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7話 犯罪組織
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帰国してすぐに、自分が住んでいたはずの家に行くことにした。
ただ、来てみると、そこにはただの空き地しかない。
私が暮らしていた思い出の家は消えていた。
朝早く来たこともあり、辺りは濃霧に包まれる。
昨晩、雨が降り、今朝はやや暖かい晴れの天気のせいなのだと思う。
目の前ははっきり見えるのに、少し先は真っ白で輪郭がぼやける。
左右には2階建ての家が残っているのに、私が住んでいた記憶のある家だけがない。
隣の家は、いずれもデザイナーが設計したおしゃれな建物。
こんな特徴的なデザインを忘れるはずがない。
ここで生活していた頃の思い出が蘇る。
お父さん、お母さんの笑いに溢れる日々の記憶がここにあった。
でも、それは私の記憶ではないと、嫌になるほど思い知らされてきた。
それはそう。男の子だったら妊娠なんてするはずがない。
私は、隆くんの家によく遊びに来ていたのかしら。
そこで、隆くんの両親から実の子のように可愛がられていたのかもしれない。
隆くんのご両親は施設の子だったというから、私も施設にいたのかも。
養子縁組する前提で、この家に暮らしていた。
手続きをする直前にギャガ王国にいって事故に遭遇した。
それなら、女性の私が、ここで育った記憶があってもおかしくない。
ただ、事故のせいで、隆くんの記憶と錯綜した。
隆くんが話した内容を、自分が経験したかのように錯覚したのかもしれない。
男性の方が楽しく生きていけそうだという願望があったのかも。
きっと、そういうことなのだと思う。
それなら辻褄は合う。
名前もわからない私の素性は、もうこれ以上わからない。
施設育ちで、養子縁組の直前に事故、そう自分を納得させるしかない。
もう、男性だったかもなんて悩むのは止めよう。時間の無駄。
でも、榊原の名前を付けてもらえたのは良かった。
これで、やっと、隆くんと同じ家族になれた。
1人だけの戸籍だとしても。
低い格子状の塀の中の敷地には、雑草がお腹ぐらいの高さまで生えている。
国有地との看板が立ち、買い手がつかず、誰も手入れもせずに放置されたまま。
まるで、今の私のよう。
日本に帰って楽しい生活が待っていると夢を見ていた私は、バカだった。
ここには、どこにも楽しい生活なんてなかった。
どこにも、私の居場所はなく、誰も守ってくれない。
私がいた証がどこにもない。
周りの人たちも、私に全く関心もなく、通り過ぎていく。
私って、何なのかしら。本当に生きているの?
ギャガ王国の方が、ヘロインで薬物中毒にされてたけど、私は生きていた。
同じように薬物中毒にさせられた女性たちと笑いながら過ごした時間もあった。
ここでは、同じ日本人のはずなのに、誰もが、私の存在に気付いていない。
下ばかり見て帰る自分に気づき、周りを見渡してみる。
渋谷の駅には人が溢れていることにびっくりしていた。
でも、それ以上に、日本では、なにも考えずにのんきに暮らしている姿の若者ばかり。
ギャガ王国の女性警察官が、18歳ぐらいに見える私に、苦労したのねと言っていた。
この3年間、短い期間だったけど、いろいろなことを経験してきた。
薬物依存になり、売春をして子供もおろした。まだ14歳だというのに。
それから数日経ち、相変わらず一人で過ごす日々が続く。
お金にも限りがあるから、毎日、ネットカフェに泊まっていた。
ここは、行き場がない若者が大勢いて、私と同じ匂いがする空間。
誰もが、孤独に圧し潰されそうになりながら、一時、体を休める。
真っ暗いなかで、唯一光をはなつモニターを見ながら。
ネットがありながら、誰とも繋がることなく。
日本に戻ってきたら周りと暖かい時間が過ごせると思っていたのに。
私の周りには誰もいなくて孤独だった。
でも、仕事を探さないと生きていけない。
政府からハローワークを紹介されたけど、やりたいと思える仕事がみつからない。
そんなことを考えて道を歩いていると、ふと、男性から声をかけられた。
「彼女、ちょっと、バイトしてみない。」
