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(しまった!)
迫り来る地面。
訪れるであろう衝撃に備え目をキツく瞑る。
(?…あれ?)
暫くしてもやってこない衝撃に恐る恐る目を開ける。すると目の前には誰かの逞しい身体が見えた。視線を上に上げると一人の男性が見えた。
「あっ」
「しっ!このままオレに合わせて」
目の前の男性は小声で私に合わせる様に言うと大きな声で話し出す。
「王太子であるレオン王子に刃を向けるなど…。私がそんな事を許すと思ったのか。アナスタシア公爵令嬢…。貴方を拘束させていただく」
チラリと視線を送られ我に帰る。
「はっ…離しなさい!嫌っ!レオン様‼︎」
「大人しくしろ」
男性は私の腕を後ろで拘束し会場を出る。
「レオン様っ!レオン様~‼︎」
私の叫びを最後に扉が閉まる。
『あれ~?レオンの断罪シーンってこんなのだったっけ?確かアナスタシアがレオンに向かって行って斬りかかろうとして失敗するんじゃなかったっけ?騎士団長のガゼフがアナスタシアを抱きしめた様に見えたけど…。気のせいだよね!それよりガゼフもカッコいい!』
プレイヤーのそんな声が聞こえ体の力を抜く。
(どうやら誤魔化せたみたい)
改めて男性に向き合う。
「さっきは助けてくれてありがとうございます」
「気にすんなって!何とか乗り切れたんだからな」
がっしりとした身体に黒髪黒目のこの男性は、騎士団ガゼフ。彼もこのゲームの攻略キャラクターだ。
迫り来る地面。
訪れるであろう衝撃に備え目をキツく瞑る。
(?…あれ?)
暫くしてもやってこない衝撃に恐る恐る目を開ける。すると目の前には誰かの逞しい身体が見えた。視線を上に上げると一人の男性が見えた。
「あっ」
「しっ!このままオレに合わせて」
目の前の男性は小声で私に合わせる様に言うと大きな声で話し出す。
「王太子であるレオン王子に刃を向けるなど…。私がそんな事を許すと思ったのか。アナスタシア公爵令嬢…。貴方を拘束させていただく」
チラリと視線を送られ我に帰る。
「はっ…離しなさい!嫌っ!レオン様‼︎」
「大人しくしろ」
男性は私の腕を後ろで拘束し会場を出る。
「レオン様っ!レオン様~‼︎」
私の叫びを最後に扉が閉まる。
『あれ~?レオンの断罪シーンってこんなのだったっけ?確かアナスタシアがレオンに向かって行って斬りかかろうとして失敗するんじゃなかったっけ?騎士団長のガゼフがアナスタシアを抱きしめた様に見えたけど…。気のせいだよね!それよりガゼフもカッコいい!』
プレイヤーのそんな声が聞こえ体の力を抜く。
(どうやら誤魔化せたみたい)
改めて男性に向き合う。
「さっきは助けてくれてありがとうございます」
「気にすんなって!何とか乗り切れたんだからな」
がっしりとした身体に黒髪黒目のこの男性は、騎士団ガゼフ。彼もこのゲームの攻略キャラクターだ。
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