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リアムの後悔
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俺がローレン家に仕えるようになった─ヴァイオレット様に出会ったのは忘れもしない、雨が降る夜だった。
俺は産まれてすぐに生みの親に見捨てられ、孤児として修道院で育った。
「赤子の時に修道院の前に捨てられていた。お前は親にとって要らない子供だったのだよ。」
これは当時、修道院にいた司祭がまだ幼い僕に向けて吐いた言葉であった。それは今でも大きなトゲとなって心の奥深く刻み込まれている。
その育った修道院を出る事になったのは6歳かそこらになる頃だった。
司祭が修道院にいる子供を次々と奴隷商や貴族に売っていることは子供ながらに感づいていた。そしてついに俺にもその時が来たのだ。
貴族に買われれば少しはマシな生活ができるかと考えていた俺の思いを裏切るかのように、売られた先は奴隷商だった。
逃げ出す機会なんて今までいくらでもあったのに。
なのに逃げ出さなかったのは、いつか僕を捨てた両親が迎えに来てくれるかもしれないと幻想を抱いてここに留まったからに違いない。
『俺は邪魔な子供なんかじゃない。きっと両親は何か理由があって一時的にこの修道院に預けたんだ。』
あの頃の俺はそう強く信じていた。願っていた。
だが実際には売られる日になるまで両親が迎えに来ることは無かった。
その日、司祭から夕餉を済ませた後に修道院の西口に来るよう言付けがあった。ついに奴隷として売られてしまう事を察した俺は、怖くなって修道院から逃げ出したのだ。
行き場所の失くした俺は途方もなくひたすら走り続け、気づけばどこかの歓楽街にたどり着いていた。
冷たい雨が降り始め、自身の体に降り注ぐのを感じながら寒さに震えた。歓楽街の明るさや喧騒は幼い俺にとって、恐怖と絶望を増幅させるだけだった。
ドンッ
「いってぇな!クソガキ!」
飲み屋から出てきた男と体がぶつかってしまう。その勢いで尻餅をついた僕の胸倉を男に思いきり掴まれ体が宙に浮いた。
「オイ!聞いてるのか?!お前のせいで俺の一張羅が台無しじゃねえか!!」
息が詰まるような苦しさに、小さな手で酔っ払いの手を振りほどこうと必死に足掻いたが力が及ばない。
男の息のアルコール臭さに顔を歪める。
「何だその目は?!」
歪めた俺の顔が気に触ったのか、その男が拳を握りしめ僕の顔をめがけて振り落とそうとする。その後にくるであろう衝撃に目を閉じたその時…
「何をしてる!その手をはなせ!」
柔らかい口調だが高めのよく透き通る声が路地に響き渡った。
僕は声のした方角に顔を向け恐る恐る瞼をもちあげる。
そこには僕と同じ年くらいの小奇麗な威厳をもつ少年と、その後ろに護衛として控える2人の騎士がいた。
見るからにどこかの貴族の子供である少年を前に分が悪いと酔いの冷めない頭でも理解したのか、酔っ払いの男は僕を掴んでいた手を離し逃げるように立ち去って行った。俺はそのまま地面に倒れ込み、咳きこみながら呼吸を整える。
「大丈夫?ケガはない?」
駆け寄ってきた少年に視線を向けると、先程までぼんやりとしか視界に入っていなかった少年の顔が月明かりの下ではっきりと輪郭を現す。少年は今にも泣きだしそうな悲しげな表情で微笑んでおり、その目には温かさと優しが宿っている。
「ありがとう…ありがとうございます。」
俺が辿々しく礼を述べると少年は俺の手を取り、自身のその小さな手で精一杯包み込むように握ってきた。
「君の名前は?」
「リ、リアム…」
一瞬躊躇したが素直に答えた。
「そうかリアムって言うんだね!僕の名前はヴァイオレット。君が良ければ僕の従者になってくれないか?」
その言葉に驚きを隠せず大きく目を見開いた。
俺が従者?明らかに相当な身分をもった少年からの提案に夢のような話だと思った。だがヴァイオレットと名乗る少年の眼差しから嘘偽り無い提案だとその時の俺は感じ取った。
「本当に…俺を助けてくれるの?」不安げ尋ねる。
ヴァイオレットは握っていた手に力を加え、力強くうなづいた。
「ああ、約束するよ。君はもう一人じゃない。」
俺はその言葉に涙が溢れ出た。それは不安だった気持ちからの安堵の涙なのか。今まで味わったことのない温かさと優しさに包まれ、生まれて初めて心から安心感を覚えた。雨の冷たさも、歓楽街の喧騒も、今はもう遠い過去のように気にならない。
「改めて、君が行くところが無ければ公爵家で働いてほしい。僕の従者として、君の力を貸してほしいんだ。」
