前世で亡くなった俺は異世界転生をして異世界ライフを楽しみます 〜優しい仲間や心強い仲間がたくさん俺を迎えてくれる〜

mikadozero

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一章 一節 転生

五話 世の中知らない方が幸せなことってあるよな

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リビングの空気は重く誰もしゃべらずに俯いている。
俺はこの空気に耐えられなかった。

「それはどうゆうことなんだ?」

腕を組んでいるマリが言っていたことを俺は問いただした。
すると、マリは腕を解き俺の方に近づいて来て言った。

「そのままの意味。ゴブリンの増える方法は、人間を利用してゴブリンは増えているの」

「……人間?それは誘拐とかをするのか?ゴブリンが」

「いや違うよ。誘拐をするんじゃなくて……」

マリの言葉が止まった。それに続けるようにアルファが言った。

「ゴブリンが村とかにくるだろ?その時村はどうする?」

「どうするって……倒すだろ?」

「あぁ、倒すがそのあとは?」

「後?」

俺は考えるそぶりを見せながら考えた。だが、考え始めて二秒アルファが答えを言った。

「冒険者に依頼だよ」

「あっ……」

俺は察してしまった。
その後の話を聞きたくなはなかったが、アルファの話を静かに聞いた。

「冒険者に依頼を出す。ゴブリンの巣っていうのは罠だらけで普通じゃ進めない」

「普通じゃ?どうゆうことなんだ?」

「罠を見つける職業が冒険者ってのにはあるんだが……それは魔術師が持っている【罠解除】しか見つけられないんだ」

「それはどうして……」

「魔術師ってのはなぜかわからないが、女しかなれない職業なんだ」

「それで、冒険者のゴブリン退治のパーティには女性が一人いると……」

俺が、深刻そうにいうとアルファは頷く。そして、俺は言った。

「だが、ゴブリンだぞ?そんな弱い敵何人かいたら余裕だろ」

「それは違うね」

アルファは俺の意見に秒で否定した。
俺はアルファの方を見て黙った。俺がこれ以上喋ったらアルファの何かに触れてしまいそうだったからだ。

「ゴブリンの巣には最低でも100以上のゴブリンがいる。そして……冒険者が倒していくのだが……最後になっているのがゴブリンの長、『ゴブ長』なんだよ」

「だが、ゴブ長ってのはゴブリンを従わせているやつだろ?そいつを倒せば終わるじゃないか」

「そんな甘い考えじゃダメなんんだ。ゴブ長まで辿り着いても数で負ける……そしてどう思う?」

「全滅じゃないのか?」

「いや違う……そんな優しいもんじゃない。まず男を殺ろす。そして、女を捕らえて腕や足を切り落ちす…」

「なんて酷いことを……」

「ゴブリンは、頭がいい……人間はどこまでやったら死ぬのかわかっている。だから、女の場合抵抗できないように足、腕を切り落とす」

「そのあとはどうなるんだ?」

「君が考えている通りだよ。死ぬまでゴブリンの子供を作るだけ…の性奴隷だよ」

アルファは全てを話し終えたのか、リビングを俯いた状態で出て行った。
リビングに残されたのは俺とマリ。

マリは、リビングの椅子に座り言った。

「世の中知らない方は幸せなことってあるからね~」

マリの言う通りであった。今俺がアルファを問い詰めなければこんな後悔はなかった。
だが、いつか俺はゴブリンの巣を消し炭にしてやる……と心の中で思ったのだった。


マリは立ち上がり、俺の目の前まできて言った。

「……まぁ重い話だったけどさ、外出て気分転換しようよ」

「………あぁそうだな」

そう言い、俺はマリと家を出た。時間はまだ日が暮れるちょっと手前だった。
俺とマリは、村の中をウロウロしていた。

歩いている際、マリが俺の方をチラチラと見てくるので俺は立ち止まっていった。

「なんだよ……俺の方をチラチラ見やがって…」

「へっ!?なんでもないよ!!」

「今……驚いたろ?なぁ?」

「いや……驚いてなんてないし……そ、そう思えばシロウって好きな人とかいたの?」

「お前……話題逸らすの下手くそかよ……」

小さな声で俺は言った。
好きな人か……実際前世では全くと言っていいほど人と関わってこなかった。だから俺は好きな人などいなかった。

「いないけど……」

「ふーん」

「なんだよその反応!」

「いや、私のこと好きじゃないのかな~と思ってさ」

急に心臓がドキッとした。
やがて、俺はその落ち着きを抑えながら言った。

「そんなこと言うなよ……びっくりするじゃんか」

「シロウ……顔赤いよ~」

「赤くないし!!」

俺は顔を手でパチンっと叩きながら言った。
そして、村を一望できる砦に登り俺たちは座った。

「ねぇ?」

首を傾げながら言うマリを俺は見た。
なんだか、マリが可愛く見えてきた……だが…俺はそんな感情を抱いたら終わりだ…

「なんだよ」

「覚えてる?学年で一番頭が良かった西園寺柚鈴ゆずのこと」

「誰だそれ?俺知らんはそんな奴」

「あっそう。あなたの幼馴染だったらしいよ」

「幼馴染?俺にそんな奴いなかった気がするが」

「へぇ~柚鈴はね好きあればあなたの話をしていて学年で表は清楚裏ではメンヘラとか噂が流れていたんだよ」

「そうなのか……にしても幼馴染かぁ」

「本当に覚えないの?」

「あぁ全くと言っていいほど思い出せないあっ!」

「何、何?思い出した?」

「あぁ思い出した……俺が死ぬ前いたわ」

「死ぬ前!?なんて言ってたの?」

「確か……『お兄ちゃん』って」

「プププ……お兄ちゃん」

「笑うなよ!!」

俺は日が暮れるまで昔話で盛り上がった。
家に帰ると、アルファとアルファのお父さん、お母さんが俺たちを待っててくれていたのだった。
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