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行動編

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という訳で、次の日。
この世界に来て3日目。まだ慣れないなぁ。
身支度をして朝食を取る。

図書室に来てみた。
当たり前だけど本いっぱい。うわあー
厚い本ばっかだーすげー
え!? 2階(?)もある!
え、絶対本の数エグいじゃん!?
流石貴族...金あるなぁ...
にしても綺麗に揃っているなぁ
背表紙が綺麗...
あっちの世界の家にあったあの本棚もこんなに綺麗に整頓できていたら良かったなぁ...
あ...本と言えば... ... 
うわあああああぁぁぁ...
 やっぱり処分しとけば良かったよぉぉぉぉ...
やってしまったぁぁぁぁ...
誰か私の本処分してくんないかぁ...もうあっちの世界にはいないけど...見て気持ちの良いものでは...(一部の人を除外して)
うわぁ...
諦めた。取り敢えず本探そー。
まず地理から。
地理、地理っと...
~約1分後たって~
ゼェハァ、ゼェハァ...
面白そうな物語がいっぱい...
じゃなくて、、、地理の本見つけなきゃ...
※当たり前ですが図書室は走ってはいけません
~5分後~
本が見つからなーーーーーーーい!!!
この図書室の何処に有るの?
大きすぎん?探せない...
まとまってるのはまってるけど...
すぐ見つかるって考えていた私が馬鹿だったのかも...
見つかるまでとりあえず探して見よう!
もう1度、本棚の中から目標の物を見つけるまで探してみる。さっきよりもしっかり1段1段。しっかり見て確認した。そしてついに...
あっっっっっったーーーー!!!!
やったーーー!!!
....というか確認不足だったね。完全に。
初めっからしっかり1段1段確認して行くんだった...
さて、見つかったし読もう。
この図書館には本の閲覧用に作られたと思うテーブルと椅子があった。このテーブルと椅子のデザインは現代で言うアンティーク調。茶色のテーブルは貴族の気品を感じさせるようなデザイン。普通に飾り物になりそう。椅子は茶色。どちらも茶色なのは図書館の壁紙が茶色だからだと思う。図書館専用に作られたテーブルと椅子なのかもしれない。流石貴族。
そして少し高いテーブルが1つに椅子が4つ。それより少し小さなテーブル。こちらも椅子は4つ。
大人用と子供用に作られたのかもしれない。そう思うような高さ。私は当然身長が低いお子様なので小さい方を使う。
丁度いい硬さのクッションがついてる。座り心地めっちゃいい。この椅子だったらずっと本読める。
集中力が続く限り。
さぁ、読もう。
そう思ったその瞬間
何かが動いたような低い音が静かな図書館に響いた。
それは誰かの訪れを告げた。
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