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「雪、雪なのか!!!」

行動で完全に雪だって、把握した。

俺を見ている時の顔が全く同じだったから。

目をきらきらと輝かせて、尻尾は付いてないけど、ぶんぶんといつも振ってくれる尻尾が目に見えたんだ。

「うん!!祐也!!お腹空いた!!」

今まで、俺に懐いてくれていた理由、やっぱご飯が食べたいからなのか!?

すりすりとしてくる、見た目成人男性の男に戸惑ってしまう。

だけど雪が俺に甘えてきてくれると考えるとなんとも可愛らしく思っていて。

ぽんぽんと、雪を撫でてやったのだった。
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