「どんなバイトなんですか?」
「結構、儲かるバイトだよ。興味あれば、説明するからついてきて。」
軽そうな男性は雑居ビルの階段を登り、殺風景な部屋に通した。
「バイトは、田舎から出てきたウブな女のふりをして、おじさんに一緒に飲もうって声をかけろ。そして、ショルダーというお店に行きたいと言って連れてこい。そこで、お酒を飲んでいればいい。あとはこっちでやる。簡単だろ。」
ぼったくりバーとかいうやつね。
でも、今の私には、そんなバイトが向いている。
「わかりましたが、いくらぐらもらえるのですか。」
「相手がしっかり払ったら、1回、1万円を渡す。」
「寝たりしなくていいのね。」
「それは、しなくていい。そっちの方がいいか?」
「それは、なしでお願いします。わかりました。いつからですか。」
「今日からでもできる?」
「わかりました。」
体売らなくても、ただ男を誘うだけで1万円ももらえる。
私は、ただ、お店に連れてくるだけ。
お金を請求することもなく消えるから、犯罪にはならないと言われた。
毎日、3人も誘えば月90万円、それなりの月収になる。
今の私には選択肢なんてない。
普通の仕事は、年齢のために貰えるお金はわずか。
その日からバイトを始めた。
東京に来たばかりの田舎臭い女性を演じる。
ギャガ王国にいたから、そんな姿を演じるのは簡単。
ダボダボなセーターとかを着て、量販店で安く手に入るリュックを背負う。
メイクをしていないようなメイクもする。
1週間ぐらいで雰囲気を変えて、カモにした男性と再会しないように。
ホクロとか、どぎついリップとか。
年齢も18歳ぐらいの設定にする。
私の容姿だと14歳なんて誰も思わない。
ほとんどの男性は面白いほどひっかかる。
こんな女性にご馳走しても大した金額にはならないと考えているみたい。
ちょっとした暇つぶしにはいいだろうと思っている。
ネットで見て、是非行ってみたい店があるというと何も疑わない。
お店に入るとカウンター越しにメイド風の女の子がカクテルを作る。
メイドカフェのようなカジュアルな雰囲気。
田舎の女性がそんなお店に行ってみたいと言うことはあるのだろうと信じている。
私は、その女性と話して、甲高い声で笑うだけ。
男性は、酔っぱらったころに、別室のソファーに誘導される。
男性の横には女性が付き、お酒やフルーツとかを頼む。
高い銘柄のシャンパンの瓶の中には、安いスパークリングワインが入っているらしい。
気づく頃には私はもういない。
別の男性を騙すために夜の街に出かけてるから。
まるで毒蛾のように。
「あれ、あの子はどこかな?」
「さっきの女性のこと? おにいさんが、私とずっと話していたから、怒って帰ったわよ。まあ、あんな田舎娘なんて、どうでもいいじゃない。私の方が一緒にいて楽しいと思ったから、こっちに来たんでしょう。だったら、もっと私と飲みましょうよ。」
「まあ、そうしようか。」
こうして2時間ぐらい過ごすと、50万円の請求書がやってくる。
テーブルの上には、いつの間にか高級寿司のお皿や高級ドリンクが並んでいる。
「こんなお寿司なんて頼んだっけ?」
「嫌だ、さっき、おにいさんが頼んで、食べてたじゃない。わざわざ一流の寿司屋から無理言って配達してもらったのよ。」
「記憶にないな。ここはぼったくりバーか。帰る。」
その頃にはもう遅い。筋肉が盛り上がる男性2人に囲まれ、睨まれる。
払わないなら、健康な体で帰れないからなと言われ。
このようなお店を私は3店舗担当し、今日は3人客を引き入れた。
男性は、女の子と一緒にいたいという下心で来たんだから自業自得。
しかも、私には、今後、一生会うことのない他人。
お店に引き渡したら、もうその男性の顔も覚えていない。
日本政府は、助けた女性がこんな犯罪に手を染めてるなんて想像もしていないと思う。
お役人は、戸籍を作って20万円を渡せば、自分の仕事は終わりと思っているはず。
私のことなんてもう忘れているに違いない。
砂場の一つひとつの砂粒まで監視できないし。
私なんて、砂粒にもみたない存在。
「今日、初めてだけど上手いね。どこかでやっていたの?」
「ちょっと、海外で似たような仕事をしていました。」
「そうなんだ。じゃあ、お金渡すよ。お疲れさま。」
