恋はかならず冷めるから

烏山川るう

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番外編

市野怜の翠のお父さんがやってきた

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 それは、とある麗らかな午後のことだった。

 オフィスに俺宛ての来客があった。飛び入りは断っているけど、その時対応したのは鷲山。投資家だろうと声をかけたらしいのだが、その人の名前と顔立ちに驚いて俺を呼びに来た。

「小早川さんって、すいさんの家族じゃないかと思って。顔も似てるような気がします」

 会議室のガラス張りの扉からその人が見えた時、投資家と間違えたことに頷いた。後ろ姿だけでも身なりの良さがわかる。

(ちょっと待て)

 自分の格好を思い出して、脚が止まった。いつものTシャツとシーンズにシャツ。この格好でどんな人にも会ってきた。しかも、最近はシワがないきれいなシャツを着ている。でも、もし彼が本当に翠のお父さんだとしたら……。俺はビジネススーツで挑むべきだ。

(なぜなら、俺は親の許しも得ずに人様の娘と結婚した礼儀知らず)

 背筋がゾクッとする。だけど、これ以上待たせることはできない。それに、ここに来たということは、俺がどんな人間かも知っているはずだ。

「お待たせしました」

 ドアを開けると、その人は振り返った。
 間違いない。目元、鼻、顎、髪、長身。翠に似ているところがたくさんある。穏やかな目をしていたけど、内心はわからない。心臓がバクバク、手の平にも汗をかいていた。

 その日の夜は翠とデートだった。
 デートとは言っても、帰りがてら一緒に買い物をして、ご飯を食べるくらい。なのに翠は服も髪も化粧も普段よりデートっぽくしてくれるからうれしい。だから、俺もこぎれいにする。それで「今日もハンサムだね」なんて言ってもらえたら……。想像するだけで顔がニヤけた。

 でも、今日は言わなくちゃいけないことがあった。

「今日、お義父とうさんが来たよ」

 家だと深刻になりそうだから、道を歩きながら軽く切り出した。

「お義父さん?東京に来るの珍しいね」
「違う、翠のお父さんがうちの会社に来た」

 前を見たまま、翠が固まった。

「ごめん。突然だったから連絡できなかった」

 反応がない。背中を軽くさすってあげると、大きく息を吐いてから答えた。

「ううん。でも、ごめん。会社なんて皆いるのに……」
「大丈夫。鷲山が対応したし、お義父さん投資家だと思われてた」

 翠の顔が曇る。お義父さんからの連絡は翠にも来ているのだろう。それを無視するから、俺に迷惑がかかった。そう思っているのだ。
 だけど原因は俺にある。先日とある芸術関連の賞をもらい、受賞パーティーに翠を連れて行ったのだ。渋々かと思ったら、会場で会った同業者たちと楽しそうにしていて良かった。でも、当然その様子はメディアで流されて……。

「そんなに話さなかったよ。翠から聞いてることと、あと翠に会いたいって」
「私は会いたくない」
「うん。そうだ。これ、お義父さんから預かった」

 こんな場所でアレだけど、彼女の手に一冊の通帳を置いた。

「何これ?」

 それは彼女名義の通帳なのだけど、約十年前から少しずつ入金されていて、今日の時点で預金額は二千万円を超えていた。翠はチラッと中を覗いて、心底嫌な顔をした。

「ご両親が翠のために使ったお金を返してるんだね」

 翠が頷く。この話をするお義父さんは寂しそうだった。翠からのお金はもちろん一円も使わず、こうして銀行に入れておいたらしい。

「話してなくて申し訳ないけど、だから私、貯金ほとんどないの。ごめん」
「そんなのいいよ」

 もしかして、おとなしくマンションを手放したのはそれがあったから?
 
 それにしても、この金額はすごい。翠はやると言ったらやる人だから、何か危ないことをしたのではと心配になった。親との溝の深さも思っていた以上だ。俺の不安を察したのか、翠が手を握ってきた。

「学生の頃から仕事してたし、コンペ出したり、会社に入ってからも別に仕事もして、あとは株とかいろいろやってきた。留学は諦めたし、海外旅行も行かなかった。それだけ。変なことはしてないよ」
「よかった」
「でも、このお金はいらない」
「お義父さんもいらないと思うよ」
「調べたんだ」
「名刺いただいたから」

 思ってみれば、翠のことを調べようとすら思わなかった。でも、もし調べていたら、うちの両親がぶっ飛んだかもしれない。そのくらい翠は由緒正しい家の出で、さらにお義父さんは実業家であり資産家だった。

