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第13話 幸せな日々
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「クレア遅れるわよ」
アラームがなっても起きない私にリィナが起こしにきた。
「はぁー昨日の疲れが残ってるな」
私は身体を伸ばしてあくびをしたが、身体を節々が痛み、だるさを感じた。
「ご飯をしっかり食べて元気だしてね」
朝食には相変わらず底の黒い目玉焼きを食べる。
そして眠い目を擦りながら出勤して休憩室ににてーー。
「おはようフタバ」
「おっはクレア、おいおい余裕ある行動とやらはどうした?」
時間ぎりぎりにきた私にフタバがつっこんだ。
「勉強漬けで疲労困憊、明日は早起きするよ」
「まったく昨日の今日で思いやられるわね」
「すぐに慣れるさ、今日も頑張るぞ」
「そうね、教官さんには頑張ってもらわなきゃ、クレア」
フタバが私に何かを投げ込み、私はそれをキャッチした。
「なんだよ」
キャッチした手の中をみるとそれはエナジードリンクだった。
「ファイト」
「ありがとうフタバ」
私がフタバに礼をすると休憩室にサイジョウさんが訪れた。
「おはようクレアさん」
「おはようサイジョウさん」
「朝はいつもここにいるんですか?」
「まぁ大体は」
「邪魔じゃなかったら僕も混ぜてもらっていいかな?」
「どうぞどうぞ、クレアもウェルカムよね?」
私が答える前にフタバが言った。
「うん」
「そっかありがとう、じゃまた帰りに声かけるよ」
そういうとサイジョウさんは休憩室をあとにした。
サイジョウさんが居なくなるとフタバが私をじっと見つめて何か言いたげな表情をする。
「クレア、私サイジョウさん絶対気があると思うな」
「ただの勉強仲間だよ、馬鹿なこと言ってないで仕事にいくよ」
仕事が終わり帰りの勉強会にて、昨日リィナと予習したことが功を奏して、私は恥ずかしい思いをすることはなかった。
「驚いたな、今日は僕のほうが教られたよ。僕もまだまだ勉強が足りないな」
サイジョウさんにそう言われ、内心嬉しかったが、そこは謙遜して喜びの感情は心の奥底にしまっておいた。
「そんなことありませんよ、私なんて分からないことだらけで、予習しないと全然ついていけない」
「クレアさんって努力家なんですね」
「全然そんなことないです」
褒められ慣れてないせいか私は変に緊張してしまった。
それかれサイジョウさんと別れて帰宅した。
「ただいまリィナ」
「おかえりクレアその顔だと予習は効果的面だったみたいね」
「うん、今日は自分でも褒めてあげたいくらい、良い1日だったよ」
「そっか良かったね。ご飯出来てるわよ。クレアが頑張ってるから私も挑戦しようと思って」
テーブルの上には焼き魚が置かれており、かぐわしい香りがする。
「わー焼き魚。でも相変わらず黒いね。くすくすでもリィナつくるこげって絶妙なんだよ。少し我慢すれば食べれないこともないもん」
「それ全然褒めてないよ」
「これから二人で頑張っていけばいいじゃん。私は勉強、リィナは料理」
「そうね」
「ご飯食べたらまた勉強するんでしょ」
「うん、でも昨日の半分でいいや」
「なんで?」
「分からないことを自分で考えるのもいいかなって。それに昨日は体が応えた」
「クレア偉い、偉い」
リィナ私に抱き着き頭を撫でた。
「おいおいくっつくなよ」
こんな充実した幸せな日々が毎日続けばいいのにと私は心の底から思った。
アラームがなっても起きない私にリィナが起こしにきた。
「はぁー昨日の疲れが残ってるな」
私は身体を伸ばしてあくびをしたが、身体を節々が痛み、だるさを感じた。
「ご飯をしっかり食べて元気だしてね」
朝食には相変わらず底の黒い目玉焼きを食べる。
そして眠い目を擦りながら出勤して休憩室ににてーー。
「おはようフタバ」
「おっはクレア、おいおい余裕ある行動とやらはどうした?」
時間ぎりぎりにきた私にフタバがつっこんだ。
「勉強漬けで疲労困憊、明日は早起きするよ」
「まったく昨日の今日で思いやられるわね」
「すぐに慣れるさ、今日も頑張るぞ」
「そうね、教官さんには頑張ってもらわなきゃ、クレア」
フタバが私に何かを投げ込み、私はそれをキャッチした。
「なんだよ」
キャッチした手の中をみるとそれはエナジードリンクだった。
「ファイト」
「ありがとうフタバ」
私がフタバに礼をすると休憩室にサイジョウさんが訪れた。
「おはようクレアさん」
「おはようサイジョウさん」
「朝はいつもここにいるんですか?」
「まぁ大体は」
「邪魔じゃなかったら僕も混ぜてもらっていいかな?」
「どうぞどうぞ、クレアもウェルカムよね?」
私が答える前にフタバが言った。
「うん」
「そっかありがとう、じゃまた帰りに声かけるよ」
そういうとサイジョウさんは休憩室をあとにした。
サイジョウさんが居なくなるとフタバが私をじっと見つめて何か言いたげな表情をする。
「クレア、私サイジョウさん絶対気があると思うな」
「ただの勉強仲間だよ、馬鹿なこと言ってないで仕事にいくよ」
仕事が終わり帰りの勉強会にて、昨日リィナと予習したことが功を奏して、私は恥ずかしい思いをすることはなかった。
「驚いたな、今日は僕のほうが教られたよ。僕もまだまだ勉強が足りないな」
サイジョウさんにそう言われ、内心嬉しかったが、そこは謙遜して喜びの感情は心の奥底にしまっておいた。
「そんなことありませんよ、私なんて分からないことだらけで、予習しないと全然ついていけない」
「クレアさんって努力家なんですね」
「全然そんなことないです」
褒められ慣れてないせいか私は変に緊張してしまった。
それかれサイジョウさんと別れて帰宅した。
「ただいまリィナ」
「おかえりクレアその顔だと予習は効果的面だったみたいね」
「うん、今日は自分でも褒めてあげたいくらい、良い1日だったよ」
「そっか良かったね。ご飯出来てるわよ。クレアが頑張ってるから私も挑戦しようと思って」
テーブルの上には焼き魚が置かれており、かぐわしい香りがする。
「わー焼き魚。でも相変わらず黒いね。くすくすでもリィナつくるこげって絶妙なんだよ。少し我慢すれば食べれないこともないもん」
「それ全然褒めてないよ」
「これから二人で頑張っていけばいいじゃん。私は勉強、リィナは料理」
「そうね」
「ご飯食べたらまた勉強するんでしょ」
「うん、でも昨日の半分でいいや」
「なんで?」
「分からないことを自分で考えるのもいいかなって。それに昨日は体が応えた」
「クレア偉い、偉い」
リィナ私に抱き着き頭を撫でた。
「おいおいくっつくなよ」
こんな充実した幸せな日々が毎日続けばいいのにと私は心の底から思った。
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