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一章
十四話 質のいい魔法
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私たちは、ゴブリンが住んでいると言う洞窟まで来た。
「よりによって洞窟か」
アズサが言葉をこぼす。私は深く考えていなかったが、洞窟となると…室内戦かと考えているとアズサが一歩踏み出していた。
「ちょっと待って」
私は、アズサに対してストップをかけた。私は、今考えたいい案があるからだ。
「どうかしたの?」
アズサが振り返って言う。私はアズサの方に近づいて言う。
「ゴブリンって洞窟にいるじゃん」
「うん」
「だから、まずこの洞窟の内部を火属性魔法で焼き払おう?」
アズサはそれを聞いてピンと来ていないみたいだが私は説明を続ける。
「そして、ゴブリンが出られないように洞窟の入り口を塞ぐ。この作戦どう思う?」
「いいと思うけど…」
アズサは言い俯いた。何か問題でもあったのだろうか。
「私…火属性魔法は使えないわよ?」
「私が使えるから!」
私は胸を張って堂々と言った。梓の曇っていた表情が晴れて笑顔になる。
「それは頼もしいわね。お願いするわ。私は岩を生成して入り口を塞ぐわ」
私たちは、フタルとも意気投合した。まず私は洞窟に対して魔法を撃つ。
「飛散火の玉」
そう言うと、洞窟内に一つの火球が放たれた。私は魔法が成功したか?と洞窟内を目を凝らして見る。すると、魔法は成功していた。
「あなた…その魔法はどこで学んだの?」
「師匠が前にやってるところ見ちゃって真似してみた」
そう言うと、アズサは驚いた表情をして私を見る。アズサは魔法を撃つ準備をしていた。
「今だよ!」
私の合図とともにアズサは岩を生成して塞いだ。私たちは、終わる時を待っていた。
「さっきの魔法の件なんだけど…」
アズサが急に話してくるので私は座り直して言う。
「さっきの魔法?それがどうかしたの?」
「あの魔法…一つの火球しか出てなかったけど大丈夫?」
私は聞かれて、自信満々な顔で言う。
「さっきの魔法のすごいところがあるんだよ。さっきの魔法は一見一つの火球しかなかったけど…壁に当たったり時間経過で球が2倍3倍と増えて行くんだよ」
私が自信満々に言っていると、アズサは困惑したような顔をしていた。
「どうして…増えるってわかるんですか?」
「さっきの放って目を凝らして洞窟内を見ていたからかな」
そう答えるとアズサは頷いて他の方向を向いた。アズサが再びこちらを向いて言う。
「て言うか、あなたなんでそんなに魔法使えるんですか?そんな体で魔力は少ないはず…なのに…」
「まぁね…魔法は私の短所であり長所でもあるからね」
「そうですか…魔法の種類をそんなに巧みに操れる理由はなんですか?」
私は質問されて答えるのに数秒かかってしまった。
私は、心の中で考える。
今ここで、神の影響とか言ってもアズサは信じてくれないだろうな…操れる理由が神から魔法を覚えたと言っても過言ではないんだよなぁ…
心の中で思っていると…アズサが言う。
「聞こえてます?エマ!」
「は…はい!」
元気よく私が返事をすると、アズサが言う。
「あなたって前職は回復魔法しか使えない魔法使いだったんですか?」
私は、それを聞かれて黒歴史の部分でもある記憶だ。私は小さく頷いて相槌をとる。
「土属性魔法とか使えなかったんですか?」
「使えなかった…」
私は答えると、アズサも気まずそうな顔をしていた。
冒険者になってから…多少の初級魔法などは使えた…けれどもパーティに入ってからは支援型としてしか生きて行く宛がなかった。それを今ここで打ち明けるともっと重い空気になってしまう気がした。
私は、静かに立ち上がって言う。
「そろそろかな」
私が岩の方に近づくと、アズサも立って追いかけてくる。
「じゃぁ行くよ?」
そう言いながら、私は…
「ウォーターブラスト」と魔法を打った。
硬い岩は簡単に崩れた。私たちは未知の領域ゴブリンの拠点に足を踏み入れたのだった。
入り口付近で落ちていた木の棒に火をつけて松明として持って行った。
歩いても歩いても中は薄暗い。そして、道中にゴブリンがいるのかと思ったが何もいない。
私たちは、沈黙の中歩き続けた。
やがて、その沈黙は破かれる。
「エマ…なんだか終わりが見えませんね」
突然、アズサに言われて少し肩がビクッとしてしまうが肩を戻して言う。
「そうだね…ちょいと怖いね」
私が言った後、すぐに開けた場所に出た。開けた場所にはゴブリンの死体が目では数えられないほど倒れていた。
「うぅ~臭い」
私は鼻をつまみながら言った。すると、アズサも鼻をつまんで言う。
「ゴブリンは、腐敗が早いから大変です」
私たちは、ゴブリンの後始末をしていた。すると、奥の方から音がした。
「アズサ」
私が名前を呼ぶと、アズサも気づいていたみたいだ。私たちは警戒しながら奥の方へと足を運ぶ。そこには複数のゴブリンがいた。私は咄嗟に…
「火属性上位魔法火光線」
あたりは真っ赤な炎で包まれた。ゴブリンは秒で死に私たちは難を超えたと思った。
奥の方にチラッと檻見たいのが見える。
私はその方に足を進めると…
「っ…」
息も吸うことができない臭いがそこでは放っていた。
アズサもきたがすぐに戻ってしまった。そこにいたのは…全裸の少女と少年。
私は二人を出そうとする。
けれども、二人は怯えている。私は意を決して言う。
「こっちにきなさい!あなたたちを助けにきたわ」
二人はゴブリンに酷い扱いをされて身体中がボロボロだった。私は二人を連れて外へ出た。アズサがゴブリンの討伐の証を持って行ってくれた。
私は二人に着るものを与える。そして、王都へ帰ろうとした時…
目の前に、深くフードを被った人が現れた。私たちは警戒しながら見る。すると、突然拍手をして言う。
「お見事であった…冒険者エマ殿。あなたは質の良い魔法を持っているみたいで」
その声の主は男だった。私が何か言い返そうとすると…
「またどこかで会いましょう」
そう言い男は黒いモヤモヤに包まれてどこかへ消えてしまった。
「なんだったの…」
私は思わず声が出てしまうのだった。
「よりによって洞窟か」
アズサが言葉をこぼす。私は深く考えていなかったが、洞窟となると…室内戦かと考えているとアズサが一歩踏み出していた。
「ちょっと待って」
私は、アズサに対してストップをかけた。私は、今考えたいい案があるからだ。
「どうかしたの?」
アズサが振り返って言う。私はアズサの方に近づいて言う。
「ゴブリンって洞窟にいるじゃん」
「うん」
「だから、まずこの洞窟の内部を火属性魔法で焼き払おう?」
アズサはそれを聞いてピンと来ていないみたいだが私は説明を続ける。
「そして、ゴブリンが出られないように洞窟の入り口を塞ぐ。この作戦どう思う?」
「いいと思うけど…」
アズサは言い俯いた。何か問題でもあったのだろうか。
「私…火属性魔法は使えないわよ?」
「私が使えるから!」
私は胸を張って堂々と言った。梓の曇っていた表情が晴れて笑顔になる。
「それは頼もしいわね。お願いするわ。私は岩を生成して入り口を塞ぐわ」
私たちは、フタルとも意気投合した。まず私は洞窟に対して魔法を撃つ。
「飛散火の玉」
そう言うと、洞窟内に一つの火球が放たれた。私は魔法が成功したか?と洞窟内を目を凝らして見る。すると、魔法は成功していた。
「あなた…その魔法はどこで学んだの?」
「師匠が前にやってるところ見ちゃって真似してみた」
そう言うと、アズサは驚いた表情をして私を見る。アズサは魔法を撃つ準備をしていた。
「今だよ!」
私の合図とともにアズサは岩を生成して塞いだ。私たちは、終わる時を待っていた。
「さっきの魔法の件なんだけど…」
アズサが急に話してくるので私は座り直して言う。
「さっきの魔法?それがどうかしたの?」
「あの魔法…一つの火球しか出てなかったけど大丈夫?」
私は聞かれて、自信満々な顔で言う。
「さっきの魔法のすごいところがあるんだよ。さっきの魔法は一見一つの火球しかなかったけど…壁に当たったり時間経過で球が2倍3倍と増えて行くんだよ」
私が自信満々に言っていると、アズサは困惑したような顔をしていた。
「どうして…増えるってわかるんですか?」
「さっきの放って目を凝らして洞窟内を見ていたからかな」
そう答えるとアズサは頷いて他の方向を向いた。アズサが再びこちらを向いて言う。
「て言うか、あなたなんでそんなに魔法使えるんですか?そんな体で魔力は少ないはず…なのに…」
「まぁね…魔法は私の短所であり長所でもあるからね」
「そうですか…魔法の種類をそんなに巧みに操れる理由はなんですか?」
私は質問されて答えるのに数秒かかってしまった。
私は、心の中で考える。
今ここで、神の影響とか言ってもアズサは信じてくれないだろうな…操れる理由が神から魔法を覚えたと言っても過言ではないんだよなぁ…
心の中で思っていると…アズサが言う。
「聞こえてます?エマ!」
「は…はい!」
元気よく私が返事をすると、アズサが言う。
「あなたって前職は回復魔法しか使えない魔法使いだったんですか?」
私は、それを聞かれて黒歴史の部分でもある記憶だ。私は小さく頷いて相槌をとる。
「土属性魔法とか使えなかったんですか?」
「使えなかった…」
私は答えると、アズサも気まずそうな顔をしていた。
冒険者になってから…多少の初級魔法などは使えた…けれどもパーティに入ってからは支援型としてしか生きて行く宛がなかった。それを今ここで打ち明けるともっと重い空気になってしまう気がした。
私は、静かに立ち上がって言う。
「そろそろかな」
私が岩の方に近づくと、アズサも立って追いかけてくる。
「じゃぁ行くよ?」
そう言いながら、私は…
「ウォーターブラスト」と魔法を打った。
硬い岩は簡単に崩れた。私たちは未知の領域ゴブリンの拠点に足を踏み入れたのだった。
入り口付近で落ちていた木の棒に火をつけて松明として持って行った。
歩いても歩いても中は薄暗い。そして、道中にゴブリンがいるのかと思ったが何もいない。
私たちは、沈黙の中歩き続けた。
やがて、その沈黙は破かれる。
「エマ…なんだか終わりが見えませんね」
突然、アズサに言われて少し肩がビクッとしてしまうが肩を戻して言う。
「そうだね…ちょいと怖いね」
私が言った後、すぐに開けた場所に出た。開けた場所にはゴブリンの死体が目では数えられないほど倒れていた。
「うぅ~臭い」
私は鼻をつまみながら言った。すると、アズサも鼻をつまんで言う。
「ゴブリンは、腐敗が早いから大変です」
私たちは、ゴブリンの後始末をしていた。すると、奥の方から音がした。
「アズサ」
私が名前を呼ぶと、アズサも気づいていたみたいだ。私たちは警戒しながら奥の方へと足を運ぶ。そこには複数のゴブリンがいた。私は咄嗟に…
「火属性上位魔法火光線」
あたりは真っ赤な炎で包まれた。ゴブリンは秒で死に私たちは難を超えたと思った。
奥の方にチラッと檻見たいのが見える。
私はその方に足を進めると…
「っ…」
息も吸うことができない臭いがそこでは放っていた。
アズサもきたがすぐに戻ってしまった。そこにいたのは…全裸の少女と少年。
私は二人を出そうとする。
けれども、二人は怯えている。私は意を決して言う。
「こっちにきなさい!あなたたちを助けにきたわ」
二人はゴブリンに酷い扱いをされて身体中がボロボロだった。私は二人を連れて外へ出た。アズサがゴブリンの討伐の証を持って行ってくれた。
私は二人に着るものを与える。そして、王都へ帰ろうとした時…
目の前に、深くフードを被った人が現れた。私たちは警戒しながら見る。すると、突然拍手をして言う。
「お見事であった…冒険者エマ殿。あなたは質の良い魔法を持っているみたいで」
その声の主は男だった。私が何か言い返そうとすると…
「またどこかで会いましょう」
そう言い男は黒いモヤモヤに包まれてどこかへ消えてしまった。
「なんだったの…」
私は思わず声が出てしまうのだった。
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