4 / 17
師匠と弟子
しおりを挟む
リュシーが目覚めたのは知らない部屋だった。
それほど広くはない部屋のベッドに寝ていたようで、場所を把握するために起き上がり、靴を履いてドアに向かう。
そっと開けると、テーブルの上に乗せたキラキラと光る石を持ってマルゴが何かをしていた。
「おや、目が覚めたのかい?体調に問題はないかい?」
光る石をテーブルに置いてリュシーを見る。
「うん。大丈夫そうだね。食事にしようか」
テーブルの上を片付けながらマルゴは夕飯の準備をしようとする。
「さっき食べたから」
その言葉を聞いた瞬間、ぐるりと首を回してリュシーを見るマルゴ。
「さっきって、昼の話だろう?もう夕飯の時間だよ」
「夕飯って?ご飯は毎日おかみさんの所で食べてたよ。今日の分はもう食べたよ」
年齢の割に細くて小さい少女をまじまじと見つめるマルゴ。
「・・・今まで一日に何回ご飯を食べていたんだい?」
「ご飯は一日一回でしょ?」
当たり前の事を聞かれたように答えるリュシー。
「はぁ・・・連れてきて正解だったんだろうねぇ。これからは朝・昼・晩と一日三回食事をするからね。今日から私はお前の師匠だ。これから色々と手伝ってもらうようになるから覚えるんだよ」
よく分からないなと思いながら、返事をしないと怒られるとびくびくしながら頷く。
『言葉や体罰による暴力、食事の世話も無かったとは、それによる歪みは簡単に治らないね。時間をかけてゆっくりと癒していくしかないだろうよ』
マルゴは心の中でため息をついた。
生活する場所が変わり、リュシーの日常は大きく変化した。
一番の変化は怒鳴り声が無い事だった。
大きな声が聞こえるだけでびくびくと委縮し、思考を放棄して時間が経つのを待っているだけだった日々は、少女の成長に少なくない影響を及ぼしていた。
朝起きて、すぐの会話が『おい、起きろ!』や『いつまで寝てるんだ!』ではなく『おはよう』になった。
最初の朝、マルゴから挨拶された時は戸惑った表情になった。
母親が生きていた時に聞いたような気もするが、はっきり覚えていない。
挨拶の後、顔を洗う時には生活魔法の洗浄の練習も兼ねている。
料理はまだ出来ないが、テーブルを拭いたり、食器を並べる事を覚え、食後は片付ける事も教えてもらった。
食器を洗う時も手で洗う場合と生活魔法の洗浄の両方を練習している。
食後は二人で掃除をする。
魔法を使わない掃除法と洗浄を使った掃除法。
掃除が終わると洗濯をし、洗濯が終わったら庭仕事をする。
庭仕事が終わったら文字と数の勉強をして、昼食が終わったら買い物に行く。
買い物では計算の勉強をしながら品物の名前を覚えていく。
買い物から戻ったら魔法の勉強をして、洗濯物を取り込み、夕飯の支度をする。
夕食後は薬草を使った薬の調合を見ている。薬草は取り扱いが難しいため、まだ見学だけだ。
その後、洗浄をして就寝するというサイクルで毎日を過ごした。
穏やかに、計画的に過ごす日々は、今までのリュシーには無かったものだったので、最初は戸惑いが強かったが、徐々に慣れていった。
それでも時折、頭の中で父親の怒声が響き、ちょっとした動きが止まる事がある。
その様子をマルゴは黙って見守っていた。
一週間ほど経過した頃には、食後の片づけはリュシーだけで出来るようになった。
二週間ほど経過した頃には、洗濯が一人で出来るようになった。
一人で出来る事が増えても、何かを失敗した時にはドキドキして委縮する。誰かが一緒にいる事に怖さや不安が募るけれど、怒鳴られない事に安心した。
一カ月経過する頃には、ようやく食欲が増してきた。
虐待による恐怖心で食欲が減退していると、食物を飲み込むだけでも精一杯になったり、不安が増した時に吐き戻したり、うまく消化が出来ずに腹痛や下痢になる事がある。
