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番外編1 メランガ軍の戦い方 ~本編23話と24話の間にあったメランガ軍のお話~
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「よもや、これほどとは……」
ラオン国との同盟によってアリギノ国王にもたらされる恩恵は、絶世の美女と謳われる第二王女ローザとの婚姻だった。
もともと病弱であった前妃が亡くなり、次の妃の候補としてローザ姫をと望んだのは、ラオン国の弱体化に目を付けたからだ。だがローザ姫が初婚であることや、アリギノ国王との年齢差などから、ラオン国内での反発は大きく、ことは遅々として進まなかった。
そんな最中、今までなしのつぶてだったその婚姻話が急速に進んだのにはやはり裏があったのだ。
アリギノ国王がそう気がついたときには、何もかもが遅かった。
ローザ姫を迎えに自ら赴いたラオン国の地で、アリギノ国王を待ち受けていたのは、ラオン国と敵対しているメランガ軍だった。
メランガ軍が想定外に早く動いたということもあるが、精鋭ぞろいの自国の近衛兵130人が、たった1人の敵兵に一太刀も浴びせられないまま斬り伏せられていくのは、信じられない光景だった。
その様をなすすべもなく茫然と見つめながら、アリギノ国王は唐突に国の終わりを覚悟した。
「おい、おっさん。おっさんが国王か?」
無礼すぎる敵兵の言葉に、アリギノ国王は「そうだ」と声を絞り出すのが精一杯だった。
アリギノ国王の目の前にいるのは、黒い軍服を纏った赤い髪の、見上げるほどに大きな悪魔だ。その髪も兵士達の血で染まったのではないかと思うほどに、顔も軍服も、もちろんその手にある大刀も血塗れだった。
最後の近衛兵は、倒れる前に「メランガの悪鬼」と呻いた。どうやらこの凶悪な顔をした敵兵は、有名な男だったらしい。
もはやここまで。殺される以外あり得ないと思っていたのに、血塗れのその『メランガの悪鬼』は、ところどころ紅く染まった封書をアリギノ国王に差し出した。
「おら、読め。うちのボスからだ。悪い条件じゃないと思うがな」
大した希望も持たずに開いた手紙に、アリギノ国王は衝撃を受けた。
そこに書かれていたのが、あまりに真っ当な取引内容だったからだ。アゴーレからの要求は、アリギノ特産の野菜や果物やきのこ、それに魚介と肉の取引で、しかもラオン国との貿易よりもはるかに条件が良いものだった。
「で? 返事は?」
「なっ!? ま、待て。改めて書面を用意するゆえ」
返事など決まっている。国の存続とローザ姫との婚姻を秤にかけることなど、アリギノ国王に出来ようはずもない。
だがアリギノ国王の近くには、紙やペンどころか軽傷の味方の兵士の姿すらない。
「ああん? めんどくせぇな。その手紙の裏にでも書きゃいいだろうが。ほら、その辺にインク代わりの赤いもんも飛び散ってるし」
「なっ! そ、そ、そんな訳にいくかっ! 」
滅茶苦茶なことを言った『メランガの悪鬼』は、正当なことを返したアリギノ国王にチッと舌打ちをした。
「じゃあ後から送って来いよ。だがその前に口頭で聞かせろ」
大きな口の端を引き上げ、ニヤリと凶悪な笑みを浮かべた『メランガの悪鬼』の後ろには、いつの間に追いついて来たのか30人ほどのメランガ兵達が立っている。
「な、こ、口頭だと?」
「ああ。おっさんが無事にアリギノ国まで戻れる保証もないしな」
「な、何?」
期待を持たせておいて、やはり殺すつもりなのかと歯噛みしたアリギノ国王の目前で、『メランガの悪鬼』は視線をチラリと右手の遠くに向けた。その横顔は疎ましそうだ。
「おっさん、手勢もないし、教えといてやるか。最近、俺達が通った後を狙う盗賊団がいるらしい。盗む、犯す、殺すの三拍子揃った、下の下の盗賊団だ」
「は?」
「俺らは敵兵をなるべく殺さないようにしている。まあ浅い傷とは言わないがな。それはあんたの国の働き手を減らさない方が、後々得策と考えてるからだ。だが奴らは違う。奴らの狙いは根こそぎ奪うことだ」
淡々とした口調で告げられた身の毛もよだつ内容に、アリギノ国王は再度破滅を覚悟した。
「だ、だが、その盗賊団は、必ず現れる訳ではないのであろう?」
「いや、100パー来るな。と言うか、もう来てるぜ。さすがに俺らの前に現れる度胸はないらしいがな」
