4 / 116
血に染まる百合と私の出会い
1-4 リベンジ準備
しおりを挟む
血まみれで倒れる少女とその前に一人の女性。
「酷くやられたね、生きてるか?」
タバコの煙を吐きながら細身の女が言う。
長い髪をポニーテールに纏め、白いシャツに黒いスラックス、高い身長もあってとてもスタイリッシュに見える。この人が私の恩人でもあり色んな事のセンセ。
「せ・・んせ・・・、残党・・しかも鎧殻持ちなんて・・聞いてないんですけど・・」
全身の痛みの中、なんとか口を開いた。
「いや、すまなかった、あいつらは恐らくあの施設の責任者、蛇原と雇われの護衛、"豪腕のグレゴリオ"今日この国に戻ってきたらしい」
「へへっ・・ぐろ・・ごりら??アイツ、外国人なの?」
「知らん、国籍は不明だ、軽口を叩ける位なら大したことなさそうだな」
「まあ・・普通の人なら多分・・・半分ミンチだったんじゃないかな、私でも左腕は暫く使えなさそう・・。てか"アレ"早くくれないと死ぬかも」
「ああ、キメたら直ぐ動けるか?」
センセは私の口に棒付きの透明のキャンディを突っ込んだ。私専用の元気の源、ドーピング。
「うん、左腕はまだ使えないけど」
そう言って立ち上がる、全身血だらけだがキャンディのおかげでもう左腕以外は傷が塞がり始めている。
私は昔の実験の影響で普通の人より頑丈な体になっていた。そのお陰で只の女の子の私でもセンセのお仕事で一緒に戦えるし悪い奴らを殺せる。更に特定の成分と薬物を口にすると暫くの間、身体能力が著しく向上する。
このキャンディは私専用にセンセが用意してくれたパワーアップアイテムなのだ。違法なお薬とかも結構入っているらしいけど。
「こっちの施設は壊滅させたが、まさかあの子1人の為に鎧殻持ちまで連れてくるなんてな、あの子は一体・・」
「でもみーちゃん、お風呂で全身見たし、暫く一緒にいたけど変わった所なかったよ?」
「ふむ、まあそんなことより」
「だね、さっさと救出作戦開始しよう! 可愛い女の子にミサイルみたいなパンチぶち込んだあのゴリラと、みーちゃん物扱いした糞モヤシ野郎をぶち殺せ!」
「今回の件は私も落ち度がある、好きなだけ装備も支給する、奴らの相手も引き受けてもいいが」
「ん、大丈夫! 丸腰じゃなかったらあんな奴らちょちょいのちょいよ! それに!私直々にぶっ殺さないと気がすまないよ!」
「分かった、だがサポートには入ろう、雑魚がいれば引き受ける」
「OK! あれ?でもみーちゃんの居場所分かるの?」
「お前があの子に渡した服に発振機が取り付けてある、流石に鎧殻の電波妨害も戦闘時に起動していないと機能しないようだな、ここから近い海沿いの倉庫地帯に向かっている」
「抜け目ないね、ん? なんで電波妨害の事知ってるの?」
「30分ほど前にその発振機の反応が消えたからな
直ぐに私はここに向かって、ハルに情報収集と追跡を任せた」
ハルさんはセンセの相棒みたいな人でお仕事でいろんな事をサポートしてくれてる、私もとってもお世話になってる頼れるお姉さん。早くみーちゃんにも紹介してあげなくっちゃね。
「さっすがセンセ!」
「鎧殻の一撃貰って30分で目が覚めるお前の方が流石だよ、装備はフルセット車にある、行くぞ」
「了解!」
もうキャンディも舐め終わる、左腕以外はもう出血も痛みもない。左腕は・・・まあ必要ないだろう。
普段のお仕事の装備は必要最低限。この国で武器を入手するのはとても難しいので節約生活なのだ、キャンディも使い過ぎは体に悪い。
なので普段の仕事は内容でセンセが最低限の装備を支給してくれる。(とってもケチ!武装したヤクザの事務所襲撃にナイフ1本ってコスパ求め過ぎでしょ!!)
だけど! 今夜の私はフルアーマーよ!
覚悟しなさい!ゴリラとモヤシ!
