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ダンジョンでヒヤッハー!
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「マリア、君のダンジョンだから管理をしっかりしなさいね」
「あい。う~ぅ」
「ああ! すまないマリア! 君はまだ赤ん坊だったね!」
「あう」
「君が聡明過ぎてついつい忘れてしまっていたよ。さあおいで抱っこしてあげよう」
「あい~」
お父様は初めての子供の成長度合いがわからないらしく厳しくしては、赤ん坊相手だったことを思い出しては落ち込むことを繰り返している。
ところでお父様、抱っこで移動中ですがどちらまでお出かけ(?)になるのかしら?
あのう、お父様? そちらの扉はダンジョンの隠し部屋のですが?!
「ねえマリア、やっぱり自分で直接見た方が良いと思うんだ」
「あい」
ですが、お父様? 今回はミクルをお忘れですわよ? モンスターはどうなさるのですか?
「じゃあ、マリアが魔法でモンスターを倒してね? お父様はマジックバックにどんどん入れていくからね! 競争だよ!」
お父様? モンスターを倒して下さるんじゃないんですの?!
私が倒して、お父様が収拾?! ソレ、逆ですわよ!
「ほら! マリア! くまさんだよ~!」
くまさん? お顔が凶悪で、体毛はグレーですわよ? サイズも大き過ぎです!
「マリア、あのくまさんは、【グルテン】って言うんだよ! 美味しドロップ品が出るとイイね!」
「あい? うまんま?」
何ですって?! 美味しいくまさん?
絶対に仕留めますわ!
頸動脈……。血まみれは嫌ですわ。
あ、心臓に高圧電流、ショックでコロリ。
これで決まりです!
では、『電撃!』おおう。煙りが……。
心なしか、香ばしい匂いが……。
知らん、知らん、知らん! 私は何も見なかった!
「あ、心臓麻痺? あれ? 違う? マリア、グルテンをどうやって倒したの?」
「あう~」
分かっております。
電気ショックで心臓麻痺を狙ってたんです。
でも、コレ、明らかに、オーバーキルですわね。
イイ感じにミディアム?
ひょっとして、ウェルダン?
毛皮は大丈夫かしら?
サワッ、パンパムッ!
あ~。毛皮がゴワゴワです~ぅぅぅ。
残念です。
モフモフじゃ、ありませんでした。
「あー!! 見てマリア! ドロップ品が出てる! 凄いよ! ベリーとキラービーの蜜だよ?!」
キラービーの蜜? 金色のデカイ飴玉ですが?
ベリー? デカイラズベリーですね?
「マリア! この調子で、どんどん行ってみよう! おー!」
お父様? 拳はお下げになって。
完全に、お遊びモードですよね?
緊張感の行き所が、生死ではなく、ドロップ品の有無ですよね?
冒険者に見つかったら、後ろから刺される案件ですわよ?
「マリア~! 次、もっといっぺんに行こうよ!」
お父様、勘違いですから!
オーバーキルって反省しております。
決して、大量虐殺をしたかった訳ではありません!
「バックにしまったから。あ、マリアはいキラービーの蜜。食べてご覧!」
「あ~ん。う? うんまあ~!」
めっちゃ美味しいです! あれ? 疲れが全部どっかに行った?!
体が軽いわ! 今なら、何でも出来そうだわ!
出来ないけど。
やばい。グルテンが、くまさんじゃ無く、飴玉袋に見えてきた。
「マリア、グルテンがドロップするのはそれだけじゃ無いんだよ? マッスウって言うとっても美味しい魚も落とすんだよ? 運が良ければ、タマゴが入っててね、それがまた絶品なんだよ!」
マッスウ? タマゴが入ってて絶品?!
シャケか?! イクラなのか?!
絶対にゲットして見せるわ!
そして、『イクラシャケどん』を食べるのだ!
「じゅる。ぐーてん、おいちぃー! ちょーだい!」
私は、つい、食べ物に釣られて、ヒヤッハーしてしまった。
横走りする稲光が出せました。
結果発表。
地下三階層のグルテンは殲滅。
大量のグルテン。
キラービーの蜜。
大きなラズベリー?
私より大きな魚、マッスウ。
大きいけど、やっぱりシャケ?
なぜか全てお腹にタマゴが入っていた。
……。タマゴ、やっぱりイクラじゃん。
「マリア~?! どうしちゃたの?! 私の負けだよ?! 収拾が間に合わないんだけど?!」
ミクルの瞬殺を上回ってしまった。
ダンジョン内がグルテンの屍累々。
「めんちゃい。ぐーてん」
なお、他のモンスターは、恐れをなしたのか、私の意図を察したのか、出ませんでした。
何でかなあ~。
もちろん。グルテンは毛皮も魔石もお肉もギルドが高く買い取ってくれました!
ドロップ品は……。ちょいちょいぽっぽないない。
お父様に隠れて、私の無限収納に自動で入れました。
でへ。ローゼル時代の『収納』が出来たんです。
今日の食事にご飯を炊いて貰おう!
『イクラシャケどん』を、みんなで美味しく食べるんだ!
うふふ。楽しみです。
秋の階層ダンジョンの植生に、大豆と稲。沢にわさびは配植済み。
何と、どれも収穫期。
もちろん自動で『収穫』『収納』してます。
錬金術で醤油と味噌、豆腐とかも作れたの!
他の階層にも行ってみなきゃ。
海が気になる。
なんかダンジョンが農場のような?
知らん、知らん、知らん!
美味しければイイのだ。
モンスターいてるし、宝箱だってあるもん!