私は、従業員用の通路でエレベーターを待っていた。
この通路は、華やかなお店の入口とは違う。今の私にはぴったりね。
疲れた、今日もまたネットカフェで寝るのかな。
ただ、来てみると、そこにはただの空き地しかない。
私が暮らしていた思い出の家は消えていた。
朝早く来たこともあり、辺りは濃霧に包まれる。
昨晩、雨が降り、今朝はやや暖かい晴れの天気のせいなのだと思う。
目の前ははっきり見えるのに、少し先は真っ白で輪郭がぼやける。
左右には2階建ての家が残っているのに、私が住んでいた記憶のある家だけがない。
隣の家は、いずれもデザイナーが設計したおしゃれな建物。
こんな特徴的なデザインを忘れるはずがない。
ここで生活していた頃の思い出が蘇る。
お父さん、お母さんの笑いに溢れる日々の記憶がここにあった。
でも、それは私の記憶ではないと、嫌になるほど思い知らされてきた。
それはそう。男の子だったら妊娠なんてするはずがない。
私は、隆くんの家によく遊びに来ていたのかしら。
そこで、隆くんの両親から実の子のように可愛がられていたのかもしれない。
隆くんのご両親は施設の子だったというから、私も施設にいたのかも。
養子縁組する前提で、この家に暮らしていた。
手続きをする直前にギャガ王国にいって事故に遭遇した。
それなら、女性の私が、ここで育った記憶があってもおかしくない。
ただ、事故のせいで、隆くんの記憶と錯綜した。
隆くんが話した内容を、自分が経験したかのように錯覚したのかもしれない。
男性の方が楽しく生きていけそうだという願望があったのかも。
きっと、そういうことなのだと思う。
それなら辻褄は合う。
名前もわからない私の素性は、もうこれ以上わからない。
施設育ちで、養子縁組の直前に事故、そう自分を納得させるしかない。
もう、男性だったかもなんて悩むのは止めよう。時間の無駄。
でも、榊原の名前を付けてもらえたのは良かった。
これで、やっと、隆くんと同じ家族になれた。
1人だけの戸籍だとしても。
低い格子状の塀の中の敷地には、雑草がお腹ぐらいの高さまで生えている。
国有地との看板が立ち、買い手がつかず、誰も手入れもせずに放置されたまま。
まるで、今の私のよう。
日本に帰って楽しい生活が待っていると夢を見ていた私は、バカだった。
ここには、どこにも楽しい生活なんてなかった。
どこにも、私の居場所はなく、誰も守ってくれない。
私がいた証がどこにもない。
周りの人たちも、私に全く関心もなく、通り過ぎていく。
私って、何なのかしら。本当に生きているの?
ギャガ王国の方が、ヘロインで薬物中毒にされてたけど、私は生きていた。
同じように薬物中毒にさせられた女性たちと笑いながら過ごした時間もあった。
ここでは、同じ日本人のはずなのに、誰もが、私の存在に気付いていない。
下ばかり見て帰る自分に気づき、周りを見渡してみる。
渋谷の駅には人が溢れていることにびっくりしていた。
でも、それ以上に、日本では、なにも考えずにのんきに暮らしている姿の若者ばかり。
ギャガ王国の女性警察官が、18歳ぐらいに見える私に、苦労したのねと言っていた。
この3年間、短い期間だったけど、いろいろなことを経験してきた。
薬物依存になり、売春をして子供もおろした。まだ14歳だというのに。
それから数日経ち、相変わらず一人で過ごす日々が続く。
お金にも限りがあるから、毎日、ネットカフェに泊まっていた。
ここは、行き場がない若者が大勢いて、私と同じ匂いがする空間。
誰もが、孤独に圧し潰されそうになりながら、一時、体を休める。
真っ暗いなかで、唯一光をはなつモニターを見ながら。
ネットがありながら、誰とも繋がることなく。
日本に戻ってきたら周りと暖かい時間が過ごせると思っていたのに。
私の周りには誰もいなくて孤独だった。
でも、仕事を探さないと生きていけない。
政府からハローワークを紹介されたけど、やりたいと思える仕事がみつからない。
そんなことを考えて道を歩いていると、ふと、男性から声をかけられた。
「彼女、ちょっと、バイトしてみない。」
「どんなバイトなんですか?」
「結構、儲かるバイトだよ。興味あれば、説明するからついてきて。」
軽そうな男性は雑居ビルの階段を登り、殺風景な部屋に通した。