「真っ赤に染めてぶち殺す」
夜空に呟いてセンセの乗ってきた車に乗り込んだ。
「酷くやられたね、生きてるか?」
タバコの煙を吐きながら細身の女が言う。
長い髪をポニーテールに纏め、白いシャツに黒いスラックス、高い身長もあってとてもスタイリッシュに見える。この人が私の恩人でもあり色んな事のセンセ。
「せ・・んせ・・・、残党・・しかも鎧殻持ちなんて・・聞いてないんですけど・・」
全身の痛みの中、なんとか口を開いた。
「いや、すまなかった、あいつらは恐らくあの施設の責任者、蛇原と雇われの護衛、"豪腕のグレゴリオ"今日この国に戻ってきたらしい」
「へへっ・・ぐろ・・ごりら??アイツ、外国人なの?」
「知らん、国籍は不明だ、軽口を叩ける位なら大したことなさそうだな」
「まあ・・普通の人なら多分・・・半分ミンチだったんじゃないかな、私でも左腕は暫く使えなさそう・・。てか"アレ"早くくれないと死ぬかも」
「ああ、キメたら直ぐ動けるか?」
センセは私の口に棒付きの透明のキャンディを突っ込んだ。私専用の元気の源、ドーピング。
「うん、左腕はまだ使えないけど」
そう言って立ち上がる、全身血だらけだがキャンディのおかげでもう左腕以外は傷が塞がり始めている。
私は昔の実験の影響で普通の人より頑丈な体になっていた。そのお陰で只の女の子の私でもセンセのお仕事で一緒に戦えるし悪い奴らを殺せる。更に特定の成分と薬物を口にすると暫くの間、身体能力が著しく向上する。
このキャンディは私専用にセンセが用意してくれたパワーアップアイテムなのだ。違法なお薬とかも結構入っているらしいけど。
「こっちの施設は壊滅させたが、まさかあの子1人の為に鎧殻持ちまで連れてくるなんてな、あの子は一体・・」
「でもみーちゃん、お風呂で全身見たし、暫く一緒にいたけど変わった所なかったよ?」
「ふむ、まあそんなことより」
「だね、さっさと救出作戦開始しよう! 可愛い女の子にミサイルみたいなパンチぶち込んだあのゴリラと、みーちゃん物扱いした糞モヤシ野郎をぶち殺せ!」
「今回の件は私も落ち度がある、好きなだけ装備も支給する、奴らの相手も引き受けてもいいが」
「ん、大丈夫! 丸腰じゃなかったらあんな奴らちょちょいのちょいよ! それに!私直々にぶっ殺さないと気がすまないよ!」
「分かった、だがサポートには入ろう、雑魚がいれば引き受ける」
「OK! あれ?でもみーちゃんの居場所分かるの?」
「お前があの子に渡した服に発振機が取り付けてある、流石に鎧殻の電波妨害も戦闘時に起動していないと機能しないようだな、ここから近い海沿いの倉庫地帯に向かっている」
「抜け目ないね、ん? なんで電波妨害の事知ってるの?」
「30分ほど前にその発振機の反応が消えたからな
直ぐに私はここに向かって、ハルに情報収集と追跡を任せた」
ハルさんはセンセの相棒みたいな人でお仕事でいろんな事をサポートしてくれてる、私もとってもお世話になってる頼れるお姉さん。早くみーちゃんにも紹介してあげなくっちゃね。
「さっすがセンセ!」
「鎧殻の一撃貰って30分で目が覚めるお前の方が流石だよ、装備はフルセット車にある、行くぞ」
「了解!」
もうキャンディも舐め終わる、左腕以外はもう出血も痛みもない。左腕は・・・まあ必要ないだろう。
普段のお仕事の装備は必要最低限。この国で武器を入手するのはとても難しいので節約生活なのだ、キャンディも使い過ぎは体に悪い。
なので普段の仕事は内容でセンセが最低限の装備を支給してくれる。(とってもケチ!武装したヤクザの事務所襲撃にナイフ1本ってコスパ求め過ぎでしょ!!)
だけど! 今夜の私はフルアーマーよ!
覚悟しなさい!ゴリラとモヤシ!
「真っ赤に染めてぶち殺す」
夜空に呟いてセンセの乗ってきた車に乗り込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話
穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。
日本国 召喚獣管理省 関東庁 召喚獣総合事案即応科。
wakaba1890
ファンタジー
召喚獣。
それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。
初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。
そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。
また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。
そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。
そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。
そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる