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レボリューション
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——だから言ったのに……。
カルロスが旅立ってからひと月が経った。そして、カルロスからもイエーからも便り一つない状況が続いている。
どこかで予想していたことなのに、それが現実になった今、ナギにできることは何もなかった。
幸か不幸か、カルロスがいなくなっても、食堂の営業はいつも通りだ。客足が少ないため、ナギ一人で十分まわせている。もともとカルロス一人で回していた店なのだから、当然のことと言えるだろう。
「乗っ取る」と言っておきながらも、メニューはカルロスが作ったままで、味もカルロスのもので続けている。そろそろ冬の新メニューを考えなければならないのだが、ナギはまだその気にはなれなかった。
そんなある日のことだった。
「ねえ、ラオン国で革命が成功したって、本当にすごいことよね」
「……え?」
——革命?
食後のお茶を楽しんでいる、常連夫婦の会話。いつもと同じく、何ということのない穏やかな会話が流れていたはずが、セレーネの口からこぼれた話の内容に、ナギは耳を疑った。皿を拭いていた手が自然と止まる。
「何だ、今朝の号外の話なら、わたしも一緒に読んだじゃないか」
「そうだけど、思い出したらまた興奮してきちゃったのよ。ほら、あの、一部の王族による悪政に、王家を出ていた王子たちが立ち上がったって話。ロマンだわー、ラオン国でそんなことが起きていたなんて」
——何、それ。そんな話、知らない。
「でも、もっとロマンなのはメランガよ。ああ、もうなんて素敵なのかしら」
「ああ、確かに」
——何? どういうこと? 革命? ロマン? メランガが、素敵?
セレーネが嬉々として話しているのは、ナギの知るラオン国とメランガのストーリーでは、何一つ思い当たらない言葉ばかりだ。
——ラオン国で、一体何が起こってるの?
「あ、あの、その話っ!」
無造作に置いた皿が、ガチャッといつもより大きな音を立てる。「割れたかもしれない」と思いながらも、ナギは振り返らずにセレーネたちのいるテーブルに駆け寄った。
「あのっ、もう少し詳しく教えてもらえますか?」
「あ、あら、ナギちゃん? いいわよ」
顔を寄せて詰め寄ったナギに、ほんの一瞬面食らった様子を見せたセレーネとダンだったが、ナギの望むままに知っていることを話してくれた。
その内容は、やはりナギの全く知らないことばかりだった。
革命軍のリーダーはレド。働いても働いても豊かにならない国民の困窮に疑問を抱いたのは、メランガとの生活格差に気が付いたところからだという。
メランガに身を潜めていた第1王子ライと共に、第2王子であるレドが、王や古い重鎮たちを相手に起こしたこの革命は、メランガの圧倒的軍事力による助勢により、あっという間に終結したのだそうだ。
——何、それ。私の知ってる話とは、本当に何もかも違うじゃない……。
今までイエーやカルロスの話に耳を傾けようとしなかったことを、ナギは初めて後悔した。
「それで……、メランガは、どうなったんですか?」
「ああ、なんでも今回の功績が認められて、ラオン国から正式に独立が認められたそうだよ」
——は?
「え? 独立? は?」
「まあメランガからしてみれば、今更って感じみたいだけどね。ラオン国を乗っ取ったっていいくらい、戦力に圧倒的な差があったらしいし」
「そこが素敵なんじゃない。ラオン国なんて別にいらないっていう、孤高の狼みたいなところ。ああ、きっとこのメランガのトップにいるのは、とんでもない人格者なのよ」
——人格者……。
ナギはアゴーレに会ったことはない。ゲームでも、最後まで黒い闇のような、もやのようなものだけで表現されていたその存在は、男なのか女なのかさえ不明だった。だが少なくとも、人格者という言葉とは、正反対のところにいる存在だったはずだ。
どうも釈然としない、何かが明らかにおかしいと思いながらも、閉店後の店内で床掃除をしていたナギは、ふと窓に映る自分の顔が自然に綻んでいることに気が付いた。
それはここ最近ずっとナギが見ていた、無理矢理作った笑顔とは明らかに違う。
——ラオン国、爆発しなかったんだ。
もちろん、これから何が起こるかは分からない。ラオン国もメランガも、ナギの知らない未来に向かって進み始めたのだ。
だがそれが何だというのか。未来など分からないのが当たり前の世界に、ナギはずっと生きていた。
——シュテルン……、ユトさんにミナハ、イエーやブル達、みんなちゃんと生き残ってる?
