R18 受容

福万里朔太郎

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受容

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 あの子が好きと気づいたのはいつだろう。一目見た時に好きになったような気もする。5回ほど見かけた頃のようにも気もする。恋に落ちるタイミングは、りんごが木から落ちた時、あっ重力だって気づいたニュートン先生のように気づけないものなのか。ただ、そんなことはどうでもよくて、恋に落ちたことよりも、どんどん深く性に落ちていくことに問題がある。
 友達が言った。
 「その子、どうせ、彼氏おる。ヤッてる。今頃、そいつとヤリまくってる」
 やっぱりあれだけ可愛ければ男がいるは当然だと納得する自分がいて、至って冷静だった。
 淫らに乱れる髪しか想像することができなかった。彼女のイキ顔、汗と唾液にまみれた乳白色の身体、精液を吐き返した膣を想像することは脳が否定し、お気に入りのアダルトビデオを再生した。

 無気力に重力に負けた僕のペニスは、まだ勃起時の6割ほどの血液を溜めて、おもりをぶら下げているかのように下を向いていた。精液が床に垂れ落ちた。全く意味の無い精液をテッシュで拭き取った。
 他の男に抱かれる彼女を思うと勃起した。その事実に愕然とした。その男は僕の大好きな女の子とヤッているというのに!自分はオナニーで満足している!しかも性欲処理ではないオナニーを積極的にやったのだ!
 惨めな自分に反発した。ペニスをビンタした。痛みを味合わせてやった。つねってもやった。思いっきり握りつぶしてもやった。が、やればやるほど、硬くなって再び重力に逆らい始め、天に向かってそそり勃った。
 もう一度ペニスをビンタした。さっきよりも強く。何度も何度もビンタした。ぐわんぐわんと大きく左右に上下に揺れる。まるでメトロノームのようにリズムを刻む。しっかりとペニスは0時の方向に戻ってくる。陰嚢を握る。
 「あぁっ、気持ちいっ」
 我慢汁が垂れ始めたのを合図に亀頭を手のひらでぐりぐり責めた。
 ゾクゾクする快感に身を委ねる。
 「イクっ、むりぃ」
 思わず射精しそうになる。まだオナニーの恍惚に溺れていたいと欲が出る。亀頭から手を離す。ビクビクと脈動するペニス。すぐそこまで精液が昇り詰めているのがわかる。とその時、ピンポーン。インターホンが鳴った。勢い余って、限界を迎えていたペニスは弱く精液を尿道から外へ送り出した。精液は飛び散ることなく、陰茎を伝い陰嚢へと流れて行った。弱々しくも精液を送り出そうとするペニスはサブバッテリーで駆動するロボットのように力を振り絞っている。
 「これ、嫌いじゃ無い」
 汚れた下半身のままインターホンのモニターへ向かった。荷物を玄関前に置くようにお願いした。
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