10 / 13
9話 死体
しおりを挟む
花音は、住んでるアパートの前にある公園の中で、死体で放置されていたらしい。
真っ裸で晒されていた。まさに辱めるように。
また、犯された形跡があったみたい。
そして、膣にナイフを入れられ、そこからお腹へと割かれていたんだって。
警察は、まず男性関係を調べたけど、容疑者は出てこなかった。
そこで、女性関係を調べたら、うらみつらみが出てくる出てくる。
警察は、女性が男性を使って犯行に及んだと考えたみたい。
男性だったら、こんな辱めるようなことはしない。
よほど、汚い死に方にしたかったのだろうと。
私のところにも刑事が来た。
その時に、初めて花音が殺害されたと知ったの。
でも、1カ月程度の付き合いだったから、よく知らないと答えておいた。
男性だった頃のことまで話す必要はないでしょう。
花音のお葬式には行かなかった。
瑠香に聞いたけど、瑠香も行かないって。
多分、多くの男性だけに囲まれたお葬式だったんだと思う。
花音の会社は男性コンサルタントが継いだらしい。
でも、最近は経営状況が悪いと聞いた。
結局、警察では犯人の特定ができなかったみたい。
あまりに花音のことを恨んでる女性が多くて。
この事件は報道されることなく終わった。
花音は誰に殺されたんだろう。
たしかに、殺すぐらいの恨みを持つ女性はいたと思う。
長い時間、花音と一緒にいたなら。
花音の本当の姿は男性のときには全く気付かなかった。
女性のときも、花音の残虐さに気付いたのは、ごく僅かだったのかもしれない。
花音とわずかな時間しか過ごさなかったから。
花音の女性への蔑視はひどかったと瑠香は言っていた。
花音は、他の女性に、自分の汚らしさを見てたんじゃないかしら。
そんな女性を攻撃して、自分の汚らしさを否定したかったのかもしれない。
こんな体になって思うことがある。
花音は男性になりたかったのかもしれない。
汚い女性から抜け出したかったんじゃないかって。
女性になって、女性のことが信じられなくなった。
女性のいやらしさ、汚さも知った。
瑠香以外の女性に心を許せると思った人はいない。
逆に、男性のステキな面も知った。
本当に、一方からしか見えないことが多いんだってわかったの。
明日、朝起きたら、男性に戻って笑っているなんてこと、ないかしら。
ないわね。夢じゃなくて手術でこうなったんだから。
もうこの体になって、あの頃のように男性の体に戻ることはできない。
もう女性として生きていかなければならないの。
私は、死ぬべき状態で命を与えてもらったんだから、お礼をしないと。
そう、周りに親切ができる人になろう。
どんな人でも、理由があって、他人に悪いことをするんだと思う。
花音もそうだったんだと思う。。
だったら、その理由を知り、暖かく接するのがいい。
そんな事を考える日が続くなか、私は、自分の家の前で時間が止まったの。
玄関の前に、酔った隆一が丸くなって座っていたから。
真っ裸で晒されていた。まさに辱めるように。
また、犯された形跡があったみたい。
そして、膣にナイフを入れられ、そこからお腹へと割かれていたんだって。
警察は、まず男性関係を調べたけど、容疑者は出てこなかった。
そこで、女性関係を調べたら、うらみつらみが出てくる出てくる。
警察は、女性が男性を使って犯行に及んだと考えたみたい。
男性だったら、こんな辱めるようなことはしない。
よほど、汚い死に方にしたかったのだろうと。
私のところにも刑事が来た。
その時に、初めて花音が殺害されたと知ったの。
でも、1カ月程度の付き合いだったから、よく知らないと答えておいた。
男性だった頃のことまで話す必要はないでしょう。
花音のお葬式には行かなかった。
瑠香に聞いたけど、瑠香も行かないって。
多分、多くの男性だけに囲まれたお葬式だったんだと思う。
花音の会社は男性コンサルタントが継いだらしい。
でも、最近は経営状況が悪いと聞いた。
結局、警察では犯人の特定ができなかったみたい。
あまりに花音のことを恨んでる女性が多くて。
この事件は報道されることなく終わった。
花音は誰に殺されたんだろう。
たしかに、殺すぐらいの恨みを持つ女性はいたと思う。
長い時間、花音と一緒にいたなら。
花音の本当の姿は男性のときには全く気付かなかった。
女性のときも、花音の残虐さに気付いたのは、ごく僅かだったのかもしれない。
花音とわずかな時間しか過ごさなかったから。
花音の女性への蔑視はひどかったと瑠香は言っていた。
花音は、他の女性に、自分の汚らしさを見てたんじゃないかしら。
そんな女性を攻撃して、自分の汚らしさを否定したかったのかもしれない。
こんな体になって思うことがある。
花音は男性になりたかったのかもしれない。
汚い女性から抜け出したかったんじゃないかって。
女性になって、女性のことが信じられなくなった。
女性のいやらしさ、汚さも知った。
瑠香以外の女性に心を許せると思った人はいない。
逆に、男性のステキな面も知った。
本当に、一方からしか見えないことが多いんだってわかったの。
明日、朝起きたら、男性に戻って笑っているなんてこと、ないかしら。
ないわね。夢じゃなくて手術でこうなったんだから。
もうこの体になって、あの頃のように男性の体に戻ることはできない。
もう女性として生きていかなければならないの。
私は、死ぬべき状態で命を与えてもらったんだから、お礼をしないと。
そう、周りに親切ができる人になろう。
どんな人でも、理由があって、他人に悪いことをするんだと思う。
花音もそうだったんだと思う。。
だったら、その理由を知り、暖かく接するのがいい。
そんな事を考える日が続くなか、私は、自分の家の前で時間が止まったの。
玄関の前に、酔った隆一が丸くなって座っていたから。
2
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる