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第1話
しおりを挟む桜の木にも葉が茂り、緑が濃く薫る季節になった。
気が緩んだ学生が通勤電車から減るこの時期がオレは案外嫌いではない。
毎朝同じ時間に目を覚まし、決まった時間に家を出ていつもの電車に乗る。
電車が遅れる事もなく到着した近代的な駅から歩いて10分、大学卒業以来通っている見慣れた建物が見えてきた。
あぁ今日も1日が始まる。目の前の信号機が赤に変わったので立ち止まり、二車線の細い道路を挟んだ勤め先の会社を見上げた。
まずは今週末納期の件を確認して……早速今日朝からの仕事の流れを頭の中でイメージしながら、信号の色が赤から青へ変わる瞬間を待っていると視界の端に焦げ茶色の物体がチラついた。
黄土色の毛に黒の斑模様の入った猫だった。
犬も好きだけど昔から猫も好きで……あっと思った瞬間には、無意識に身体が動いていた。
車の前に飛び出して静止する猫と、まるでスローモーションのように停まって見える車との間に躍り出て、猫を掬い上げて反対側の歩道へ勢いよく放り投げた。
身体全体に今までに経験のない強い衝撃を感じ、大きな車のクラクションとブレーキ音が響いた。急に低くなった自分の視界からは、車道に散らばった自分の通勤鞄や履いていた靴越しに、ちょうどこちらを振り返るあの猫が見えた。
心配そうなその瞳に“大丈夫だ”と笑いかけたかったが、上手くいかなかったかもしれない。
声も上げられないほど全身痛くて呻きながら辺りを必死に見回すと、集まってきた人の中にいくつか知った顔もあった。
急激に意識が薄れていくのを感じながら死ぬのってこんなに呆気ないんだな、と他人事のように思った。
普段嗅ぎ慣れない濃い土の薫りに目を覚ます。
今が一体何時なのか、頭痛の酷い頭を僅かに動かすと途端に土の薫りが一層濃くなった。
なんでオレは野外の土の上で寝ていたんだろう……?
土が目に入らないように慎重に目蓋を上げると、周囲には夕焼けが包む田園風景が広がっていた。
海外の旅行番組で見るような見事な田園風景、麦のような乾燥した植物を育てる畑に挟まれた畦道の真ん中でオレは大の字に倒れていたらしい。
乾いた風が気持ち良い、痛む頭に手を当ててなんとか立ち上がると見渡す限りにその風景が続いている事が分かった。
「いや、ここ何処だよ……」
見覚えのない道端で一人、頭の中で駆け巡る疑問を声に出してみる。もちろん答える声を期待していたわけではない。
ポケットに入れていた時計を取り出すと、秒針は律儀に規則正しく時を刻んでいるが時針と分針は的外れな“10時過ぎ”を指し示していて、当てにはならない事を悟った。
確かにオレは今朝出社の途中会社の目の前で、道路上に立ち止まった猫を助ける為に車の前に飛び出しそのまま盛大に撥ねられた、と思う……。軽率な行動だったかもしれない。
身軽そうな猫だったし、オレが割り込まなくても直前に上手く逃げられたのかもしれない。でも理屈がどうかというよりも身体が先に動いていて、自分でもあっという間の出来事だったのだ。
とにかくオレはあの事故でただでは済まなかったはずだ、それにどんなに間違っても無傷で海外の畑に1人で寝ているはずはない……。
そこまで考えると、子どもの頃に好きで読んでいた児童小説の内容を思い出した。
突然異世界に呼び出された主人公が、特別な力で大きな悪からその世界を救うという定番の設定だ。もちろんその後、無事に自分のいた世界に帰してもらうという約束付きで。
