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プロローグ
襲われる?
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幾つかの街を渡り歩き、気に入った服を見繕い、手頃な《魔法銃》を購入した私は、膝下まである黒衣のコートに身を包み、深くフードを被りながら---------あのクソ聖女アカネのいるルビエイト王国の王都に続く街道を歩み進めていた。
本当なら、すぐにでも、王都に出向いて、あのクソ聖女を屠りたい所だが、私の《七大罪スキル》の能力を確認しない事には、戦っても負けるのは必死。
つか、《色欲》の一部しか、解読出来ていないのに、どうやって戦うんだろ?
試しに、最近、街道に現れるウルフと呼ばれる魔物と戦ってみた。
答えは割と単純明快--------「よく分からん!!」だった。
魔法銃の弾丸を撃ち放ち、《色欲》が発動した。
確かに、空間をねじ曲げて、魔法銃の弾丸を反射させられたが、意外とスキルのコントロールが難しい。
何せ、スキルのコントロールをミスると、弾丸がこっちに間違って飛んで来るのだ。
もうちょい、練習が必要だと思う。
うん。
でも、何度か、やって行く内に、コツ? みたいなものを掴んで来たので、よく当たるようにはなった。
しかし、これはそう何度も使えるものじゃないと私の考え告げている。
恐らく、空間を曲げるのには、幾つかの条件と使用回数が決まっているのだと思う。
使えても、三~四回が目安ってところかな?
「使えねぇ~…………」
思わず、そうぼやいてしまう。
そんな時だった。
「やあやあ、可愛いお嬢さん!
随分、立派なものをお持ちで…………」
「っ!?」
背後から耳元で、そう囁くように言い放たれた陽気な声。
それと同時に、胸の辺りを弄られた感触があった。
咄嗟に、その腕を振り解いて、何発か、銃弾を背後の奴に撃ち込む。
「おっと!?
危ない危ない…………」
そいつは危なげなく、銃弾を交わすと、ヘラヘラと笑いながら、何故か、片手で逆立ちして、余裕な態度を見せる。
(っ!? こいつは!!)
だが、私はそいつの顔を見るなり、気を引き締めて、いつでも戦闘へと移れるように、銃を構えて、身構えた。
何せ、そいつは、私のよく知っている人物だったから…………。
あのクソ聖女アカネの護衛を勤めるルビエイト王国第二騎士団、副団長----------
「…………ユーリ・レーヴァテイン…………」
本当なら、すぐにでも、王都に出向いて、あのクソ聖女を屠りたい所だが、私の《七大罪スキル》の能力を確認しない事には、戦っても負けるのは必死。
つか、《色欲》の一部しか、解読出来ていないのに、どうやって戦うんだろ?
試しに、最近、街道に現れるウルフと呼ばれる魔物と戦ってみた。
答えは割と単純明快--------「よく分からん!!」だった。
魔法銃の弾丸を撃ち放ち、《色欲》が発動した。
確かに、空間をねじ曲げて、魔法銃の弾丸を反射させられたが、意外とスキルのコントロールが難しい。
何せ、スキルのコントロールをミスると、弾丸がこっちに間違って飛んで来るのだ。
もうちょい、練習が必要だと思う。
うん。
でも、何度か、やって行く内に、コツ? みたいなものを掴んで来たので、よく当たるようにはなった。
しかし、これはそう何度も使えるものじゃないと私の考え告げている。
恐らく、空間を曲げるのには、幾つかの条件と使用回数が決まっているのだと思う。
使えても、三~四回が目安ってところかな?
「使えねぇ~…………」
思わず、そうぼやいてしまう。
そんな時だった。
「やあやあ、可愛いお嬢さん!
随分、立派なものをお持ちで…………」
「っ!?」
背後から耳元で、そう囁くように言い放たれた陽気な声。
それと同時に、胸の辺りを弄られた感触があった。
咄嗟に、その腕を振り解いて、何発か、銃弾を背後の奴に撃ち込む。
「おっと!?
危ない危ない…………」
そいつは危なげなく、銃弾を交わすと、ヘラヘラと笑いながら、何故か、片手で逆立ちして、余裕な態度を見せる。
(っ!? こいつは!!)
だが、私はそいつの顔を見るなり、気を引き締めて、いつでも戦闘へと移れるように、銃を構えて、身構えた。
何せ、そいつは、私のよく知っている人物だったから…………。
あのクソ聖女アカネの護衛を勤めるルビエイト王国第二騎士団、副団長----------
「…………ユーリ・レーヴァテイン…………」
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