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第1話 転生、芽生え編
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1 キャラメイキングからの転生
昨日の夜中から降り始めた雪が道路に少し積もっている。
朝、目を覚ましアパートのカーテンを開けると窓の外は白かった。
寒いな、仕事行きたくないな。
当たり前の事だが、寒いのに仕事なんかしたくない。
仕事は外仕事、正社員じゃなくて派遣社員だ。
今日は風邪でも引いたと言って休もう。
今日が木曜日だから、今日明日と休んで4連休にすればいい。仕事は来週から行くことにするか。
派遣会社に発熱したと電話で伝えると、簡単に休みになった。
もちろん、発熱などはしていないのでズル休みである。
さてと、ベッドに戻りもう一度寝るか。
すぐには寝付けなかったが、気付いた時には二度寝をしていた。
起きたのは昼過ぎ。
腹が減ったので、近くのコンビニで何か買う事にした。
外に出てみると、積もった雪がシャビシャビになっており、歩くとグチャグチャと音を立てた。
コンビニでおにぎり2個とサラダ、あとは500mlのハイボール濃いめを買って昼間から飲む事にした。
溜まっていた洗濯物も回して、散らかっていたゴミを片付ける。
ちょうど明日はゴミの日だ。夜中になったらゴミステーションに持って行くとしよう。
あとは自分の時間だ。
TVでお気に入りのYouTubeチャンネルなんかを回して、おにぎりを食べながら、ハイボールを開けた。
突如として、TVの画面が乱れ始めたのは、2個目のおにぎりを齧りながら、サラダにかけたドレッシングをスプーンフォークで混ぜている時だ。
最初に思ったのは壊れた?
次に思ったのは懐かしい。
ジ、ジ、ジ、と白黒の横線。
昔、TVがデカい箱だった頃。受信していないチャンネルでよく見たあのジ、ジ、ジという画面。
リモコン、リモコンと、リモコンを探しポチポチと操作するが画面は変わらずにジ、ジ、ジの画面だった。
これは本格的に壊れたか?
「マジか……」最悪だ。
とりあえず一度電源を落とす事にしたが、電源ボタンを押しても画面は消えなかった。
電源も落とす事が出来ないのか?
コンセントを引っこ抜くしかないか…
などと考え、折角腰を下ろした炬燵のマイポジから立とうとした時だった。
声が聞こえたのだ。
『今、この声を聞いている方』
TVのジ、ジ、ジの中に声が混じっている。
その声は女性の声で、若々しく可愛げのある声だった。
立とうとしていた腰をゆっくりと下ろす。
『今、この声を聞いている方』
『居ましたら、YESのボタンを押して下さい』
ジ、ジ、ジの画面に薄らとYES、NOの文字が浮かび上がっていた。
少し戸惑いながら、リモコンでYESのボタンを選択。確認。
すると、画面は暗転し、数秒後に白い文字が現れた。
第一問
貴方は今の生活に満足していますか?
YES or NO
何だこれ?新手の詐欺か?
それにしては、手が込んでいるな…
とは言っても、まぁこちらの情報がこんな質問ワンタッチで漏れる訳が無いだろうし、氏名や住所を聞かれなければとりあえずは答えてやるか。
最初はただの興味本位だった。
NOを選択。
第二問
貴方には信頼出来る家族、または友人はおられるますか?
YES or NO
ふーーん、まぁいい。
NOを選択。
第三問
貴方は今の自分が嫌いですか?
YESを選択。
そんな感じで質問は続いて行きーー
第十問
貴方は異世界転生を望みますか?
YES or NO
異世界転生だ?………。
聞いた事がある…というか一時期そういうアニメや漫画にハマった事があるが、
【俺】だって、バカじゃない。
異世界転生。そんな事起こる筈がない、それくらいわかる。
だが、望むか望まないかを聞かれるのであれば、
YESを選択。確認。
すると、TVの画面はキャラクターメイキングの画面になった。
「ゲーム?」これは……ゲームか?