お腹が痛くなることが少なくなり、一日健康に過ごせるだけでもリュシーの心理的な負担が軽減した。
季節ごとの畑や家の手入れ、料理の変化、衣類の変化、そういった細々した出来事を体験しながら学んでいった。
リュシーは十二歳になった。
マルゴの元に引き取られてから四年になる。
薬の調合は相変わらず教えてもらえないが、薬草園の手入れや採取、乾燥は手伝えるようになった。
竈に火を入れて、簡単な料理も出来るようになったが、虐待の影響は根強く、指示された事を愚直にこなすだけで意味を知ろうとしたり、周囲に目を向けることがまだ出来ずにいた。
「リュシー、畑を耕し終わったのかい?」
「もちろんよ!雑草だらけの場所をちゃんと掘り返してきたわ」
「雑草と石はどこに置いたんだい?」
「え?・・・混ざったんじゃないかしら・・・」
目を逸らしながら返事をする弟子の様子に内心で溜息をつきつつ、立ち上がる。
「じゃあ一緒に確認しようかね。ついておいで」
何か失敗したらしいと、しょぼしょぼしながらついてくるリュシー。
「耕す前に雑草を刈り取って、置く場所はここ」
「そういえばそうだった!」
「石があったら置く場所はここ。他のゴミはこっち」
「ああ!そっか」
ある程度片付いたらざっくりと掘り起こし、浄化して作業小屋にある肥料も一緒に混ぜ込み、生活魔法で更に深く掘って治癒魔術も使う。
「これは出来るね?」
「はい、師匠」
「じゃあ任せたよ」
幼少時の大事な時期に相談できる相手がいないと、そもそも誰かに相談しようという考えに至らない。
間違っていても間違いに気付けないため、立ち止まって考える事が無い。
「実行する前に相談してくれるようになったら良いんだけどねぇ。身体的な影響は随分抜けたけれど、心の影響はまだまだ時間がかかるね」
年相応に学び、食べる事が出来るようになっただけでも前進しているかもしれない。
「そろそろリュシーも空を飛ぶ練習を始めようかね」
天気の良いある日、日課の庭仕事が終わる頃にマルゴが言う。
「えっ!私も師匠みたいに空を飛べるの?」
マルゴが仕事で出かける時は一人で留守番していたリュシーだったが、箒に乗って飛んでいく姿を見るたびにちょっと羨ましく思っていたので、わくわくしながら聞く。
「まずは結界の使い方を覚えて、それから箒に乗って、少しだけ浮かぶところから練習だよ。いきなり高い所まで飛んでケガをしたら大変だからね」
「結界!」
庭仕事や最近の家仕事として覚えた魔石の浄化と違い、なんだか格好良い響きにリュシーの気持ちは盛り上がっていく。
「飛ぶ時に大事なのは、まず自分が怪我をしない事。次に大事なのは他人や物を傷つけない事だ」
うんうんと首を縦に振りながら聞くリュシーに釘を刺す。
「間違って人や物を傷つけてしまった場合の対処法を覚えないといけないからね。まずは生活魔法の修復をしっかり覚えようか」
すぐに飛べないとわかって残念な気持ちになるけれど、新しい魔法を覚える事に変わりはないので、大人しく続きを聞いていたリュシーは、家中の布類、生活雑貨、家具、更には家の補修まで生活魔法で修復する日々が続き、家で修復するものが無くなるとご近所の分まで課題として積み上げられる頃にはげんなりしていた。
数週間かけて課題が終わり、ご近所中ピカピカになったあと。
回復魔法がスムーズに出来るようにと、最初は野生の魔獣の治療をし、慣れたら怪我や骨折などの人の治療で近所を回った。
回復魔法をかける以前に、話しかけ方で怒られることもあり、人と接する際の言葉選びを少しずつ学ぶ。
魔力量が少ない事もあり、回復魔法は一日に何度も出来ない。日数をかけて各家を回った。
その次は治癒魔法をして回り、最後にマルゴの箒に乗って犯罪者のいる牢屋に浄化魔法も繰り返した。
