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ボーケイ
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修復での施術は一日で終了。
修復具合を神父様がいなくなってから聞いてみた。
「血管のおかしな膨らみやへこみが無くなった。頭のてっぺんの破れたとこも治った」
と言う報告だった。言葉はまだここまで流暢じゃない。
そんなに簡単に骨折が治るわけがなく、再びお手伝いの日々が続く。
この二、三日でケイとセンは持っている羽根に自分の体の透明物質を纏わせて強化し、黒い鳥クラウを叩き落とすことに成功していた!
「クラウが先に襲ってきたのですから正当防衛です。命は無駄に致しません!」
神父様がさっさと持って行ってしまった。
羽根は集めて洗ってクッションに入れ、革はしなやかなのに丈夫らしく、農具や武器の持ち手に最適らしい。
肉は……個体差が激しく、肉ばかり食べていた個体は臭みが強いらしく、雑食はまあまあ、草食はあっさりだとか。
どんな味なのか、石である自分には関係ない話だな。
「俺には、関係ある」
まあ、外れたら頑張れ!
そうして干し肉警備が終わった二匹は、畑の侵入者である緑スライムを退治する仕事を神父様から仰せつかった。
もちろん神父様のスライムも一緒だ。
吐き出した肥料粒を蒔くのに付き合い、柵の隙間から入ってきたスライムを見つけると二匹で叩く。何回も叩く!
相手のスライムが潰れて地面から起き上がって来なくなったら、核の種を地面から持ち上げる。
これで再びスライムにならない。
小さい種ではあるが、人間の手に入れば何かに使われるだろう。
しかし今回はスライムを退治したのは同じスライム。
通常なら『食べる』一択なのだろうけど、そこは変わったスライムのケイとセン。
何故かセンが頭の上に乗せていた。
頭のてっぺんに生えている苔の上にちょこんと乗せていた。
よく落ちないな~と思ったので近づいて見せてもらったら、苔が絡みついていた!
センはことさら大事にしていた。
数日後、センの頭の上の種が白い球体に変化していた。
大きさも十倍位にはなっているんじゃないか?
「何だろ、これ」
カークも知らない模様。
更に数日後、センの頭の上から白い物体が消えていた。
センが大事にしていたんじゃないのか?
……羽根を掲げ上げてみせる。ところを見ると大事にはしてたんだよな?
どこに行ったんだ?
……羽根である方向を指し示した。
二匹ともだから合ってると思う。
示された方向に向かうと、畑の柵。まさか外か?と思ったら、ケイとセンは柵の前で止まった。
カークにかがんで貰って二匹を見ると、柵の棒の根元に白い球体があった。
こんな所に。
頭に乗せなくていいのか聞いたら頷かれたので放って置くことにしよう。
しかし、翌日に見て驚いた!
白い球体が、ケイ達と同じ大きさに膨れ上がっていた!
「ボーケイですね」
物知りな神父様によると、トゲが痛くないサボテンだそうだ。
修復具合を神父様がいなくなってから聞いてみた。
「血管のおかしな膨らみやへこみが無くなった。頭のてっぺんの破れたとこも治った」
と言う報告だった。言葉はまだここまで流暢じゃない。
そんなに簡単に骨折が治るわけがなく、再びお手伝いの日々が続く。
この二、三日でケイとセンは持っている羽根に自分の体の透明物質を纏わせて強化し、黒い鳥クラウを叩き落とすことに成功していた!
「クラウが先に襲ってきたのですから正当防衛です。命は無駄に致しません!」
神父様がさっさと持って行ってしまった。
羽根は集めて洗ってクッションに入れ、革はしなやかなのに丈夫らしく、農具や武器の持ち手に最適らしい。
肉は……個体差が激しく、肉ばかり食べていた個体は臭みが強いらしく、雑食はまあまあ、草食はあっさりだとか。
どんな味なのか、石である自分には関係ない話だな。
「俺には、関係ある」
まあ、外れたら頑張れ!
そうして干し肉警備が終わった二匹は、畑の侵入者である緑スライムを退治する仕事を神父様から仰せつかった。
もちろん神父様のスライムも一緒だ。
吐き出した肥料粒を蒔くのに付き合い、柵の隙間から入ってきたスライムを見つけると二匹で叩く。何回も叩く!
相手のスライムが潰れて地面から起き上がって来なくなったら、核の種を地面から持ち上げる。
これで再びスライムにならない。
小さい種ではあるが、人間の手に入れば何かに使われるだろう。
しかし今回はスライムを退治したのは同じスライム。
通常なら『食べる』一択なのだろうけど、そこは変わったスライムのケイとセン。
何故かセンが頭の上に乗せていた。
頭のてっぺんに生えている苔の上にちょこんと乗せていた。
よく落ちないな~と思ったので近づいて見せてもらったら、苔が絡みついていた!
センはことさら大事にしていた。
数日後、センの頭の上の種が白い球体に変化していた。
大きさも十倍位にはなっているんじゃないか?
「何だろ、これ」
カークも知らない模様。
更に数日後、センの頭の上から白い物体が消えていた。
センが大事にしていたんじゃないのか?
……羽根を掲げ上げてみせる。ところを見ると大事にはしてたんだよな?
どこに行ったんだ?
……羽根である方向を指し示した。
二匹ともだから合ってると思う。
示された方向に向かうと、畑の柵。まさか外か?と思ったら、ケイとセンは柵の前で止まった。
カークにかがんで貰って二匹を見ると、柵の棒の根元に白い球体があった。
こんな所に。
頭に乗せなくていいのか聞いたら頷かれたので放って置くことにしよう。
しかし、翌日に見て驚いた!
白い球体が、ケイ達と同じ大きさに膨れ上がっていた!
「ボーケイですね」
物知りな神父様によると、トゲが痛くないサボテンだそうだ。
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