ゲルトルートのノート

Haruka Kanata

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迷子

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先に行っておくけれど

たぶん、がっかりすると思う

彼は困った顔をしていた

電気消そう

暗い部屋の中で服を脱ぐ

ごめんね体系が美しくないの

気にしない?

そう

でも、私は嫌なの

だって、AVに出てくる女の子ってスタイルいい子が多いでしょう?

あんなのと比較されたら・・・

あれが普通だと思うなら

たぶん、あなた立たないと思う

手で彼のそれを握る

目で楽しむのは我慢して

彼の大きくなりだしたそれをしごく

彼の手が胸を触る

ごめんね、小さくて

あやまることじゃない・・・そうかもね

彼の指が割れ目に触る

濡れてる?うん、入ってきていいよ

彼が上になって私の足を開く

自分のそれを割れ目にあててゆっくり押し込んでくる

声がもれる

彼がゆっくり前後に腰を動かす

目を閉じて彼を感じる

腕を伸ばす

彼を抱きしめる

耳元で彼が「すごく気持ちいい」とささやく

私もと答える

彼が腰を振る速度があがる

「もっと」

そういえば彼は喜ぶだろうか

どことなく、嬉しそうだ

好きにしてもらえばいい

私の存在意義が少しだけある感じがする

求められたいと

こんなことでいいなら

勝手にいって気が済んだらしい

横に寝て抱きしめてくる

悪い気はしない

こんなことで居場所があるような気になる

愚かなんだと思う

ほかに私にないができるか

たぶん自分の存在を確かめる方法は他にないかもしれない

これで満足してくれるなら

かわいくてスタイルのいい子に嫉妬するけど

どうなんだろう・・・

いたずらに彼のそれを触る

足りない?

そんなことを言われて

少し考えて

して

そう言ってみた

彼は嬉しそうだった
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