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5,再び交わる運命
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翌日、ついに学園生活がスタートした。
僕と春樹は学園の掲示板に張り出されるクラス表を見るべく、早めに寮を出る。
「あ、あった!同じクラスみたいだよ!」春樹が自身と僕の名前を同じクラス表の中で見つけ嬉しそうに言った。
「うん!良かった。違うクラスだったら心細くて如何しようかと思ったよ。」僕も吊られて笑顔で応えた。
ふと隣のクラス表に目を移すと、東條暁人の名前を見つけた。
どうやら彼は別のクラスみたいだ。僕は少し安堵しながらも、どこか複雑な感情を抱いていた。
前世の記憶が蘇ってから、彼の存在が気になって仕方ない。
前世の事柄ははっきり覚えているのに、なぜか幼年の頃の暁人と遊んでいた記憶は霧がかったように記憶に薄いからだ。
しかし、そんなことを考えるのに時間を費やす暇も無く学園生活は動き始める。
初日の緊張と期待が入り混じった気持ちの中、僕と春樹は教室を目指す。クラスメイトたちと挨拶を交わし、自身の席を見つけて着席したところで、担任の先生が現れた。
「皆さん、おはようございます。本日よりここでの学びが始まります。私は1年の間、担任を受けもつ廣瀬です。よろしくお願いします。」廣瀬先生はにこやかに自己紹介をし、続けて授業の流れやカリキュラムについて説明をしだした。先生は白髪混じりの髪と深いシワが特徴の穏やかな雰囲気の人だった。その雰囲気に教室の空気も柔らかくなったように感じる。
朝のホームルームで自己紹介などを終え、ついに授業が始まる時間だ。
1限目は科学で早速移動教室になっている。校内の案内も含めてクラス全員で科学室に向かう。
到着して科学室に入ると、既に担当の先生が待っていた。
後ろを向いていたその先生の顔が振り向いた瞬間、僕の心臓がドクンと跳ね上がった。
『ベネディット先生?!』僕は心の中で叫んだ。
教卓に立っていたのは、前世で婚約者と共にヴァイオレットを断罪した王宮魔道士のベネディット先生その人だった。彼は前世で、王妃教育として魔法の授業を担当し、ヴァイオレットに対して厳格な態度を崩さなかったお人だ。
過去の記憶がどんどんフラッシュバックし呼吸が浅くなっていく。
僕の心臓は激しく鼓動し、体が氷つくような感覚に襲われた。
「菫怜?」科学室の入り口でそのまま立ち尽くしていた僕に、春樹が心配そうに声をかけてきた。
「どうした?顔色悪いぞ。」
その声で我に返り、震える手で額の汗を拭う。
「ごめん、何でもないよ。」急いで返事を返したが、不安と恐怖心は拭えない。
「皆さんおはようございます。私は科学の授業を担当する櫻庭です。」櫻庭と名乗ったベネディット先生は冷静な声で挨拶をした。
早速授業に取り掛かろうと、櫻庭先生の目が教室内を見渡す。僕と目があった一瞬、櫻庭先生の目が揺らいだように見えたが気のせいだろうか。何事も無かったかのように生徒から視線を外して授業の話を始めだした。
『先生が、ここに…なぜ?』心の中で繰り返し問いかけるが、答えは返ってこない。
櫻庭先生はその後も淡々と授業を進めていたが、僕の心はずっと過去に引きずられたままで、この日は授業に集中する事ができなかった。
「そういえば今日は眼鏡かけてるんだね。目悪かったのか?」授業を終え教室に戻る道中に春樹が話しかけてくる。
「うん、少しね。でもこれでよく見えるようになったよ。」
僕は微笑んで答えたが、心の中ではその本当の理由を隠していた。
前世の記憶を思い出してからこれ以上、東條暁人と関わり合いたくないと思った。幼い頃に遊んでいた頃の僕を東條が覚えていれば、声をかけられる可能性だってある。そのため出来る限り目立たないようにしたいと思い眼鏡をかけることを選んだのだった。
「そうなんだ。眼鏡も似合ってるよ。」
春樹にそう言われ、僕は照れ臭そうに笑った。
先程まで胸中を渦巻いていた暗い感情が春樹との会話で、少し落ちつきを取り戻した。
*
授業に身が入らないまま、お昼休みを迎える。
僕達は昼食をとるため1階の食堂へ向かうことにした。
「そういえば今年の代には留学生が来てるらしいよ。すごく優秀だって噂だ。」
「へぇ、そうなんだね。」春樹の話に軽く頷き返す。
今だに櫻庭先生のことで頭がいっぱいだった僕は、その話にあまり興味を示さなかった。
