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皆で潜入オークション
7-6 戦闘“地下駐車場”①
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◆ 展望フロアを唯牙が吹き飛ばす十数分前
凛々奈とみいなは唯牙と別れてエレベーターに乗って地下を目指していた。
「みーちゃん、私の側から離れちゃだめだよ」
凛々奈はハンドバッグの中から拳銃を取り出してマガジンを確認している。
「はい・・・でもこんな事になるなんて・・・」
「大丈夫、とりあえずの目的は爆弾を止める事だから、最悪それだけなんとかして逃げちゃってもいいし、ちゃちゃっと片付けて帰ろう」
凛々奈は確認した拳銃をバッグに入れると今度はナイフを取り出す。そしてそのナイフで膝下まであるドレスのスカートに切れ込みを入れる。太腿まであるスリットが出来た。
「ちょっ!! 凛々奈さん!?」
「ん? 動き辛かったから」
「い! いけません! 」
チラリと見える太腿を赤面しながらみいなが見ていると、甲高い音と共にエレベーターのドアが開いた。その向こうは明かりの一つも点いていない真っ暗な闇が広がっている。
「なに? サプライズかしら?」
警戒しながら二人はエレベーターから出る。ドアが締まりだし暗闇に射し込んでいたエレベーターの明かりがどんどん小さくなっていく。そして完全な暗闇になったとたんに二人の正面20m程離れた所がライトアップされた。
「おおー! 来てくれた来てくれた!」
「楽しい夜になりそうだね!」
光の中に二人の少女が仁王立ちして凛々奈達を見ていた。声と髪型から先程のステージでアシスタントをしていた二人だと分かる。しかし派手な仮面とバニーガールの衣装ではなくなっており、少し大きめのお揃いのパーカーとミニスカートを身に着けて年頃の可愛らしい服装になっていた。
「爆弾と停止装置はこれだよ!」
綺麗な薄緑色のショートカットの少女が後ろを手で示す。そこには大きなボタンのついた機械とダイナマイトの絵が描かれた大きな箱がある。
「ふっふっふ、だけどこれが欲しかったら私達の屍を超えて行きなさい!」
横にいた艷やかに輝く腰まである黄色の髪をツインテールに纏めた少女が自信に溢れた表情でいう。
「あんたらいったい何が目的なのよ、わざわざそんな爆弾なんか用意しちゃってさ」
凛々奈がみいなを背に隠して1歩踏み出す。
「知りたかったら私達を倒してみる事だねぇ、凛々奈さんだったっけ?」
緑髪の少女がにやりと笑って言う。
「そうね、度を超えたイタズラをするガキ共はしっかり躾けてあげなくちゃ」
バッグからナイフと拳銃を取り出す。
「私がライカ=フードゥルヴェント! 楽しませてね! お姉さん!」
黄色の髪の少女が両手を上げるとその体の周りにビリビリと輝く閃光が迸る。
「フーカ=フードゥルヴェントだよ! ぼく達についてこられるかな~?」
緑髪の少女は両手を広げると彼女のパーカーとミニスカートがふわふわと揺らめきだす。
「双子・・・ですかね?」
凛々奈の後ろから様子を見ていたみいなが二人を見て言う。 仮面を外した彼女達の顔を見ると気の強そうなライカとおっとりとした雰囲気を感じるフーカ。少し目付きが違うが二人はとても良く似た顔をしていた。
「・・・・姉妹揃って能力に目覚めるなんて運がいいのか悪いのか、目的は分からないけど殺りあおうってんなら相手になるわ」
凛々奈はバッグからピンク色のキャンディを取り出して口に入れた。ゆっくりと彼女の髪が白く染まっていく。
「でもなんだか・・・ あの子達、嫌な感じがしないです・・・」
みいなは小さく呟くがその声は凛々奈には届いていなかった。
「お仕置きの時間だよちびっ子共!」
凛々奈はフーカとライカに向けて走り出した。
「よっし!! いくよフーカ!!!」
「おっけい!! ライカ!!!」