『メランガの悪鬼』が、今度ははっきりと右手の遠方に視線を向けた。その先に人影は見えないが、キラリと何かが光ったのがアリギノ国王にも分かった。
「ひぃっ! た、頼む。儂を城まで連れ帰ってくれ」
「ああん?」
「こっ、この書面のとおりに協定を結ぶっ! 城まで連れ帰ってくれれば謝礼金も出すっ! 頼むっ、この通りだっ!」
もはやプライドなど微塵もない。地べたに膝を付いて懇願したアリギノ国王に、『メランガの悪鬼』は深いため息を吐いた。
「あいにく金には不自由してない奴らばかりなんだがな。まあ、一応聞いてみるか。おい、誰か。ひと財産築きたい奴がいれば、このおっさんを城まで連れてってやれ」
ざわざわと不満げな声が上がる。シュテルンが思ったとおり、「面倒だ」という声がやはり主流だ。
だがその中で「はぁい!」と明るい声が上がった。
「あたしが行くわ。お金はいくらあっても困らないし」
「なんだユト、豪邸でも建てるつもりか?」
「それいいわぁー。ねえ、おじさま。現金が足りなければ、宝石で払ってもらってもいいわよ?」
アリギノ国王の前にしゃがんだのは、土で汚れてはいるもののまごう事なき美女だ。
黒の軍服のスカートから覗く見事な太ももと、押し込められてもなお主張する巨乳とに、アリギノ国王はローザ姫のことを完全に忘れた。
「おお、娘。そなたのなんと美しく生命力に溢れておることか」
「は? ナニそれ? っていうか、おっさん、状況分かってんの?」
「うぉっ?」
美女に軽く肩を押されて、アリギノ国王は後ろに倒れた。チョンと押しただけのその力は、アリギノ国王の想像を遥かに超えて強かった。
「おい、ユト。一人で良いのか?」
「え? 大丈夫でしょ」
「あ、じゃあ、ぼく。ユトさんと一緒に行きます」
「おお、じゃあそういうことで」
軽く一人で平気だと言った美女と、細身の気弱そうな男がもう一人。盗賊団が近くにいるというのに、アリギノ国王を城まで無事に送り届けるのに名乗りを上げたのは、その二人だけだ。
だが『メランガの悪鬼』は、それで納得したのか残りのメランガ軍と共にさっさと引き上げた。
残忍極まりないと噂のメランガ軍だが、その悪行はハイエナのようにメランガ軍の後を狙う盗賊団の所業だったというのは、アリギノ国王にとって大きな驚きだ。当のメランガ軍がその盗賊団を放置しているため、今まで真実を知る生存者がいなかったのだろう。
「はーい、あんた達も。もうそろそろ動けるでしょー?」
「う……、は、はい」
『メランガの悪鬼』の言った通り、アリギノの近衛兵達は命を奪われてはいなかった。
致命傷を負ったものもいないのか、呻き声と共に動き出した兵達は、お互い支えあいながらではあるが、なんと全員がアリギノ国王の前に集うことができた。
「王よ、不甲斐ない我らをどうぞお許しください……」
近衛連隊の隊長として、長くアリギノ国王を護ってきたハンスは、決して弱い男ではなかったはずだ。その声が震えている理由は、恐怖ではなく屈辱からかもしれない。
『メランガの悪鬼』に、自国の兵があっという間に滅多斬りにされた光景を思い出して、アリギノ国王は戦慄した。
あの惨状のあと、ただの一人も命を落としていないということは、あの戦闘の最中にありながら『メランガの悪鬼』は、間違いなく手加減をしていたということだ。
——敵うはずがないではないか。
「いや、あれは敵に回してはならん者であった。我こそ、判断を誤ったのだ。許せよ」
「……王」
すすり泣きが聞こえてくるほどの感動の主従物語が盛り上がろうとしていたが、そこにユトが水を差した。
「立って、盗賊団が来るわ」
「なっ!?」
「今度こそ、命に代えても、我らが王をお守り致します」
満身創痍の兵達が、アリギノ国王の周りを固めた。それを冷静に見つめていたのは、ユトと細身のメランガ兵だ。
「……あーあ。そんなに守りに徹してたら、攻撃なんてしようがないでしょうに」
「ほんと。まあ、あたしがちょちょいとやっつけちゃうからイイけど」
「そうですね。さっきはシュテルンが1人でどんどん行っちゃったんで、ぼくまだ1人も相手にしてませんし」
「あたしもー」
ユトを見るなり嬉々として襲いかかって来た計20人ほどの盗賊団を、ユトと細身のメランガ兵が軽々と倒していく。
「生産性ゼロの盗賊団なんて、生かしておく必要ないわよね」
「えー。可能性はゼロではありませんし、半殺しくらいでどうですか?」
「じゃ、九分殺しで」
「なんですか、九分殺しって」
呑気に軽口を叩いている二人の周りで、次々と断末魔のような叫び声が上がっていく。