「やっと!結界の魔法ね!」
うきうきしながらマルゴを見ると、こくりと頷かれたので、両手を上げて喜ぶ。
「結界といっても一つじゃないからね。考えて使うんだよ」
まずは自分のベッドサイズの結界から習い、大きくしたり小さくしたり、自分の周囲だけ囲んだり、何かを囲んで維持したり、硬い結界から柔らかい結界まで短時間で出来るように練習していった。
強度を確認するのと、緊急時に目を回してもすぐ復帰するようにと、斜面を転がり落ちたり、上空から落とされたり、丸い結界の中でぐるぐると回転させられたのは酷い経験だった。
まだ子供で魔力量が多くない上、日常の家事はいつも通りこなすため練習は数週間かかる。
何度も失敗して落ち込み、途中で投げ出しそうになった。
修復や回復魔法と違って、誰かがお礼を言ってくれるわけでもない結界の魔法は、気分的に孤独な修行だったけれど、諦めずに課題をこなしていった。
最終課題は結界を維持したまま一週間過ごす事。
これが出来なければ、危なくて飛ぶことは教えられないと言うので、必死に魔力を注ぎ続け、ようやく合格がもらえた頃、リュシーは14歳になっていた。
それほど広くはない部屋のベッドに寝ていたようで、場所を把握するために起き上がり、靴を履いてドアに向かう。
そっと開けると、テーブルの上に乗せたキラキラと光る石を持ってマルゴが何かをしていた。
「おや、目が覚めたのかい?体調に問題はないかい?」
光る石をテーブルに置いてリュシーを見る。
「うん。大丈夫そうだね。食事にしようか」
テーブルの上を片付けながらマルゴは夕飯の準備をしようとする。
「さっき食べたから」
その言葉を聞いた瞬間、ぐるりと首を回してリュシーを見るマルゴ。
「さっきって、昼の話だろう?もう夕飯の時間だよ」
「夕飯って?ご飯は毎日おかみさんの所で食べてたよ。今日の分はもう食べたよ」
年齢の割に細くて小さい少女をまじまじと見つめるマルゴ。
「・・・今まで一日に何回ご飯を食べていたんだい?」
「ご飯は一日一回でしょ?」
当たり前の事を聞かれたように答えるリュシー。
「はぁ・・・連れてきて正解だったんだろうねぇ。これからは朝・昼・晩と一日三回食事をするからね。今日から私はお前の師匠だ。これから色々と手伝ってもらうようになるから覚えるんだよ」
よく分からないなと思いながら、返事をしないと怒られるとびくびくしながら頷く。
『言葉や体罰による暴力、食事の世話も無かったとは、それによる歪みは簡単に治らないね。時間をかけてゆっくりと癒していくしかないだろうよ』
マルゴは心の中でため息をついた。
生活する場所が変わり、リュシーの日常は大きく変化した。
一番の変化は怒鳴り声が無い事だった。
大きな声が聞こえるだけでびくびくと委縮し、思考を放棄して時間が経つのを待っているだけだった日々は、少女の成長に少なくない影響を及ぼしていた。
朝起きて、すぐの会話が『おい、起きろ!』や『いつまで寝てるんだ!』ではなく『おはよう』になった。
最初の朝、マルゴから挨拶された時は戸惑った表情になった。
母親が生きていた時に聞いたような気もするが、はっきり覚えていない。
挨拶の後、顔を洗う時には生活魔法の洗浄の練習も兼ねている。
料理はまだ出来ないが、テーブルを拭いたり、食器を並べる事を覚え、食後は片付ける事も教えてもらった。
食器を洗う時も手で洗う場合と生活魔法の洗浄の両方を練習している。
食後は二人で掃除をする。
魔法を使わない掃除法と洗浄を使った掃除法。
掃除が終わると洗濯をし、洗濯が終わったら庭仕事をする。
庭仕事が終わったら文字と数の勉強をして、昼食が終わったら買い物に行く。
買い物では計算の勉強をしながら品物の名前を覚えていく。
買い物から戻ったら魔法の勉強をして、洗濯物を取り込み、夕飯の支度をする。