「お義父さんとお義母かあさん、ずいぶん前に復縁したって」
「……」
「翠が帰ってこなくなってからお義母さん元気がなくなって、お義父さんが心配してる間に元鞘らしい。お義兄にいさんも離婚はしたけど、今はお義父さんと一緒に仕事をしてるって」
「そうなんだ」

 どうでもいいのか。耳に入るのすら嫌なのか、表情からは読み取れない。

「じゃあ、旅行行こうか?」 
「え?」
「今まで行けなかったんでしょ。だったら、これから行きまくろう」
「……」
「ああ、もちろん有希さんたちと女子旅でもいいけど」
「ううん。怜と行く」

 良かった。うれしくて、翠の手ごと俺の上着のポケットに突っ込む。

「前にも言ったけど、ご両親のことは翠の好きなようにすればいいよ」
「うん」
「でもひとつだけ言うよ」
「うん」
「例えば仕事で失敗したら、もう一度チャンス欲しくない?」

 翠は「私、失敗しないので」を地で行く人なんだけど、今は何も言わずに聞いてくれと願った。

「謝る機会すらもらえなかったら、相手のことを人間小さいなって思わない?翠は俺に何度もやり直すチャンスをくれたでしょ。お義父さんにもあげられないかな?」
「……」
「俺は絶対に翠の味方だから」
「……」
「ゆっくり考えるといいよ」

 空いてる手で髪を撫でて、一旦話を終わりにした。しつこいのは良くない。でも伊予丹でも見ようと入口に向かった時、翠から「わかった」と声が聞こえた。ホッとする。抱きしめたいなと手を伸ばそうとしたら……、翠は買い物モードに切り替わっていた。

「下着を買いたいからついてきて」

 エスカレーターを降りると腕を引っ張られた。翠は俺の返事を待ちもせず、レースでヒラヒラの布切れがぶら下がるピンク色のコーナーを進んでいく。

「えっ、ちょ……、ちょっと待って。俺、違う階見てるから」
「怜に選んでほしいの」

 翠のお気に入りらしいメーカーのコーナーに来た。他のコーナーに比べれば落ち着いた雰囲気だけど、それでも恥ずかしさはMAX。商品を直視できない。

「翠が着れば、どれでもかわいいよ」
「脱がせたいのをちゃんと選んで」

 これはきっと翠のストレス発散だ。これから自分は“父に会う”という困難に立ち向かわないとならないから、俺にも何かさせたいのだ。

「触ってみてね。手触りが違うから」

 公共の場で触れと言われてそのとおりにしたら、俺は変態なのではないだろうか?せめて翠に側にいてほしい。でも彼女はお店の人と話し始めていた。「こちらの新作が似合いそう」とか「夫が選んでくれるんです」という楽しそうな会話が聞こえてくる。

「翠」
「決まった?」

 これがいいと指差したそれを見て、翠は拍子抜けしていた。俺が選んだのは、乳白色のシルク製で装飾がないシンプルな物。ショーツは翠が履いているのを見たことがないTバックをリクエストした。

「体のラインが出る服の時にいいタイプだから、セクシーさは減るよ」

 古いヨーロッパ映画の女優っぽいのがいいと思ったんだけど。

「ガーターを合わせたら?セクシーになりますよ」
「そういえば持ってない。いいかも」
「いいのがあるのでお持ちしますね。試着してみてください」
「ぜひ。怜、持ってきて」
「おう」
「それはサイズが小さい」

 適当にひとつ取ったら怒られた。大きさはどんなだっけと、いつも触ってる感じに手に丸みをつけてセットしたら……、

「その手は嫌」

 あれだけ触ってもわからないんだねと呆れ、自分のサイズを後ろから引っ張り出した。そういえば、ヨーロッパの男は恋人に下着をプレゼントすると聞いたことがあるけど、どうやってサイズを把握しているのだろう。


 その夜。ベッドで携帯をいじっていると、翠が覆いかぶさってきた。

「見て」

 とんでもなくこぼれ落ちそうな谷間が俺の目の前に現れる。お店では恥ずかしくて試着室に見に行けなかったから、身につけた姿を見るのは初めて。予想以上にエロい。さっそく触ろうと手を伸ばしたら、ヒラリと交わされた。ベッドの脇に立ち上がって一回りして見せる。

