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大陸を移動する猪
魔道具の復旧
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目隠しを外されると、よく言えば風光明媚、悪く言えば寒村といった雰囲気の地域に到着した。
石(?)作りの建物が涼しく感じられる。
建物から人がわらわらと出てきて、知り合い同士で話しをしている。
ワンも誰かと何かを話した後、私がいるところへ戻ってきた。
「村長の家に行くぞ。」
初めてこの世界に来た時のように、まずは村長の家に案内されるらしい。
上に立つ人って色んな人を招かないといけないから大変だ。
案内された家の中は、木材が少ないので冬は辛いんじゃないかと真っ先に感じた。
春で良かったと思いつつ、すすめられた椅子に座る。
「わしは村長のリウだ。」
「ヂューです。」
「お前さん、魔道具というものを売っているのか?配っているのか?」
「アヒルの毛と交換してもらっただけですよ。」
傍から見たらただで魔道具を配り歩いているように見えたらしいが、廃棄するものと交換している事に気が付かなかったようだ。
まさかの物々交換、もしくは現金での買取りをしていたと聞いて唖然とされた。
ワンも私を連れていく事だけを考えていたようで、詳しく聞いていなかった事を思い出して頭をガリガリと掻いていた。
私もあえて返事を濁していたからね。
「わしらはどうすればいいんじゃ・・・。」
子供を誘拐してきた事実に頭を抱えているリウに昔の事を尋ねてみる。
「昔、教会の人が持ってきた魔道具が使えなくなったと聞いたのですが?それは今もありますか?」
使えなくなったものは自分で水を汲み置く水差しになったり、物置に置いていたようでいくつか持ってきた。」
口の中でごにょごにょ言いながら鑑定すると、魔道具の魔力が枯渇しているのがわかる。
『ピッチャー:陶器で出来た水差し、水の魔力が込められた魔石が使われている。魔石の魔力効率は無し。』
魔力を補充して、使える状態になった物を村長に触れてもらう。
こんなの触ったところでどうにもなるまい。そんな顔をして魔石部分に触れ水が出てくると、一緒に見ていたワンと共に腰を抜かしていた。
「こ、こ、こ、これは使えるのか!」
ガラクタ扱いしていた品が使える魔道具と知って驚愕する村長。
「魔力を補充していなかったから使えなくなっただけで、ちゃんと補充したら使えますね。」
村長はワンに村中の魔道具を集めてくるように伝えたので、折角だから外で皆さんが見ているところで使える状態に戻しましょうと提案する。
魔力を補充しただけでは、同じことが繰り返されるだけだからね。
村長の家の前に台を置いてもらい、そこに魔道具を一つずつ置いてもらう。
全ての魔道具に魔力を補充しない。
集まった村人達は村長の様子と、子供の私が何をするのか訝しんでいる。
まずは洗浄の魔道具があったので、それを手に取って魔力を補充した後、そばにいた子供に魔石部分を触ってもらう。
すると、子供の服や体が綺麗になった。
同じ道具を持っている人が次々と持ってきたので、魔力を補充し、使えるようになった魔道具を交代で触り始める。
うん、皆さんすっきりと清潔感が出て良かった。
違う魔道具も使えるようにしてくれと言われたけれど、そこで一旦止める。
「皆さんが使えるようになりましょう?」
全員が『は?何言ってんだこいつ。』という顔をする。
「生活魔法って多くの人が使えるそうですよ。なので、皆さんも使えるようになると思います。」
そんな風に言えば途端に顔をしかめる大人達と、期待に目をキラキラさせる子供達に分かれた。
不信感で動けない大人は放置して、まずは素直な子供達に話しかける。
「この道具を触った時に体の温かい感じがちょっとだけ減った気がしなかった?」
私の言葉にはっとした子供は『した!』と返事をし、分からない子は首を傾げている。
首を傾げていた子にはもう一度魔道具で洗浄してもらう。
「あっ!分かった。なんか無くなった感じ。」
私はうんうんと頷き、それは魔力が道具に使われたからだと伝えると『わぁ。』とよく分からないなりに喜ぶ。
「じゃあ、次はちょっと難しいよ?頑張れるかな?」