ただし物語の主人公はこんな冴えないアラサーの日本男児ではなく、イギリスかどこかの健気で可愛らしい少年だったように思う。現実逃避とも思えるがこの非現実的な状況を目の前にすると、この可能性も否定出来ない。ただ何かを判断するにはまだ情報が少な過ぎる。
先程まで心地良かった風が、少し冷たくなり着ていた薄手のコートの前を掻き合わせる。いつまでも畦道の真ん中に立ち尽くしているわけにもいかず、夕焼けの先に見えるいくつかの光のある方向へ向かって歩き出した。事故に遭ったはずなのにどこも破れていない服と、朝履いて出た軽めの革靴を履きなおし、コートに付いた土埃を落とすように叩きながら進む。
完全に日が落ちる前に、どこか人の住んでいる場所へ辿り着かなければ……。流石にどこかも分からない土地で、真っ暗闇の中1人野宿をする勇気はない。
夕焼けの濃くなる空を見上げて舗装のされていない道を歩き続けながら、先程から見えている遠くにある明かりを見失わないように確認する。人家の明かりであってくれと、祈るような気持ちで歩いていた。
そんな風に前ばかりに気を取られていたから、後ろから迫っていた物音に気が付くのが遅れてしまった。
木の軋むような音と大きな動物の蹄のような音に慌てて振り返ると、辛うじて目視出来る先に辻馬車……というのだろうか、西洋映画の開拓時代に見るような馬車とそれを曳く…馬?ではなく長い耳の大きな狼のような動物とその手綱を握る御者と目が合った。
壮年の男性のようだが細い体躯にボロボロのローブのような物を着ていて、驚いた様子でこちらを見ながら何か叫んでいる。
初めて見る大型生物とファンタジー映画のコスプレのような恰好の男性に驚いたが、なによりもその男の鬼気迫る怒鳴り声に恐怖し、本能的にその場から走り出していた。
結果は見えていたが走らないわけにはいかなかった。
ただただ全速力で駆ける。他に人が歩いていたら助けを求めても良い、とにかくあの馬車からは恐怖しか感じず早くも上がりそうになる呼吸を抑えて懸命に走った。
「うわっ!」
背中を太い木の棒で叩かれたような強い衝撃を受け、思い切り地面に転がされる。馬車はその勢いのまま砂煙を巻き上げて転んだオレを追い越して、すぐ前方で停車した。
後ろのこれまたボロボロの垂れ幕のような布を押し上げ、3人の大男が次々に降りて来る。
なんとかこの場から逃げ出したいのに上がった呼吸と背中の痛みに思わず呻くと、追い打ちを掛けるように1人の男が大きな靴底でオレの背中を踏み付け、無遠慮にその体重を掛けてきた。
「ぐっ折れる……」
肋骨が…折れてしまいそうな、ミシミシと身体の軋む音さえ聞こえてくる。
「×××××××××!?」
「×××××!」
異常な事態にそんな気はしていたが、全く聞き覚えのない言葉で大男達はオレに向かって何か言っている。
「もぉなに言ってんのか、分かんねぇ……」
精一杯言い返したが、やはりなに1つ伝わってはいないようだ。男達は顔を見合わせオレを足で踏み付け押さえたまま強い口調で話合いを始めた。
非常にまずい……ヤバイ状況だという事だけは分かる、もちろん普通の人間ならいくらなんでも突然通行人を襲ったりしない。それにこの男達の服装もそうだ“ボロボロのローブ”の違和感も凄かったが、それぞれにボロ布のようなマントから覗くのは簡単な造りの汚れた服と腰のベルトには大振りのナイフ。風貌は背は高いが痩せぎすで、何日も風呂に入っていないのか髪も顔も汚れのせいで元の色が全く分からない。
ここがどういう国かは分からないが、その見た目からこの人達はお金が無くて困っているんだろうなって事は分かった。
「×××××××!」
背中から重い足が退いた代わりに乱暴に腕を捕まれて、そのまま軽々と馬車の方へ引き摺られる。このまま荷台に乗せられたら絶対に碌な事にはならない!