食堂に着くと、すでにたくさんの生徒たちが談笑と食事を楽しんでいて賑わいを見せている。
ここの食堂はフードコートのような形式になっており、様々な種類の料理がカウンターに並んでいる。その中から好きな料理を選び、学生たちは学生証を提示する事で1食分の食事を注文する事ができるという仕組みだ。
僕と春樹も選んだ食事を受け取り、空いている席を見つけて食事を始めようと椅子に腰を降ろしたところ。突然、食堂の一角が騒がしくなる。
「何だろう?」僕と春樹はざわめく方向に顔を向けた。
どうやら騒ぎの中心には件の留学生が立っているようだ。異国の風貌と威厳ある佇まいで周囲を圧倒している。
「あ、さっき話した留学生のアルベルトだよ。」春樹が僕に顔を近づけて囁いた。
遠くに居て容貌がはっきりとは見えない。
先程までは興味をもっていなかったが、何故か無性に彼の事が気になり始める。そして彼がこちらの方に近づくにつれてその輪郭がはっきりと見えてきた。
『アルベルト…まさかクリストファー王子?』
僕が驚きに目を捲ったその時、アルベルトが入ってきた方角とは逆の入り口から東條が現れた。そして更に追い打ちをかけるかのように僕を驚かせたのは、東條の後ろを歩いている2人の顔に見覚えがあったからだ。
『もしかしてロータスとエリオットなのか?』
その姿はまさに前世で婚約者ウィルフレッドと共に私を断罪した、宰相子息のロータスと護衛騎士のエリオットである。
前世で関わりのある4人が一堂に会する光景は、まるで運命の再開を象徴するかのようだった。
「久しぶりだな、暁人!」
アルベルトが暁人に近付き挨拶を交わした。2人の間に一瞬緊張感が漂ったが、すぐに友好的に会話を始めたようだ。
4人で仲睦まじく会話をする彼らの姿は、前世で見ていた光景そのままである。
その光景を遠くから見つめていた僕は、自分の中で何かが沸々と湧き上がってくるのを感じた…前世で断罪された場面が鮮明に蘇り、心に痛みと苦しみが渦巻く。
そしてその4人の姿が仲睦まじく見えるほど、心の中には深い孤独感が同時に広がっていく。重くのしかかる感情と痛みに耐えきれなくなり、視界がだんだんとぼやけ始める。
「菫怜、どうした?…菫怜!」
春樹の呼ぶ声がする。応えたいのに声を音にして出すことが出来ない。
前世の記憶と現世の現実が交錯する中、僕はついに意識を手放した。
僕と春樹は学園の掲示板に張り出されるクラス表を見るべく、早めに寮を出る。
「あ、あった!同じクラスみたいだよ!」春樹が自身と僕の名前を同じクラス表の中で見つけ嬉しそうに言った。
「うん!良かった。違うクラスだったら心細くて如何しようかと思ったよ。」僕も吊られて笑顔で応えた。
ふと隣のクラス表に目を移すと、東條暁人の名前を見つけた。
どうやら彼は別のクラスみたいだ。僕は少し安堵しながらも、どこか複雑な感情を抱いていた。
前世の記憶が蘇ってから、彼の存在が気になって仕方ない。
前世の事柄ははっきり覚えているのに、なぜか幼年の頃の暁人と遊んでいた記憶は霧がかったように記憶に薄いからだ。
しかし、そんなことを考えるのに時間を費やす暇も無く学園生活は動き始める。
初日の緊張と期待が入り混じった気持ちの中、僕と春樹は教室を目指す。クラスメイトたちと挨拶を交わし、自身の席を見つけて着席したところで、担任の先生が現れた。
「皆さん、おはようございます。本日よりここでの学びが始まります。私は1年の間、担任を受けもつ廣瀬です。よろしくお願いします。」廣瀬先生はにこやかに自己紹介をし、続けて授業の流れやカリキュラムについて説明をしだした。先生は白髪混じりの髪と深いシワが特徴の穏やかな雰囲気の人だった。その雰囲気に教室の空気も柔らかくなったように感じる。
朝のホームルームで自己紹介などを終え、ついに授業が始まる時間だ。
1限目は科学で早速移動教室になっている。校内の案内も含めてクラス全員で科学室に向かう。
到着して科学室に入ると、既に担当の先生が待っていた。
後ろを向いていたその先生の顔が振り向いた瞬間、僕の心臓がドクンと跳ね上がった。
『ベネディット先生?!』僕は心の中で叫んだ。
教卓に立っていたのは、前世で婚約者と共にヴァイオレットを断罪した王宮魔道士のベネディット先生その人だった。彼は前世で、王妃教育として魔法の授業を担当し、ヴァイオレットに対して厳格な態度を崩さなかったお人だ。