夕食後は薬草を使った薬の調合を見ている。薬草は取り扱いが難しいため、まだ見学だけだ。
その後、洗浄をして就寝するというサイクルで毎日を過ごした。
穏やかに、計画的に過ごす日々は、今までのリュシーには無かったものだったので、最初は戸惑いが強かったが、徐々に慣れていった。
それでも時折、頭の中で父親の怒声が響き、ちょっとした動きが止まる事がある。
その様子をマルゴは黙って見守っていた。
一週間ほど経過した頃には、食後の片づけはリュシーだけで出来るようになった。
二週間ほど経過した頃には、洗濯が一人で出来るようになった。
一人で出来る事が増えても、何かを失敗した時にはドキドキして委縮する。誰かが一緒にいる事に怖さや不安が募るけれど、怒鳴られない事に安心した。
一カ月経過する頃には、ようやく食欲が増してきた。
虐待による恐怖心で食欲が減退していると、食物を飲み込むだけでも精一杯になったり、不安が増した時に吐き戻したり、うまく消化が出来ずに腹痛や下痢になる事がある。
お腹が痛くなることが少なくなり、一日健康に過ごせるだけでもリュシーの心理的な負担が軽減した。
季節ごとの畑や家の手入れ、料理の変化、衣類の変化、そういった細々した出来事を体験しながら学んでいった。
リュシーは十二歳になった。
マルゴの元に引き取られてから四年になる。
薬の調合は相変わらず教えてもらえないが、薬草園の手入れや採取、乾燥は手伝えるようになった。
竈に火を入れて、簡単な料理も出来るようになったが、虐待の影響は根強く、指示された事を愚直にこなすだけで意味を知ろうとしたり、周囲に目を向けることがまだ出来ずにいた。
「リュシー、畑を耕し終わったのかい?」
「もちろんよ!雑草だらけの場所をちゃんと掘り返してきたわ」
「雑草と石はどこに置いたんだい?」
「え?・・・混ざったんじゃないかしら・・・」
目を逸らしながら返事をする弟子の様子に内心で溜息をつきつつ、立ち上がる。
「じゃあ一緒に確認しようかね。ついておいで」
何か失敗したらしいと、しょぼしょぼしながらついてくるリュシー。
「耕す前に雑草を刈り取って、置く場所はここ」
「そういえばそうだった!」
「石があったら置く場所はここ。他のゴミはこっち」
「ああ!そっか」
ある程度片付いたらざっくりと掘り起こし、浄化して作業小屋にある肥料も一緒に混ぜ込み、生活魔法で更に深く掘って治癒魔術も使う。
「これは出来るね?」
「はい、師匠」
「じゃあ任せたよ」
幼少時の大事な時期に相談できる相手がいないと、そもそも誰かに相談しようという考えに至らない。
間違っていても間違いに気付けないため、立ち止まって考える事が無い。
「実行する前に相談してくれるようになったら良いんだけどねぇ。身体的な影響は随分抜けたけれど、心の影響はまだまだ時間がかかるね」
年相応に学び、食べる事が出来るようになっただけでも前進しているかもしれない。
「そろそろリュシーも空を飛ぶ練習を始めようかね」
天気の良いある日、日課の庭仕事が終わる頃にマルゴが言う。
「えっ!私も師匠みたいに空を飛べるの?」
マルゴが仕事で出かける時は一人で留守番していたリュシーだったが、箒に乗って飛んでいく姿を見るたびにちょっと羨ましく思っていたので、わくわくしながら聞く。
「まずは結界の使い方を覚えて、それから箒に乗って、少しだけ浮かぶところから練習だよ。いきなり高い所まで飛んでケガをしたら大変だからね」
「結界!」
庭仕事や最近の家仕事として覚えた魔石の浄化と違い、なんだか格好良い響きにリュシーの気持ちは盛り上がっていく。
「飛ぶ時に大事なのは、まず自分が怪我をしない事。次に大事なのは他人や物を傷つけない事だ」
うんうんと首を縦に振りながら聞くリュシーに釘を刺す。