「ありがとう。プレゼントしてくれて」

 女性物の下着の値段は驚きだ。男のパンツの何倍もする。でも、こうして喜んでくれるとたまらなかった。

 だから、組み敷いて抱きしめる。翠は俺が覆いかぶさって、全身を包み込まれるのが好き。嫌がられるほどキスをして、ゆっくり動かしてあげるとうっとりとした顔をする。しがみついてくるのがかわいいし、耳元で感じてる声を出されると悶えてしまう。そのうち中がキツくなり俺が耐えられなくなってくると、今度は翠が俺の口に吸い付く。ああ、柔らか……。

「今日は脱がさないでしていい?」
「う……ん」

 肩ひもをずらし、胸をブラから引きずり出し、布が少ないショーツはずらして挿入した。翠とは違って、俺はふたりが繋がってる様子を見るのが好きだ。人間はいろいろなコミュニケーション手段をもっているのに、最後に行き着くところはここだから。腰を引き上げて浮かせ、広げさせた脚の間で俺を飲み込む様子をジッと見つめた。

「そんなに見ないで……」

 恥ずかしそうに訴えられたけど譲らない。だって、見れば見るほど翠は喘いで溢れ出す。ちょっと体勢がきつそうなのは申し訳ない。

「苦しくない?」
「平気……。ああっ、やだぁっ……」

 大丈夫だとわかったら突きまくる。垂直に奥まで突いて一気に引き抜くたびに、グチャグチャに混ざった体液が溢れる。買ったばかりの下着の色が変わって肌に張り付き、翠はおしりやお腹の方まで濡らしていた。

「う……ん、うっあっ、はぁ、んん……」
「はっはっはっ。うっ、はぁはぁはぁはぁはぁ」
「れっ…い、ダメ、気持ち…い」

 声が出ているうちの翠はまだ余裕だ。やっとのことで呼吸をし、俺の存在を忘れ、ひとり快楽に浸っているような様子を見せるようにならないと。

 その域に達するまで、俺は丹念に腰を振り続けた。


 ■■■■■

 お義父さんに会ったのは、小早川家が贔屓にしている料亭だった。俺が間に入ろうかと提案したけど、知らぬ間に翠が手配を済ませていた。

 その料亭は昔のヨーロッパ大使の館を改築した建物で、俺も何度か来たことがある。和洋がミックスした雰囲気の中で味わう日本の料理。料理に詳しくはないけど、皿や料理の見せ方が格別に美しい。翠も好きなことは容易に想像できた。
 一家は料理長とのつきあいも長いようで、久しぶりに顔を見せた翠の好きな料理をどんどん作って、自ら運んできた。そして、結婚したことをとても喜び、夫である俺をももてなしてくれた。

 お義父さんが思い出話をしたり、俺のことを聞いたり。その間、翠は簡潔に返事をするだけで、次々と料理を平らげていた。普段、そんなに食べないくせに。でも来る前に、父親とどう接していたか忘れてしまったと言っていたから、今日の俺はフォローに徹する。翠が仏頂面をするたびに、背中をさすって和らげた。

「とてもきれいな打掛なんだよね」
「うん」
「そうか。怜くんのお母さんに申し訳ないな。ご挨拶もまだなうえ、そういうのはこちらで用意しないといけないのに」
「気にしないでください。母が勝手にしたことですから」
「そうは言っても、うちの母さんに文句を言われそうだ。翠、何か欲しい物はないのか?」
「特にない」

 即答……。翠はすんなり許したくない気持ちでいっぱいなのだろう。こういうことの解決には時間がかかる。だけど、俺に免じてお義父さんを許してあげてくれ。

「式と言うほど堅苦しくないご挨拶の場を設けますので、来ていただければ。ねっ、翠?」
「……うん」
「そうか。母さんが泣くだろうな」

 そういう言うお義父さんの目も潤んでいるように見える。よしよし、いい調子だぞ。そんなことを思っていると、急にお義父さんが改まった。

「怜くん」
「はい」
「私は翠をふつつかな娘だとは思わない。だけど、どうかよろしく頼みます」
「はい。こちらこそ、よろしくお願い致します」

 再び翠の背中に手を置いた。翠も察したらしく、一緒にお父さんに頭を下げた。

「翠。久しぶりに家に帰ってこないか。皆、喜ぶぞ」
「俺は行きたいな」

 嫌な沈黙になりそうだったから、先に声を出した。笑顔の俺を見る翠の目が「余計なことを」と言っていたけど気にしない。何もかもが穏便に済むよう導くのが俺の使命だ。

「わかった」


 こうして俺は初めて翠の実家に行くことになった。料亭の日と同じく、今日もスーツだ。翠は無理をしなくていいと言うけど、事後報告とはいえ結婚の挨拶に行くのだから当然だ。

