お母さんは私の顔をジッーと見た後言った。

「アリフィア……無事でよかった……」

「お母様、心配をかけてしまい申し訳ございません」

「そこはいいのよ……あなたが無事で居れば……私は……私は……」

お母さんは泣き崩れてしまった。優しく背中そっとさすりお母さんを慰めた。
慰める姿はまるで親子関係が逆転したかのようだった。

数分間、お母さんは泣き続け涙を拭いながら言った。

「アリフィア……もうあの子には関わらないで……お願い……」

私は、そのお願いは無理だなと直感で思った。あの子との約束を果たさなければいけない。決して破っていたとしても私は会いに行き約束内容を聞く。それが今の私の仕事だと思ったからだ。

「いいえ……それはできません」

私が遠慮気味に言うとお母さんは目をかっぴらいて言った。

「どうして!?どうしてなの!?…………どうして……あなたって子は危険な道に歩むのよ……」

そんなお母さんの質問に私は優しい声で答えた。

「それが、私の運命だからですよ」

すると、お母さんは小さな声で何度も呟いていた。

「……そんな……そんな……運命は……嫌だ……嫌……嫌……」

もしかしたら、私はお母さんの精神状態を壊してしまったのかもしれないと感じてしまった。
私はお母さんをそっとベットに横たわらせ、廊下を出てお父さんの元に向かった。

お父さんは大体部屋にいるが今日は珍しく廊下に立っていた。

「お父様……」

私の声に反応してお父さんはこちらを向いて笑顔で言った。

「どうした?何かあったか?」

私はさっきお母さんと話した内容をそのまま言った。すると、お父さんは少し難しそうな顔をしながら言った。

「あぁ……それは大変だな……まぁしょうがないか……」

しょうがないで済ませられる問題なのだろうか……と思っているとお父さんは歩き出し私に背中を見せながら言った。

「少し、お母さんの精神を治してくる……まぁお前は来ないほうがいい……どの辺歩いてな」

そう言い残し、私の部屋に行ってしまった。
そして、私は何をしようかと考えた結果。

爆発のあった場所に向かおうと言う結論に至った。
爆発のあった場所までゆっくりと歩いていると……

「あっ」

そんな声が出てしまった。
なぜなら、私の目の前に爆発の中心にいた白髪の人がいたからであった。

私は目を合わせられずにいると長い髪に人は言った。

「先ほどはすみませんでした」

よく見ると、女の子であった。
私は少し安心するのだった。

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