アリギノ国王を守っていた近衛兵達は、地獄を再度その目にして心底震え上がり、先ほどの王の決断に心から感謝した。
ラオン国との同盟によってアリギノ国王にもたらされる恩恵は、絶世の美女と謳われる第二王女ローザとの婚姻だった。
もともと病弱であった前妃が亡くなり、次の妃の候補としてローザ姫をと望んだのは、ラオン国の弱体化に目を付けたからだ。だがローザ姫が初婚であることや、アリギノ国王との年齢差などから、ラオン国内での反発は大きく、ことは遅々として進まなかった。
そんな最中、今までなしのつぶてだったその婚姻話が急速に進んだのにはやはり裏があったのだ。
アリギノ国王がそう気がついたときには、何もかもが遅かった。
ローザ姫を迎えに自ら赴いたラオン国の地で、アリギノ国王を待ち受けていたのは、ラオン国と敵対しているメランガ軍だった。
メランガ軍が想定外に早く動いたということもあるが、精鋭ぞろいの自国の近衛兵130人が、たった1人の敵兵に一太刀も浴びせられないまま斬り伏せられていくのは、信じられない光景だった。
その様をなすすべもなく茫然と見つめながら、アリギノ国王は唐突に国の終わりを覚悟した。
「おい、おっさん。おっさんが国王か?」
無礼すぎる敵兵の言葉に、アリギノ国王は「そうだ」と声を絞り出すのが精一杯だった。
アリギノ国王の目の前にいるのは、黒い軍服を纏った赤い髪の、見上げるほどに大きな悪魔だ。その髪も兵士達の血で染まったのではないかと思うほどに、顔も軍服も、もちろんその手にある大刀も血塗れだった。
最後の近衛兵は、倒れる前に「メランガの悪鬼」と呻いた。どうやらこの凶悪な顔をした敵兵は、有名な男だったらしい。
もはやここまで。殺される以外あり得ないと思っていたのに、血塗れのその『メランガの悪鬼』は、ところどころ紅く染まった封書をアリギノ国王に差し出した。
「おら、読め。うちのボスからだ。悪い条件じゃないと思うがな」
大した希望も持たずに開いた手紙に、アリギノ国王は衝撃を受けた。
そこに書かれていたのが、あまりに真っ当な取引内容だったからだ。アゴーレからの要求は、アリギノ特産の野菜や果物やきのこ、それに魚介と肉の取引で、しかもラオン国との貿易よりもはるかに条件が良いものだった。
「で? 返事は?」
「なっ!? ま、待て。改めて書面を用意するゆえ」
返事など決まっている。国の存続とローザ姫との婚姻を秤にかけることなど、アリギノ国王に出来ようはずもない。
だがアリギノ国王の近くには、紙やペンどころか軽傷の味方の兵士の姿すらない。
「ああん? めんどくせぇな。その手紙の裏にでも書きゃいいだろうが。ほら、その辺にインク代わりの赤いもんも飛び散ってるし」
「なっ! そ、そ、そんな訳にいくかっ! 」
滅茶苦茶なことを言った『メランガの悪鬼』は、正当なことを返したアリギノ国王にチッと舌打ちをした。
「じゃあ後から送って来いよ。だがその前に口頭で聞かせろ」
大きな口の端を引き上げ、ニヤリと凶悪な笑みを浮かべた『メランガの悪鬼』の後ろには、いつの間に追いついて来たのか30人ほどのメランガ兵達が立っている。
「な、こ、口頭だと?」
「ああ。おっさんが無事にアリギノ国まで戻れる保証もないしな」
「な、何?」
期待を持たせておいて、やはり殺すつもりなのかと歯噛みしたアリギノ国王の目前で、『メランガの悪鬼』は視線をチラリと右手の遠くに向けた。その横顔は疎ましそうだ。
「おっさん、手勢もないし、教えといてやるか。最近、俺達が通った後を狙う盗賊団がいるらしい。盗む、犯す、殺すの三拍子揃った、下の下の盗賊団だ」
「は?」
「俺らは敵兵をなるべく殺さないようにしている。まあ浅い傷とは言わないがな。それはあんたの国の働き手を減らさない方が、後々得策と考えてるからだ。だが奴らは違う。奴らの狙いは根こそぎ奪うことだ」
淡々とした口調で告げられた身の毛もよだつ内容に、アリギノ国王は再度破滅を覚悟した。
「だ、だが、その盗賊団は、必ず現れる訳ではないのであろう?」
「いや、100パー来るな。と言うか、もう来てるぜ。さすがに俺らの前に現れる度胸はないらしいがな」
『メランガの悪鬼』が、今度ははっきりと右手の遠方に視線を向けた。その先に人影は見えないが、キラリと何かが光ったのがアリギノ国王にも分かった。
「ひぃっ! た、頼む。儂を城まで連れ帰ってくれ」
「ああん?」
「こっ、この書面のとおりに協定を結ぶっ! 城まで連れ帰ってくれれば謝礼金も出すっ! 頼むっ、この通りだっ!」