知らなければ、ナギの中で誰も死んだことにはならない。そんな無理矢理の思い込みではなく、ようやくナギは現実に目を向けようとしていた。
セレーネとダンの話の中で、レドとライ、そしてアゴーレの無事は分かった。メランガと革命軍が圧倒的優勢だったというのなら、シュテルンもきっと無事だろう。もしシュテルンが亡くなっているのなら、きっと話題に上がったはずだ。
——カルロス君も、きっと無事、よね?
あの弟思いのイエーなら、カルロスを前線に近付けるようなことはきっとしないだろう。
ナギは、このひと月、1人で守ってきた店内を見回した。閉店後の店は、カルロスがいなくなってからずっと深い静寂に包まれている。ナギは自身の冷えた指先に、そっと息を吹きかけた。
——帰ってきたら、新メニュー作ってもらわないとね。
カルロスの帰還を予感して、無意識に鼻歌を歌ってしまうほどナギは浮かれていた。
爆発の心配がなくなったからと、メランガに戻る気はナギにはない。自身がラオン国の間諜だと、疑われているということもある。
だが何よりも、メランガを見捨てて逃げた自身が、メランガに戻っていいはずがないとナギは思うのだ。そんな都合の良いことを考えるほど、ナギは欲深くなれなかった。
ナギが貪欲になるのは、ただ生き延びるためだけだ。長く平穏な一生だけを、ナギはずっと望んで選んできた。
それでも、ただ今の喜びに浸ることは、自身にも許されているはずだとナギは思う。
「良かった……」
カルロスが地獄を見ずに済んだことを、ナギは素直に喜んでいた。
家族の末路を見たカルロスが、いつまでも脳裏に焼き付いて消えない苦しみを抱える。そんなことにはならずに済んだことに、ナギは心からホッとしたのだ。
ナギの心の奥底にある昏い望みが、叶えられないままでよかった。このときのナギは、確かにそう思えた。
——カルロス君は、それでいいのよ……。
明るい笑顔をナギに見せてくれる人は貴重だ。時にその明るさをうっとうしいと思いながらも、沈みそうな心が不意に救われてもいたことに、ナギは気がついていた。
——ま、うるさいんだけどね。
泣き笑いのようになったナギの顔が映ったガラス窓に、大きな影が差したのは、そのすぐ後のことだった。
カルロスが旅立ってからひと月が経った。そして、カルロスからもイエーからも便り一つない状況が続いている。
どこかで予想していたことなのに、それが現実になった今、ナギにできることは何もなかった。
幸か不幸か、カルロスがいなくなっても、食堂の営業はいつも通りだ。客足が少ないため、ナギ一人で十分まわせている。もともとカルロス一人で回していた店なのだから、当然のことと言えるだろう。
「乗っ取る」と言っておきながらも、メニューはカルロスが作ったままで、味もカルロスのもので続けている。そろそろ冬の新メニューを考えなければならないのだが、ナギはまだその気にはなれなかった。
そんなある日のことだった。
「ねえ、ラオン国で革命が成功したって、本当にすごいことよね」
「……え?」
——革命?
食後のお茶を楽しんでいる、常連夫婦の会話。いつもと同じく、何ということのない穏やかな会話が流れていたはずが、セレーネの口からこぼれた話の内容に、ナギは耳を疑った。皿を拭いていた手が自然と止まる。
「何だ、今朝の号外の話なら、わたしも一緒に読んだじゃないか」
「そうだけど、思い出したらまた興奮してきちゃったのよ。ほら、あの、一部の王族による悪政に、王家を出ていた王子たちが立ち上がったって話。ロマンだわー、ラオン国でそんなことが起きていたなんて」
——何、それ。そんな話、知らない。
「でも、もっとロマンなのはメランガよ。ああ、もうなんて素敵なのかしら」
「ああ、確かに」
——何? どういうこと? 革命? ロマン? メランガが、素敵?
セレーネが嬉々として話しているのは、ナギの知るラオン国とメランガのストーリーでは、何一つ思い当たらない言葉ばかりだ。
——ラオン国で、一体何が起こってるの?