まぁ…とりあえずは無料っぽいから進めてみる事にした。
TVの画面上にクルクルと回っているのは、本当にリアルな筋骨隆々の男性。
最初は性別の選択か…
リモコンを操作すると女性も選べた。
女性の方は一言で言うと、ナイスバディの美女。
ゲームをやる時の性別は、選べるなら女性。
その方が何かと見栄えとか、画面を見ていて飽きないから、ゲームをする時はナイスバディな金髪美女と決めている。
女性を選択。確認。
次は種族か。
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、獣人、ホビットに、魔人。
その他にも聞いた事の無い種族もいっぱいいた。簡単に言うと魔物の種類だと思われる。
そこはまず除外して、俺が今悩んでいるのはヒューマンかエルフ、そして獣人。
なぜならビジュアルが……。
他の種族はどうもビジュアルがよくなかった。
ヒューマンは結局、人間。
人間か…人間は面白みに欠けると思い除外すると、選ぶはエルフか獣人か…
悩んだ挙げ句。獣人を選択した。
獣人にはまた種別があった。
犬族、猫族、兎族、馬族、カバ族。その他諸々。
ここは迷わず、猫族を選択。
身長、体格、年齢。
160㎝、50㎏、20歳。
顔やら、胸やら、尻やら、手足の長さ、肌の色から髪型、髪の色なども選べた。
もちろん、美人で金髪、色白のナイスバディのボンキュボンを作り上げる。
胸の大きさはパッと見、Fカップ以上はありそうだ。
引き締まった身体に、ピンと立っている猫耳。大きめなお尻の上からはクネクネと猫の尻尾が生えている。
一言で言えば、メチャクチャ可愛い。
キャラメイクはこんな感じでよしとするか。確認。
すると、TVの画面にキーボードが浮かび上がり、
『最後に名前を決めて下さい』
最初に聞いた可愛らしい女性の声だ。
名前か、名前はもう決まっている。ゲームをやる時の名前もいつも決めているからな。
ケミロウ。
確認。
『それでは、ケミロウ様。異世界に転生します』
『準備は宜しいですか?』
YES or NO
しかし、よく手の込んだゲームだ。
少しばかりの期待。
面白ければ、課金もありだな。
YESを選択。
確認。
すると、【俺】の視界は暗転し、
目を開けると、ガタッガタッと揺れる馬車の荷台に座っていた。
昨日の夜中から降り始めた雪が道路に少し積もっている。
朝、目を覚ましアパートのカーテンを開けると窓の外は白かった。
寒いな、仕事行きたくないな。
当たり前の事だが、寒いのに仕事なんかしたくない。
仕事は外仕事、正社員じゃなくて派遣社員だ。
今日は風邪でも引いたと言って休もう。
今日が木曜日だから、今日明日と休んで4連休にすればいい。仕事は来週から行くことにするか。
派遣会社に発熱したと電話で伝えると、簡単に休みになった。
もちろん、発熱などはしていないのでズル休みである。
さてと、ベッドに戻りもう一度寝るか。
すぐには寝付けなかったが、気付いた時には二度寝をしていた。
起きたのは昼過ぎ。
腹が減ったので、近くのコンビニで何か買う事にした。
外に出てみると、積もった雪がシャビシャビになっており、歩くとグチャグチャと音を立てた。
コンビニでおにぎり2個とサラダ、あとは500mlのハイボール濃いめを買って昼間から飲む事にした。
溜まっていた洗濯物も回して、散らかっていたゴミを片付ける。
ちょうど明日はゴミの日だ。夜中になったらゴミステーションに持って行くとしよう。
あとは自分の時間だ。
TVでお気に入りのYouTubeチャンネルなんかを回して、おにぎりを食べながら、ハイボールを開けた。
突如として、TVの画面が乱れ始めたのは、2個目のおにぎりを齧りながら、サラダにかけたドレッシングをスプーンフォークで混ぜている時だ。
最初に思ったのは壊れた?
次に思ったのは懐かしい。
ジ、ジ、ジ、と白黒の横線。
昔、TVがデカい箱だった頃。受信していないチャンネルでよく見たあのジ、ジ、ジという画面。
リモコン、リモコンと、リモコンを探しポチポチと操作するが画面は変わらずにジ、ジ、ジの画面だった。
これは本格的に壊れたか?
「マジか……」最悪だ。
とりあえず一度電源を落とす事にしたが、電源ボタンを押しても画面は消えなかった。
電源も落とす事が出来ないのか?