もはやプライドなど微塵もない。地べたに膝を付いて懇願したアリギノ国王に、『メランガの悪鬼』は深いため息を吐いた。
「あいにく金には不自由してない奴らばかりなんだがな。まあ、一応聞いてみるか。おい、誰か。ひと財産築きたい奴がいれば、このおっさんを城まで連れてってやれ」
ざわざわと不満げな声が上がる。シュテルンが思ったとおり、「面倒だ」という声がやはり主流だ。
だがその中で「はぁい!」と明るい声が上がった。
「あたしが行くわ。お金はいくらあっても困らないし」
「なんだユト、豪邸でも建てるつもりか?」
「それいいわぁー。ねえ、おじさま。現金が足りなければ、宝石で払ってもらってもいいわよ?」
アリギノ国王の前にしゃがんだのは、土で汚れてはいるもののまごう事なき美女だ。
黒の軍服のスカートから覗く見事な太ももと、押し込められてもなお主張する巨乳とに、アリギノ国王はローザ姫のことを完全に忘れた。
「おお、娘。そなたのなんと美しく生命力に溢れておることか」
「は? ナニそれ? っていうか、おっさん、状況分かってんの?」
「うぉっ?」
美女に軽く肩を押されて、アリギノ国王は後ろに倒れた。チョンと押しただけのその力は、アリギノ国王の想像を遥かに超えて強かった。
「おい、ユト。一人で良いのか?」
「え? 大丈夫でしょ」
「あ、じゃあ、ぼく。ユトさんと一緒に行きます」
「おお、じゃあそういうことで」
軽く一人で平気だと言った美女と、細身の気弱そうな男がもう一人。盗賊団が近くにいるというのに、アリギノ国王を城まで無事に送り届けるのに名乗りを上げたのは、その二人だけだ。
だが『メランガの悪鬼』は、それで納得したのか残りのメランガ軍と共にさっさと引き上げた。
残忍極まりないと噂のメランガ軍だが、その悪行はハイエナのようにメランガ軍の後を狙う盗賊団の所業だったというのは、アリギノ国王にとって大きな驚きだ。当のメランガ軍がその盗賊団を放置しているため、今まで真実を知る生存者がいなかったのだろう。
「はーい、あんた達も。もうそろそろ動けるでしょー?」
「う……、は、はい」
『メランガの悪鬼』の言った通り、アリギノの近衛兵達は命を奪われてはいなかった。
致命傷を負ったものもいないのか、呻き声と共に動き出した兵達は、お互い支えあいながらではあるが、なんと全員がアリギノ国王の前に集うことができた。
「王よ、不甲斐ない我らをどうぞお許しください……」
近衛連隊の隊長として、長くアリギノ国王を護ってきたハンスは、決して弱い男ではなかったはずだ。その声が震えている理由は、恐怖ではなく屈辱からかもしれない。
『メランガの悪鬼』に、自国の兵があっという間に滅多斬りにされた光景を思い出して、アリギノ国王は戦慄した。
あの惨状のあと、ただの一人も命を落としていないということは、あの戦闘の最中にありながら『メランガの悪鬼』は、間違いなく手加減をしていたということだ。
——敵うはずがないではないか。
「いや、あれは敵に回してはならん者であった。我こそ、判断を誤ったのだ。許せよ」
「……王」
すすり泣きが聞こえてくるほどの感動の主従物語が盛り上がろうとしていたが、そこにユトが水を差した。
「立って、盗賊団が来るわ」
「なっ!?」
「今度こそ、命に代えても、我らが王をお守り致します」
満身創痍の兵達が、アリギノ国王の周りを固めた。それを冷静に見つめていたのは、ユトと細身のメランガ兵だ。
「……あーあ。そんなに守りに徹してたら、攻撃なんてしようがないでしょうに」
「ほんと。まあ、あたしがちょちょいとやっつけちゃうからイイけど」
「そうですね。さっきはシュテルンが1人でどんどん行っちゃったんで、ぼくまだ1人も相手にしてませんし」
「あたしもー」
ユトを見るなり嬉々として襲いかかって来た計20人ほどの盗賊団を、ユトと細身のメランガ兵が軽々と倒していく。
「生産性ゼロの盗賊団なんて、生かしておく必要ないわよね」
「えー。可能性はゼロではありませんし、半殺しくらいでどうですか?」
「じゃ、九分殺しで」
「なんですか、九分殺しって」
呑気に軽口を叩いている二人の周りで、次々と断末魔のような叫び声が上がっていく。
アリギノ国王を守っていた近衛兵達は、地獄を再度その目にして心底震え上がり、先ほどの王の決断に心から感謝した。
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