「あ、あの、その話っ!」
無造作に置いた皿が、ガチャッといつもより大きな音を立てる。「割れたかもしれない」と思いながらも、ナギは振り返らずにセレーネたちのいるテーブルに駆け寄った。
「あのっ、もう少し詳しく教えてもらえますか?」
「あ、あら、ナギちゃん? いいわよ」
顔を寄せて詰め寄ったナギに、ほんの一瞬面食らった様子を見せたセレーネとダンだったが、ナギの望むままに知っていることを話してくれた。
その内容は、やはりナギの全く知らないことばかりだった。
革命軍のリーダーはレド。働いても働いても豊かにならない国民の困窮に疑問を抱いたのは、メランガとの生活格差に気が付いたところからだという。
メランガに身を潜めていた第1王子ライと共に、第2王子であるレドが、王や古い重鎮たちを相手に起こしたこの革命は、メランガの圧倒的軍事力による助勢により、あっという間に終結したのだそうだ。
——何、それ。私の知ってる話とは、本当に何もかも違うじゃない……。
今までイエーやカルロスの話に耳を傾けようとしなかったことを、ナギは初めて後悔した。
「それで……、メランガは、どうなったんですか?」
「ああ、なんでも今回の功績が認められて、ラオン国から正式に独立が認められたそうだよ」
——は?
「え? 独立? は?」
「まあメランガからしてみれば、今更って感じみたいだけどね。ラオン国を乗っ取ったっていいくらい、戦力に圧倒的な差があったらしいし」
「そこが素敵なんじゃない。ラオン国なんて別にいらないっていう、孤高の狼みたいなところ。ああ、きっとこのメランガのトップにいるのは、とんでもない人格者なのよ」
——人格者……。
ナギはアゴーレに会ったことはない。ゲームでも、最後まで黒い闇のような、もやのようなものだけで表現されていたその存在は、男なのか女なのかさえ不明だった。だが少なくとも、人格者という言葉とは、正反対のところにいる存在だったはずだ。
どうも釈然としない、何かが明らかにおかしいと思いながらも、閉店後の店内で床掃除をしていたナギは、ふと窓に映る自分の顔が自然に綻んでいることに気が付いた。
それはここ最近ずっとナギが見ていた、無理矢理作った笑顔とは明らかに違う。
——ラオン国、爆発しなかったんだ。
もちろん、これから何が起こるかは分からない。ラオン国もメランガも、ナギの知らない未来に向かって進み始めたのだ。
だがそれが何だというのか。未来など分からないのが当たり前の世界に、ナギはずっと生きていた。
——シュテルン……、ユトさんにミナハ、イエーやブル達、みんなちゃんと生き残ってる?
知らなければ、ナギの中で誰も死んだことにはならない。そんな無理矢理の思い込みではなく、ようやくナギは現実に目を向けようとしていた。
セレーネとダンの話の中で、レドとライ、そしてアゴーレの無事は分かった。メランガと革命軍が圧倒的優勢だったというのなら、シュテルンもきっと無事だろう。もしシュテルンが亡くなっているのなら、きっと話題に上がったはずだ。
——カルロス君も、きっと無事、よね?
あの弟思いのイエーなら、カルロスを前線に近付けるようなことはきっとしないだろう。
ナギは、このひと月、1人で守ってきた店内を見回した。閉店後の店は、カルロスがいなくなってからずっと深い静寂に包まれている。ナギは自身の冷えた指先に、そっと息を吹きかけた。
——帰ってきたら、新メニュー作ってもらわないとね。
カルロスの帰還を予感して、無意識に鼻歌を歌ってしまうほどナギは浮かれていた。
爆発の心配がなくなったからと、メランガに戻る気はナギにはない。自身がラオン国の間諜だと、疑われているということもある。
だが何よりも、メランガを見捨てて逃げた自身が、メランガに戻っていいはずがないとナギは思うのだ。そんな都合の良いことを考えるほど、ナギは欲深くなれなかった。
ナギが貪欲になるのは、ただ生き延びるためだけだ。長く平穏な一生だけを、ナギはずっと望んで選んできた。
それでも、ただ今の喜びに浸ることは、自身にも許されているはずだとナギは思う。
「良かった……」
カルロスが地獄を見ずに済んだことを、ナギは素直に喜んでいた。
家族の末路を見たカルロスが、いつまでも脳裏に焼き付いて消えない苦しみを抱える。そんなことにはならずに済んだことに、ナギは心からホッとしたのだ。
ナギの心の奥底にある昏い望みが、叶えられないままでよかった。このときのナギは、確かにそう思えた。
——カルロス君は、それでいいのよ……。
明るい笑顔をナギに見せてくれる人は貴重だ。時にその明るさをうっとうしいと思いながらも、沈みそうな心が不意に救われてもいたことに、ナギは気がついていた。
——ま、うるさいんだけどね。
泣き笑いのようになったナギの顔が映ったガラス窓に、大きな影が差したのは、そのすぐ後のことだった。
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