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壱章 クマさん道場
タイムス・チャレンジャー
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エージが入ったのは路地裏のこじんまりとした喫茶店だ。裏通りにあるので人入りはかなり悪い気がする。
「マスター、個室借りるよ」
「エージか。いいぞ、ケーキと紅茶を用意していく」
エージが話しかけたのはナイスミドルなオジサマで何やら新聞を読んでいた。
「ありがと」
話が終わるとエージはずんずんと奥に進み行く。そして1番奥の部屋に入る。それに続くようにカナデも入る。流石はこの2人。肝が座っている。気後れするわけじゃないけどなんか躊躇いがあるな。
「さてとカオルその剣と銃って刻之試練産?」
早速ぶっ込んで来たな。いやそんなに遠慮がなかったかこの弟子。
「いや流石に初日だろ?それにアレらはボスエリアでしか」
とわりと一般的な意見をしている。まあチュートリアルでボスが出るならそこもボスエリアと定義するのだろう
「正解。辰之一刻クリア報酬。あと衣と帯が装備品としては手に入った」
するとエージはどこか納得しながらも驚嘆しておりカナデは目を大きく見開いている。
「辰か。始めてだな。それとやっぱり一刻か」
「…カオルはなんで倒せたんだ?」
だよな。僕も逆の立場だと気になるしな。ただなあアレは僕以外に絶対に不可能なわけだし。ソレは本当にチートなわけだし。
「異能でゴリ押した」
終始、付呪で何とかしただけだしな。瞬間付呪に追想付呪と天埜流武術というほぼプレイヤースキルでギリギリ何とかなっていただけだしな。それに幻術理に心臓穿も出したわけで何よりアレは分身体ではという疑念がある。
実体に無視の幻術理を使ってLPを削れてしまったのだから。
「異能か…。私のヤツ微妙だしな」
いやピンポイントで刺さってしまうのが異能なのだからそこまで気にする必要は無いと思う。
「追想か?」
「アレ以外は丸っ切りわからないから当然だろ」
終焉焔や天閉門は謎だしな。そして自分で自分を殺してしまいそうな威力と効力がありそう。
「追想?エージは知っているのか?」
「ああ。コイツの異能の一つは付加系で追想は最上位効果だったのを覚えているから」
「反対にエージの異能は馬鹿火力でフレンドリーファイヤが起こるから使いづらいんだよ」
ただ面での殲滅力はピカ1なのである。拠点防衛でその力を発揮する。ただ絶望的にノーコンで投げナイフ以外はデタラメな方向に飛ぶので後衛指揮に徹すると自動追尾の魔法や面焼きでないと役に立たない。
「そうか。私のは固定砲台と法力変換だから何とも言えない」
法力って。
「シスターなのか?」
「シスターって違うわよ。シャーマンですよ」
シャーマンか。なんかイメージ的には自然調律者だけど本来は巫女系統だから法力か。
「で2人は何だったの?」
この2人が刻之試練挑戦者であることは確かだろう。というか出ないと僕の装備品を見抜けるわけないし。
「俺は卯。多分、敏捷系が原因と思う」
いや多分、ヴァーパルバニーとヴァーパルソードだろう。ようはギロチン攻撃。コイツに教えてきたのは撹乱と必殺と急所攻撃だから一合の元で制するというどちらかというと侍の戦い方だ。
「私は寅。遠距離でのレンジ勝負って側面が強い。狙撃でも倒せないのが辛い点だ」
なんか規則が見えそうだがそうなると僕が辰の理由が不明だ。
「あとタクが未でミュウが人馬宮でメイが白羊宮」
だよな。というかもうひつじが被ってやんの。性別で刻か宮が決まるわけでもないみたいだし。
「そう言えば熊公どう攻略する?」
「熊公?」
どうやら深く聞き出す必要がありそうだ。
「マスター、個室借りるよ」
「エージか。いいぞ、ケーキと紅茶を用意していく」
エージが話しかけたのはナイスミドルなオジサマで何やら新聞を読んでいた。
「ありがと」
話が終わるとエージはずんずんと奥に進み行く。そして1番奥の部屋に入る。それに続くようにカナデも入る。流石はこの2人。肝が座っている。気後れするわけじゃないけどなんか躊躇いがあるな。
「さてとカオルその剣と銃って刻之試練産?」
早速ぶっ込んで来たな。いやそんなに遠慮がなかったかこの弟子。
「いや流石に初日だろ?それにアレらはボスエリアでしか」
とわりと一般的な意見をしている。まあチュートリアルでボスが出るならそこもボスエリアと定義するのだろう
「正解。辰之一刻クリア報酬。あと衣と帯が装備品としては手に入った」
するとエージはどこか納得しながらも驚嘆しておりカナデは目を大きく見開いている。
「辰か。始めてだな。それとやっぱり一刻か」
「…カオルはなんで倒せたんだ?」
だよな。僕も逆の立場だと気になるしな。ただなあアレは僕以外に絶対に不可能なわけだし。ソレは本当にチートなわけだし。
「異能でゴリ押した」
終始、付呪で何とかしただけだしな。瞬間付呪に追想付呪と天埜流武術というほぼプレイヤースキルでギリギリ何とかなっていただけだしな。それに幻術理に心臓穿も出したわけで何よりアレは分身体ではという疑念がある。
実体に無視の幻術理を使ってLPを削れてしまったのだから。
「異能か…。私のヤツ微妙だしな」
いやピンポイントで刺さってしまうのが異能なのだからそこまで気にする必要は無いと思う。
「追想か?」
「アレ以外は丸っ切りわからないから当然だろ」
終焉焔や天閉門は謎だしな。そして自分で自分を殺してしまいそうな威力と効力がありそう。
「追想?エージは知っているのか?」
「ああ。コイツの異能の一つは付加系で追想は最上位効果だったのを覚えているから」
「反対にエージの異能は馬鹿火力でフレンドリーファイヤが起こるから使いづらいんだよ」
ただ面での殲滅力はピカ1なのである。拠点防衛でその力を発揮する。ただ絶望的にノーコンで投げナイフ以外はデタラメな方向に飛ぶので後衛指揮に徹すると自動追尾の魔法や面焼きでないと役に立たない。
「そうか。私のは固定砲台と法力変換だから何とも言えない」
法力って。
「シスターなのか?」
「シスターって違うわよ。シャーマンですよ」
シャーマンか。なんかイメージ的には自然調律者だけど本来は巫女系統だから法力か。
「で2人は何だったの?」
この2人が刻之試練挑戦者であることは確かだろう。というか出ないと僕の装備品を見抜けるわけないし。
「俺は卯。多分、敏捷系が原因と思う」
いや多分、ヴァーパルバニーとヴァーパルソードだろう。ようはギロチン攻撃。コイツに教えてきたのは撹乱と必殺と急所攻撃だから一合の元で制するというどちらかというと侍の戦い方だ。
「私は寅。遠距離でのレンジ勝負って側面が強い。狙撃でも倒せないのが辛い点だ」
なんか規則が見えそうだがそうなると僕が辰の理由が不明だ。
「あとタクが未でミュウが人馬宮でメイが白羊宮」
だよな。というかもうひつじが被ってやんの。性別で刻か宮が決まるわけでもないみたいだし。
「そう言えば熊公どう攻略する?」
「熊公?」
どうやら深く聞き出す必要がありそうだ。
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