「なになに?頑張るよ!」
「『Purgatio(プルガティオ)』って下に指を向けて、温かい感じが抜けるように想像して言ってみて。」
私は手本を見せて、地面を指さし、路面を洗浄した。
路面が綺麗になった様子を見て子供たちは大喜びする。
「色が変わったよ。凄い!」
この国の言葉で使えるようにしても良いのだろうけれど、そもそも魔法に馴染みが無いし、教会との関係も謎なので村での魔法初期化を目指す事にした。
子供たちは発音から練習し始め、口々に唱えてはその辺の路面を指さし、無事に魔法が発動して綺麗になった路面を見て大はしゃぎする。
子供達の様子を目の当たりにした大人も、こっそり魔道具を触り、自身が綺麗になった事を確認して口の中で言葉を練習し、同じように路面を洗浄する。
汚れている所を綺麗にする遊びに夢中になっている子供に声を掛け、もう一度集合してもらった。
「魔法を使い過ぎたら危ないよ。倒れちゃうよ。」
そう伝えれば途端にピタッと静かになる様子は微笑ましい。
「厠に行った後やご飯を食べる前にさっきの魔法を使ってね。」
「はーい!」
私の言葉に素直に返事をしていた。
次は魔力の補充についてだ。
大人も使えるようになった気配なので、近くにいた大人に協力してもらう。
「今使う事ができない道具ですが、先ほど魔法を使った時よりも多くの熱を魔石部分に入れるように押し込んでみてください。」
眉をひそめながらも魔石部分に触れてうんうん言っている。
何か反応があったようで『おっ。』と言った後、もう一度魔石に触れると明かりが点いた。
おぉー!
思わずと言った感じで、子供も大人も魔道具の明かりに歓声を上げる。
他の魔道具も使えるようになるのかと、持ち寄った魔道具の魔石に触れ、それぞれが魔力を入れ始めた。
村長も持っていた魔道具に触れて魔力を入れ、無事に明かりが付いた道具に目を見開いている。
照明の魔法に使われる言葉を言えば、みんな口々に唱えて指先で明かりを点けていた。
まずは使えなくなっていた魔道具の復旧と、魔力の補充を覚えてもらえたようで何よりである。
その日から村の中に漂っていた不快なニオイが無くなり、村人達は清潔感のある姿に変化した。
照明の魔道具の次は水差しの魔道具にも魔力を入れてもらう。
これも無事に水が出たので、衛生的な水が使える状態になった。
水って必要不可欠なものだから、汚染された状態だと死亡率が高くなる。
魔道具が無い家のために水を出す魔法を伝えると、またもや子供達がキャッキャと水を出して遊び始めた。
水の大切さを知っている大人にこっぴどく叱られているので、今日は大人しくするはず。
暑くなったら水遊びをするんだろうなぁ。
学び舎時代の男の子たちの様子を思い出し、遠い目をしてしまった。
解散した後は家の中で汚れている所を綺麗にする実験をした家が多かったようで、各家の内外がすっきりしていた。
私は再び村長の家に戻り、生活魔法のための呪文を一枚の紙に書きつける。
洗浄や照明、火を点けたり、水やお湯を出す魔法。土を耕す魔法や木を切る魔法。
重い物を浮かせる魔法や身体強化、品物を修復する魔法を書く。
「これだけの数の魔法が自分達でも使えるのか。」
書いたのは良いけれど、読めなかったようです。
一覧を見て、数だけはなんとなく把握し、読み書きが出来ないがために失伝してしまったのかと考え込む村長。
「理由は分かりませんが、過去よりこれからに目を向けてはいかがでしょう?」
村長が子供の頃には魔道具が使えない状態になっていたようなので、おとぎ話のように聞いていたのだという。
そのため、魔法の道具だったものは捨てられずに家の隅に仕舞われていたようだ。
無事に使えるようになってなによりである。
ただ、魔道具の数は圧倒的に少ない。
全ての家にあるわけではないので、水差しと照明の魔道具は行き渡って欲しいと思うし、洗浄の魔道具もあれば便利だ。
何よりも冷暖房の魔道具は叔母夫婦が作って一気に広がっている気配だったけれど、この村までは届いて無さそう。
暑すぎても寒すぎても人は死亡率が高くなるので、村の中か近隣に魔道具師がいると良いのだけれど。
こっそり鑑定して、魔道具作成の能力がある人に作ってもらうように促す?
それとも堂々と鑑定する?
