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第185話縁が無かったとお引き取り下さい
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いっその事……糞虫は糞虫らしく……。
そう思った瞬間、黒い影がウィンディーネと男改め糞虫の間に入るとウィンディーネを庇う様に糞虫のスキル【穿突き】を自身の剣を鞘から半身だけ出し受け止める。
「ドドルク・カカ……貴様を詐欺と恫喝の容疑で逮捕する。お前たち、ドドルクを拘束し連れて行け!!」
「て……帝国軍青の大佐、神速のコンラッド様が何故ここに……い…いや、それよりもしょっ証拠はあるって言うのかよっ!?」
「ああ、集めるのに実に苦労したぞ?」
コンラッドという軍服を纏った男性がそう言うとドドルク・カカという名前の糞虫は顔を真っ青にし力無く項垂れるとコンラッドが率いて来たであろう同じ軍服を来た男性数名に引きずられる様に連行されて行く。
「所でそこの麗しきお嬢さん……」
「何ですか?糞虫程度から私を助けたつもりで感謝の言葉をお待ちでしたら諦めて帰りなさい」
「いえ、助けたのは貴方ではなくドドルクですよ……貴女は今ドドルクをどうするつもりでしたか?」
その瞬間ウィンディーネは目の前の男性、コンラッドの目線の先がウィンディーネの右手の一部が人間のそれでは無く水の精霊らしい半透明な青色の液体に変化している箇所に向けられている事に気付く。
「………どうやら私を助けて頂いた事には変わりないようね。一応感謝はするわ。ありがとう」
「………偶然だ」
彼はドドルクの攻撃を捌きながらウィンディーネの右手を自身の身体で隠す事でウィンディーネの右手の変化を野次馬達に見られない様にしてくれていたみたいである。
彼が言う通り偶然なのかもしれないのだがそれでも感謝をしない理由にはならないだろう。
「だとしても、貴方のお陰で糞虫程度に私のスキルを使う必要が無くなったのもまた事実。感謝しない理由にはなりませんよ」
「そうか………一応受け取っておこう。話は変わるがあなた方の実力を信用した上で込み入った話がある」
ウィンディーネのスキルという言葉にコンラッドは何か引っかかる様な顔をするのだが、それも一瞬で次の瞬間には真剣な顔つきになるとウィンディーネとその周りにいるセラ達に目線を向けギルドの奥にある部屋にて話がしたいと言ってくる。
「………今回ウィンディーネを庇ってくれた事には感謝しますが、貴方と話す事は有りません。今回の討伐により旅の資金も得ましたしこれ以上何かをする、もとい面倒事に片足を突っ込む必要も無いでしょう。今回は縁が無かったとお引き取り下さい。それに……私達が居なくても貴方の力で何とかなるのでは?大佐殿」
そう思った瞬間、黒い影がウィンディーネと男改め糞虫の間に入るとウィンディーネを庇う様に糞虫のスキル【穿突き】を自身の剣を鞘から半身だけ出し受け止める。
「ドドルク・カカ……貴様を詐欺と恫喝の容疑で逮捕する。お前たち、ドドルクを拘束し連れて行け!!」
「て……帝国軍青の大佐、神速のコンラッド様が何故ここに……い…いや、それよりもしょっ証拠はあるって言うのかよっ!?」
「ああ、集めるのに実に苦労したぞ?」
コンラッドという軍服を纏った男性がそう言うとドドルク・カカという名前の糞虫は顔を真っ青にし力無く項垂れるとコンラッドが率いて来たであろう同じ軍服を来た男性数名に引きずられる様に連行されて行く。
「所でそこの麗しきお嬢さん……」
「何ですか?糞虫程度から私を助けたつもりで感謝の言葉をお待ちでしたら諦めて帰りなさい」
「いえ、助けたのは貴方ではなくドドルクですよ……貴女は今ドドルクをどうするつもりでしたか?」
その瞬間ウィンディーネは目の前の男性、コンラッドの目線の先がウィンディーネの右手の一部が人間のそれでは無く水の精霊らしい半透明な青色の液体に変化している箇所に向けられている事に気付く。
「………どうやら私を助けて頂いた事には変わりないようね。一応感謝はするわ。ありがとう」
「………偶然だ」
彼はドドルクの攻撃を捌きながらウィンディーネの右手を自身の身体で隠す事でウィンディーネの右手の変化を野次馬達に見られない様にしてくれていたみたいである。
彼が言う通り偶然なのかもしれないのだがそれでも感謝をしない理由にはならないだろう。
「だとしても、貴方のお陰で糞虫程度に私のスキルを使う必要が無くなったのもまた事実。感謝しない理由にはなりませんよ」
「そうか………一応受け取っておこう。話は変わるがあなた方の実力を信用した上で込み入った話がある」
ウィンディーネのスキルという言葉にコンラッドは何か引っかかる様な顔をするのだが、それも一瞬で次の瞬間には真剣な顔つきになるとウィンディーネとその周りにいるセラ達に目線を向けギルドの奥にある部屋にて話がしたいと言ってくる。
「………今回ウィンディーネを庇ってくれた事には感謝しますが、貴方と話す事は有りません。今回の討伐により旅の資金も得ましたしこれ以上何かをする、もとい面倒事に片足を突っ込む必要も無いでしょう。今回は縁が無かったとお引き取り下さい。それに……私達が居なくても貴方の力で何とかなるのでは?大佐殿」
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