背後に注意を

響影

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「ちょっと待て!早まるな!、!」
俺は奴から必死に逃げていた。

数分前……

「お腹いっぱいだーーーー」
食べた後、奴はなにをするでもなく俺を眺めていた。だから、暇で暇で仕方がない。

ただただ眺められるのは嫌なので話題をふることにする。
「お前らスレンダーマンって子供攫ってなにするの?」

さっき気になったことをぶつけてみる。俺はもう怖い物なしだった。

「すれんだー、?子供さらう??」

スレンダーマン本人は訳のわからない顔でこちらを見つめてくる。

「お前、スレンダーマンだよな?子供を攫って喰らうんだろ?」

さらに奴の頭にはてなが増えた気がする。

「俺はライムって言う。子供攫ったことないよ。結季だけ。」

スレンダーマンにも名前とかあったんだなと感心する。

「………ライム、」

なんとなく奴の名前を口に出す。

奴の顔の周りに花が飛んでいる気がする…

「結季!もう一回!もう一回呼んで!」

なんだかこんな反応されると恥ずかしい。

「………………ライム。?」

さっきまで黒かった世界が白に変わる。なんでだ?奴の感情と同期しているのか?

「俺、結季のお世話ちゃんとするね。長生きしてね」

ライムが俺の頭を撫でる。なんかペットになった気分だ。

「お世話!忘れてた!」

ライムが俺を持ち上げて自身の肩に担ぐ。お世話?なんのことだろうか??
ライムに持ち上げられたと思うとバサっと音がして一気に下半身がスースーし出す。

なにが起こった???
俺は後ろを振りかえろうとしてジタバタと暴れる。するとライムは俺を下ろし次はブレザーを剥ぎ取った。
人に服を脱がされる流れに俺はすっごい既視感があるような気がした。嫌の予感がして、ライムの腕の届かない所へと後ろに下がる。


冒頭に戻る……

奴は長い舌で舌なめずりをしながら追ってくる。

「結季、ちゃんと抜かないとダメだよ?」

なにを!?
抜くといえば、多分そう言うことなのだろう。

「待て、そのお世話は一人でできる!!!」

「でも、見てた。結季には性行為が必要。」

見てたって、あの時のおまじないか?志麻のやつめ、全然厄除けのおまじないになってないじゃないか。そう怨みを思い浮かべてハッとする。ん??志麻って誰だ…?志麻は大事な人物だった気がするが思い出せない。なんでだろう。

「捕まえた」

しまった、考え事をしていたら謎に床から生えてくる触手を避け切らないまま捕まってしまう。

「大丈夫、怖くないよ。俺ね、こういうのは得意だから」

奴の背後で触手がうねうねと暴れている。

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