うーん・・・魔法に初めて触れた人達が鑑定を覚えたら、なんでもかんでも鑑定しそうで怖いなぁ。
ひとまず生活魔法に慣れてもらうのが一番だろう。
いっぺんに伝えても忘れてしまうから少しずつ知ってもらった方が良いのかなぁ?
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いいねやお気に入り登録を押していただき、ありがとうございます。
とても励みになっています。
読んでくださる方に感謝を。
石(?)作りの建物が涼しく感じられる。
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ワンも誰かと何かを話した後、私がいるところへ戻ってきた。
「村長の家に行くぞ。」
初めてこの世界に来た時のように、まずは村長の家に案内されるらしい。
上に立つ人って色んな人を招かないといけないから大変だ。
案内された家の中は、木材が少ないので冬は辛いんじゃないかと真っ先に感じた。
春で良かったと思いつつ、すすめられた椅子に座る。
「わしは村長のリウだ。」
「ヂューです。」
「お前さん、魔道具というものを売っているのか?配っているのか?」
「アヒルの毛と交換してもらっただけですよ。」
傍から見たらただで魔道具を配り歩いているように見えたらしいが、廃棄するものと交換している事に気が付かなかったようだ。
まさかの物々交換、もしくは現金での買取りをしていたと聞いて唖然とされた。
ワンも私を連れていく事だけを考えていたようで、詳しく聞いていなかった事を思い出して頭をガリガリと掻いていた。
私もあえて返事を濁していたからね。
「わしらはどうすればいいんじゃ・・・。」
子供を誘拐してきた事実に頭を抱えているリウに昔の事を尋ねてみる。
「昔、教会の人が持ってきた魔道具が使えなくなったと聞いたのですが?それは今もありますか?」
使えなくなったものは自分で水を汲み置く水差しになったり、物置に置いていたようでいくつか持ってきた。」
口の中でごにょごにょ言いながら鑑定すると、魔道具の魔力が枯渇しているのがわかる。
『ピッチャー:陶器で出来た水差し、水の魔力が込められた魔石が使われている。魔石の魔力効率は無し。』
魔力を補充して、使える状態になった物を村長に触れてもらう。
こんなの触ったところでどうにもなるまい。そんな顔をして魔石部分に触れ水が出てくると、一緒に見ていたワンと共に腰を抜かしていた。
「こ、こ、こ、これは使えるのか!」
ガラクタ扱いしていた品が使える魔道具と知って驚愕する村長。
「魔力を補充していなかったから使えなくなっただけで、ちゃんと補充したら使えますね。」
村長はワンに村中の魔道具を集めてくるように伝えたので、折角だから外で皆さんが見ているところで使える状態に戻しましょうと提案する。
魔力を補充しただけでは、同じことが繰り返されるだけだからね。
村長の家の前に台を置いてもらい、そこに魔道具を一つずつ置いてもらう。
全ての魔道具に魔力を補充しない。
集まった村人達は村長の様子と、子供の私が何をするのか訝しんでいる。
まずは洗浄の魔道具があったので、それを手に取って魔力を補充した後、そばにいた子供に魔石部分を触ってもらう。
すると、子供の服や体が綺麗になった。
同じ道具を持っている人が次々と持ってきたので、魔力を補充し、使えるようになった魔道具を交代で触り始める。
うん、皆さんすっきりと清潔感が出て良かった。
違う魔道具も使えるようにしてくれと言われたけれど、そこで一旦止める。
「皆さんが使えるようになりましょう?」
全員が『は?何言ってんだこいつ。』という顔をする。
「生活魔法って多くの人が使えるそうですよ。なので、皆さんも使えるようになると思います。」
そんな風に言えば途端に顔をしかめる大人達と、期待に目をキラキラさせる子供達に分かれた。
不信感で動けない大人は放置して、まずは素直な子供達に話しかける。
「この道具を触った時に体の温かい感じがちょっとだけ減った気がしなかった?」
私の言葉にはっとした子供は『した!』と返事をし、分からない子は首を傾げている。
首を傾げていた子にはもう一度魔道具で洗浄してもらう。
「あっ!分かった。なんか無くなった感じ。」
私はうんうんと頷き、それは魔力が道具に使われたからだと伝えると『わぁ。』とよく分からないなりに喜ぶ。
「じゃあ、次はちょっと難しいよ?頑張れるかな?」
「なになに?頑張るよ!」