「俺が公爵家で?」
身分が高いとは思ったがまさか公爵家とは…
「そうだ。君を助けるためでもあるけど、君はきっと僕を支えてくれるかけがえの無い人になると感じている。ぜひ一緒に来てほしい。」
俺は深く息を吸い込み、ヴァイオレットの手を握り返した。
「はい、よろしくお願いします。公爵家で働かせて下さい!」
俺にとってヴァイオレット様とのこの出会いはまさに運命を大きく変える始まりだった。
*
あの夜の出会いから数年が経ち、俺は血の滲む努力を経てヴァイオレット様の従者として仕えていた。お互いに信頼し合い兄弟のような絆を築けたと日々のやり取りから感じている。
そんな公爵家での生活に馴染んできていたある日、公爵家の屋敷に暗い影が落とされた。
卒業パーティーに向かったヴァイオレット様が婚約者である王太子に謂れの無い罪を着せられ、婚約破棄をされたのだ。そしてそのまま国外追放となり、その道中で盗賊に襲われ命を落としたという報せが公爵家に届いた。
その衝撃の事実に、まるで心臓を鷲掴みにされたような痛みを覚え、信じられないとその場に立ち尽くした。
「嘘だ、そんなはずがない…あのヴァイオレット様が死ぬなんて」
俺の胸中は言いようのない苦しみと後悔が渦巻いていた。頭の中にはこれまでのヴァイオレット様との思い出が次々に浮かび上がり、より胸を締め付ける。初めてヴァイオレット様と出会った雨の夜、ヴァイオレット様と共に過ごした日々の温かさ。そのすべてが、今は痛みを伴う記憶となっていた。
「ヴァイオレットさま…なぜ、なぜ私はあの場にいなかったんだ!」
後悔と自責の念に駆られる。
ヴァイオレット様をお守りすることが自分の使命とわかっていたのに、彼のお側を離れていたことで、その決定的瞬間に助けることができなかった。
『もし、あの場にいたら…ヴァイオレット様のお悩みに気づけていたら…助けられたのではないか?』夜が幾度も訪れるたび俺は何度も自問自答を繰り返した。
ヴァイオレット様の死は俺にとって耐え難い喪失であった。心が深い闇で包まれたかのように、何をしてもその痛みが和らぐことは無い。
「ヴァイオレット様、私は約束します。次の世では必ず貴方の側を離れません。今度こそ絶対に…守ってみせる」
こうして俺はヴァイオレット様との再開を信じて残りの生を歩むことを決意し、その心の奥深くにヴァイオレット様との記憶と絆を永遠に刻み込んだ。来世で再び巡り会うその日まで。
俺は産まれてすぐに生みの親に見捨てられ、孤児として修道院で育った。
「赤子の時に修道院の前に捨てられていた。お前は親にとって要らない子供だったのだよ。」
これは当時、修道院にいた司祭がまだ幼い僕に向けて吐いた言葉であった。それは今でも大きなトゲとなって心の奥深く刻み込まれている。
その育った修道院を出る事になったのは6歳かそこらになる頃だった。
司祭が修道院にいる子供を次々と奴隷商や貴族に売っていることは子供ながらに感づいていた。そしてついに俺にもその時が来たのだ。
貴族に買われれば少しはマシな生活ができるかと考えていた俺の思いを裏切るかのように、売られた先は奴隷商だった。
逃げ出す機会なんて今までいくらでもあったのに。
なのに逃げ出さなかったのは、いつか僕を捨てた両親が迎えに来てくれるかもしれないと幻想を抱いてここに留まったからに違いない。
『俺は邪魔な子供なんかじゃない。きっと両親は何か理由があって一時的にこの修道院に預けたんだ。』
あの頃の俺はそう強く信じていた。願っていた。
だが実際には売られる日になるまで両親が迎えに来ることは無かった。
その日、司祭から夕餉を済ませた後に修道院の西口に来るよう言付けがあった。ついに奴隷として売られてしまう事を察した俺は、怖くなって修道院から逃げ出したのだ。
行き場所の失くした俺は途方もなくひたすら走り続け、気づけばどこかの歓楽街にたどり着いていた。
冷たい雨が降り始め、自身の体に降り注ぐのを感じながら寒さに震えた。歓楽街の明るさや喧騒は幼い俺にとって、恐怖と絶望を増幅させるだけだった。
ドンッ
「いってぇな!クソガキ!」
飲み屋から出てきた男と体がぶつかってしまう。その勢いで尻餅をついた僕の胸倉を男に思いきり掴まれ体が宙に浮いた。
「オイ!聞いてるのか?!お前のせいで俺の一張羅が台無しじゃねえか!!」
息が詰まるような苦しさに、小さな手で酔っ払いの手を振りほどこうと必死に足掻いたが力が及ばない。
男の息のアルコール臭さに顔を歪める。
「何だその目は?!」
歪めた俺の顔が気に触ったのか、その男が拳を握りしめ僕の顔をめがけて振り落とそうとする。その後にくるであろう衝撃に目を閉じたその時…