「「ショータイムだ!!!」」
二人が叫ぶと駐車場の明かりが点き三人の戦いのステージが現れた。
凛々奈とみいなは唯牙と別れてエレベーターに乗って地下を目指していた。
「みーちゃん、私の側から離れちゃだめだよ」
凛々奈はハンドバッグの中から拳銃を取り出してマガジンを確認している。
「はい・・・でもこんな事になるなんて・・・」
「大丈夫、とりあえずの目的は爆弾を止める事だから、最悪それだけなんとかして逃げちゃってもいいし、ちゃちゃっと片付けて帰ろう」
凛々奈は確認した拳銃をバッグに入れると今度はナイフを取り出す。そしてそのナイフで膝下まであるドレスのスカートに切れ込みを入れる。太腿まであるスリットが出来た。
「ちょっ!! 凛々奈さん!?」
「ん? 動き辛かったから」
「い! いけません! 」
チラリと見える太腿を赤面しながらみいなが見ていると、甲高い音と共にエレベーターのドアが開いた。その向こうは明かりの一つも点いていない真っ暗な闇が広がっている。
「なに? サプライズかしら?」
警戒しながら二人はエレベーターから出る。ドアが締まりだし暗闇に射し込んでいたエレベーターの明かりがどんどん小さくなっていく。そして完全な暗闇になったとたんに二人の正面20m程離れた所がライトアップされた。
「おおー! 来てくれた来てくれた!」
「楽しい夜になりそうだね!」
光の中に二人の少女が仁王立ちして凛々奈達を見ていた。声と髪型から先程のステージでアシスタントをしていた二人だと分かる。しかし派手な仮面とバニーガールの衣装ではなくなっており、少し大きめのお揃いのパーカーとミニスカートを身に着けて年頃の可愛らしい服装になっていた。
「爆弾と停止装置はこれだよ!」
綺麗な薄緑色のショートカットの少女が後ろを手で示す。そこには大きなボタンのついた機械とダイナマイトの絵が描かれた大きな箱がある。
「ふっふっふ、だけどこれが欲しかったら私達の屍を超えて行きなさい!」
横にいた艷やかに輝く腰まである黄色の髪をツインテールに纏めた少女が自信に溢れた表情でいう。
「あんたらいったい何が目的なのよ、わざわざそんな爆弾なんか用意しちゃってさ」
凛々奈がみいなを背に隠して1歩踏み出す。
「知りたかったら私達を倒してみる事だねぇ、凛々奈さんだったっけ?」
緑髪の少女がにやりと笑って言う。
「そうね、度を超えたイタズラをするガキ共はしっかり躾けてあげなくちゃ」
バッグからナイフと拳銃を取り出す。
「私がライカ=フードゥルヴェント! 楽しませてね! お姉さん!」
黄色の髪の少女が両手を上げるとその体の周りにビリビリと輝く閃光が迸る。
「フーカ=フードゥルヴェントだよ! ぼく達についてこられるかな~?」
緑髪の少女は両手を広げると彼女のパーカーとミニスカートがふわふわと揺らめきだす。
「双子・・・ですかね?」
凛々奈の後ろから様子を見ていたみいなが二人を見て言う。 仮面を外した彼女達の顔を見ると気の強そうなライカとおっとりとした雰囲気を感じるフーカ。少し目付きが違うが二人はとても良く似た顔をしていた。
「・・・・姉妹揃って能力に目覚めるなんて運がいいのか悪いのか、目的は分からないけど殺りあおうってんなら相手になるわ」
凛々奈はバッグからピンク色のキャンディを取り出して口に入れた。ゆっくりと彼女の髪が白く染まっていく。
「でもなんだか・・・ あの子達、嫌な感じがしないです・・・」
みいなは小さく呟くがその声は凛々奈には届いていなかった。
「お仕置きの時間だよちびっ子共!」
凛々奈はフーカとライカに向けて走り出した。
「よっし!! いくよフーカ!!!」
「おっけい!! ライカ!!!」
「「ショータイムだ!!!」」
二人が叫ぶと駐車場の明かりが点き三人の戦いのステージが現れた。
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