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ナスタチューム

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ナスタチューム

金蓮花キンレンカ


凌霄葉蓮ノウゼンハレン


「勝てば官軍と言えど、我が軍の兵士は血の気が多過ぎる」

「将軍、女々しい事を。我々の行く先は勝利のみ、通り道に何が在ろうが全て踏み潰して進めば良いのです!」

「無辜の民を苦しめてまで、進む先にある勝利に何の価値があるのだ」

「将軍! 敵襲です!」

「ツッ、夜襲だと?! 根絶やしにした筈だぞ?! 見張りはどうした!」

「あっ女です! 見逃してやった女や子供が、武器を手にしています!」

「くそっ! 殺すな! 生け捕りにしろ!」


「何故逆らう? お前達は生かしておいてやっただろう?」

「男達を皆殺しにされて、どうやって生きていけと言うの?!」

「女だけで生き永らえれば良いであろう?」

「村が存続出来ないのなら、皆で一子報いて死んだ方がましよ!」

「ならば我々が、存続に貢献してやろう。兵を放て! 女達を陵辱してまわれ!」

「クッ、殺せ! お前達に辱められるくらいならば死を選ぶ!」

「ふっ。ならば死ぬ気で抱かれろ。女、お前は特別に私が一番に抱いてやろう」


「なんだ? 恥毛も生えそろっていないな。お前は生娘か? ほう、よし、お前は兵達の見せ物にしてから、私が飼ってやろう」

「な、何をする! やめろ! 放せ! いやだ! キャー!」

「ふんっ。おい! この女をそこのテーブルに縛っておけ!」

「ヒィ! ち、近寄るな! やめろ、イヤ! 放して!」

「将軍。女を縛っておきました」

「どれ、若い兵達を呼べ。女の股がどうなっているか見せてやろう」

「や、やめろ! ヒィ、なんでそんな物を?! どうするつもりよ?!」

「松明を持って来い。なるべく明るくしろ。さあ女、お前の開いた股を若い兵士達に見せてやれ」

「え?! 何? グラスをどうするつもりなの?! ヒィッ! イッ、痛い! イヤァッ!」

「お前達、見えるか? コレが男を知らぬ、生娘の穴だ。この女は未だ処女膜がある。コレがこの後、どうなるか見せてやろう」


「油を使ってやる。有り難く思え。フンッ!」

ブヂッ!

「ギャー! 痛い! ヒィッ! や、いやぁ! 抜いてぇー!」

「フンッ、フンッ、ハッ! ツッ、よし。 これで処女ではなくなった。皆、こっちに来い。さあ、一番前のお前、この女が流した血を舐めて綺麗にしろ」

「ヒィッ、いやぁ! 痛い! やめてぇ!」

「グジュ、ジュッ、ハア、ジュ、ハア、ハア。将軍、こっ、この女をオレが抱いてもいいでしょうか?」

「まあ待て、どれ、おう、綺麗に舐め取ったな。グラスを当ててみろ」

「「「「「「「「おおおおおお!」」」」」」」」

「お前達、どうだ? 貫通したての女は? 穴の奥まで見せてやろう! ほら、よく見ておけ! ここにお前達の精をたっぷりと流し込んで孕ませろ!」

「「「「「「「「おおおおおお!」」」」」」」」

「さあ女、約束どおり私からお前の子宮にたっぷりと出してやろう。フンッ! フンッ、フンッ、フンッ、フンッ!さあ憎い私の子を孕め!」

「あがぁッ! やめぇでぇ、おが、おがァッ! ぐっ! イギギヤァーー!」

「出すぞ! フンッ!」

グジュ、ヌポ。ブ、ブヂュヂュヂュヂュヂュヂューッ!

「クッ、グッ! クハッ、ツッ、ハアー。ハア。さあお前達の番だ。女、若い兵士達に、望み通り死ぬほど子種を注ぎ込んで貰え!」



「将軍、あの女はどうされますか? 虫の息ですが、ひと思いに死なせてやった方が良いのでは?」

「ほう? お前も抱いてやったのか?」

「いや、子種は妻以外に蒔くと、厄介のもとですから」

「貴族の後継者が、こんなところで出来るのを避けたいか? 明日にも、死を迎えるかもしれんぞ?」

「弟達がおりますので。気楽に逝く事が出来ます」

「生きて帰るぞ。お前には待つ者がおるだろう?」

「将軍も。お互い生きて帰りましょう」



「女、お前の母親と妹、生かせて欲しくば、大人しくついて来い。そして一年以内に子を孕めば、親娘、三人の命を助けてやろう」

「クッ、誰がお前達の子どもなど! 今すぐに殺してやる!」

「お前や、産んだ子が死んだら、お前の母親と妹も一緒に墓穴に生き埋めにしてやろう。さあ死んで見せよ」

「ヒッ、卑怯者ぉー! 殺せ! でなければ、お前を殺してやる!」

「構わんぞ? なんだ、私と墓に入りたいのか? 女どもを三人も連れて、賑やかな冥土になるな」

「クッ、誰がお前なんかと!」


「将軍! 準備が整いました!」

「よし! 兵を集めろ!」


「女、お前を犯した若い八人の兵士は、ココに置いて行く。おい! お前達は、私かこの女に何かあれば、そこの親娘を生き埋めにしろ! 聞いていたな女! よく覚えておけ!」



「あの女に話した通り、お前達は残ってココの立て直しだ。あの女を私の次に抱いたそこの兵士! お前はここの女達が半年以内に産む男児を全て始末しろ! 一年後には戻る。お前にココを任せた!」

「はい! お任せ下さい!」


「将軍。よろしいのですか? あのような事がバレたら貴方の立場が危うくなりますよ?」

「若い者達を見す見す死なせる為に、戦地に連れて行かなくて済んだ。有り難い事だ」

「それでも勝って帰りますよ!」

「そうだな。私を憎むあの娘も、母親となって、皆と生き永らえよう。勝って帰るぞ!」
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