前世で亡くなった俺は異世界転生をして異世界ライフを楽しみます 〜優しい仲間や心強い仲間がたくさん俺を迎えてくれる〜

mikadozero

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一章 一節 転生

八話 嘘だろ?

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不思議そうに見てくるマリを見ながら俺は言った。

「……妹だ……」

「なんて?聞こえない」

「俺の妹だ!」

俺が大声で言うと、マリは静かになってしまった。
マリの心の中はこいつシスコンかと思われているだろう。そんなことを思いながら妹の頭を支え持つと……

「シロウって…妹いたんだね…」

マリが引き気味に言うので俺は真顔で言った。

「いて悪いか?」

「うーん……悪いね!」

そんな会話をしていると、妹が起きた。
あぁ……起きてほしくなかったと心の中で思った。

「ん……ここは?」

目をこすりながら起きる妹。
俺はそっと頭を地面に置いて一歩下がった。すると、妹は状況を把握できたのか目をぱっちり開けて言った。

「お兄ちゃん!!」

そう言いながらも俺に飛びついてくる。
俺は倒れないように必死に耐える。そんな姿を見ているマリは低い声で言った。

「……シロウってそんな趣味あったんだね」

「ないわ!!決して!」

「決して?」

「あぁ決して!」

「お兄ちゃん!!」

妹はもっと力強く抱きついてくる。
俺は耐えられなくなり地面に仰向けで倒れる。

俺は妹に言った。

「おい!シズクお前なぁ……人がいるんだぞ……少しは自重しろ!」

「だって……三年ぶりに会えたんだよー?少し強引に抱きついてもよくない?」

「よくありません」

シズクの発言からするに、俺は前世……前の世界での時間経過がもう三年ほど経っているみたいであった。俺は驚きながらも言った。

「お前はどうやってきたんだ?ここに」

「お兄ちゃんとワンチャン会えるかもと思って自殺してきた!」

自殺……その言葉に俺は戸惑った。
だが、いつもを装いながら言った。

「あのなぁ……お前そんな軽々しく自殺というな」

俺はそう言いながら頭をポンと叩いた。
シズクは少ししょんぼりしながら言った。

「ごめんなさい……みんなしてるから……いいかなって思って……」

「みんなってどうゆうことだよ!?」

「えっ?みんなってなんかお兄ちゃんのことが好きだった女の子みんな自殺してるよ?」

「はぁあ!?」

俺は驚いてしまった。
前世人と関わらない生活をしていたため、俺に好きな人ができたことはない。

だが、周りでモテていたかもと少し期待していた時期があったが……実際告白にくる人はいなかった。だから俺の人生は終わったなと感じていたが……

「……それは……興味深いが……ということは他にも転生者がいるってことか?」

「それはわからない。だけど、私が知ってるかぎりとね……前世……自殺する前にお兄ちゃんのことが好きだった女の人が訪ねてきてその子がお兄ちゃんの部屋で泣いていたよ?」

「それは名前は誰なんだ?」

「うーんとね……忘れた!!」

「はぁ……とりあえず村に戻るか……」

「訓練は!?」

無理やり会話に入ってきたマリがいった。
俺は首を横に振り「中止だ」と合図した。

村までの帰り道……シズクが離れない。
腕にみっちりとついており歩きづらかった。

すると、それを見ていたマリが……

「少し離れたら!?」

「……もしかして嫉妬?」

「むーーー!」

そう言いながらもう一つの腕にマリがひっついてきた。
もっと歩きづらくなった。そして、なぜか、マリとシズクで火花が散っているのが幻覚のように見えたのだった。


家に帰ると、アルファがリビングの椅子に座っておりアルファは立ち上がり言った。

「お前……女増やしたのか……」

「なんだよ!?その語弊がありそうな言い方……あのなぁ……こいつはなぁ」

「わたしはお兄ちゃんの妹です!!」

元気よく答えるシズクに呆れながらもアルファの方を見ているとだんだんアルファの顔の表情が変わった。

「なんだよ……」

「お前ってそんな趣味あったんだな……俺見損ねたよ」

「ちょ……おいおい待ってて!俺そんな趣味ないし……こいつがただくっついているだけだから!」

俺は必死に弁明しているとシズクは火の中にガソリンを入れるように燃料を投下した。

「困るんですよ……うちの兄は……シスコンで本当にわたしがいないと死んじゃう!とか言ってくるんでほんと困りますー」

シズクが、顔を困り顔にしながら言った。
俺はシズクの方を見て睨んだがシズクは反省する感じもなく……小さく俺に対してウィンクをしてくる様。

「アルファさん……後で話そう?」

俺が弁明をするために個室で二人きりで話そうと誘うが……

アルファは立ち上がり、階段を上がっていってしまった。しかも無言で立ち上がって階段を上げるものだからとても怖かった。


俺は声を出しながらアルファを追いかけた。

「待ってーーーーーー!」


  ◆


「行っちゃったね」

わたしはぼーっとしていたが、シズクの声にびっくりしてしまい驚いた動作をとってしまう。
シズクは、リビングにある椅子に座って言った。

「あなたも、お兄ちゃんを追ってきた女?」

私はドキッとした。なぜこんな高校生にわかるのか。
不思議でたまらなかった。シズクは一息置いて言った。

「はぁ……その顔追ってきたんだね?君も自殺?」

「……うん……」

私は頷きながら相槌を打つことしかできなかった。
この女に情報を与えたら怖いと思ったからだ。

「私がね、死ぬ前周りの女の人が死んでいくからお兄ちゃんは前世で『死神』と言われてたんだよ?」

「そう……」

「まぁ……お兄ちゃんは気づいていないみたいだけど……あの人は女子人気高かったからなぁ」

「そうだね」

「なんでそんな喋ってくれないの?もっと話そうよ……西園寺真理さん」

私は前世の名前が呼ばれて動揺した。
シズクは不敵な笑みを浮かべながら言った。

「あはは!!驚いてる!!……私のお兄ちゃんは渡さないから……ね?」

とてもシズクの笑みが怖く感じ私はその場を動けないのだった。
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