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二学期
夏休みが終わる前に5
しおりを挟む*煌弥視点*
『雪は秋人の恋人』
念を押されて来たけど、雪の優しさに甘えてしまった。
あれから秋人には会っていないけれど、この学園の入学も、この部屋を用意してくれたのは秋人だ。
どんな理由でここに置いてくれているかは流石の俺でも理解しているつもりだ。
「わるい、雪…」
俺はもう一度誤ってから雪の身体を開いた。甘い匂いに誘われるようそっと首元に口づける。少し震えているのに気付いたが、目の前に甘い蜜が置かれていては止められるわけがない。
自慰と言うのを教えてもらったが、既にまた下半身が熱くなってしまっていた。
前回傷つけてしまって用意させた香油を取り出して、ゆっくりと肌に触れた。
裂けて血が散った所は綺麗な肌に戻っており、なめらかに滑る。
襞の中に指先を入れると、くちゅっと音を立てて迎え入れてくれた。前回は何も使わず挿入してしまったので、固く閉ざされていたのを無理やり開いてしまった。
香油があればこんなにもスムーズに指が入り、雪の苦痛な顔を見ずに済んだ。
ゆっくりと指を出し入れして、さらに柔らかく拡がるよう指を動かした。
ふっくらと赤い唇に啄むようなキスをしたり舌先で吸い付くようにキスをするとその間際に甘い吐息が漏れる。
先ほどまでは反応がなかった雪の下半身の熱芯も緩やかに反応を見せていた。
「雪、も、限界だ…」
己の下半身は一度吐精したとは思えないほど天を向いて固く反り上がっており、すぐにでも胎内に入りたいと震えている。
「い、いいよ…」
雪が自ら腰を上げ、指で自分の後孔を割り開くように襞を左右にひらいた。
枕を手繰り寄せ、雪の腰の下に入れるとそのまま両足を掴み、自らの腰を雪の身体に押し進めた。
「んっ…くッ…」
この身体は麻薬のようだと思う。挿入ただけで痺れるような快楽が押し寄せる。蠕動する胎内が自分の熱棒を刺激して意識をしないとすぐにでも達してしまいそうだった。
ゆっくりとその腰を押し進める。くちゅりくちゅりと擦れる度に音がなり、まだ狭かった隘路が自分の形に書き換えられていく。
はぁと息を吐き出して、自分だけではなく雪の気持ちいい所を探っていく。
抜き差しを繰り返していると、いい所を突いたのか雪の身体がピクリと跳ねた。
「あんっ」
その声は今まで聞いたことないような甘い声。その声にゾクリと俺の身体が痺れた。
「ゆ、き…?ここきもち良かった…?」
「んっ、あっ…そこだめ…」
だめと言う割に甘い声が次々と零れて、びくびくと身体が震えている。
雪が俺のモノで気持ちよくなっている。そう思っただけで心が満たされた。
「ゆき、んっ、その声もっと聴きたい…」
そのままソコを何度も突いてやると、「あああっ」甲高い声を上げて達したのが分かった。
その達した瞬間の強い締め付けが俺の我慢も絶えれずドクドクドクッと精を雪の胎内に放った。
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