コンセントを引っこ抜くしかないか…
などと考え、折角腰を下ろした炬燵のマイポジから立とうとした時だった。
声が聞こえたのだ。
『今、この声を聞いている方』
TVのジ、ジ、ジの中に声が混じっている。
その声は女性の声で、若々しく可愛げのある声だった。
立とうとしていた腰をゆっくりと下ろす。
『今、この声を聞いている方』
『居ましたら、YESのボタンを押して下さい』
ジ、ジ、ジの画面に薄らとYES、NOの文字が浮かび上がっていた。
少し戸惑いながら、リモコンでYESのボタンを選択。確認。
すると、画面は暗転し、数秒後に白い文字が現れた。
第一問
貴方は今の生活に満足していますか?
YES or NO
何だこれ?新手の詐欺か?
それにしては、手が込んでいるな…
とは言っても、まぁこちらの情報がこんな質問ワンタッチで漏れる訳が無いだろうし、氏名や住所を聞かれなければとりあえずは答えてやるか。
最初はただの興味本位だった。
NOを選択。
第二問
貴方には信頼出来る家族、または友人はおられるますか?
YES or NO
ふーーん、まぁいい。
NOを選択。
第三問
貴方は今の自分が嫌いですか?
YESを選択。
そんな感じで質問は続いて行きーー
第十問
貴方は異世界転生を望みますか?
YES or NO
異世界転生だ?………。
聞いた事がある…というか一時期そういうアニメや漫画にハマった事があるが、
【俺】だって、バカじゃない。
異世界転生。そんな事起こる筈がない、それくらいわかる。
だが、望むか望まないかを聞かれるのであれば、
YESを選択。確認。
すると、TVの画面はキャラクターメイキングの画面になった。
「ゲーム?」これは……ゲームか?
まぁ…とりあえずは無料っぽいから進めてみる事にした。
TVの画面上にクルクルと回っているのは、本当にリアルな筋骨隆々の男性。
最初は性別の選択か…
リモコンを操作すると女性も選べた。
女性の方は一言で言うと、ナイスバディの美女。
ゲームをやる時の性別は、選べるなら女性。
その方が何かと見栄えとか、画面を見ていて飽きないから、ゲームをする時はナイスバディな金髪美女と決めている。
女性を選択。確認。
次は種族か。
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、獣人、ホビットに、魔人。
その他にも聞いた事の無い種族もいっぱいいた。簡単に言うと魔物の種類だと思われる。
そこはまず除外して、俺が今悩んでいるのはヒューマンかエルフ、そして獣人。
なぜならビジュアルが……。
他の種族はどうもビジュアルがよくなかった。
ヒューマンは結局、人間。
人間か…人間は面白みに欠けると思い除外すると、選ぶはエルフか獣人か…
悩んだ挙げ句。獣人を選択した。
獣人にはまた種別があった。
犬族、猫族、兎族、馬族、カバ族。その他諸々。
ここは迷わず、猫族を選択。
身長、体格、年齢。
160㎝、50㎏、20歳。
顔やら、胸やら、尻やら、手足の長さ、肌の色から髪型、髪の色なども選べた。
もちろん、美人で金髪、色白のナイスバディのボンキュボンを作り上げる。
胸の大きさはパッと見、Fカップ以上はありそうだ。
引き締まった身体に、ピンと立っている猫耳。大きめなお尻の上からはクネクネと猫の尻尾が生えている。
一言で言えば、メチャクチャ可愛い。
キャラメイクはこんな感じでよしとするか。確認。
すると、TVの画面にキーボードが浮かび上がり、
『最後に名前を決めて下さい』
最初に聞いた可愛らしい女性の声だ。
名前か、名前はもう決まっている。ゲームをやる時の名前もいつも決めているからな。
ケミロウ。
確認。
『それでは、ケミロウ様。異世界に転生します』
『準備は宜しいですか?』
YES or NO
しかし、よく手の込んだゲームだ。
少しばかりの期待。
面白ければ、課金もありだな。
YESを選択。
確認。
すると、【俺】の視界は暗転し、
目を開けると、ガタッガタッと揺れる馬車の荷台に座っていた。
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