「間違って人や物を傷つけてしまった場合の対処法を覚えないといけないからね。まずは生活魔法の修復をしっかり覚えようか」
すぐに飛べないとわかって残念な気持ちになるけれど、新しい魔法を覚える事に変わりはないので、大人しく続きを聞いていたリュシーは、家中の布類、生活雑貨、家具、更には家の補修まで生活魔法で修復する日々が続き、家で修復するものが無くなるとご近所の分まで課題として積み上げられる頃にはげんなりしていた。
数週間かけて課題が終わり、ご近所中ピカピカになったあと。
回復魔法がスムーズに出来るようにと、最初は野生の魔獣の治療をし、慣れたら怪我や骨折などの人の治療で近所を回った。
回復魔法をかける以前に、話しかけ方で怒られることもあり、人と接する際の言葉選びを少しずつ学ぶ。
魔力量が少ない事もあり、回復魔法は一日に何度も出来ない。日数をかけて各家を回った。
その次は治癒魔法をして回り、最後にマルゴの箒に乗って犯罪者のいる牢屋に浄化魔法も繰り返した。
「やっと!結界の魔法ね!」
うきうきしながらマルゴを見ると、こくりと頷かれたので、両手を上げて喜ぶ。
「結界といっても一つじゃないからね。考えて使うんだよ」
まずは自分のベッドサイズの結界から習い、大きくしたり小さくしたり、自分の周囲だけ囲んだり、何かを囲んで維持したり、硬い結界から柔らかい結界まで短時間で出来るように練習していった。
強度を確認するのと、緊急時に目を回してもすぐ復帰するようにと、斜面を転がり落ちたり、上空から落とされたり、丸い結界の中でぐるぐると回転させられたのは酷い経験だった。
まだ子供で魔力量が多くない上、日常の家事はいつも通りこなすため練習は数週間かかる。
何度も失敗して落ち込み、途中で投げ出しそうになった。
修復や回復魔法と違って、誰かがお礼を言ってくれるわけでもない結界の魔法は、気分的に孤独な修行だったけれど、諦めずに課題をこなしていった。
最終課題は結界を維持したまま一週間過ごす事。
これが出来なければ、危なくて飛ぶことは教えられないと言うので、必死に魔力を注ぎ続け、ようやく合格がもらえた頃、リュシーは14歳になっていた。
10
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
望まぬ結婚をさせられた私のもとに、死んだはずの護衛騎士が帰ってきました~不遇令嬢が世界一幸せな花嫁になるまで
越智屋ノマ
恋愛
「君を愛することはない」で始まった不遇な結婚――。
国王の命令でクラーヴァル公爵家へと嫁いだ伯爵令嬢ヴィオラ。しかし夫のルシウスに愛されることはなく、毎日つらい仕打ちを受けていた。
孤独に耐えるヴィオラにとって唯一の救いは、護衛騎士エデン・アーヴィスと過ごした日々の思い出だった。エデンは強くて誠実で、いつもヴィオラを守ってくれた……でも、彼はもういない。この国を襲った『災禍の竜』と相打ちになって、3年前に戦死してしまったのだから。
ある日、参加した夜会の席でヴィオラは窮地に立たされる。その夜会は夫の愛人が主催するもので、夫と結託してヴィオラを陥れようとしていたのだ。誰に救いを求めることもできず、絶体絶命の彼女を救ったのは――?
(……私の体が、勝手に動いている!?)
「地獄で悔いろ、下郎が。このエデン・アーヴィスの目の黒いうちは、ヴィオラ様に指一本触れさせはしない!」
死んだはずのエデンの魂が、ヴィオラの体に乗り移っていた!?
――これは、望まぬ結婚をさせられた伯爵令嬢ヴィオラと、死んだはずの護衛騎士エデンのふしぎな恋の物語。理不尽な夫になんて、もう絶対に負けません!!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる