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2話 再出発
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私には、誰にも言えないことが3つある。
私は、繰り返し、別の人生を生きている。
2回も自殺をした。
これが誰にも言えないことの1つ。
そして今は、女子大生として生きている。
全く知らない環境で再出発するのは、何度やっても難しい。
いつも、周りについていけずに、感じが悪くなったとか言われる。
誘われることも少なくなり、1人の時間が増えていった。
いったん仲が悪くなると、トイレとかで私の悪口が言われている。
正面から、あなたなんて消えればいいじゃないとかも言われたわ。
女性の会話は、男性の会話より極端。
相手が傷つかないように、核心の周辺を漂う会話。
逆に、上から目線でずけずけと入り込んでくる会話。
男性は怖いけど、女性も嫌な生き物。
男性がいなくて、恥じらいなんて考えなくていい女子大。
それが悪かったのかもしれない。
別の人生になっても、いつも私の環境は変わらない。
人から嫌われ、いじめられる運命にあるみたい。
1人が楽だし、人との煩わしさより寂しさのほうがいい。
心が穏やかでいられる。優しい気持ちのままでいられる。
家の近くにある川沿いの遊歩道を1人で歩くことが多い。
ベンチに座り、1人で本を読んでたりして。
横には梅の花が健気に咲いている。
周りには、まだ寒くてお花とかはない。
そんな中で、精一杯生きようとしている梅は美しいと思う。
梅の木の枝をみると細いけど、力強くも感じる。
この寒さに負けないようにと。
私も、心が折れそうになるけど、前に進まないと。
さすがに、自殺をしても逃げられないことは理解した。
自殺によって、何も解決できないことを。
遊歩道から見える公園に目をやる。
子どもたちが友達と笑い声をあげて遊んでる。
どうやったら、あんなに無邪気に遊べるのかな。
もう忘れちゃった。
私の前を通り過ぎた2人は、手をつなぎながら歩く。
恥ずかしそうに下を向き、時々お互いの顔を見つめ合っている。
とても楽しそう。
でも、私には、眩しく光る木漏れ日だけが、心を温めてくれる唯一の友達。
ベンチの脇に咲く梅の木の根元で、2頭の子犬がじゃれる。
多分、あれはオスとメスかな。
生きる時間を謳歌しているのね。
この人生でも、近づいてきた男性は何人かいた。
でも、どの男性も、結局、私の身体が目当て。
私の心なんて誰も見ていなかった。
みんな私に冷たい。
それなら、やっぱり1人でいる方が楽。
だれも、私の心を乱すことがないこの時間が私にあっている。
3年が経ったけど、友達はまだいない。
でも、普通の女子大生としての生活はできていたと思う。
どうして別人になるのを繰り返しているのか、未だに分からないけど。
私は、繰り返し、別の人生を生きている。
2回も自殺をした。
これが誰にも言えないことの1つ。
そして今は、女子大生として生きている。
全く知らない環境で再出発するのは、何度やっても難しい。
いつも、周りについていけずに、感じが悪くなったとか言われる。
誘われることも少なくなり、1人の時間が増えていった。
いったん仲が悪くなると、トイレとかで私の悪口が言われている。
正面から、あなたなんて消えればいいじゃないとかも言われたわ。
女性の会話は、男性の会話より極端。
相手が傷つかないように、核心の周辺を漂う会話。
逆に、上から目線でずけずけと入り込んでくる会話。
男性は怖いけど、女性も嫌な生き物。
男性がいなくて、恥じらいなんて考えなくていい女子大。
それが悪かったのかもしれない。
別の人生になっても、いつも私の環境は変わらない。
人から嫌われ、いじめられる運命にあるみたい。
1人が楽だし、人との煩わしさより寂しさのほうがいい。
心が穏やかでいられる。優しい気持ちのままでいられる。
家の近くにある川沿いの遊歩道を1人で歩くことが多い。
ベンチに座り、1人で本を読んでたりして。
横には梅の花が健気に咲いている。
周りには、まだ寒くてお花とかはない。
そんな中で、精一杯生きようとしている梅は美しいと思う。
梅の木の枝をみると細いけど、力強くも感じる。
この寒さに負けないようにと。
私も、心が折れそうになるけど、前に進まないと。
さすがに、自殺をしても逃げられないことは理解した。
自殺によって、何も解決できないことを。
遊歩道から見える公園に目をやる。
子どもたちが友達と笑い声をあげて遊んでる。
どうやったら、あんなに無邪気に遊べるのかな。
もう忘れちゃった。
私の前を通り過ぎた2人は、手をつなぎながら歩く。
恥ずかしそうに下を向き、時々お互いの顔を見つめ合っている。
とても楽しそう。
でも、私には、眩しく光る木漏れ日だけが、心を温めてくれる唯一の友達。
ベンチの脇に咲く梅の木の根元で、2頭の子犬がじゃれる。
多分、あれはオスとメスかな。
生きる時間を謳歌しているのね。
この人生でも、近づいてきた男性は何人かいた。
でも、どの男性も、結局、私の身体が目当て。
私の心なんて誰も見ていなかった。
みんな私に冷たい。
それなら、やっぱり1人でいる方が楽。
だれも、私の心を乱すことがないこの時間が私にあっている。
3年が経ったけど、友達はまだいない。
でも、普通の女子大生としての生活はできていたと思う。
どうして別人になるのを繰り返しているのか、未だに分からないけど。
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