私のダンジョンだもん、好きにするんだ。
ヒヤッハー!
「あい。う~ぅ」
「ああ! すまないマリア! 君はまだ赤ん坊だったね!」
「あう」
「君が聡明過ぎてついつい忘れてしまっていたよ。さあおいで抱っこしてあげよう」
「あい~」
お父様は初めての子供の成長度合いがわからないらしく厳しくしては、赤ん坊相手だったことを思い出しては落ち込むことを繰り返している。
ところでお父様、抱っこで移動中ですがどちらまでお出かけ(?)になるのかしら?
あのう、お父様? そちらの扉はダンジョンの隠し部屋のですが?!
「ねえマリア、やっぱり自分で直接見た方が良いと思うんだ」
「あい」
ですが、お父様? 今回はミクルをお忘れですわよ? モンスターはどうなさるのですか?
「じゃあ、マリアが魔法でモンスターを倒してね? お父様はマジックバックにどんどん入れていくからね! 競争だよ!」
お父様? モンスターを倒して下さるんじゃないんですの?!
私が倒して、お父様が収拾?! ソレ、逆ですわよ!
「ほら! マリア! くまさんだよ~!」
くまさん? お顔が凶悪で、体毛はグレーですわよ? サイズも大き過ぎです!
「マリア、あのくまさんは、【グルテン】って言うんだよ! 美味しドロップ品が出るとイイね!」
「あい? うまんま?」
何ですって?! 美味しいくまさん?
絶対に仕留めますわ!
頸動脈……。血まみれは嫌ですわ。
あ、心臓に高圧電流、ショックでコロリ。
これで決まりです!
では、『電撃!』おおう。煙りが……。
心なしか、香ばしい匂いが……。
知らん、知らん、知らん! 私は何も見なかった!
「あ、心臓麻痺? あれ? 違う? マリア、グルテンをどうやって倒したの?」
「あう~」
分かっております。
電気ショックで心臓麻痺を狙ってたんです。
でも、コレ、明らかに、オーバーキルですわね。
イイ感じにミディアム?
ひょっとして、ウェルダン?
毛皮は大丈夫かしら?
サワッ、パンパムッ!
あ~。毛皮がゴワゴワです~ぅぅぅ。
残念です。
モフモフじゃ、ありませんでした。
「あー!! 見てマリア! ドロップ品が出てる! 凄いよ! ベリーとキラービーの蜜だよ?!」
キラービーの蜜? 金色のデカイ飴玉ですが?
ベリー? デカイラズベリーですね?
「マリア! この調子で、どんどん行ってみよう! おー!」
お父様? 拳はお下げになって。
完全に、お遊びモードですよね?
緊張感の行き所が、生死ではなく、ドロップ品の有無ですよね?
冒険者に見つかったら、後ろから刺される案件ですわよ?
「マリア~! 次、もっといっぺんに行こうよ!」
お父様、勘違いですから!
オーバーキルって反省しております。
決して、大量虐殺をしたかった訳ではありません!
「バックにしまったから。あ、マリアはいキラービーの蜜。食べてご覧!」
「あ~ん。う? うんまあ~!」
めっちゃ美味しいです! あれ? 疲れが全部どっかに行った?!
体が軽いわ! 今なら、何でも出来そうだわ!
出来ないけど。
やばい。グルテンが、くまさんじゃ無く、飴玉袋に見えてきた。
「マリア、グルテンがドロップするのはそれだけじゃ無いんだよ? マッスウって言うとっても美味しい魚も落とすんだよ? 運が良ければ、タマゴが入っててね、それがまた絶品なんだよ!」
マッスウ? タマゴが入ってて絶品?!
シャケか?! イクラなのか?!
絶対にゲットして見せるわ!
そして、『イクラシャケどん』を食べるのだ!
「じゅる。ぐーてん、おいちぃー! ちょーだい!」
私は、つい、食べ物に釣られて、ヒヤッハーしてしまった。
横走りする稲光が出せました。
結果発表。
地下三階層のグルテンは殲滅。
大量のグルテン。
キラービーの蜜。
大きなラズベリー?
私より大きな魚、マッスウ。
大きいけど、やっぱりシャケ?
なぜか全てお腹にタマゴが入っていた。
……。タマゴ、やっぱりイクラじゃん。
「マリア~?! どうしちゃたの?! 私の負けだよ?! 収拾が間に合わないんだけど?!」
ミクルの瞬殺を上回ってしまった。
ダンジョン内がグルテンの屍累々。
「めんちゃい。ぐーてん」
なお、他のモンスターは、恐れをなしたのか、私の意図を察したのか、出ませんでした。
何でかなあ~。
もちろん。グルテンは毛皮も魔石もお肉もギルドが高く買い取ってくれました!
ドロップ品は……。ちょいちょいぽっぽないない。
お父様に隠れて、私の無限収納に自動で入れました。
でへ。ローゼル時代の『収納』が出来たんです。
今日の食事にご飯を炊いて貰おう!
『イクラシャケどん』を、みんなで美味しく食べるんだ!
うふふ。楽しみです。
秋の階層ダンジョンの植生に、大豆と稲。沢にわさびは配植済み。
何と、どれも収穫期。
もちろん自動で『収穫』『収納』してます。
錬金術で醤油と味噌、豆腐とかも作れたの!
他の階層にも行ってみなきゃ。
海が気になる。
なんかダンジョンが農場のような?
知らん、知らん、知らん!
美味しければイイのだ。
モンスターいてるし、宝箱だってあるもん!
私のダンジョンだもん、好きにするんだ。
ヒヤッハー!
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