能力はツボ押し!?~逃げスキルで『とうそう』です!~

蒼華 スー

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ある日、召喚されました。

召喚達の会話。

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    私はスキルを緩やかに解き、スキルを使っていた事をバレない様にした。


    すると、彼らはこちらに気がついたみたいだ。


    王女が話しかけてきた。


    「えっと、貴方のお名前は?」


    その声で高校生達も後ろを向き、私の存在に気がついた。
    その表情は驚愕や、怪しい人を見る目付きだった。ちょっと悲しみ………。


    まぁ、名前を聞かれたら答えるのが礼儀なので、一応は答えることにした。勿論、本名でも、念を入れてステータスに表示されている偽名でも無い名前だけどね。

    「初めまして、私は彼らと同じくこちらに来た者です。お気軽にスーと呼んでください。」
    「……………えっと?スー様ですか?あの、少し質問をしても宜しいですか?」
    「いえ、出来ればこの状況を説明してからでお願いします。」
    「あっ!そ、そうでしたね。では早速説明に入らせていただきます。」


    おー。流石は王族かな?直ぐに表情を元に戻し、説明を始めたね。


    「まず、もう薄々勘づいているかと思いますが、ここはあなた方が先程までいた世界とは違う世界です。
    そして、あなた方をこちらの世界に呼んだ理由は、邪帝と呼ばれる存在を倒して欲しいからです。」


    うん。やっぱり。あーあ。これって召喚した奴らに戦って死ねと言っている様なものなのにね。その事に気がついているのかどうなのか………。


    王子がそれに続いて話しはじめる。


    「勝手な願いだとは思いますが、どうか力を貸してください。」


    その声に、世羅って奴が呟いた。


    「あっ、これってあれじゃね?ラノベ的な。」
    「あー。異世界召喚ってやつ?」
    「倉咲ちゃん知っているの?じゃあ、黒瀬くんは?」
    「……………少し。」
    「そっかー。」


    うん。どうやら四人のうち三人はこの状況を理解出来たみたいだな。
    さて、どうなるかな?


    「ここまでで質問はありますか?」


    王子がそう聴き、世羅が答える。


    「とりあえず、ヴァロッカ?様に聞くことはありません。ですが、貴方には聞きたいことがあります。確か、スーさん?でしたよね?
    あなたは何故、お面を付けているんだ?」


    ……………何故今、私の事を聞いてきた!?
    まぁ、いいや。


    「……………ハッキリ言ってしまうと、ここが何処かも、どんな場所なのかも知らないからだね。」


    それの答えに王女が質問をしてきた。


    「……………それは、わたくし達が信用出来ていないから………ですよね?」
    「気分を害したのなら謝ります。ですが、急に自分の生活から引き離されて、その引き離した張本人達を直ぐに信用しろというのは難しいです。」


    というか、絶対無理だからね?なんで人攫いを今すぐ信用しなくちゃいけないんだ?


    それに王子が答える。


    「それもそうですね。謝ります。申し訳ございませんでした。ですが、こちらも必死なのです。どうか力を貸してください。」
    「ヴァロッカ様!顔を上げてください。」


    護衛だと思われる人が言う。


    「わたくしからも謝ります。申し訳ありませんでした。ですが、我々は今とてつもなく危険な状況なのです。どうか力を貸してください!」


    そうして王女も頭を下げた。


    「ユリシア様まで!お顔をお上げください!!!」


    近くにいた女騎士が声を上げ、王女の近くにかけよった。


    はぁー。……………なんかめんどくさい事になりそうだな。
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