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No.30
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「ん~~っ!美味しいーー!」
「ねぇ、サーシャ!このケーキも、すっごく美味しいよ!」
そう言って、ティミアがラズベリーのソースがかかったケーキを一口サイズに切り分けて此方に差し出す。サーシャは、差し出されたケーキをパクッと食べる。
「本当だ!凄く美味しいっ!」
「でしょう?」
幸せそうに笑い合う美少女達は、店内の人々の視線をさらう。しかし、何もその形容し難い美しい容姿に身惚れているだけでは無い。
「………凄い」
一人の客が、二人のテーブルを見ながら茫然と呟いた。
だが、それは仕方ないだろう。
何故なら、二人のテーブルには高く積み上がった皿が幾つもあるのだから。
「ふぅ~、美味しかったなぁ。あっ、次のケーキお願いします」
サーシャが食べ終わった皿を重ねてからそう言うと、側に控えていた女性の店員が奥の厨房に向かって声を上げる。
「た、ただいま12皿目を完食されました!次のフルーツタルトお願いします!」
その言葉に、周囲に騒めきが起きる。
「す、凄いぞ!あの美少女達!」
「もう13皿目だぞ!」
「一体、あの小さな身体の何処に入ってるの!?」
「本当に子供か?」
「一体、何者なんだ!?」
そう人々が驚くのも無理は無い。
ーー『白兎』のケーキ食べ放題チャレンジ。
それは、制限時間一時間の間に何皿食べられるかと言う2人1組のチャレンジだ。現在トップは、体力勝負の仕事をしている男性2人組の15皿だ。
現在、チャレンジ開始から三十分が経過した所だ。
残り時間は、あと半分。
それなのに、既にトップの結果と大差無い状態だ。
「お待たせしました!フルーツタルトでございます」
そうして直ぐに運ばれて来たフルーツタルトを見て、ティミアは瞳をキラキラと輝かせる。
「わぁっ!見て、サーシャ!このタルトも凄く美味しそう!先に食べていい?」
「いいよ」
「ありがとう!ーーっ!美味しい~」
「~~っ!」
肩の端にクリームを付けながら悦ぶティミアに、サーシャは悶える。
(ティミア、なんて可愛いのっ!!)
頬を染めながらティミアを見詰める美少女を、周りの人々が悶えながら見つめている事に、目の前の小動物の様に可愛いティミアに夢中の彼女は気が付かないのだった。
「ねぇ、サーシャ!このケーキも、すっごく美味しいよ!」
そう言って、ティミアがラズベリーのソースがかかったケーキを一口サイズに切り分けて此方に差し出す。サーシャは、差し出されたケーキをパクッと食べる。
「本当だ!凄く美味しいっ!」
「でしょう?」
幸せそうに笑い合う美少女達は、店内の人々の視線をさらう。しかし、何もその形容し難い美しい容姿に身惚れているだけでは無い。
「………凄い」
一人の客が、二人のテーブルを見ながら茫然と呟いた。
だが、それは仕方ないだろう。
何故なら、二人のテーブルには高く積み上がった皿が幾つもあるのだから。
「ふぅ~、美味しかったなぁ。あっ、次のケーキお願いします」
サーシャが食べ終わった皿を重ねてからそう言うと、側に控えていた女性の店員が奥の厨房に向かって声を上げる。
「た、ただいま12皿目を完食されました!次のフルーツタルトお願いします!」
その言葉に、周囲に騒めきが起きる。
「す、凄いぞ!あの美少女達!」
「もう13皿目だぞ!」
「一体、あの小さな身体の何処に入ってるの!?」
「本当に子供か?」
「一体、何者なんだ!?」
そう人々が驚くのも無理は無い。
ーー『白兎』のケーキ食べ放題チャレンジ。
それは、制限時間一時間の間に何皿食べられるかと言う2人1組のチャレンジだ。現在トップは、体力勝負の仕事をしている男性2人組の15皿だ。
現在、チャレンジ開始から三十分が経過した所だ。
残り時間は、あと半分。
それなのに、既にトップの結果と大差無い状態だ。
「お待たせしました!フルーツタルトでございます」
そうして直ぐに運ばれて来たフルーツタルトを見て、ティミアは瞳をキラキラと輝かせる。
「わぁっ!見て、サーシャ!このタルトも凄く美味しそう!先に食べていい?」
「いいよ」
「ありがとう!ーーっ!美味しい~」
「~~っ!」
肩の端にクリームを付けながら悦ぶティミアに、サーシャは悶える。
(ティミア、なんて可愛いのっ!!)
頬を染めながらティミアを見詰める美少女を、周りの人々が悶えながら見つめている事に、目の前の小動物の様に可愛いティミアに夢中の彼女は気が付かないのだった。
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