「いっ!やだ!!!やめっ……」
「グギャャァァッ!!!」
オレが渾身の力で抵抗するのと辻馬車を曳いていた大きな動物が悲痛な咆哮を上げたのはほぼ同時だった。
突然悲鳴を上げた狼のような大型動物が空っぽのままの荷台を曳いて走り出し、その馬車を捉まえようと慌てて駆け出す取り巻きの男達に視線をやった次の瞬間には、オレの腕を掴んでいた大男が呻き声を上げてその場に急に倒れたのだ。
倒れた男を見下ろす鈍い金髪の若い男がこちらに視線を上げて、目の前に立っていた。
一体いつ近付いて来たのだろう時間にして数秒、馬車を追い掛けようとしていた別の大男が振り返りオレの目の前の青年に殴り掛かる。
空気を切る音まで聞こえたのに青年は僅かに身体を傾けただけでその拳を軽く受け流し、目にも止まらぬ早さで腰の長剣を抜き柄部分で思い切り大男の額を打つ。
また1人地面に大男が転がったが、この様子を見た最後の1人は顔を真っ赤にして憤怒の表情で雄叫びを上げながらこちらに迫るも、大男の手に閃いたナイフは腕ごと剣で弾かれ、先程と同様に剣の柄部分で側頭部を叩かれて足元に崩れ落ちた。
どうやら暴走した馬車に御者は乗ったままだったようで、オレと剣を抜いた青年だけが畦道の真ん中に立っていた。
「……ありがとう」
助けてもらったのだと思う。見て見ぬ振りも出来ただろうにわざわざ助けに入ってくれたんじゃないだろうか。目の前でリアルな暴力行為を見て立っている事もやっとだったが、なんとか膝に力を入れて立ち上がりお礼を言う。
オレの言葉に頷いて抜き身だった剣を鞘に納め、倒れた男達に向き直った恩人は、悪党達の身に着けていたベルトやマントを使い次々に大男達を自由に動けないよう縛り上げていく。手際の良さを見るにこういった荒事はこの辺りでは珍しくないのか……、それともこの青年が警察官のような仕事の人間で特別慣れているだけなのか。
畔道の左右を挟んで、ついに夜の空と暮れるかけの茜色の空が混ざり合った。
縛り上げた男達をそのままに助けてくれた青年が身振りで怪我はないかと聞いてくる。
「×××、×××××?」
いくつか質問をされているようだが言葉が分からないと首を振ると、腕を組み何事か考え込んでしまったようだ。
多分オレのせいで難しく寄った眉間の皺と、先程視線を合わせてくれる為にやや屈んでくれた優しさからもうこの人を頼るしかないぞと、オレは覚悟を決めていた。
「ついて行っても良いですか?」
恰好はこの人もやはり変なんだ、薄手のマントに肩当てや胴当て腰には長めの剣、ゲーム世界の冒険者か戦士のような恰好。
「オレここが何処かも分からないし、すごく困っています」
言葉は通じないと分かっていても、ニュアンスだけでも伝わるかもと声に出す。
「せめて夜の間だけでも、お願いします」
伝わってくれ!という気持ちを込めて青年のマントの端を強く掴む。その不思議な色彩の瞳を見上げると、彼の背後で2つの月の輪郭が浮かび上がってくるのがハッキリ見えた。
難しい顔をしていた青年はオレの顔と握られたマントの裾を何度か見比べてから、頷きながら軽くオレの肩を叩いてくれた。
「××××××××」
青年は仕方ないなというような表情でまた何事か言って、そのまま先程まで前進していた方向を向き歩き出した。
慌ててマントの端を離さないように、彼の数歩後ろをついて行く。
間もなく完全に日が落ちてしまい、真っ暗闇の中いつ火を入れたのか青年の持つランタンのような明かりを頼りに尚もしばらく歩いたが、程なくして辿り着いた屋根と藁ばかりの小さな小屋に落ち着いた。
今日は色々な出来事が1度に起き過ぎた1日だった。
考える事はいくらでもあったが、強い眠気と明日目を覚ましたらいつもの日常に戻っているんじゃないかというどこか甘い期待から、腰を下ろした途端に感じる瞼の重さに逆らわず一瞬で眠る態勢に入った。
「おやすみ……」
明日はもっとマシな1日でありますように……。
相手に言葉は通じないと分かっているけど、自分に言い聞かせるように言った言葉に安心しこの日はそのまま眠りに落ちた。
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