「何をしてる!その手をはなせ!」
柔らかい口調だが高めのよく透き通る声が路地に響き渡った。
僕は声のした方角に顔を向け恐る恐る瞼をもちあげる。
そこには僕と同じ年くらいの小奇麗な威厳をもつ少年と、その後ろに護衛として控える2人の騎士がいた。
見るからにどこかの貴族の子供である少年を前に分が悪いと酔いの冷めない頭でも理解したのか、酔っ払いの男は僕を掴んでいた手を離し逃げるように立ち去って行った。俺はそのまま地面に倒れ込み、咳きこみながら呼吸を整える。
「大丈夫?ケガはない?」
駆け寄ってきた少年に視線を向けると、先程までぼんやりとしか視界に入っていなかった少年の顔が月明かりの下ではっきりと輪郭を現す。少年は今にも泣きだしそうな悲しげな表情で微笑んでおり、その目には温かさと優しが宿っている。
「ありがとう…ありがとうございます。」
俺が辿々しく礼を述べると少年は俺の手を取り、自身のその小さな手で精一杯包み込むように握ってきた。
「君の名前は?」
「リ、リアム…」
一瞬躊躇したが素直に答えた。
「そうかリアムって言うんだね!僕の名前はヴァイオレット。君が良ければ僕の従者になってくれないか?」
その言葉に驚きを隠せず大きく目を見開いた。
俺が従者?明らかに相当な身分をもった少年からの提案に夢のような話だと思った。だがヴァイオレットと名乗る少年の眼差しから嘘偽り無い提案だとその時の俺は感じ取った。
「本当に…俺を助けてくれるの?」不安げ尋ねる。
ヴァイオレットは握っていた手に力を加え、力強くうなづいた。
「ああ、約束するよ。君はもう一人じゃない。」
俺はその言葉に涙が溢れ出た。それは不安だった気持ちからの安堵の涙なのか。今まで味わったことのない温かさと優しさに包まれ、生まれて初めて心から安心感を覚えた。雨の冷たさも、歓楽街の喧騒も、今はもう遠い過去のように気にならない。
「改めて、君が行くところが無ければ公爵家で働いてほしい。僕の従者として、君の力を貸してほしいんだ。」
「俺が公爵家で?」
身分が高いとは思ったがまさか公爵家とは…
「そうだ。君を助けるためでもあるけど、君はきっと僕を支えてくれるかけがえの無い人になると感じている。ぜひ一緒に来てほしい。」
俺は深く息を吸い込み、ヴァイオレットの手を握り返した。
「はい、よろしくお願いします。公爵家で働かせて下さい!」
俺にとってヴァイオレット様とのこの出会いはまさに運命を大きく変える始まりだった。
*
あの夜の出会いから数年が経ち、俺は血の滲む努力を経てヴァイオレット様の従者として仕えていた。お互いに信頼し合い兄弟のような絆を築けたと日々のやり取りから感じている。
そんな公爵家での生活に馴染んできていたある日、公爵家の屋敷に暗い影が落とされた。
卒業パーティーに向かったヴァイオレット様が婚約者である王太子に謂れの無い罪を着せられ、婚約破棄をされたのだ。そしてそのまま国外追放となり、その道中で盗賊に襲われ命を落としたという報せが公爵家に届いた。
その衝撃の事実に、まるで心臓を鷲掴みにされたような痛みを覚え、信じられないとその場に立ち尽くした。
「嘘だ、そんなはずがない…あのヴァイオレット様が死ぬなんて」
俺の胸中は言いようのない苦しみと後悔が渦巻いていた。頭の中にはこれまでのヴァイオレット様との思い出が次々に浮かび上がり、より胸を締め付ける。初めてヴァイオレット様と出会った雨の夜、ヴァイオレット様と共に過ごした日々の温かさ。そのすべてが、今は痛みを伴う記憶となっていた。
「ヴァイオレットさま…なぜ、なぜ私はあの場にいなかったんだ!」
後悔と自責の念に駆られる。
ヴァイオレット様をお守りすることが自分の使命とわかっていたのに、彼のお側を離れていたことで、その決定的瞬間に助けることができなかった。
『もし、あの場にいたら…ヴァイオレット様のお悩みに気づけていたら…助けられたのではないか?』夜が幾度も訪れるたび俺は何度も自問自答を繰り返した。
ヴァイオレット様の死は俺にとって耐え難い喪失であった。心が深い闇で包まれたかのように、何をしてもその痛みが和らぐことは無い。
「ヴァイオレット様、私は約束します。次の世では必ず貴方の側を離れません。今度こそ絶対に…守ってみせる」
こうして俺はヴァイオレット様との再開を信じて残りの生を歩むことを決意し、その心の奥深くにヴァイオレット様との記憶と絆を永遠に刻み込んだ。来世で再び巡り会うその日まで。
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