「『Purgatio(プルガティオ)』って下に指を向けて、温かい感じが抜けるように想像して言ってみて。」
私は手本を見せて、地面を指さし、路面を洗浄した。
路面が綺麗になった様子を見て子供たちは大喜びする。
「色が変わったよ。凄い!」
この国の言葉で使えるようにしても良いのだろうけれど、そもそも魔法に馴染みが無いし、教会との関係も謎なので村での魔法初期化を目指す事にした。
子供たちは発音から練習し始め、口々に唱えてはその辺の路面を指さし、無事に魔法が発動して綺麗になった路面を見て大はしゃぎする。
子供達の様子を目の当たりにした大人も、こっそり魔道具を触り、自身が綺麗になった事を確認して口の中で言葉を練習し、同じように路面を洗浄する。
汚れている所を綺麗にする遊びに夢中になっている子供に声を掛け、もう一度集合してもらった。
「魔法を使い過ぎたら危ないよ。倒れちゃうよ。」
そう伝えれば途端にピタッと静かになる様子は微笑ましい。
「厠に行った後やご飯を食べる前にさっきの魔法を使ってね。」
「はーい!」
私の言葉に素直に返事をしていた。
次は魔力の補充についてだ。
大人も使えるようになった気配なので、近くにいた大人に協力してもらう。
「今使う事ができない道具ですが、先ほど魔法を使った時よりも多くの熱を魔石部分に入れるように押し込んでみてください。」
眉をひそめながらも魔石部分に触れてうんうん言っている。
何か反応があったようで『おっ。』と言った後、もう一度魔石に触れると明かりが点いた。
おぉー!
思わずと言った感じで、子供も大人も魔道具の明かりに歓声を上げる。
他の魔道具も使えるようになるのかと、持ち寄った魔道具の魔石に触れ、それぞれが魔力を入れ始めた。
村長も持っていた魔道具に触れて魔力を入れ、無事に明かりが付いた道具に目を見開いている。
照明の魔法に使われる言葉を言えば、みんな口々に唱えて指先で明かりを点けていた。
まずは使えなくなっていた魔道具の復旧と、魔力の補充を覚えてもらえたようで何よりである。
その日から村の中に漂っていた不快なニオイが無くなり、村人達は清潔感のある姿に変化した。
照明の魔道具の次は水差しの魔道具にも魔力を入れてもらう。
これも無事に水が出たので、衛生的な水が使える状態になった。
水って必要不可欠なものだから、汚染された状態だと死亡率が高くなる。
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水の大切さを知っている大人にこっぴどく叱られているので、今日は大人しくするはず。
暑くなったら水遊びをするんだろうなぁ。
学び舎時代の男の子たちの様子を思い出し、遠い目をしてしまった。
解散した後は家の中で汚れている所を綺麗にする実験をした家が多かったようで、各家の内外がすっきりしていた。
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洗浄や照明、火を点けたり、水やお湯を出す魔法。土を耕す魔法や木を切る魔法。
重い物を浮かせる魔法や身体強化、品物を修復する魔法を書く。
「これだけの数の魔法が自分達でも使えるのか。」
書いたのは良いけれど、読めなかったようです。
一覧を見て、数だけはなんとなく把握し、読み書きが出来ないがために失伝してしまったのかと考え込む村長。
「理由は分かりませんが、過去よりこれからに目を向けてはいかがでしょう?」
村長が子供の頃には魔道具が使えない状態になっていたようなので、おとぎ話のように聞いていたのだという。
そのため、魔法の道具だったものは捨てられずに家の隅に仕舞われていたようだ。
無事に使えるようになってなによりである。
ただ、魔道具の数は圧倒的に少ない。
全ての家にあるわけではないので、水差しと照明の魔道具は行き渡って欲しいと思うし、洗浄の魔道具もあれば便利だ。
何よりも冷暖房の魔道具は叔母夫婦が作って一気に広がっている気配だったけれど、この村までは届いて無さそう。
暑すぎても寒すぎても人は死亡率が高くなるので、村の中か近隣に魔道具師がいると良いのだけれど。
こっそり鑑定して、魔道具作成の能力がある人に作ってもらうように促す?
それとも堂々と鑑定する?
うーん・・・魔法に初めて触れた人達が鑑定を覚えたら、なんでもかんでも鑑定しそうで怖いなぁ。
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