となりの町のロン

ヨイツ

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出会い

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ゴロゴロどかーん。その音は一瞬にして町を潰した。それは、1942年に起きたボスリア戦争中の出来事である。
僕はマークトリック・ジョージ。ジョージア州のアトランタに住んでいる十一歳の男の子。僕は近くのストラータ小学校に通っている。僕には友達がいない。だから毎日僕は母の手伝いをしている。1番の楽しみはアトランタにあるハイ美術館に行って絵画を鑑賞することだ。
そして、ことは急に起こった。そう、ボスリア戦争だ。今までは一時冷戦状態だったはずだがブラジルが仕掛けてきたのだ。ワシントンにクラスター爆弾を投下してきたのだ。被害はとてつもなく大きかった。これに対してアメリカはすぐにアマパー州に原子爆弾を投下しボスリア戦争はさらに悪化した。
その頃、僕の町アトランタではなにもなかったかのようにみんな学校へ向かっていた。僕は行きの途中担任のショート・ブラウン先生が車で学校と反対の方向へ行くのが見えた。僕は少し不思議に思った。今から授業があるのになぜ学校と逆の方向へ向かうのか?
その事情は朝の学校の集会でわかった。副担任のミカルート・ヴォン先生が説明してくれた。
「本日からこの学校に勤めていた男の先生は国のためとして働くため軍隊に入ることになりました。なのでこれからは女性の先生が教えることになりました。皆さんわかりましたか?」と言うと みんな悲しそうに
「はい・・・」と返事した。
僕は悲しかったので集会場に一人残った。
「ブラウン先生・・・」と呟くと後ろからカタカタと足音が聞こえてきたので振り返るとヴォン先生が僕の方へ向かって来て僕に言った。
「悲しいのはみんな一緒だよ。この小学校以外にも国の為として軍隊に入っている男性の先生もたくさんいるのだよ。それはもちろん私たち女性の先生達だって悲しいし、ブラウン先生だってみんなに会えなくて悲しいと思うよ。」
僕がうなずくと先生は僕の手を握って「教室に戻ろう」と言い教室へ戻った。
みんなまだ悲しい顔を浮かべていた。
その日の授業はとても長く感じた。授業が終わり帰りの支度をしているとヴォン先生がみんなに連絡を伝えた。
「急きょですが来週にオーガスタのマルタルタ小学校と交流会が行われます。忘れ物をしないようにしてください」と。
オーガスタは僕が住むアトランタの隣の町である。

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暗闇に包まれたかのような一週間が過ぎた。
幸いこの一週間に大きな出来事はなかった。そして交流会は予定通り行われることになった。今回は僕たちの学校がマルタルタ小学校に行くことになっている。僕は学校に着くとすぐにバスに乗った。もちろん一人で。
バスは出発しどんどん進んでいった。乗車中、みんなは楽しそうに話をしていたが僕は誰とも話さずにいた。バスが進むにつれ僕は緊張してきた。なぜなら僕は人見知りで初めて会う人とすぐに馴染めないタイプだからだ。約一時間でマルタルタ小学校に着いた。
到着するとバスを降りて体育館へ向かった。そこにはもう現地の生徒がいた。全員がそろうと先生達は説明をした。僕は特に内容を覚えてないけど集合の時間だけはしっかりと聞いた。そして交流会は始まった。みんなは早くも楽しそうに遊んでいる。しかし僕は緊張のあまりトイレに行きたくなった。僕はそこでいい考えを思いついた。トイレにずっといれば他校の子と会わずに済むと。しかしその考えは上手くいかなかった。なぜなら知らない子がトイレに来てしまったからだ。僕は慌てて手を洗っている風にして一回も目を合わせずにササっとトイレを出た。
それから僕は最初に集まった位置に戻ろうとしたら一人の男の子が座っていた。僕は気づかれないように静かに座った。その状態がしばらく続くとヴォン先生が来て僕に言った。
「あれ、遊ばないの?」と。
僕は正直に答えた。
「初めて会う人と話すのが苦手で」
すると先生は一人の男の子のところに行って同じ質問をした。
「僕も初めて会う人と話すのが苦手で」と男の子は答えた。
そしたら先生は男の子の手を握って僕の方へきた。
「二人で遊びなさい。二人なら共感できるものがあると思うから。さあ、自己紹介して
ジョージ君から先に」と強引に言われたので
「ぼくの名前はマークトリック・ジョージです。よ、よろしくお願いします。」僕は少し息詰まりながらも自己紹介をした。今度は男の子が言った。
「僕はパドリー・ロン。ロンって呼んでね。よろしくお願いします。」
どうやらロン君も緊張しているように見えた。
自己紹介を終えるとヴォン先生が「あと時間が少ししかないからね」と言ったので僕はロンに話しかけた。
「何して遊ぼうか?」
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