過去の記憶がどんどんフラッシュバックし呼吸が浅くなっていく。
僕の心臓は激しく鼓動し、体が氷つくような感覚に襲われた。
「菫怜?」科学室の入り口でそのまま立ち尽くしていた僕に、春樹が心配そうに声をかけてきた。
「どうした?顔色悪いぞ。」
その声で我に返り、震える手で額の汗を拭う。
「ごめん、何でもないよ。」急いで返事を返したが、不安と恐怖心は拭えない。
「皆さんおはようございます。私は科学の授業を担当する櫻庭です。」櫻庭と名乗ったベネディット先生は冷静な声で挨拶をした。
早速授業に取り掛かろうと、櫻庭先生の目が教室内を見渡す。僕と目があった一瞬、櫻庭先生の目が揺らいだように見えたが気のせいだろうか。何事も無かったかのように生徒から視線を外して授業の話を始めだした。
『先生が、ここに…なぜ?』心の中で繰り返し問いかけるが、答えは返ってこない。
櫻庭先生はその後も淡々と授業を進めていたが、僕の心はずっと過去に引きずられたままで、この日は授業に集中する事ができなかった。
「そういえば今日は眼鏡かけてるんだね。目悪かったのか?」授業を終え教室に戻る道中に春樹が話しかけてくる。
「うん、少しね。でもこれでよく見えるようになったよ。」
僕は微笑んで答えたが、心の中ではその本当の理由を隠していた。
前世の記憶を思い出してからこれ以上、東條暁人と関わり合いたくないと思った。幼い頃に遊んでいた頃の僕を東條が覚えていれば、声をかけられる可能性だってある。そのため出来る限り目立たないようにしたいと思い眼鏡をかけることを選んだのだった。
「そうなんだ。眼鏡も似合ってるよ。」
春樹にそう言われ、僕は照れ臭そうに笑った。
先程まで胸中を渦巻いていた暗い感情が春樹との会話で、少し落ちつきを取り戻した。
*
授業に身が入らないまま、お昼休みを迎える。
僕達は昼食をとるため1階の食堂へ向かうことにした。
「そういえば今年の代には留学生が来てるらしいよ。すごく優秀だって噂だ。」
「へぇ、そうなんだね。」春樹の話に軽く頷き返す。
今だに櫻庭先生のことで頭がいっぱいだった僕は、その話にあまり興味を示さなかった。
食堂に着くと、すでにたくさんの生徒たちが談笑と食事を楽しんでいて賑わいを見せている。
ここの食堂はフードコートのような形式になっており、様々な種類の料理がカウンターに並んでいる。その中から好きな料理を選び、学生たちは学生証を提示する事で1食分の食事を注文する事ができるという仕組みだ。
僕と春樹も選んだ食事を受け取り、空いている席を見つけて食事を始めようと椅子に腰を降ろしたところ。突然、食堂の一角が騒がしくなる。
「何だろう?」僕と春樹はざわめく方向に顔を向けた。
どうやら騒ぎの中心には件の留学生が立っているようだ。異国の風貌と威厳ある佇まいで周囲を圧倒している。
「あ、さっき話した留学生のアルベルトだよ。」春樹が僕に顔を近づけて囁いた。
遠くに居て容貌がはっきりとは見えない。
先程までは興味をもっていなかったが、何故か無性に彼の事が気になり始める。そして彼がこちらの方に近づくにつれてその輪郭がはっきりと見えてきた。
『アルベルト…まさかクリストファー王子?』
僕が驚きに目を捲ったその時、アルベルトが入ってきた方角とは逆の入り口から東條が現れた。そして更に追い打ちをかけるかのように僕を驚かせたのは、東條の後ろを歩いている2人の顔に見覚えがあったからだ。
『もしかしてロータスとエリオットなのか?』
その姿はまさに前世で婚約者ウィルフレッドと共に私を断罪した、宰相子息のロータスと護衛騎士のエリオットである。
前世で関わりのある4人が一堂に会する光景は、まるで運命の再開を象徴するかのようだった。
「久しぶりだな、暁人!」
アルベルトが暁人に近付き挨拶を交わした。2人の間に一瞬緊張感が漂ったが、すぐに友好的に会話を始めたようだ。
4人で仲睦まじく会話をする彼らの姿は、前世で見ていた光景そのままである。
その光景を遠くから見つめていた僕は、自分の中で何かが沸々と湧き上がってくるのを感じた…前世で断罪された場面が鮮明に蘇り、心に痛みと苦しみが渦巻く。
そしてその4人の姿が仲睦まじく見えるほど、心の中には深い孤独感が同時に広がっていく。重くのしかかる感情と痛みに耐えきれなくなり、視界がだんだんとぼやけ始める。
「菫怜、どうした?…菫怜!」
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