 翠の運転で家に到着するなり、この装いが正しかったことを実感した。翠の実家は、俺たちのマンションから遠くない都心のさらに真ん中。しかも、よくもまぁこんな土地がと笑えるほどの豪邸だった。

 玄関でお義父さんに迎えられると、中からお義母さんとお義兄さんが出てきた。翠とも似ているけど、大雑把に言うと翠は父親似、お義兄さんは母親似だ。いずれにせよ、全員が美しい顔立ちをしていて、お義母さん以外は長身だった。

「怜さんはとても背が高いのね」

 自己紹介を済ませるとお義母さんが言った。長身家族の中でも俺が一番デカイ。お義兄さんも笑っていた。このお義兄さん、之浩さんというのだけど、翠から聞いていたとおりの人で少し困惑した。

「まだ二回しか話してないけど、お義父さんさ、本当は翠に会社を継がせたいんじゃないの?」
「う~ん。兄は本当にお坊ちゃん育ちなの。優しくて、おっとりしてて、人を疑わなくて。お茶や日舞みたいな伝統芸能方面はすごいんだけど、それ以外はそこそこで」
「そんな人が浮気したの?」
「がめつい女に騙されたんだって……」

 俺の方が年上だから見下してるとかではない。けど、お義父さんの会社は大丈夫なのか、少し心配だ。

 お茶でも飲みましょうと廊下の奥へ促されると、キラキラした目でこちらを見る人たちがいることに気づいた。

「翠さん、おかえりなさいませ」
「絢子さん……?」

 俺たちよりひと回り以上は上であろう女性に、翠が声を掛けた。それと同時に後ろからコーギー犬が三匹走ってくる。

「えっ……?チャイ?」
「はい。あいにくミルクはもういないのですが、この二匹はチャイの子ですよ」

 チャイも他の二匹も迷うことなく翠に駆け寄り、脚にまとわりついてジャレている。

「今でも翠さんの部屋でよく寝ているので、わかるのですね」

 飼い犬に覚えていてもらえたことがうれしいのか、翠はきれいなワンピースを気にすることなく床に座り込んで、犬の歓迎に応えていた。こんな風に子供っぽい翠を見るのは初めてかも。ずっと見ていたい。

「うちに一匹もらったら?」
「マンションじゃかわいそうだよ。十分にケアしてあげられないし」

 ごもっともだ。絢子さんと呼ばれた女性はその服装やふるまいから、この家のお手伝いさんなのだ。確認できただけでお手伝いさんは他にも何人か、いわゆる爺っぽい人もいる。

 長い廊下を歩きながら、俺たちと犬だけになった時、翠に気になっていたことを聞いた。

「あのさ」
「ん?」

 犬と一緒だからか、もう落ち着いたのか、翠から手を繋いできて楽しそうにしてる。

「この家出るまで、家事したことなかったでしょ」

 ちょっと意地悪に言ってみた。だって、俺のことを散々言ったくせに、自分なんかお手伝いさん付きの家育ち。さらに俺は忘れはしない。

“あなたとは住む世界が違うから、つきあうのも結婚も嫌”

会った頃、俺は翠にこう言われてフラれ続けた。なのにフタを開ければ、住む世界が違うのは俺の方。

 都合の悪いことを言われた翠は、むくれた顔で俺を睨む。降参か?とワクワクしていたら、

「もう、お弁当作らないからね」

 手を振りほどかれた。

「シャツもシワシワのまま着てね」

 犬だけ連れて、どんどん歩いて行ってしまう。

(あーもー)

 追いついて抱きついて、肩越しに頰にキスをした。「ごめん」と謝って、今度は唇を引き寄せる。場所柄、あまり深く求めると嫌がりそうだから、軽く味わっただけで離した。

「連れてきてくれてありがとう。翠の家族に会えてうれしいよ」

 これは本心だ。肩を引き寄せたら、翠は頭を預けてきた。もう少しイチャイチャしたい。

 だけど、我慢してよかった。後で翠から、廊下でキスしていたことをお手伝いさんたちに見られていたと聞いたから。

 俺は庶民だ。お手伝いさんがいる家になんて、絶対に住みたくない!
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