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第二十一章 新たな仲間編
第65話‐1 手を繋いで並ぶだけでは前に進めない
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第65話 「手を繋いで並ぶだけでは前に進めない」
美少年達の仲間になったアポロンは、ガニュメデスと会っていた。
2人は真剣な面持ちだった。
「ガニュメデス。君も既知だろうが、ヒュアキントスとアドニスのことだ。あの2人は1万3千年前に銀河法典を犯し、罪人となった。そして今も免罪はされず処罰を保留されたままだ」
「はい…」
「あの2人は、処罰される可能性があることを知らない。私と君は何としても免罪にしたいと思っているが、彼らにはこのことは黙秘して欲しいのだ」
「僕もその方がいいと思ってました」
「彼らには残酷すぎる事実だからな。知らずにいる方が彼らのためだろう」
ヒュアキントスとアドニスは1万3千年前にアトランティス大陸で禁忌を犯した。
そして1万3千年もの間、処罰を保留されたまま眠りについていた。
もし彼らが免罪にされず処罰を受けるとすればーーー
「考えたくはないが…死刑になることはないだろう。死刑は天界では禁じられている。だが……」
「処刑場にもされている『あの星』に送られる可能性が高いですね・・・」
「そうなれば最悪の場合、1万年以上戻ってこれなくなるかもしれない…記憶をなくして輪廻を繰り返し続けることになる。そんな運命を辿らせるわけにはいかない…!!」
2人は頷き合った。
エロスを認めさせるのは簡単ではない。
だが、彼が「天界アイドルプロジェクト」に参加したのも、何かしら彼の心を動かしたに他ならない。
そうでなければ彼が動くことなど最初からないのだから。
「条件を達成すれば神格を再度与えることを許可したのだ。処罰するつもりならとっくにしているはず。彼にとって遊戯に過ぎないとしても…だ」
「はい。エロス様は辛らつなことを口では言ってますが、思うところがあるようですね」
アポロンも、ただの勢いでエロスに勝負を持ちかけたわけではない。
彼は勝算があったからこそ提案したのだ。
そして、負ける選択はないのだ。なぜなら愛する人の命運がかかっているのだからーーーー!!
美少年達の仲間になったアポロンは、ガニュメデスと会っていた。
2人は真剣な面持ちだった。
「ガニュメデス。君も既知だろうが、ヒュアキントスとアドニスのことだ。あの2人は1万3千年前に銀河法典を犯し、罪人となった。そして今も免罪はされず処罰を保留されたままだ」
「はい…」
「あの2人は、処罰される可能性があることを知らない。私と君は何としても免罪にしたいと思っているが、彼らにはこのことは黙秘して欲しいのだ」
「僕もその方がいいと思ってました」
「彼らには残酷すぎる事実だからな。知らずにいる方が彼らのためだろう」
ヒュアキントスとアドニスは1万3千年前にアトランティス大陸で禁忌を犯した。
そして1万3千年もの間、処罰を保留されたまま眠りについていた。
もし彼らが免罪にされず処罰を受けるとすればーーー
「考えたくはないが…死刑になることはないだろう。死刑は天界では禁じられている。だが……」
「処刑場にもされている『あの星』に送られる可能性が高いですね・・・」
「そうなれば最悪の場合、1万年以上戻ってこれなくなるかもしれない…記憶をなくして輪廻を繰り返し続けることになる。そんな運命を辿らせるわけにはいかない…!!」
2人は頷き合った。
エロスを認めさせるのは簡単ではない。
だが、彼が「天界アイドルプロジェクト」に参加したのも、何かしら彼の心を動かしたに他ならない。
そうでなければ彼が動くことなど最初からないのだから。
「条件を達成すれば神格を再度与えることを許可したのだ。処罰するつもりならとっくにしているはず。彼にとって遊戯に過ぎないとしても…だ」
「はい。エロス様は辛らつなことを口では言ってますが、思うところがあるようですね」
アポロンも、ただの勢いでエロスに勝負を持ちかけたわけではない。
彼は勝算があったからこそ提案したのだ。
そして、負ける選択はないのだ。なぜなら愛する人の命運がかかっているのだからーーーー!!
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