「バイトは、田舎から出てきたウブな女のふりをして、おじさんに一緒に飲もうって声をかけろ。そして、ショルダーというお店に行きたいと言って連れてこい。そこで、お酒を飲んでいればいい。あとはこっちでやる。簡単だろ。」
ぼったくりバーとかいうやつね。
でも、今の私には、そんなバイトが向いている。
「わかりましたが、いくらぐらもらえるのですか。」
「相手がしっかり払ったら、1回、1万円を渡す。」
「寝たりしなくていいのね。」
「それは、しなくていい。そっちの方がいいか?」
「それは、なしでお願いします。わかりました。いつからですか。」
「今日からでもできる?」
「わかりました。」
体売らなくても、ただ男を誘うだけで1万円ももらえる。
私は、ただ、お店に連れてくるだけ。
お金を請求することもなく消えるから、犯罪にはならないと言われた。
毎日、3人も誘えば月90万円、それなりの月収になる。
今の私には選択肢なんてない。
普通の仕事は、年齢のために貰えるお金はわずか。
その日からバイトを始めた。
東京に来たばかりの田舎臭い女性を演じる。
ギャガ王国にいたから、そんな姿を演じるのは簡単。
ダボダボなセーターとかを着て、量販店で安く手に入るリュックを背負う。
メイクをしていないようなメイクもする。
1週間ぐらいで雰囲気を変えて、カモにした男性と再会しないように。
ホクロとか、どぎついリップとか。
年齢も18歳ぐらいの設定にする。
私の容姿だと14歳なんて誰も思わない。
ほとんどの男性は面白いほどひっかかる。
こんな女性にご馳走しても大した金額にはならないと考えているみたい。
ちょっとした暇つぶしにはいいだろうと思っている。
ネットで見て、是非行ってみたい店があるというと何も疑わない。
お店に入るとカウンター越しにメイド風の女の子がカクテルを作る。
メイドカフェのようなカジュアルな雰囲気。
田舎の女性がそんなお店に行ってみたいと言うことはあるのだろうと信じている。
私は、その女性と話して、甲高い声で笑うだけ。
男性は、酔っぱらったころに、別室のソファーに誘導される。
男性の横には女性が付き、お酒やフルーツとかを頼む。
高い銘柄のシャンパンの瓶の中には、安いスパークリングワインが入っているらしい。
気づく頃には私はもういない。
別の男性を騙すために夜の街に出かけてるから。
まるで毒蛾のように。
「あれ、あの子はどこかな?」
「さっきの女性のこと? おにいさんが、私とずっと話していたから、怒って帰ったわよ。まあ、あんな田舎娘なんて、どうでもいいじゃない。私の方が一緒にいて楽しいと思ったから、こっちに来たんでしょう。だったら、もっと私と飲みましょうよ。」
「まあ、そうしようか。」
こうして2時間ぐらい過ごすと、50万円の請求書がやってくる。
テーブルの上には、いつの間にか高級寿司のお皿や高級ドリンクが並んでいる。
「こんなお寿司なんて頼んだっけ?」
「嫌だ、さっき、おにいさんが頼んで、食べてたじゃない。わざわざ一流の寿司屋から無理言って配達してもらったのよ。」
「記憶にないな。ここはぼったくりバーか。帰る。」
その頃にはもう遅い。筋肉が盛り上がる男性2人に囲まれ、睨まれる。
払わないなら、健康な体で帰れないからなと言われ。
このようなお店を私は3店舗担当し、今日は3人客を引き入れた。
男性は、女の子と一緒にいたいという下心で来たんだから自業自得。
しかも、私には、今後、一生会うことのない他人。
お店に引き渡したら、もうその男性の顔も覚えていない。
日本政府は、助けた女性がこんな犯罪に手を染めてるなんて想像もしていないと思う。
お役人は、戸籍を作って20万円を渡せば、自分の仕事は終わりと思っているはず。
私のことなんてもう忘れているに違いない。
砂場の一つひとつの砂粒まで監視できないし。
私なんて、砂粒にもみたない存在。
「今日、初めてだけど上手いね。どこかでやっていたの?」
「ちょっと、海外で似たような仕事をしていました。」
「そうなんだ。じゃあ、お金渡すよ。お疲れさま。」
私は、従業員用の通路でエレベーターを待っていた。
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